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第五章 転生忍者吸血鬼出現編
第三百二十三話 転生忍者、受け取る思いと決意
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「やぁ、ジン君」
俺たちが向かった先では、穏やかな顔をしたカイエンがいて、スワローに膝枕された状態で横になっていた。
こんな時になんて呑気な、とは思えなかった。スワローの顔は慈しみに満ちていて、それでいてとても悲しそうにも思えたからだ。
「……意識が戻った?」
「あぁ、スワローのおかげさ」
「そんな、私は――」
二人に近づき、そして気がついた。カイエンの心臓が貫かれていることに。
「驚いたかい? 存外、吸血鬼の眷属というものはしぶとい生き物なようだ。体はもう自由が効かないが、まだ命は繋ぎ止めている」
俺たちはそんなカイエンに何て声を掛けていいか、一瞬言い淀んだ。だけどカイエンはそんな俺達に気がついたのだろう。
「ふふ。どうだいジン君? スワローの膝を私が独占しているよ。今この瞬間ばかりは、私は君に勝っているとそう思わないかい?」
笑顔で、そんな軽口を叩いてくる。俺は、少し迷ったが、このまま嘘をついたままではいけないと思った。
「スワローごめん。カイエン――あれは嘘だ」
「うん? 何がだい?」
俺の告白にスワローは首を振ってそして微笑んでくれた。拒否ではない、謝る必要がないという意味と、そしてありがとうという意味が重なった意思表示だ。
「スワローと俺は、婚約なんて結んでない。カイエンを諦めさせるためについた嘘だった」
「……そうか。ふふ、そんなことだろうとは思っていたよ」
だけど、カイエンはそれを受けいれて、いやもうわかっていたようだ。
「それなのに、諦めおったのか?」
姫様が聞く。
「あの時、君に言われたことは確かに私の心に響いたからね。それに、例え嘘でもそれでも今のスワローの気持ちは君に向いていた。愛とも違うもっと大きな物でだ。ふふ、それにしても――素の君はそんな感じか。だけど、その方がしっくりくるよ」
カイエンがどこかスッキリしたような面持ちで、そう語った。そういえば、俺も普通に語りかけていたな……
「え~い! こんな湿っぽいのは嫌なのじゃ! お主意識が戻ったのであろう? ならばこんな傷、妾が回復してみせるのじゃ!」
そう口にし、カイエンの傷跡に姫様が手をかざした。意識が戻っている。確かにそうだ。
それなら可能性はあると、姫様は思ったのだろう。だけど、駄目だった。カイエンの傷口は姫様の力を受けても灰になるだけだった。
「……何でじゃ、何で妾の力はこんな時に役に立たぬのじゃ――」
姫様が、泣いた。涙を流して悔やんでいた。肩に乗っているホウライも、鳴くことも出来ずどこか心苦しそうに見える。
「君は、優しい子だね」
カイエンが姫様の頭を撫でる。
「だけど、いいんだ。十分生きたと言うには強がりがすぎるけど、騎士となったときから私にも命を失う覚悟ができていた。君が悔やむことはない。それよりも、お礼を言わせて欲しい。なんとなくわかるんだ。仲間の騎士を弔ってくれたのは君だろう?」
「違う、妾は灰にしただけなのじゃ。本当は癒やしたかったのに、治したかったのに妾は……」
「だけど、仲間はきっと感謝している。あんな化け物に成り果てて生き長らえることなど望んでいるわけがなかった。君はそんな彼らを、そして村人を解放してくれた」
そしてカイエンが姫様に微笑む。
「君が、彼らの魂を導いたんだ。だから彼らの為に泣いてくれるのはいい。だけど、後悔はしないで欲しい」
話を聞いた姫様の涙は止まらなかったけど、それでも、顔つきには変化が見られた。後悔して泣くのはもう止めたのだろう。
「……ジン君。君に一つ頼み事があるのだけどいいかな?」
カイエンが俺に呼びかけてきた。近づいて、話を聞く。
「俺に出来ることなら」
「何、そんなに難しいことじゃないさ」
そう言ってカイエンは腰から剣の収まった鞘を外し俺の目の前に掲げた。
「これを私の妹に渡してやってほしい」
「……どこに住んでいるんだ?」
「ふふ。家まで行く必要はないさ。妹のカレンは魔法学園に進むことが決まっていてね。君と同じ年に入学だ。私に似て可愛らしい妹だよ」
カイエンは冗談交じりに微笑んだがそういうことか……
「入学祝いに直接渡したかったがそれはもう無理そうだ。だからお願い出来ないかな?」
「……わかった。カレンだな」
「あぁ。ただし、手は出すなよ?」
「――出したら殺されそうだ」
「間違いないな」
フッ、と口元を緩めたカイエンから形見の剣を受け取った。全く、学園に進むのを迷っていたのに、いつの間にか外堀が埋まっていく。
随分と重たい剣だ。様々な思いが込められた――大事な剣だ。
「さて、もう、いい。十分だ。スワローももう行きたまえ」
カイエンがスワローを促す。だけどスワローは首を横に振った。
「参ったな。私は結構しぶといようだ。このまま朝まで残るつもりなのかい?」
