142 / 158
第五章 転生忍者吸血鬼出現編
幕間 弟子入りしたいロイス 其の一
しおりを挟む
私の名前はロイス。今更言うまでもない、将来は空前絶後の天才魔法士になる男だ。生まれたときから私は類稀なる才能に恵まれていた。
魔力も生まれた時には既に百二十と高く、今の私も魔力は五百近くある。何? そんな数字で言われてもわからない?
全く困った奴らだ。ならばここでおさらいだ。一般的に生まれた時の魔力は十前後といったところだ。そしてこれが二十程度となると魔法士を目指す最低基準を満たす。四十を超えれば才能ありといったところだな。
ふふふ、つまり私は生まれた時には既に才能ありとされる数値の三倍に至っていたのだ。まさに天才! 超新星! 後の大魔導師を期待されるのもわかるというもの! それが私、将来エイガ家を背負って立つ天才ロイス・エイガだ!
と、調子に乗っていられたのもほんの少し前までの話だ……残念ながら今の私は自分の未熟さを痛感してしまっている。
そのきっかけを作ったのは私の弟であるジン・エイガだ。弟は生まれた時の魔力は零だった。エイガ家としてはありえないほどの魔力の低さ、というか数字だけ見れば魔力が全く無い状態。
それがジンだった。そんなジンに私は兄として将来を危惧しつつ、だが必死に先の未来を明るくさせるため働きかけた。時には愚弟などと手厳しい事も言ってしまったがそれも弟を思ってのことだった。
すまん嘘だ。実際は散々馬鹿にしてきた。今思えばとても恥ずかしい限りだが当時の私はあの大叔父の影響もあって、魔力の高い人間こそがこの世を統べる存在であり絶対的権力を有すことが出来ると本気で信じていたのだ。
弟にはいろいろな嫌がらせをしてしまったな。だが、弟はそんな私の嫌がらせにも腐ることなく、剣をスワローから習いめきめきとその腕を上達させていった。その上しまいには従魔契約を狼や猿と結んでいき魔法まで使いこなせるようにまで成長してしまった。
ジンはいつの間にか、私を追い抜きずっと先を走ってしまっていた。兄としてそれを私は認められず、時には卑怯な魔道具に頼ってしまうことがあった。
だが、そんな弟とも和解し、そして私はケジメを付けるために弟に決闘を挑み、いいところまでそう、あともう少しというところまで追い詰めたが後一歩及ばず! 負けてしまったのだ。そうなのだ。あれは後もう一歩だったと言ってよいよね?
いいのだ。そういうことにしておこう。そうだ、そうである、そうなのだ。
さてそんなこともあり惜しくも弟のジンに敗れた私はある決心をした。それは領地を出ることだった。
これまで私は父様に魔法の家庭教師をつけてもらっていた。だが、その男は私を持ち上げるばかりで身になっている気がせず、そもそもで言えば才能あふれる私に魔法を教えられる人物などそうはいないことに気がついた。
父に頼むという手もあるが、私の魔力はもうすぐ父を、ごほんほごほん。父は領地経営が忙しい身。お手をわずらわせるわけにはいかない。
そこで思い出した。エイガ家において伝説ともされる魔導師の存在を。かつては七星大魔導師の一人としても名を馳せたまさに伝説とも称される女性。
それがメラク・エイガだ。メラクは実はあの大叔父の姉にも当たる人で年齢は五十を超えているようだがその実力は未だ健在とも聞く。
ならば、私に魔法を教えられるのはその方しかいまい! 私はそう考えたのだ。だから領地を出る決意をした。
どうやら今は隠居しているしかなり気難しいようで、これまで弟子など一人もとったことがないらしいが、だからこそやりがいを感じる。
ぜひとも私の実力を認めて頂き一番弟子としてメラク様の数多の伝説級の魔法をご教授願うのだ!
ふっ、もっとも私ほどの逸材ならいくらメラク様と言えど、無下には出来ないと思うのだがな。何せ私は天才イケメン魔法士だ。五十を超えたマダムのハートもうっかりズキュンっと射抜いてしまうかもしれない。やれやれ参ったな。そんなつもりはなかったのだが。
「しかし、それはそれとして、本当にこっちであっているのか?」
父様から受け取った地図を頼りに私は今目的地に向かっている。いくら隠居しているとは言えかつては七星大魔導師の一人として名を馳せたお人だ。
町に豪華な屋敷でも建て優雅に暮らしているのかと思ったのだが、ここはどうみても山だ。
しかも結構険阻な山だ。この中に町なんてありそうに思えないし地図のとおりならこっから更に奥に向かわないといけない。
ほ、本当にこっちであっているんだよな? 不安になってきたぞ。大体人が住めるようなところなのだろうか?
