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4 魔物登場! 第5王子を守れ!
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俺は気を取り直して男に向き合った。やはりファイブは美形で見ていると落ち着かない。
「アッシュ王国はサンゴ山を通らなくてはいけない。サンゴ山は魔物も出る危険な地帯なので、細心の注意を払わなければならないが…。なるべく危険スポットを通らずに護衛したいと思う」
ファイブに説明すると、彼はなるほどという顔をした。
俺は通るルートを一通り説明する。その時じいっと見詰められ、かなりソワソワとした。どうしてそんなに見詰めてくるのか気になったが、俺はなるべく気にしないように務めた。相手はこのソーシード王国の第5王子なのだ。失礼のないようにしなくてはいけない。
「移動するが何か質問はあるか?」
俺の言葉にファイブはニヤニヤと笑った。
美形はそれすらも綺麗で様になっている。
「アレク、恋人はいるのか?」
「は?」
特に護衛とは関係のないことを問われ、俺は目を瞬く。
「こ・い・び・とはいるのか?」
再度問われて、俺は答える。
「それが今回の護衛と何の関係が…?」
「俺と友好を深めるのには必要がある」
「はぁ…」
なるほど、と頷いたが何の必要があるというのだろう。
「いないが…」
取り敢えず答えが、ファイブの顔がさらにニヤついたものになる。何となくだが、嫌な予感がした。
「じゃあ、処女か」
「しょ…?!」
――全年齢のゲームのキャラが言う事か?!
しかも童貞ではなく、処女とは。
――俺が受けという前提ではないか!
俺は顔を真っ赤にした。怒りと羞恥の感情が同時に湧いた。ファイブは嘲るようにこちらを見ている。俺はもう28歳なので、その言葉は知っているが、ゲームをやっている人の中には知らないのではないかという爆弾発言をされて慌てていた。俺は混乱して顔を真っ赤にしながら大声で叫ぶ。
「無礼な! 初対面で聞くことでないだろう!」
セクハラと言われる発言ではないか?と俺は憤る。
「そうか? ここでは大切な事だろう」
「――からかうのもいい加減にして下さい。貴方は紛れもなく第5王子なのですよ? 少しは身の振り方を気にした方がいいと思います」
「お前は俺の母親か? …まあ、俺が民の前で話すことはないだろうがな」
「え?」
不意に出た言葉に俺は思わずファイブを見た。
ファイブは諦めたような、悲しい顔をしていた。どこか自分を諦めている表情をされ、俺は驚きの声を上げる。どういうことか聞こうとしたが、ファイブが口を開く。
「取り敢えず出るか。今から行けば夜にはサンゴ山を超えることが出来るだろう」
「あ…はい…」
気になったが、ファイブの言った言葉の意味を深く聞くことは出来なかった。
俺とファイブは塔を出た。朝の日差しが眩しい。
「ところでファイブの馬はどこに…」
「あぁ、今呼ぶ」
俺の疑問をファイブは指1つで答えを出した。パチン、と指で音を鳴らすと目の前に茶色の毛並みの綺麗な馬が出て来た。
「うわっ!」
驚きの声を上げる俺を置いて、ファイブはぶるる…と鳴く馬に素早く乗る。乗馬にも慣れた様子で俺はつい見詰めてしまう。慌てて俺もディスティニーに乗った。
「今のはどんな魔法を…?」
俺の疑問にファイブは鼻で笑った。
「さぁな」
ニヤニヤと笑ったファイブに俺は「こんな魔法もあるのか…」と感心していた。
だが、ファイブの今やったことは魔法でも何でもなく、ただ指で馬を呼んだと知ったのは、それからしばらく経ってからのことだった。
それから俺たち2人+1匹のアッシュ王国への旅が始まった。
どうしてファイブがアッシュ王国に行くかどうかの理由は聞いていない。俺には彼がどうしてアッシュ王国に行くかも気になった。だが、何となく聞けないでいた。それに、ファイブがちょくちょく俺に対し俺個人へのプライベートを探る質問をしてきた。
どんな趣味を持っている? 好きな食べ物は? どこに住んでいる? どんな男が好き?――そんな聞いて楽しいのか?と疑問に思う事ばかりのことを聞いてくるのだ。
剣の稽古。りんご。ソーシード騎士の寮。知らない。――そう簡潔に答え、俺はファイブとの会話をした。
