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第二章 サムジャともふもふ編
第40話 サムジャ、ボスと戦う
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第八層にて俺とルンはボス部屋を見つけ、そして室内へと足を踏み入れた。扉を抜けた先はゴツゴツとした空間だった。天井は高く内部も広い。俺たちは二人だが四、五人のパーティーで戦うとしても十分な広さが確保されている。
そしてその中心にボスがいた。
「……熊ね」
「熊だな」
「ワンワンッ!」
そう。そこに立っていたのは一匹の熊だった。勿論ボスなのだからただの熊ではないのだろうけどな。体格はそこまで大きくはない。それでも俺より一回りは大きいが、魔物としてみればもっと大きなのはたくさんいる。
だが小さいからと馬鹿には出来ない。寧ろ小さいからこそ危険なこともある。さてどんな相手か。
「グワッ!」
俺たちが近づくと熊が仕掛けてきた――浴びせ蹴りで。
「キャッ!」
「ワンッ!?」
ルンとパピィが驚く。咄嗟に横に逃げたが、まさか熊があびせ蹴りをしてくるとは。完全に油断していたな。
しかもこの熊、思ったより身軽だ。回転しての蹴りから倒れることなく着地し、近づいてきて爪と蹴りを組み合わせたコンビネーションを繰り出してきた。
「こいつ、動きが速いわ!」
ルンの放つ火球はこいつには当たらない。それでいて頑丈だ。パピィの速さは熊に引けを取らないが回転しての突撃も決定打になっていない。
「ウガァ!」
熊が掌底を放つ。距離は離れていたが俺の体に重い衝撃。離れていても届くとは衝撃波か!
俺が怯んだと感じ取ったのか熊が飛び蹴りをかましてきた。そこから空中で連続で三回蹴ってくる。
「シノ!」
「大丈夫だ――」
咄嗟に土纏いで防御力を強化しておいた。ルンの鉄の刻印も役立った。恐らくだがパピィの攻撃も決定打にはなってないにしても相手の力を削ぐ結果には繋がっていたはずだ。
やはり仲間というのはありがたいものだ。前世も前前世も天職のおかげか孤独なことが多かったから特にそう思う。
しかし、この熊の素早さは厄介だ。まずは足を止めないといけない。
「居合忍法・影鎖!」
影が鎖に変わり伸びた。熊に巻き付こうとするが速いフットワークで避けられてしまう。ならばこれだ!
「居合忍法・水霧!」
忍法を行使すると俺を中心に辺りに霧が立ち込めた。水系の忍法は水場が近くにあった方が効果が高くチャクラの消費も少ない。
ただ水霧は周囲の水分を利用して発生できるから他の忍法ほどは消費は気にしないで済む。
欠点は味方の視界も奪ってしまうことだが気配察知のある俺とパピィなら霧の中でも相手の位置が掴める。
「パピィ! ルンに場所を教えてやってくれ!」
「ワン!」
「ウガァアアァアアァアア!」
熊の怒り狂う声と腕や足を振り回している音が聞こえてきた。俺達の場所を見失ったな。
「ワンッ!」
「こっちね!」
ルンが火球を連射した。霧の中で火球の爆発する音が連続で聞こえた。熊のうめき声が聞こえてくる。
確実にダメージに繋がってるな。よし!