もしかして父様が魔除けを持たしてくれたのはこれが原因だったんだろうか?
ふぅ、とにかく私は山道を進んだ。だ、大分疲れてきたぞ。杖を支えにしてなんとか進む。私は弟みたいに体力馬鹿ではないのだ!
それなのにこんな道を進むことになるとは。魔法士というのは本来首から上で物事を進めるものだというのに。
しかしそろそろ日も落ちそうだ。こんな山で野宿など勘弁願いたい。そんなことを思っていると木の上に一匹の鳥を見かけた。
ふむ、鳥か――
「ウィンドカッター!」
「――!?」
よし鳥を仕留めたぞ。何せあのメラク様に会うのだ。私の魔法の腕を少しでも知ってもらうためなら手ぶらよりもこういった物が効果的だろう。
これで私の魔法の腕も認めてくれるはずだ。
『なんて天才なのじゃ! きっと貴方のような天才と出会うためにこれまで弟子を取らずにいたのじゃなぜひとも一番弟子になっておくれ!』
なんてね。ふふ、だがこれはきっと間違いのない未来だろう。
くっ、大分疲れたが、やっと人のいそうなところにたどり着いた。あ、危なかった。外ももう薄暗い。何か不気味な獣の唸り声とか聞こえてきてたし。
だけど、こ、ここであってるんだよな? 見たところ、本当に普通のよくある丸太づくりの山小屋って雰囲気なんだが、こんなところに本当にあのメラク・エイガが?
私が訝しげに丸太小屋を眺めていると、扉が開き中から一人の女が姿を見せた。随分とラフな格好をしていた。Tシャツにみすぼらしいズボンを履いている。
「……なんだいあんた?」
その女性の目がこちらに向いた。訝しげな目だ。目つきがキツイな。だけど……美人だ。胸も大きいし年は二十代半ばから後半ってところだろうか?
乱暴な口調だが、シャツからこぼれ落ちそうな程の大きな双丘がなんとも――おっといけないついつい。ここは紳士的に。
「これは突然失礼いたしました。私はロイス・エイガ。父であるサザン・エイガからの推薦状を持ち、偉大なるメラク・エイガ様に弟子入りしたいと考え馳せ参じました。今はメラク・エイガ様はご在宅でしたでしょうか?」
ふ、ついキメ顔を見せてしまった。まいったなこれでこのお姉さんを惚れさせてしまった。われながら罪な男だ。
「……サザンだって?」
すると、女が訝しげに眉をひそめてこっちに近づいてきた。むぅ、美人だがいきなり呼び捨てというのもどうかと思うが。
「あんたが弟子入りね」
腕を組み私を見下ろしてきたが、い、いきなりあんた呼ばわりとは失礼な女だな。美人だが随分と粗暴な女だ。きっと育ちが悪いのだろう。おっといかんいかん育ちで人を判断するとは悪い癖だ。
そういう考えは捨てたのだ私は。ただこの女が失礼なのは事実だが。
「その、この推薦状を見せてほしいのですが?」
しかし妙な迫力を感じるな。とりあえず私が本物であることでも証明しておこうかなと父様からの書状を見せた。本人ではないにしてもここに住んでいるならきっと関係者だろう。
すると女は私から手紙をひったくるように奪い、中身を確認し始めた。
て、な、何でお前が見るんだよ!
「いや、あのそれはメラク様に……」
するとギロリと女の目が私の手元に向いた。妙な圧を感じる女だな……
「その鳥は何だい?」
「え? あぁこれ? いや、実は道の途中で見つけてね。腕を見てもらうのに丁度いいと思い、私の魔法で仕留めたのですよ」
ふっ、とつい髪を掻き上げキメ気味に伝えてしまった。
「魔法の腕を、見てもらうためだって?」
え? あれ、何か目つきがするどくなったような?
「それで。あんたその鳥はどうするんだい? 見たところ血抜きもろくにしてないようだけど」
「いや、魔法の腕をみてもらいたかっただけなので、そういうのは特に……」
何だ突然? 大体私は血抜きなんてしたことがない。そういうのは家の料理人なりなんなりがやっていた。弟のジンは自分でもやっていたようだが、本来貴族のしかも魔法士がやることではない――
――ビリビリビリビリビリ!