俺もファイブに対して気になった事を聞いて、しばらくの間旅を進んでいった。
その髪は地毛? その肌は遺伝? 何故あんな場所に住んでいる? ――などなど。それにファイブは笑顔で答えていく。
地毛。遺伝。物心つく頃から居たから理由は分からない。――と、ファイブは隠さず答えた。
――聞くたびに「何故そんな事を聞く? 俺が気になるのか?」と言われてうっとうしかった。
馬で移動していき、順調に進んでいく。昼になって、休憩と昼食を取ることになった。街のレストランで食べ、腹を満たす。
ファイブの珍しい見た目と美しい顔立ちと相まって彼は注目の的だった。ファイブは特に気にする様子もなく、食事をしていた。流石は王族というべきか、彼の食事の仕方は綺麗な所作だった。小さな頃から教育を受けていたと分かるもので、つい俺はその様子を見てしまう。
俺もそんな風に綺麗に食べられたら、と思った。
ソーシード騎士として、恥のない所作でいなければならない。ナンバー2であるなら尚更だ。
食事を終えて、俺たちは旅を再開した。
どんどんと進んでいき、サンゴ山に入る頃には夕方になっていた。これなら何とか夜前にはサンゴ山を通ることが出来るかもしれない。夜の暗い道を進むのは危険すぎるのだ。出来ることなら、そんな事になるのは避けたい。俺は気合を入れて、隣に居るファイブを見た。
彼は特に疲れた様子もなく、涼しい表情だった。
――俺は疲れているのに凄いな…。
剣にいるセーブたんでさえ、疲れた顔をしているというのに。体力が違うのかもしれない。
俺たちは「魔物注意」と書かれた看板を横目に見つつ、サンゴ山に入山した。
このナイトオブナイトの世界には魔物が存在する。大きさは大小様々で100メートルの巨大なものから1ミリの小さいものまでいる。人間に害を与えるものから無害のものまで様々だ。このサンゴ山には害を与える魔物が多くいることで有名だ。
気を引き締めて俺は、愛剣をそっと触る。ディスティニーがぶるる…と鳴いたので、撫でてやった。サンゴ山に感じる魔の気配に気が立ったのかもしれない。俺は「大丈夫だ」と声をかけ、先に進んでいく。俺の任務はこの第5王子の護衛だ。
それはしっかりと行わなければいけない。
しばらく進んでいったところだった。
がさっ――。ディスティニーが盛り上がった土の上の落ち葉を踏んだ瞬間だった。
「ぴぎゃー!」
「ぶるるっ!」
「――ディスティニー!」
ディスティニーが足を上げて大きく鳴く。同時に目の前に顔ぐらいの大きさの蜂型の魔物が、鳴き声を上げて飛び出してきた。どうやら今ディスティニーが踏んだ場所は、この魔物の住処だったらしい。ぶんぶんと飛び回った魔物は、あっという間に大量の仲間が出てきて俺たちを囲んだ。
「スピナーだ、ファイブ気を付けろ。こいつの針は猛毒だ!」
「あぁ。知っている。凄い数だな」
『ひ~! お助け~!』
セーブたんが悲鳴を上げて俺にくっ付いてきた。ハッキリ言って邪魔だった。だが、怖いのだろう。ぷるぷると震えて、俺にしがみ付く姿は庇護欲を刺激する。ここまで怖がるのも無理はない。こんな大きな蜂型の魔物――『スピナー』が20匹も目の前に居るのだから。
スピナーは攻撃性が高い危険な魔物だ。尻にある大きな針は猛毒で、刺されれば激痛が走り、最悪の場合死に至る危険なものだ。群れで行動する前世にいた蜂と同じような習性がある。俺の黒髪に反応し、一斉に俺に襲いかかってくる。俺は剣を振りかざし、スピナーに切りかかった。
「はっ」
「ぴぎゃ~!」
ディスティニーが的確に動き回りスピナーの攻撃を避けながら、俺はスピナーに攻撃する。スピナーの断末魔がサンゴ山に木霊する。
――流石は俺の愛馬!
俺がそうディスティニーを誉めた瞬間だった。
『危ない!』
セーブたんの声が俺の鼓膜に響く。
いつの間にか1匹のスピナーが俺の背後に回っていた。全ての動きがスローモーションに見える。
――あれ、これってやばいやつ?
俺が覚悟を決めた瞬間だった。
「ぴぎゃっ」
目の前に居たスピナーが真っ二つになって地面に落ちる。横を見ると手を伸ばした状態のファイブが冷たい目をして、死んだスピナーを見詰めていた。その冷え切った表情にゾッとする。どうやら魔法を出して俺の事を守ってくれたようだった。
「俺のアレクを攻撃するとはいい度胸じゃないか」
「……あ、有難う」
――俺のアレクとはどういう意味だ?
