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第一章 追放された召喚師編
第11話 冒険者になろう
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盗賊と誤解されて僕たちは砦から離れた。折角森から出たのにまた森に入ることになってしまった。
「これからどうするにゃ?」
「う~ん……このままだと砦から先にいけないよね。とりあえず盗賊の問題が解決してくれないと疑われたままだ」
逆に言えば盗賊の問題が解決できれば問題なく国境を越えられるかもしれない。
「――近くの町を目指そう」
「え? 大丈夫かにゃ……」
提案するとフェレスが耳を倒して声を細めた。安心させるために話を続ける。
「この近くの町ならまだ手配書が回ってない可能性が高いと思う。それで問題なさそうならフェレスが言っていたように冒険者登録するよ」
「え! 冒険者になるにゃ?」
僕の発言にフェレスが反応を見せた。少し嬉しそうにも見える。
「うん。ここで冒険者になって盗賊の情報も掴んでおきたい。それで可能なら――僕とフェレスで盗賊退治なんてどう?」
「え? 盗賊をにゃ?」
僕の発言にフェレスがどうして? といいたげに目をパチクリさせた。
「そう。ここで盗賊を退治するのは国境を抜けやすくする為。やっぱり何かしら理由があったほうが許可は出やすいだろうし冒険者なら国をまたいでの組織だから越境しやすいよね。その上で盗賊を退治出来れば功績が評価されて許可が貰えやすくなるんじゃないかなってそう思うんだ」
僕もそこまで冒険者に詳しいわけじゃないけど召喚師の中にも冒険者になった人はいるから、多少の知識はある。
だからこその提案だ。もっとも目の前のフェレスは現役の冒険者だ。問題があれば教えてくれるだろう。
「そうかにゃ。確かにそれなら無理は通しやすくなると思う……マークすごいにゃ!」
逆に褒められることになった。とは言え異論は無いようなので盗賊退治を念頭に近くの町に向かうことにした。街道沿いに進めば町までの道標があるからそれを頼った形だ。
さて、町が見えてきた。勿論既に手配書が回っていたなら他の手を考える必要があるけど――
「なるほど冒険者のフェレスとその連れってわけだな。丁度町では厄介事に見舞われていてな冒険者は大歓迎だ」
そう町の門番から言われた。一応少しでも怪しそうならすぐに逃げようとお互い認識していたけど良かった。この様子なら予想通りフェレスの手配書はまだ回ってきてないようだ。
そして厄介事というのはほぼ間違いなく盗賊の事だろう。
「でもよく考えたら盗賊を二人だけで退治出来るかにゃ?」
無事町に入った後、フェレスが不安そうに口にした。さっきまでは勢いで納得仕掛けていたようだけど、やっぱりそこが懸念材料になるか。
「前の戦いを見る限りフェレスは遠距離での戦いが得意なんだよね?」
「そうにゃ。スリングショットとブーメランを使った戦い方がメインにゃ」
中々に頼もしい。それに遠距離攻撃が可能なら盗賊の射程外から一方的に倒すことも可能だろう。
「それなら僕の標識召喚と組み合わせればなんとかなるかもしれない。勿論規模にもある程度左右されるけど……」
とは言え最近になって現れた盗賊がそこまで多いとは考えられない。荷を奪って生活を賄うような暮らしだと自然と維持できる人数に限界が出てくるからだ。
この辺りを拠点に活動する盗賊ってことを考えると数十人ぐらいはいたとしても百人を超えるような規模は考えられないと思う。
とにかく僕たちには時間がない。町をのんびり見ている暇もない為、すぐに冒険者ギルドに向かった。
ギルドに入ってからはフェレスに依頼が纏めて貼られている掲示板をチェックしてもらった。
その間に受付嬢の立っているカウンターに向かう。