「あ、あぁあああぁあ! 推薦状がーーーー! あ、あんたなんてことしてくれるんだ!」
こ、この女、私の目の前で父様が書いてくれた手紙をや、破りやがった!
「だまりな。お前みたいのが弟子入りしたいなんて馬鹿言ってんじゃないよ。とっとと諦めて帰りな!」
作者より
いよいよ今月23日!本作の2巻が出荷されます!今回は余計な部分をかなりすっきりさせ読みやすくそしてスピード感ある内容に出来たつもりです!
既に一部の通販サイトでは予約も始まっているようですね。表紙はこれから出てくると思いますが1巻も良かったですが2巻はさらにいい!
そして挿絵には当然あのキャラも!これは買うしか無い!そして実は1巻に関しては今年一番の大きな出来事が発売直後にあったこともあり正直言えば続刊を手放しで喜べるほど明るい結果ではなかったりします。ですが更に続刊したい思いも当然ありますのでどうか!どうか2巻をそして可能なら発売済みの1巻を何卒何卒宜しくお願いもうしあげます!
魔力も生まれた時には既に百二十と高く、今の私も魔力は五百近くある。何? そんな数字で言われてもわからない?
全く困った奴らだ。ならばここでおさらいだ。一般的に生まれた時の魔力は十前後といったところだ。そしてこれが二十程度となると魔法士を目指す最低基準を満たす。四十を超えれば才能ありといったところだな。
ふふふ、つまり私は生まれた時には既に才能ありとされる数値の三倍に至っていたのだ。まさに天才! 超新星! 後の大魔導師を期待されるのもわかるというもの! それが私、将来エイガ家を背負って立つ天才ロイス・エイガだ!
と、調子に乗っていられたのもほんの少し前までの話だ……残念ながら今の私は自分の未熟さを痛感してしまっている。
そのきっかけを作ったのは私の弟であるジン・エイガだ。弟は生まれた時の魔力は零だった。エイガ家としてはありえないほどの魔力の低さ、というか数字だけ見れば魔力が全く無い状態。
それがジンだった。そんなジンに私は兄として将来を危惧しつつ、だが必死に先の未来を明るくさせるため働きかけた。時には愚弟などと手厳しい事も言ってしまったがそれも弟を思ってのことだった。
すまん嘘だ。実際は散々馬鹿にしてきた。今思えばとても恥ずかしい限りだが当時の私はあの大叔父の影響もあって、魔力の高い人間こそがこの世を統べる存在であり絶対的権力を有すことが出来ると本気で信じていたのだ。
弟にはいろいろな嫌がらせをしてしまったな。だが、弟はそんな私の嫌がらせにも腐ることなく、剣をスワローから習いめきめきとその腕を上達させていった。その上しまいには従魔契約を狼や猿と結んでいき魔法まで使いこなせるようにまで成長してしまった。
ジンはいつの間にか、私を追い抜きずっと先を走ってしまっていた。兄としてそれを私は認められず、時には卑怯な魔道具に頼ってしまうことがあった。
だが、そんな弟とも和解し、そして私はケジメを付けるために弟に決闘を挑み、いいところまでそう、あともう少しというところまで追い詰めたが後一歩及ばず! 負けてしまったのだ。そうなのだ。あれは後もう一歩だったと言ってよいよね?
いいのだ。そういうことにしておこう。そうだ、そうである、そうなのだ。
さてそんなこともあり惜しくも弟のジンに敗れた私はある決心をした。それは領地を出ることだった。
これまで私は父様に魔法の家庭教師をつけてもらっていた。だが、その男は私を持ち上げるばかりで身になっている気がせず、そもそもで言えば才能あふれる私に魔法を教えられる人物などそうはいないことに気がついた。
父に頼むという手もあるが、私の魔力はもうすぐ父を、ごほんほごほん。父は領地経営が忙しい身。お手をわずらわせるわけにはいかない。
そこで思い出した。エイガ家において伝説ともされる魔導師の存在を。かつては七星大魔導師の一人としても名を馳せたまさに伝説とも称される女性。
それがメラク・エイガだ。メラクは実はあの大叔父の姉にも当たる人で年齢は五十を超えているようだがその実力は未だ健在とも聞く。
ならば、私に魔法を教えられるのはその方しかいまい! 私はそう考えたのだ。だから領地を出る決意をした。
どうやら今は隠居しているしかなり気難しいようで、これまで弟子など一人もとったことがないらしいが、だからこそやりがいを感じる。
ぜひとも私の実力を認めて頂き一番弟子としてメラク様の数多の伝説級の魔法をご教授願うのだ!