俺は疑問になりながら礼を言った。
「これくらいどうってことはない。――まだ居るぞ、気を抜くな」
「あ…、はいっ」
俺は言われて剣を握り直す。
まだ目の前には10匹程スピナーが飛び回っている。虎視眈々とこちらを狙っているスピナーに向き合う。ファイブが腕を振り下ろすと、紫色のビームのような魔法が手から飛び出しスピナーを攻撃した。スピナーは甲高い鳴き声を発し、地面に落ちていく。
俺も負けじと剣を振り下ろし、魔物を攻撃したのだった。
「アッシュ王国はサンゴ山を通らなくてはいけない。サンゴ山は魔物も出る危険な地帯なので、細心の注意を払わなければならないが…。なるべく危険スポットを通らずに護衛したいと思う」
ファイブに説明すると、彼はなるほどという顔をした。
俺は通るルートを一通り説明する。その時じいっと見詰められ、かなりソワソワとした。どうしてそんなに見詰めてくるのか気になったが、俺はなるべく気にしないように務めた。相手はこのソーシード王国の第5王子なのだ。失礼のないようにしなくてはいけない。
「移動するが何か質問はあるか?」
俺の言葉にファイブはニヤニヤと笑った。
美形はそれすらも綺麗で様になっている。
「アレク、恋人はいるのか?」
「は?」
特に護衛とは関係のないことを問われ、俺は目を瞬く。
「こ・い・び・とはいるのか?」
再度問われて、俺は答える。
「それが今回の護衛と何の関係が…?」
「俺と友好を深めるのには必要がある」
「はぁ…」
なるほど、と頷いたが何の必要があるというのだろう。
「いないが…」
取り敢えず答えが、ファイブの顔がさらにニヤついたものになる。何となくだが、嫌な予感がした。
「じゃあ、処女か」
「しょ…?!」
――全年齢のゲームのキャラが言う事か?!
しかも童貞ではなく、処女とは。
――俺が受けという前提ではないか!
俺は顔を真っ赤にした。怒りと羞恥の感情が同時に湧いた。ファイブは嘲るようにこちらを見ている。俺はもう28歳なので、その言葉は知っているが、ゲームをやっている人の中には知らないのではないかという爆弾発言をされて慌てていた。俺は混乱して顔を真っ赤にしながら大声で叫ぶ。
「無礼な! 初対面で聞くことでないだろう!」
セクハラと言われる発言ではないか?と俺は憤る。
「そうか? ここでは大切な事だろう」
「――からかうのもいい加減にして下さい。貴方は紛れもなく第5王子なのですよ? 少しは身の振り方を気にした方がいいと思います」
「お前は俺の母親か? …まあ、俺が民の前で話すことはないだろうがな」
「え?」
不意に出た言葉に俺は思わずファイブを見た。
ファイブは諦めたような、悲しい顔をしていた。どこか自分を諦めている表情をされ、俺は驚きの声を上げる。どういうことか聞こうとしたが、ファイブが口を開く。
「取り敢えず出るか。今から行けば夜にはサンゴ山を超えることが出来るだろう」
「あ…はい…」
気になったが、ファイブの言った言葉の意味を深く聞くことは出来なかった。
俺とファイブは塔を出た。朝の日差しが眩しい。
「ところでファイブの馬はどこに…」
「あぁ、今呼ぶ」
俺の疑問をファイブは指1つで答えを出した。パチン、と指で音を鳴らすと目の前に茶色の毛並みの綺麗な馬が出て来た。
「うわっ!」
驚きの声を上げる俺を置いて、ファイブはぶるる…と鳴く馬に素早く乗る。乗馬にも慣れた様子で俺はつい見詰めてしまう。慌てて俺もディスティニーに乗った。
「今のはどんな魔法を…?」
俺の疑問にファイブは鼻で笑った。
「さぁな」
ニヤニヤと笑ったファイブに俺は「こんな魔法もあるのか…」と感心していた。
だが、ファイブの今やったことは魔法でも何でもなく、ただ指で馬を呼んだと知ったのは、それからしばらく経ってからのことだった。
それから俺たち2人+1匹のアッシュ王国への旅が始まった。
どうしてファイブがアッシュ王国に行くかどうかの理由は聞いていない。俺には彼がどうしてアッシュ王国に行くかも気になった。だが、何となく聞けないでいた。それに、ファイブがちょくちょく俺に対し俺個人へのプライベートを探る質問をしてきた。
どんな趣味を持っている? 好きな食べ物は? どこに住んでいる? どんな男が好き?――そんな聞いて楽しいのか?と疑問に思う事ばかりのことを聞いてくるのだ。
剣の稽古。りんご。ソーシード騎士の寮。知らない。――そう簡潔に答え、俺はファイブとの会話をした。
俺もファイブに対して気になった事を聞いて、しばらくの間旅を進んでいった。
その髪は地毛? その肌は遺伝? 何故あんな場所に住んでいる? ――などなど。それにファイブは笑顔で答えていく。
地毛。遺伝。物心つく頃から居たから理由は分からない。――と、ファイブは隠さず答えた。
