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側に居させて
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「えっ!?幽霊?」
目の前に、悠人に似た人がいて
「透子」
動くことができなかった。
目の前にきて
「透子、俺来てよかった?」
言葉が出ない。
やっぱり悠人だ。
前よりもかなり痩せて、大人ぽくなっている。
「…悠人なの?」
「ほんと、迷惑かけたね。ほんとにごめん」
涙で一杯で見ることができなかった。
「俺、透子の前に現れてよかった?今透子は幸せにしてもらってる人いる?」
「ゆ、悠人ー!!」
悠人に抱きつき、ただ泣くしかなかった。
「…透子」
周りに見られてたけど、私はもう大声で泣いていた。
悠人がいる。それだけでもう心がはち切れそうだった。
「透子、色々話したいんだけど時間ある?」
私は頷き
「どうしよう?お店とかいく?」
わたしは
「うちにきて」
と言って、家に連れてきた。
「透子、キレイになったな。」
わたしはまだ信じられなでいて、言葉に出すことが出来なくって
「あれからのこと話したいんだけどいいかな?」
「う、うん」
「俺は意識不明のまま二年半眠ってたんだ。意識を取り戻したときは、自分でもそんな歳月が流れてたなんて思いもしなかった。すぐに透子に電話したかったが、既に解約されてて連絡ができなかった。事務所の人に透子が来なかったか聞いたんだが…」
寂しい顔して
「誰も来なかったと言われた。」
「えっ!?」
そんな、あんなに何度も…
「でも、透子は来てるんじゃないかとずっと思ってて、しばらくして違うスタッフに聞いたんだ。そしたら数人ファンの人がきて、私が恋人だと言ってたときいて、その中に透子がいると思った。中でもしつこいくらい来るストーカーがいて、終始つかないから弁護士を通して誓約書を書かせたことがあるとも聞いて、それを見せてもらったら、透子の名前があって」
悠人は申し訳なさそうに
「本当にごめん、そんな思いしてたなんて…、俺は透子を探そうとしたが事務所のスタッフが調べてくれて、今は結婚してると聞いて…」
「あっ…」
「俺のこと忘れて、結婚してるなら諦めるしかないと、ずっと透子辛かっただろうし、疲れたのかもだから、新しい幸せを選んだのなら、諦めるしかないと思うようにしてた。」
悠人がつらそうに言ってるのを聞いてこっちまで辛くなってきて、涙がまた出てしまった。
「仕事も復帰できないので、退院してもマネージャーみたいなスケジュール管理の仕事をメインにしてて、俺どうしよう?て思ったときに、やっぱり1度でいいから透子に会いたいと思って、それで透子のことどこにいるか、悪いと思ったけど興信所で調べてもらったんだ。そしたら離婚してるって聞いて、住所もこの辺だからストーカーになっちまったけど駅で待ち伏せしてた。」
「…うん」
「俺とは違う生活なのは解ってる。でも透子に1度でもいいから会いたかった」
「ゆ、悠人」
「うん?」
「私最低なの。悠人はもう戻ってこないからずっと待っててもダメだと思ってお見合いして結婚した。彼は優しくっていい人で幸せだった。でも…私達は本当に好きな人のことは蓋をしてた。彼もずっと好きな人がいて、結ばれるのが難しい人で、そして私もいつも悠人と比べていた。彼には難しくっても本当に好きな人のことろに行ってほしくって離婚を決めた」
「透子…」
「私は、やっぱり悠人が好きで、でも2度と現れないのわかってるから、いつか悠人を忘れるくらいの人が現れるまで恋愛はもうしないって!もしかしたら一生独身かもだけど、それでもいっか!って」
「…俺、居てもいいの?」
「わたし、悠人がそんなことになってると知らず、結婚したんだよ!そんな私が悠人にそんなこと言ってくれる資格ないよ」
「いや、スタッフがあんな酷いことしなければ…」
「そんなことない!それでも悠人のことずっと信じて待つことだってできたはず。それなのに私疲れちゃって諦めちゃって…、そう思うと悠人にそんなこと言ってもらえる人間じゃない!」
「透子!」
キツく抱きしめられて
「結婚しよう」
「えっ!?」
「透子、俺のせいで辛い思いして…、俺そんなこと全く思ってないよ。むしろそこまで追い詰めさせて…、ごめん」
悠人はやっぱり悠人で、私の知ってる悠人で
「透子、俺たち半年しか付き合ってなかったけど、でもずっとおもってきてた。俺たちずっと好きだったんだよ」
「…うん」
「透子、俺のお嫁さんになって!」
「私、バツイチだよ!」
「それなの関係ないよ」
「側に居させて」
「はい」