「残ります。最期まで、見届けます」
即答だった。それに俺たちの心も決まっていた。
「俺も残る」
「妾もじゃ」
「ピィ~……」
「……皆で見送る」
「ウキィ……」
「ガウ……」
『何でしょうか、私の目から熱いものが流れおちてくるのですが……』
「……全く――」
呆れているような、嬉しいような、悲しいような――様々な感情が渦巻いた笑みを浮かべたカイエンと俺達は残った。
それからはこんなときなのに、他愛もない話を続け、時折カイエンの思い出話にも花が咲いた。
そして、気がつけばもう時は近づいていた。
「……もう、夜明けがくる」
「……参ったな。全く、もう覚悟は決めたつもりなのに、駄目だな私は、君にあれだけ偉そうに言ったのに、後に残るのは後悔ばかりだ。吸血鬼の眷属になど成り果て、何一つ残せなかった私は、きっと騎士として失格なのだろうな」
「……カイエン。ゴブリンロードを倒した時のことを覚えてますか?」
悔しさを口にするカイエンに、スワローが問いかける。
「あぁ、覚えているよ。まるで昨日の日のことのようにね」
「……あの戦いは勝利とは程遠いようなものだった。仲間も半分以上失いました。私は自分の不甲斐なさを悔やんだ。でも、カイエン貴方はいいましたね」
スワローの話に真剣に耳を傾ける。残り短い時間で、スワローは涙を堪えて話を続けた。
『確かに多くの仲間を失った。だが、それでも我々はゴブリンロードを倒しゴブリンの脅威から人々を守った。私達は傷ついたが失ったが、確実に守れた物もある。これは敗北ではない。だから顔を上げるんだ。そうでなければ死んでいった仲間たちが報われないではないか』
そしてスワローがカイエンの頭を優しく撫でた。
「確かに貴方は吸血鬼によって一度は我も失った。ですが、貴方が仲間の騎士が、ここで覚悟を決めて食い止めたからこそ、最悪な事態は避けられました。それにミシェルの命も……だから貴方は負けてなどいない敗北などしていない守ったのです。貴方はもっと誇らしく思っていい」
カイエンの目が見開かれ、そしてどこか吹っ切れたような顔になった。
「……ありがとうスワロー。それなら最後に我儘を聞いて欲しい。スワロー――最期に僕に微笑みかけてくれないか?」
太陽が少しずつ昇っていく。今この瞬間ばかりは、その動きが早く思え、憎らしかった。
そしてスワローがカイエンに向けて、微笑んだ。陽の光が差し込み、まるで魂を見送る聖母のようだった。
「あぁ、やっぱり君の笑顔は最高だ――ありがとう……」
そう言い残し、カイエンの肉体が灰となりボロボロと崩れ落ちていった。手の中に残った灰を握りしめながら、スワローは涙を流し崩れ落ちた。
カイエンの形見の剣を握りしめ、俺の覚悟は決まった。カイエン、学園に行き、この剣とその魂をしっかり妹さんに引き継ぐよ――
俺たちが向かった先では、穏やかな顔をしたカイエンがいて、スワローに膝枕された状態で横になっていた。
こんな時になんて呑気な、とは思えなかった。スワローの顔は慈しみに満ちていて、それでいてとても悲しそうにも思えたからだ。
「……意識が戻った?」
「あぁ、スワローのおかげさ」
「そんな、私は――」
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「驚いたかい? 存外、吸血鬼の眷属というものはしぶとい生き物なようだ。体はもう自由が効かないが、まだ命は繋ぎ止めている」
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「ふふ。どうだいジン君? スワローの膝を私が独占しているよ。今この瞬間ばかりは、私は君に勝っているとそう思わないかい?」
笑顔で、そんな軽口を叩いてくる。俺は、少し迷ったが、このまま嘘をついたままではいけないと思った。
「スワローごめん。カイエン――あれは嘘だ」
「うん? 何がだい?」
俺の告白にスワローは首を振ってそして微笑んでくれた。拒否ではない、謝る必要がないという意味と、そしてありがとうという意味が重なった意思表示だ。
「スワローと俺は、婚約なんて結んでない。カイエンを諦めさせるためについた嘘だった」
「……そうか。ふふ、そんなことだろうとは思っていたよ」
だけど、カイエンはそれを受けいれて、いやもうわかっていたようだ。
「それなのに、諦めおったのか?」
姫様が聞く。
「あの時、君に言われたことは確かに私の心に響いたからね。それに、例え嘘でもそれでも今のスワローの気持ちは君に向いていた。愛とも違うもっと大きな物でだ。ふふ、それにしても――素の君はそんな感じか。だけど、その方がしっくりくるよ」
カイエンがどこかスッキリしたような面持ちで、そう語った。そういえば、俺も普通に語りかけていたな……
「え~い! こんな湿っぽいのは嫌なのじゃ! お主意識が戻ったのであろう? ならばこんな傷、妾が回復してみせるのじゃ!」
そう口にし、カイエンの傷跡に姫様が手をかざした。意識が戻っている。確かにそうだ。
