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しおりを挟むあ~~~~、めっちゃくちゃにされた。
全然寝かせてくれないし、全然抜いてくれなかった。
意識飛ばしても無理矢理叩き起されてち○ぽで嫌になるくらい躾られた。
当分飲み会は行かないし酒は飲まないぞ...!!
「鏡夜、掃除機かけるからソファーの上に移動してくれるかな?」
「......やだ」
ぷい、と顔を逸らした俺に黒田は眉を下げながら笑う。
「無理させて悪かったよ」
夏休み初日。
朝から外で蝉が鳴き、夏休みに相応しいくらいの猛暑が人類を襲う。
気温は34℃
雲ひとつない晴天は青々と広がり、昨夜色んな汁でびしょ濡れになった干されたシーツが陽の光を浴びると、目を覆いたくなる程眩しかった。
「ほーら、鏡夜が大好きな猫ちゃんのぬいぐるみだよー」
寝室からわざわざ持ってきた猫のぬいぐるみをソファーの上に置かれ、もちもちふわふわなぬいぐるみが2つになったところで俺はソファーまで足を運ぶつもりはない。
確かに、酒を飲んだ自分が悪いよ。
悪ふざけも沢山した、実際に黒田のことを煽りまくった俺が悪いことも分かってる。
だが
「アルコール入りすぎたら遅漏になるなんて聞いてねぇ...」
「はは、だから言ったでしょ。使い物にならないって」
使い物にしかなってねぇんだよ。
絶倫巨根の上、更に遅漏なんて...俺を殺す気か。
実際に昨日は三途の川まで見えたし、既に亡くなったおばあちゃんが手招きまでしていた。
彼が尻を叩いたお陰で現実に戻されたが、あのままだったら絶対に死んでた。
「もう当分精子出ねぇからな...」
身体の節々が痛い。
アナルがヒリヒリして、まだ中に挿入ってる感じがする...。
それに、彼に注がれた精子の熱さだってしっかり身体に染み付いて...。
「君は中イき出来るから何も問題無いね、今日もする?」
「...ざけんな、オナホとよろしくやってろ」
つーか、普通の恋人同士ってこんなにするのか...?
後で「カップル H 週何回」で検索してみよ...。
「でもローターが取れて本当に良かった。結構深い所に挿入ってて焦ったよ」
「全くだっ...!危うく腹をカッ捌かれて恥ずかしい思いをするところだった!...あんたも、昨日...結構酔ってたろ...」
「あー...まあ、そうだね。オレ酒がはいると性格も口調もキツくなるから...昨日は本当に嫌な思いをさせて悪かった」
......元を辿れば俺が悪いのであって、椿さんが謝る必要はこれっぽっちもない。
「いや...俺こそ、ごめん...。俺に代わって飲んでくれたのに...毎回自分の不注意で...」
いつまで経っても窓際の床に座り込んだままで退かない俺に見兼ねた黒田は、掃除機を壁に立て掛けた。
「今度はちゃんと見ててあげる...。ここ暑くない?きなちゃんとあずちゃんもこんな暑い中でくっついて寝てるけど...」
「暑くない......、お日様...気持ちい...」
「お日様...」
昨夜、獣を見たせいだろう。
陽の光を浴びた彼が、一段と輝いて見える。
真っ白い半袖Tシャツと、黒のスウェットパンツと言うラフな格好もよく似合う。
朝にシャワーを浴びたばかりだからか、黒田の髪や肌からいい匂いがして、やけに胸がドキドキした。
男は女からするシャンプーの匂いに弱いと言うが、本当だな...。
「鏡夜って猫みたいだよね...」
「ん...?」
頭を撫で、首や顎を優しく擦られると心地良さに目を瞑った。
「猫じゃねぇ...」
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