私達はしばらく抱き合って、ただお互い顔をみては、笑みをし、そして抱き合うの繰り返しをしていた。
目の前に、悠人に似た人がいて
「透子」
動くことができなかった。
目の前にきて
「透子、俺来てよかった?」
言葉が出ない。
やっぱり悠人だ。
前よりもかなり痩せて、大人ぽくなっている。
「…悠人なの?」
「ほんと、迷惑かけたね。ほんとにごめん」
涙で一杯で見ることができなかった。
「俺、透子の前に現れてよかった?今透子は幸せにしてもらってる人いる?」
「ゆ、悠人ー!!」
悠人に抱きつき、ただ泣くしかなかった。
「…透子」
周りに見られてたけど、私はもう大声で泣いていた。
悠人がいる。それだけでもう心がはち切れそうだった。
「透子、色々話したいんだけど時間ある?」
私は頷き
「どうしよう?お店とかいく?」
わたしは
「うちにきて」
と言って、家に連れてきた。
「透子、キレイになったな。」
わたしはまだ信じられなでいて、言葉に出すことが出来なくって
「あれからのこと話したいんだけどいいかな?」
「う、うん」
「俺は意識不明のまま二年半眠ってたんだ。意識を取り戻したときは、自分でもそんな歳月が流れてたなんて思いもしなかった。すぐに透子に電話したかったが、既に解約されてて連絡ができなかった。事務所の人に透子が来なかったか聞いたんだが…」
寂しい顔して
「誰も来なかったと言われた。」
「えっ!?」
そんな、あんなに何度も…
「でも、透子は来てるんじゃないかとずっと思ってて、しばらくして違うスタッフに聞いたんだ。そしたら数人ファンの人がきて、私が恋人だと言ってたときいて、その中に透子がいると思った。中でもしつこいくらい来るストーカーがいて、終始つかないから弁護士を通して誓約書を書かせたことがあるとも聞いて、それを見せてもらったら、透子の名前があって」
悠人は申し訳なさそうに
「本当にごめん、そんな思いしてたなんて…、俺は透子を探そうとしたが事務所のスタッフが調べてくれて、今は結婚してると聞いて…」
「あっ…」
「俺のこと忘れて、結婚してるなら諦めるしかないと、ずっと透子辛かっただろうし、疲れたのかもだから、新しい幸せを選んだのなら、諦めるしかないと思うようにしてた。」
悠人がつらそうに言ってるのを聞いてこっちまで辛くなってきて、涙がまた出てしまった。
「仕事も復帰できないので、退院してもマネージャーみたいなスケジュール管理の仕事をメインにしてて、俺どうしよう?て思ったときに、やっぱり1度でいいから透子に会いたいと思って、それで透子のことどこにいるか、悪いと思ったけど興信所で調べてもらったんだ。そしたら離婚してるって聞いて、住所もこの辺だからストーカーになっちまったけど駅で待ち伏せしてた。」
「…うん」
「俺とは違う生活なのは解ってる。でも透子に1度でもいいから会いたかった」
「ゆ、悠人」
「うん?」
「私最低なの。悠人はもう戻ってこないからずっと待っててもダメだと思ってお見合いして結婚した。彼は優しくっていい人で幸せだった。でも…私達は本当に好きな人のことは蓋をしてた。彼もずっと好きな人がいて、結ばれるのが難しい人で、そして私もいつも悠人と比べていた。彼には難しくっても本当に好きな人のことろに行ってほしくって離婚を決めた」
「透子…」
「私は、やっぱり悠人が好きで、でも2度と現れないのわかってるから、いつか悠人を忘れるくらいの人が現れるまで恋愛はもうしないって!もしかしたら一生独身かもだけど、それでもいっか!って」
「…俺、居てもいいの?」
「わたし、悠人がそんなことになってると知らず、結婚したんだよ!そんな私が悠人にそんなこと言ってくれる資格ないよ」
「いや、スタッフがあんな酷いことしなければ…」
「そんなことない!それでも悠人のことずっと信じて待つことだってできたはず。それなのに私疲れちゃって諦めちゃって…、そう思うと悠人にそんなこと言ってもらえる人間じゃない!」
「透子!」
キツく抱きしめられて
「結婚しよう」
「えっ!?」
「透子、俺のせいで辛い思いして…、俺そんなこと全く思ってないよ。むしろそこまで追い詰めさせて…、ごめん」
悠人はやっぱり悠人で、私の知ってる悠人で
「透子、俺たち半年しか付き合ってなかったけど、でもずっとおもってきてた。俺たちずっと好きだったんだよ」
「…うん」
「透子、俺のお嫁さんになって!」
「私、バツイチだよ!」
「それなの関係ないよ」
「側に居させて」
「はい」
私達はしばらく抱き合って、ただお互い顔をみては、笑みをし、そして抱き合うの繰り返しをしていた。
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