それなら可能性はあると、姫様は思ったのだろう。だけど、駄目だった。カイエンの傷口は姫様の力を受けても灰になるだけだった。
「……何でじゃ、何で妾の力はこんな時に役に立たぬのじゃ――」
姫様が、泣いた。涙を流して悔やんでいた。肩に乗っているホウライも、鳴くことも出来ずどこか心苦しそうに見える。
「君は、優しい子だね」
カイエンが姫様の頭を撫でる。
「だけど、いいんだ。十分生きたと言うには強がりがすぎるけど、騎士となったときから私にも命を失う覚悟ができていた。君が悔やむことはない。それよりも、お礼を言わせて欲しい。なんとなくわかるんだ。仲間の騎士を弔ってくれたのは君だろう?」
「違う、妾は灰にしただけなのじゃ。本当は癒やしたかったのに、治したかったのに妾は……」
「だけど、仲間はきっと感謝している。あんな化け物に成り果てて生き長らえることなど望んでいるわけがなかった。君はそんな彼らを、そして村人を解放してくれた」
そしてカイエンが姫様に微笑む。
「君が、彼らの魂を導いたんだ。だから彼らの為に泣いてくれるのはいい。だけど、後悔はしないで欲しい」
話を聞いた姫様の涙は止まらなかったけど、それでも、顔つきには変化が見られた。後悔して泣くのはもう止めたのだろう。
「……ジン君。君に一つ頼み事があるのだけどいいかな?」
カイエンが俺に呼びかけてきた。近づいて、話を聞く。
「俺に出来ることなら」
「何、そんなに難しいことじゃないさ」
そう言ってカイエンは腰から剣の収まった鞘を外し俺の目の前に掲げた。
「これを私の妹に渡してやってほしい」
「……どこに住んでいるんだ?」
「ふふ。家まで行く必要はないさ。妹のカレンは魔法学園に進むことが決まっていてね。君と同じ年に入学だ。私に似て可愛らしい妹だよ」
カイエンは冗談交じりに微笑んだがそういうことか……
「入学祝いに直接渡したかったがそれはもう無理そうだ。だからお願い出来ないかな?」
「……わかった。カレンだな」
「あぁ。ただし、手は出すなよ?」
「――出したら殺されそうだ」
「間違いないな」
フッ、と口元を緩めたカイエンから形見の剣を受け取った。全く、学園に進むのを迷っていたのに、いつの間にか外堀が埋まっていく。
随分と重たい剣だ。様々な思いが込められた――大事な剣だ。
「さて、もう、いい。十分だ。スワローももう行きたまえ」
カイエンがスワローを促す。だけどスワローは首を横に振った。
「参ったな。私は結構しぶといようだ。このまま朝まで残るつもりなのかい?」
「残ります。最期まで、見届けます」
即答だった。それに俺たちの心も決まっていた。
「俺も残る」
「妾もじゃ」
「ピィ~……」
「……皆で見送る」
「ウキィ……」
「ガウ……」
『何でしょうか、私の目から熱いものが流れおちてくるのですが……』
「……全く――」
呆れているような、嬉しいような、悲しいような――様々な感情が渦巻いた笑みを浮かべたカイエンと俺達は残った。
それからはこんなときなのに、他愛もない話を続け、時折カイエンの思い出話にも花が咲いた。
そして、気がつけばもう時は近づいていた。
「……もう、夜明けがくる」
「……参ったな。全く、もう覚悟は決めたつもりなのに、駄目だな私は、君にあれだけ偉そうに言ったのに、後に残るのは後悔ばかりだ。吸血鬼の眷属になど成り果て、何一つ残せなかった私は、きっと騎士として失格なのだろうな」
「……カイエン。ゴブリンロードを倒した時のことを覚えてますか?」
悔しさを口にするカイエンに、スワローが問いかける。
「あぁ、覚えているよ。まるで昨日の日のことのようにね」
「……あの戦いは勝利とは程遠いようなものだった。仲間も半分以上失いました。私は自分の不甲斐なさを悔やんだ。でも、カイエン貴方はいいましたね」
スワローの話に真剣に耳を傾ける。残り短い時間で、スワローは涙を堪えて話を続けた。
『確かに多くの仲間を失った。だが、それでも我々はゴブリンロードを倒しゴブリンの脅威から人々を守った。私達は傷ついたが失ったが、確実に守れた物もある。これは敗北ではない。だから顔を上げるんだ。そうでなければ死んでいった仲間たちが報われないではないか』
そしてスワローがカイエンの頭を優しく撫でた。
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カイエンの目が見開かれ、そしてどこか吹っ切れたような顔になった。
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太陽が少しずつ昇っていく。今この瞬間ばかりは、その動きが早く思え、憎らしかった。
そしてスワローがカイエンに向けて、微笑んだ。陽の光が差し込み、まるで魂を見送る聖母のようだった。
「あぁ、やっぱり君の笑顔は最高だ――ありがとう……」
そう言い残し、カイエンの肉体が灰となりボロボロと崩れ落ちていった。手の中に残った灰を握りしめながら、スワローは涙を流し崩れ落ちた。
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