「はい。冒険者になりたいのですね――」
受付嬢に冒険者になりたいと告げると自分に何が出来るか聞かれた。ただここでは召喚魔法が使えることは伏せておきたかった。
だから手っ取り早く済ますために途中で狩った獣の死体をそっと預かり所から出して見せることにする。
「すごい! これを貴方が?」
「はい。それで可能なら素材も買い取って欲しいのっですが可能ですか?」
「勿論。ただ解体されてないようなので解体料は差し引く形になりますが」
そう。僕は解体が出来ない。だけどギルドに専属の職人がいるからお願いして解体してもらった上で素材だけ買い取ってもらえる。
「それでお願いします。あの、それで登録は?」
「はい。これだけの腕があるなら文句なしですね。冒険者証を発行しますね」
良かった。獣を狩っていたことが実績として扱われた。冒険者証と素材の買取金額として大銀貨三枚と銀貨六枚を受け取った。
ふぅ。これでとりあえずはお金が出来たな。僕は掲示板を見ていたフェレスに声を掛ける。
「冒険者登録終わったよ」
「やったにゃ♪」
フェレスが耳をピコピコさせて喜んでくれた。こういった仕草が可愛い。尻尾も揺れてるし。
「それで盗賊の件はどうかな?」
「あったにゃ。しかも条件問わずの大型依頼にゃ。個別に受ける必要はなくて、盗賊を倒す、アジトの情報を掴むなどで報酬が貰える仕組みにゃ」
なるほど。被害が顕著に出てきている状況だと条件を付けて個別に依頼を受けるやり方は非効率だ。
だからこういった形でどんな冒険者でも盗賊に対処出来れば報酬を出すという形にしてるのか。
「だけどこれを見ると盗賊がどこを根城にしているかまでは詳しくわかってないようだにゃ。一応盗賊が現れた場所は地図に記されているけどにゃ」
フェレスに聞いて僕も掲示板とは別に資料として用意されている周辺の地図を見た。盗賊の出た場所にドクロマークが記されている。
「これは南西のこの辺りが特に多いみたいだね」
「そうにゃ。だからそこの近くかもと思うけどそれでも範囲が広いにゃ」
確かに。でもそれなら――
「これからどうするにゃ?」
「う~ん……このままだと砦から先にいけないよね。とりあえず盗賊の問題が解決してくれないと疑われたままだ」
逆に言えば盗賊の問題が解決できれば問題なく国境を越えられるかもしれない。
「――近くの町を目指そう」
「え? 大丈夫かにゃ……」
提案するとフェレスが耳を倒して声を細めた。安心させるために話を続ける。
「この近くの町ならまだ手配書が回ってない可能性が高いと思う。それで問題なさそうならフェレスが言っていたように冒険者登録するよ」
「え! 冒険者になるにゃ?」
僕の発言にフェレスが反応を見せた。少し嬉しそうにも見える。
「うん。ここで冒険者になって盗賊の情報も掴んでおきたい。それで可能なら――僕とフェレスで盗賊退治なんてどう?」
「え? 盗賊をにゃ?」
僕の発言にフェレスがどうして? といいたげに目をパチクリさせた。
「そう。ここで盗賊を退治するのは国境を抜けやすくする為。やっぱり何かしら理由があったほうが許可は出やすいだろうし冒険者なら国をまたいでの組織だから越境しやすいよね。その上で盗賊を退治出来れば功績が評価されて許可が貰えやすくなるんじゃないかなってそう思うんだ」
僕もそこまで冒険者に詳しいわけじゃないけど召喚師の中にも冒険者になった人はいるから、多少の知識はある。
だからこその提案だ。もっとも目の前のフェレスは現役の冒険者だ。問題があれば教えてくれるだろう。
「そうかにゃ。確かにそれなら無理は通しやすくなると思う……マークすごいにゃ!」
逆に褒められることになった。とは言え異論は無いようなので盗賊退治を念頭に近くの町に向かうことにした。街道沿いに進めば町までの道標があるからそれを頼った形だ。