「居合忍法・抜刀落雷!」
雷が落ち、熊のキツそうな鳴き声が耳に届く。もう少しで倒せそうだ。
「パピィ!」
「ワンワン!」
俺の声に反応してパピィが旋風爪牙で突っ込む。
「ルンはパピィの向かった場所に火球を!」
「わかったわ!」
パピィの突撃で今度は熊にもかなりのダメージが入ったはずだ。そこにルンの火球が命中したことで熊の倒れる音が聞こえた。
それとほぼ同時に霧が晴れる。熊は粒子になって消えたところだった。ボスモンスターだからな。死体は残らない。
「やったわ! レベルが上ったよシノ!」
そしてルンが嬉しそうに声を張り上げる。嬉しそうに満面の笑みを浮かべていた。
うん、レベルが上がるというのは嬉しいものだからな。気持ちはよくわかる。
「アンッ! アンッ!」
「うん。ありがとうねパピィ」
ルンのレベルアップを称えるパピィ。ルンは嬉しそうにその頭を撫でた。
「何か新しいスキルとかは覚えたのかな?」
「えっと。一つ増えてるけど……あ! 判刻印を覚えたわ!」
「判刻印?」
「うん。え~とシノ刻印はどう?」
「えっと、あ、消えてきたな」
刻印は時間が経つと消える。そして消えるまでは別な刻印が付与できないのがルールだ。
「なら丁度良かったわ。はい、鉄の刻印」
そう言ってルンが杖を俺に押し付けた。何かな? と思ったらそれだけで刻印が付与されていた。
「もしかして押すだけでいいのか?」
「そう。刻印を思い浮かべて杖でも手でもいいけど押し付ければ判子のように刻印を付与出来るの!」
これはかなり便利になったな。今までは杖なり手なりで刻む必要があり、余裕がない時はその僅かな時間を確保するのも難しいことがあったことだろう。
だがこれなら戦闘中に刻印が消えてもこれまでよりは楽に付与しなおせるだろう。
それに鈍重の刻印みたいにマイナス効果のあるものも敵に付与しやすくなる。
「あとは宝箱ね」
「そうだな」
熊が残した宝箱。この中身が気になるところだ。
「罠はなさそうだ。開けてみるよ」
宝箱を開けた。中に入っていたのは――一着の服だった。しかもこれ羽織袴か。
「これって着るもの?」
「あぁ、羽織袴。サムライが装備して効果のある数少ない防具の一つだ」
サムライは鎧などは装備できない。しかしこういった袴や羽織なら装備が可能だ。
それでも金属ではない布生地の装備だ。鎧ほど頑丈ではないかも知れないが、それでも嬉しいものだ。
「よかったねシノ」
「あぁ、早速着てみても?」
「え? あ、うん。それじゃあ向こう見てるね」
ルンが気を遣ってくれたので、その隙にさくっと着替えを済ます。
「もう大丈夫だ」
「早いのね。へ、へぇ~似合ってるじゃない」
「ワンワン!」
パピィが俺の周りを駆け回りルンも似合うと言ってくれた。黒い生地の衣装で俺としても随分としっくりくる感じだ。
「いいものを手に入れることが出来た。さて、これで攻略は終わりだな」
「うん。私も杖が手に入ったし得られるものも大きかったわね」
そうだな。もっとも妙な邪魔が入ったりもしたけど、それは仕方ないか。
とにかく、攻略も終わったし俺達はダンジョンの外に出ることにした――
そしてその中心にボスがいた。
「……熊ね」
「熊だな」
「ワンワンッ!」
そう。そこに立っていたのは一匹の熊だった。勿論ボスなのだからただの熊ではないのだろうけどな。体格はそこまで大きくはない。それでも俺より一回りは大きいが、魔物としてみればもっと大きなのはたくさんいる。
だが小さいからと馬鹿には出来ない。寧ろ小さいからこそ危険なこともある。さてどんな相手か。
「グワッ!」
俺たちが近づくと熊が仕掛けてきた――浴びせ蹴りで。
「キャッ!」
「ワンッ!?」
ルンとパピィが驚く。咄嗟に横に逃げたが、まさか熊があびせ蹴りをしてくるとは。完全に油断していたな。
しかもこの熊、思ったより身軽だ。回転しての蹴りから倒れることなく着地し、近づいてきて爪と蹴りを組み合わせたコンビネーションを繰り出してきた。
「こいつ、動きが速いわ!」
ルンの放つ火球はこいつには当たらない。それでいて頑丈だ。パピィの速さは熊に引けを取らないが回転しての突撃も決定打になっていない。
「ウガァ!」
熊が掌底を放つ。距離は離れていたが俺の体に重い衝撃。離れていても届くとは衝撃波か!
俺が怯んだと感じ取ったのか熊が飛び蹴りをかましてきた。そこから空中で連続で三回蹴ってくる。
「シノ!」
「大丈夫だ――」
咄嗟に土纏いで防御力を強化しておいた。ルンの鉄の刻印も役立った。恐らくだがパピィの攻撃も決定打にはなってないにしても相手の力を削ぐ結果には繋がっていたはずだ。
やはり仲間というのはありがたいものだ。前世も前前世も天職のおかげか孤独なことが多かったから特にそう思う。
しかし、この熊の素早さは厄介だ。まずは足を止めないといけない。
「居合忍法・影鎖!」
影が鎖に変わり伸びた。熊に巻き付こうとするが速いフットワークで避けられてしまう。ならばこれだ!