ふっ、もっとも私ほどの逸材ならいくらメラク様と言えど、無下には出来ないと思うのだがな。何せ私は天才イケメン魔法士だ。五十を超えたマダムのハートもうっかりズキュンっと射抜いてしまうかもしれない。やれやれ参ったな。そんなつもりはなかったのだが。
「しかし、それはそれとして、本当にこっちであっているのか?」
父様から受け取った地図を頼りに私は今目的地に向かっている。いくら隠居しているとは言えかつては七星大魔導師の一人として名を馳せたお人だ。
町に豪華な屋敷でも建て優雅に暮らしているのかと思ったのだが、ここはどうみても山だ。
しかも結構険阻な山だ。この中に町なんてありそうに思えないし地図のとおりならこっから更に奥に向かわないといけない。
ほ、本当にこっちであっているんだよな? 不安になってきたぞ。大体人が住めるようなところなのだろうか?
もしかして父様が魔除けを持たしてくれたのはこれが原因だったんだろうか?
ふぅ、とにかく私は山道を進んだ。だ、大分疲れてきたぞ。杖を支えにしてなんとか進む。私は弟みたいに体力馬鹿ではないのだ!
それなのにこんな道を進むことになるとは。魔法士というのは本来首から上で物事を進めるものだというのに。
しかしそろそろ日も落ちそうだ。こんな山で野宿など勘弁願いたい。そんなことを思っていると木の上に一匹の鳥を見かけた。
ふむ、鳥か――
「ウィンドカッター!」
「――!?」
よし鳥を仕留めたぞ。何せあのメラク様に会うのだ。私の魔法の腕を少しでも知ってもらうためなら手ぶらよりもこういった物が効果的だろう。
これで私の魔法の腕も認めてくれるはずだ。
『なんて天才なのじゃ! きっと貴方のような天才と出会うためにこれまで弟子を取らずにいたのじゃなぜひとも一番弟子になっておくれ!』
なんてね。ふふ、だがこれはきっと間違いのない未来だろう。
くっ、大分疲れたが、やっと人のいそうなところにたどり着いた。あ、危なかった。外ももう薄暗い。何か不気味な獣の唸り声とか聞こえてきてたし。
だけど、こ、ここであってるんだよな? 見たところ、本当に普通のよくある丸太づくりの山小屋って雰囲気なんだが、こんなところに本当にあのメラク・エイガが?
私が訝しげに丸太小屋を眺めていると、扉が開き中から一人の女が姿を見せた。随分とラフな格好をしていた。Tシャツにみすぼらしいズボンを履いている。
「……なんだいあんた?」
その女性の目がこちらに向いた。訝しげな目だ。目つきがキツイな。だけど……美人だ。胸も大きいし年は二十代半ばから後半ってところだろうか?
乱暴な口調だが、シャツからこぼれ落ちそうな程の大きな双丘がなんとも――おっといけないついつい。ここは紳士的に。
「これは突然失礼いたしました。私はロイス・エイガ。父であるサザン・エイガからの推薦状を持ち、偉大なるメラク・エイガ様に弟子入りしたいと考え馳せ参じました。今はメラク・エイガ様はご在宅でしたでしょうか?」
ふ、ついキメ顔を見せてしまった。まいったなこれでこのお姉さんを惚れさせてしまった。われながら罪な男だ。
「……サザンだって?」
すると、女が訝しげに眉をひそめてこっちに近づいてきた。むぅ、美人だがいきなり呼び捨てというのもどうかと思うが。
「あんたが弟子入りね」
腕を組み私を見下ろしてきたが、い、いきなりあんた呼ばわりとは失礼な女だな。美人だが随分と粗暴な女だ。きっと育ちが悪いのだろう。おっといかんいかん育ちで人を判断するとは悪い癖だ。
そういう考えは捨てたのだ私は。ただこの女が失礼なのは事実だが。
「その、この推薦状を見せてほしいのですが?」
しかし妙な迫力を感じるな。とりあえず私が本物であることでも証明しておこうかなと父様からの書状を見せた。本人ではないにしてもここに住んでいるならきっと関係者だろう。
すると女は私から手紙をひったくるように奪い、中身を確認し始めた。
て、な、何でお前が見るんだよ!