さて、町が見えてきた。勿論既に手配書が回っていたなら他の手を考える必要があるけど――
「なるほど冒険者のフェレスとその連れってわけだな。丁度町では厄介事に見舞われていてな冒険者は大歓迎だ」
そう町の門番から言われた。一応少しでも怪しそうならすぐに逃げようとお互い認識していたけど良かった。この様子なら予想通りフェレスの手配書はまだ回ってきてないようだ。
そして厄介事というのはほぼ間違いなく盗賊の事だろう。
「でもよく考えたら盗賊を二人だけで退治出来るかにゃ?」
無事町に入った後、フェレスが不安そうに口にした。さっきまでは勢いで納得仕掛けていたようだけど、やっぱりそこが懸念材料になるか。
「前の戦いを見る限りフェレスは遠距離での戦いが得意なんだよね?」
「そうにゃ。スリングショットとブーメランを使った戦い方がメインにゃ」
中々に頼もしい。それに遠距離攻撃が可能なら盗賊の射程外から一方的に倒すことも可能だろう。
「それなら僕の標識召喚と組み合わせればなんとかなるかもしれない。勿論規模にもある程度左右されるけど……」
とは言え最近になって現れた盗賊がそこまで多いとは考えられない。荷を奪って生活を賄うような暮らしだと自然と維持できる人数に限界が出てくるからだ。
この辺りを拠点に活動する盗賊ってことを考えると数十人ぐらいはいたとしても百人を超えるような規模は考えられないと思う。
とにかく僕たちには時間がない。町をのんびり見ている暇もない為、すぐに冒険者ギルドに向かった。
ギルドに入ってからはフェレスに依頼が纏めて貼られている掲示板をチェックしてもらった。
その間に受付嬢の立っているカウンターに向かう。
「はい。冒険者になりたいのですね――」
受付嬢に冒険者になりたいと告げると自分に何が出来るか聞かれた。ただここでは召喚魔法が使えることは伏せておきたかった。
だから手っ取り早く済ますために途中で狩った獣の死体をそっと預かり所から出して見せることにする。
「すごい! これを貴方が?」
「はい。それで可能なら素材も買い取って欲しいのっですが可能ですか?」
「勿論。ただ解体されてないようなので解体料は差し引く形になりますが」
そう。僕は解体が出来ない。だけどギルドに専属の職人がいるからお願いして解体してもらった上で素材だけ買い取ってもらえる。
「それでお願いします。あの、それで登録は?」
「はい。これだけの腕があるなら文句なしですね。冒険者証を発行しますね」
良かった。獣を狩っていたことが実績として扱われた。冒険者証と素材の買取金額として大銀貨三枚と銀貨六枚を受け取った。
ふぅ。これでとりあえずはお金が出来たな。僕は掲示板を見ていたフェレスに声を掛ける。
「冒険者登録終わったよ」
「やったにゃ♪」
フェレスが耳をピコピコさせて喜んでくれた。こういった仕草が可愛い。尻尾も揺れてるし。
「それで盗賊の件はどうかな?」
「あったにゃ。しかも条件問わずの大型依頼にゃ。個別に受ける必要はなくて、盗賊を倒す、アジトの情報を掴むなどで報酬が貰える仕組みにゃ」
なるほど。被害が顕著に出てきている状況だと条件を付けて個別に依頼を受けるやり方は非効率だ。
だからこういった形でどんな冒険者でも盗賊に対処出来れば報酬を出すという形にしてるのか。
「だけどこれを見ると盗賊がどこを根城にしているかまでは詳しくわかってないようだにゃ。一応盗賊が現れた場所は地図に記されているけどにゃ」
フェレスに聞いて僕も掲示板とは別に資料として用意されている周辺の地図を見た。盗賊の出た場所にドクロマークが記されている。
「これは南西のこの辺りが特に多いみたいだね」
「そうにゃ。だからそこの近くかもと思うけどそれでも範囲が広いにゃ」
確かに。でもそれなら――
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