――聞くたびに「何故そんな事を聞く? 俺が気になるのか?」と言われてうっとうしかった。
馬で移動していき、順調に進んでいく。昼になって、休憩と昼食を取ることになった。街のレストランで食べ、腹を満たす。
ファイブの珍しい見た目と美しい顔立ちと相まって彼は注目の的だった。ファイブは特に気にする様子もなく、食事をしていた。流石は王族というべきか、彼の食事の仕方は綺麗な所作だった。小さな頃から教育を受けていたと分かるもので、つい俺はその様子を見てしまう。
俺もそんな風に綺麗に食べられたら、と思った。
ソーシード騎士として、恥のない所作でいなければならない。ナンバー2であるなら尚更だ。
食事を終えて、俺たちは旅を再開した。
どんどんと進んでいき、サンゴ山に入る頃には夕方になっていた。これなら何とか夜前にはサンゴ山を通ることが出来るかもしれない。夜の暗い道を進むのは危険すぎるのだ。出来ることなら、そんな事になるのは避けたい。俺は気合を入れて、隣に居るファイブを見た。
彼は特に疲れた様子もなく、涼しい表情だった。
――俺は疲れているのに凄いな…。
剣にいるセーブたんでさえ、疲れた顔をしているというのに。体力が違うのかもしれない。
俺たちは「魔物注意」と書かれた看板を横目に見つつ、サンゴ山に入山した。
このナイトオブナイトの世界には魔物が存在する。大きさは大小様々で100メートルの巨大なものから1ミリの小さいものまでいる。人間に害を与えるものから無害のものまで様々だ。このサンゴ山には害を与える魔物が多くいることで有名だ。
気を引き締めて俺は、愛剣をそっと触る。ディスティニーがぶるる…と鳴いたので、撫でてやった。サンゴ山に感じる魔の気配に気が立ったのかもしれない。俺は「大丈夫だ」と声をかけ、先に進んでいく。俺の任務はこの第5王子の護衛だ。
それはしっかりと行わなければいけない。
しばらく進んでいったところだった。
がさっ――。ディスティニーが盛り上がった土の上の落ち葉を踏んだ瞬間だった。
「ぴぎゃー!」
「ぶるるっ!」
「――ディスティニー!」
ディスティニーが足を上げて大きく鳴く。同時に目の前に顔ぐらいの大きさの蜂型の魔物が、鳴き声を上げて飛び出してきた。どうやら今ディスティニーが踏んだ場所は、この魔物の住処だったらしい。ぶんぶんと飛び回った魔物は、あっという間に大量の仲間が出てきて俺たちを囲んだ。
「スピナーだ、ファイブ気を付けろ。こいつの針は猛毒だ!」
「あぁ。知っている。凄い数だな」
『ひ~! お助け~!』
セーブたんが悲鳴を上げて俺にくっ付いてきた。ハッキリ言って邪魔だった。だが、怖いのだろう。ぷるぷると震えて、俺にしがみ付く姿は庇護欲を刺激する。ここまで怖がるのも無理はない。こんな大きな蜂型の魔物――『スピナー』が20匹も目の前に居るのだから。
スピナーは攻撃性が高い危険な魔物だ。尻にある大きな針は猛毒で、刺されれば激痛が走り、最悪の場合死に至る危険なものだ。群れで行動する前世にいた蜂と同じような習性がある。俺の黒髪に反応し、一斉に俺に襲いかかってくる。俺は剣を振りかざし、スピナーに切りかかった。
「はっ」
「ぴぎゃ~!」
ディスティニーが的確に動き回りスピナーの攻撃を避けながら、俺はスピナーに攻撃する。スピナーの断末魔がサンゴ山に木霊する。
――流石は俺の愛馬!
俺がそうディスティニーを誉めた瞬間だった。
『危ない!』
セーブたんの声が俺の鼓膜に響く。
いつの間にか1匹のスピナーが俺の背後に回っていた。全ての動きがスローモーションに見える。
――あれ、これってやばいやつ?
俺が覚悟を決めた瞬間だった。
「ぴぎゃっ」
目の前に居たスピナーが真っ二つになって地面に落ちる。横を見ると手を伸ばした状態のファイブが冷たい目をして、死んだスピナーを見詰めていた。その冷え切った表情にゾッとする。どうやら魔法を出して俺の事を守ってくれたようだった。
「俺のアレクを攻撃するとはいい度胸じゃないか」
「……あ、有難う」
――俺のアレクとはどういう意味だ?
俺は疑問になりながら礼を言った。
「これくらいどうってことはない。――まだ居るぞ、気を抜くな」
「あ…、はいっ」
俺は言われて剣を握り直す。
まだ目の前には10匹程スピナーが飛び回っている。虎視眈々とこちらを狙っているスピナーに向き合う。ファイブが腕を振り下ろすと、紫色のビームのような魔法が手から飛び出しスピナーを攻撃した。スピナーは甲高い鳴き声を発し、地面に落ちていく。
俺も負けじと剣を振り下ろし、魔物を攻撃したのだった。
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