「いや、あのそれはメラク様に……」
するとギロリと女の目が私の手元に向いた。妙な圧を感じる女だな……
「その鳥は何だい?」
「え? あぁこれ? いや、実は道の途中で見つけてね。腕を見てもらうのに丁度いいと思い、私の魔法で仕留めたのですよ」
ふっ、とつい髪を掻き上げキメ気味に伝えてしまった。
「魔法の腕を、見てもらうためだって?」
え? あれ、何か目つきがするどくなったような?
「それで。あんたその鳥はどうするんだい? 見たところ血抜きもろくにしてないようだけど」
「いや、魔法の腕をみてもらいたかっただけなので、そういうのは特に……」
何だ突然? 大体私は血抜きなんてしたことがない。そういうのは家の料理人なりなんなりがやっていた。弟のジンは自分でもやっていたようだが、本来貴族のしかも魔法士がやることではない――
――ビリビリビリビリビリ!
「あ、あぁあああぁあ! 推薦状がーーーー! あ、あんたなんてことしてくれるんだ!」
こ、この女、私の目の前で父様が書いてくれた手紙をや、破りやがった!
「だまりな。お前みたいのが弟子入りしたいなんて馬鹿言ってんじゃないよ。とっとと諦めて帰りな!」
作者より
いよいよ今月23日!本作の2巻が出荷されます!今回は余計な部分をかなりすっきりさせ読みやすくそしてスピード感ある内容に出来たつもりです!
既に一部の通販サイトでは予約も始まっているようですね。表紙はこれから出てくると思いますが1巻も良かったですが2巻はさらにいい!
そして挿絵には当然あのキャラも!これは買うしか無い!そして実は1巻に関しては今年一番の大きな出来事が発売直後にあったこともあり正直言えば続刊を手放しで喜べるほど明るい結果ではなかったりします。ですが更に続刊したい思いも当然ありますのでどうか!どうか2巻をそして可能なら発売済みの1巻を何卒何卒宜しくお願いもうしあげます!
0
お気に入りに追加
5,966
あなたにおすすめの小説
【完】真実をお届け♪※彷徨うインベントリ※~ミラクルマスターは、真実を伝えたい~
桜 鴬
ファンタジー
スキル無限収納は、別名を亜空間収納といわれているわ。このスキルを所持する人間たちは、底無しとも言われる収納空間を利用出来るの。古の人間たちは誰もが大気中から体内へ無限に魔力を吸収巡回していた。それ故に誰もが亜空間を収納スペースとして利用していた。だけどそれが当たり前では無くなってしまった。それは人間の驕りからきたもの。
やがて…………
無限収納は無限では無く己の魔力量による限りのある収納となり、インベントリと呼ばれるようになった。さらには通常のスキルと同じく、誰もが使えるスキルでは無くなってしまった……。
主を亡くしたインベントリの中身は、継承の鍵と遺言により、血族にのみ継承ができる。しかし鍵を作るのは複雑て、なおかつ定期的な更新が必要。
だから……
亜空間には主を失い、思いを託されたままの無数のインベントリが……あてもなく……永遠に……哀しくさ迷っている…………
やがてその思いを引き寄せるスキルが誕生する。それがミラクルマスターである。
なーんちゃってちょっとカッコつけすぎちゃった。私はミラクルマスター。希少なスキル持ちの王子たちをサポートに、各地を巡回しながらお仕事してまーす!苺ケーキが大好物だよん。ちなみに成人してますから!おちびに見えるのは成長が遅れてるからよ。仕方ないの。子は親を選べないからね。あ!あのね。只今自称ヒロインさんとやらが出没中らしいの。私を名指しして、悪役令嬢だとわめいているそう。でも私は旅してるし、ミラクルマスターになるときに、王族の保護に入るから、貴族の身分は捨てるんだよね。どうせ私の親は処刑されるような罪人だったから構わない。でもその悪役令嬢の私は、ボンキュッボンのナイスバディらしい。自称ヒロインさんの言葉が本当なら、私はまだまだ成長する訳ですね!わーい。こら!頭撫でるな!叩くのもダメ!のびなくなっちゃうー!背はまだまだこれから伸びるんだってば!