「居合忍法・水霧!」
忍法を行使すると俺を中心に辺りに霧が立ち込めた。水系の忍法は水場が近くにあった方が効果が高くチャクラの消費も少ない。
ただ水霧は周囲の水分を利用して発生できるから他の忍法ほどは消費は気にしないで済む。
欠点は味方の視界も奪ってしまうことだが気配察知のある俺とパピィなら霧の中でも相手の位置が掴める。
「パピィ! ルンに場所を教えてやってくれ!」
「ワン!」
「ウガァアアァアアァアア!」
熊の怒り狂う声と腕や足を振り回している音が聞こえてきた。俺達の場所を見失ったな。
「ワンッ!」
「こっちね!」
ルンが火球を連射した。霧の中で火球の爆発する音が連続で聞こえた。熊のうめき声が聞こえてくる。
確実にダメージに繋がってるな。よし!
「居合忍法・抜刀落雷!」
雷が落ち、熊のキツそうな鳴き声が耳に届く。もう少しで倒せそうだ。
「パピィ!」
「ワンワン!」
俺の声に反応してパピィが旋風爪牙で突っ込む。
「ルンはパピィの向かった場所に火球を!」
「わかったわ!」
パピィの突撃で今度は熊にもかなりのダメージが入ったはずだ。そこにルンの火球が命中したことで熊の倒れる音が聞こえた。
それとほぼ同時に霧が晴れる。熊は粒子になって消えたところだった。ボスモンスターだからな。死体は残らない。
「やったわ! レベルが上ったよシノ!」
そしてルンが嬉しそうに声を張り上げる。嬉しそうに満面の笑みを浮かべていた。
うん、レベルが上がるというのは嬉しいものだからな。気持ちはよくわかる。
「アンッ! アンッ!」
「うん。ありがとうねパピィ」
ルンのレベルアップを称えるパピィ。ルンは嬉しそうにその頭を撫でた。
「何か新しいスキルとかは覚えたのかな?」
「えっと。一つ増えてるけど……あ! 判刻印を覚えたわ!」
「判刻印?」
「うん。え~とシノ刻印はどう?」
「えっと、あ、消えてきたな」
刻印は時間が経つと消える。そして消えるまでは別な刻印が付与できないのがルールだ。
「なら丁度良かったわ。はい、鉄の刻印」
そう言ってルンが杖を俺に押し付けた。何かな? と思ったらそれだけで刻印が付与されていた。
「もしかして押すだけでいいのか?」
「そう。刻印を思い浮かべて杖でも手でもいいけど押し付ければ判子のように刻印を付与出来るの!」
これはかなり便利になったな。今までは杖なり手なりで刻む必要があり、余裕がない時はその僅かな時間を確保するのも難しいことがあったことだろう。
だがこれなら戦闘中に刻印が消えてもこれまでよりは楽に付与しなおせるだろう。
それに鈍重の刻印みたいにマイナス効果のあるものも敵に付与しやすくなる。
「あとは宝箱ね」
「そうだな」
熊が残した宝箱。この中身が気になるところだ。
「罠はなさそうだ。開けてみるよ」
宝箱を開けた。中に入っていたのは――一着の服だった。しかもこれ羽織袴か。
「これって着るもの?」
「あぁ、羽織袴。サムライが装備して効果のある数少ない防具の一つだ」
サムライは鎧などは装備できない。しかしこういった袴や羽織なら装備が可能だ。
それでも金属ではない布生地の装備だ。鎧ほど頑丈ではないかも知れないが、それでも嬉しいものだ。
「よかったねシノ」
「あぁ、早速着てみても?」
「え? あ、うん。それじゃあ向こう見てるね」
ルンが気を遣ってくれたので、その隙にさくっと着替えを済ます。
「もう大丈夫だ」
「早いのね。へ、へぇ~似合ってるじゃない」
「ワンワン!」
パピィが俺の周りを駆け回りルンも似合うと言ってくれた。黒い生地の衣装で俺としても随分としっくりくる感じだ。
「いいものを手に入れることが出来た。さて、これで攻略は終わりだな」
「うん。私も杖が手に入ったし得られるものも大きかったわね」
そうだな。もっとも妙な邪魔が入ったりもしたけど、それは仕方ないか。
とにかく、攻略も終わったし俺達はダンジョンの外に出ることにした――
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