【公開予定】
(Ⅰ)最後まで優しい人・㊤㊦
(Ⅱ)ごうつくばりじいさん・①~⑤
(Ⅲ)乙女ゲーム・ヒロインが!転生者編①~⑦
短編(数話毎)読み切り方式。(Ⅰ)~(Ⅲ)以降は、不定期更新となります<(_ _*)>
とある中年男性の転生冒険記
うしのまるやき
ファンタジー
中年男性である郡元康(こおりもとやす)は、目が覚めたら見慣れない景色だったことに驚いていたところに、アマデウスと名乗る神が現れ、原因不明で死んでしまったと告げられたが、本人はあっさりと受け入れる。アマデウスの管理する世界はいわゆる定番のファンタジーあふれる世界だった。ひそかに持っていた厨二病の心をくすぐってしまい本人は転生に乗り気に。彼はその世界を楽しもうと期待に胸を膨らませていた。
半分異世界
月野槐樹
ファンタジー
関東圏で学生が行方不明になる事件が次々にしていた。それは異世界召還によるものだった。
ネットでも「神隠しか」「異世界召還か」と噂が飛び交うのを見て、異世界に思いを馳せる少年、圭。
いつか異世界に行った時の為にとせっせと準備をして「異世界ガイドノート」なるものまで作成していた圭。従兄弟の瑛太はそんな圭の様子をちょっと心配しながらも充実した学生生活を送っていた。
そんなある日、ついに異世界の扉が彼らの前に開かれた。
「異世界ガイドノート」と一緒に旅する異世界
マスターズ・リーグ ~傭兵王シリルの剣~
ふりたけ(振木岳人)
ファンタジー
「……あの子を、シリルの事を頼めるか? ……」
騎士王ボードワンが天使の凶刃に倒れた際、彼は実の息子である王子たちの行く末を案じたのではなく、その後の人類に憂いて、精霊王に「いわくつきの子」を託した。
その名はシリル、名前だけで苗字の無い子。そして騎士王が密かに育てようとしていた子。再び天使が地上人絶滅を目的に攻めて来た際に、彼が生きとし生ける者全ての希望の光となるようにと。
この物語は、剣技にも魔術にもまるで秀でていない「どん底シリル」が、栄光の剣を持って地上に光を与える英雄物語である。
異世界営生物語
田島久護
ファンタジー
相良仁は高卒でおもちゃ会社に就職し営業部一筋一五年。
ある日出勤すべく向かっていた途中で事故に遭う。
目覚めた先の森から始まる異世界生活。
戸惑いながらも仁は異世界で生き延びる為に営生していきます。
出会う人々と絆を紡いでいく幸せへの物語。
Bastard & Master
幾月柑凪
ファンタジー
辺境の片田舎に暮らす青年レオンの元に、突然現れた都からの使者。レオンは貴族の落胤であった。王の召喚を受けて都へ旅立つレオンに同行する、スピリッツ・マスターのクリステル。陰謀の影渦巻く中、彼と彼女の運命は……?
小説家になろうにて、同タイトルで公開しています。
絶対婚約いたしません。させられました。案の定、婚約破棄されました
toyjoy11
ファンタジー
婚約破棄ものではあるのだけど、どちらかと言うと反乱もの。
残酷シーンが多く含まれます。
誰も高位貴族が婚約者になりたがらない第一王子と婚約者になったミルフィーユ・レモナンド侯爵令嬢。
両親に
「絶対アレと婚約しません。もしも、させるんでしたら、私は、クーデターを起こしてやります。」
と宣言した彼女は有言実行をするのだった。
一応、転生者ではあるものの元10歳児。チートはありません。
4/5 21時完結予定。
一家処刑?!まっぴら御免ですわ! ~悪役令嬢(予定)の娘と意地悪(予定)な継母と馬鹿(現在進行形)な夫
むぎてん
ファンタジー
夫が隠し子のチェルシーを引き取った日。「お花畑のチェルシー」という前世で読んだ小説の中に転生していると気付いた妻マーサ。
この物語、主人公のチェルシーは悪役令嬢だ。
最後は華麗な「ざまあ」の末に一家全員の処刑で幕を閉じるバッドエンド‥‥‥なんて、まっぴら御免ですわ!絶対に阻止して幸せになって見せましょう!!
悪役令嬢(予定)の娘と、意地悪(予定)な継母と、馬鹿(現在進行形)な夫。3人の登場人物がそれぞれの愛の形、家族の形を確認し幸せになるお話です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。