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第22章 告白
第141話 プレゼント
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ジェシーのお見舞いに行って数日後、中間発表会が終わって廊下を歩いていたら、「おーい、レックスー!」「あ、マーシュ」久しぶりにマーシュが声を掛けてきた。
「久しぶりだね」「うん。ところで、今年はもう何贈るか決めてるのかい?」「······贈る?」「誕生日プレゼントだよ。アリスの」
「······あ」「まさか、忘れてたのか?」「······忘れてた」「······幼馴染みって、そういう関係なのか?」「いやー、去年もマーシュが言ったから思い出したぐらいだったから」「そうなんだ」
「で、マーシュは······って、もしかしてまだ決めて無いから声を掛けてきたのかい?」「うん」「そっか。確かに、どうしたものか」マーシュとそんな話をしていたら、「レックス、どうしたの?」偶然ロースが通り掛かった。
「ああ、ロース。いやアリスへの誕生日プレゼントの事でね。そういえばロース、エイミーの誕生日とかには何かプレゼントとか送った事あるの?」「うん。里にいた時には里に生えている花を贈ったり、近くの砂漠に生えてる珍しい植物なんかをね」
「へぇー。じゃあ養成学校に入ってからは?」「入ってから?」「「えっ?」」
「ひょ、ひょっとして、贈って無いのか?」「······うん。だってクラスも違うからなかなか会えなかったし······」
「「······」」「······まずかった、かなぁ?」2人揃って無言で頷いた。
こうして、急遽ベアーズのスペース内で男3人による女の子への贈り物についての話し合い(会議)が開かれた。
主に先ほど聞いたように僕やロースが相手に贈った物やそれぞれなぜそれらを送ろうとしたのか、どんな物が良いのかについて意見を交わし合った。
その結果、最近のエイミーやアリスとの会話でアクセサリー系の小物が欲しがっているという情報と、去年メリーからアドバイスを受けた僕しか上げられない物、つまり相手がなかなか手に入れられない物をという事で、マリンタウンでアクセサリー系の小物を探す事に決まり、早速僕の移動の羽でマリンタウンへ飛んだ。
マリンタウンに着いてそれぞれ別れてプレゼントを探す事にして解散した······が、「「「ハァーッ」」」すぐに集まった。正直、どれも高すぎて何も買えなかった。
「流石にあんなに高いとはなぁ」「そうだよねぇ」「うん」今年は頼み事もしていないため、僕も正直お小遣いが全然無い状態だった。
「どうする? 別の物を考えるか?」「そうだなぁ。じゃあその前にちょっと人生の大先輩に相談してみない?」「「人生の大先輩??」」「うん」
ということで、「女の子にプレゼント出来る物なぁ」「何か海人族の領地内でお金が掛からなくて手に入る物って無いですかねぇ、アークさん」僕達はアークさんのお店に訪れていた。
「まぁ無いことも無いがなぁ」「ほんとですか!」「あぁ。なぁレックス、おめぇ今まで海底洞窟に何回訪れた?」「え? 3回、ですが」偶然にも各学年で1回ずつ訪れていたのですぐ答えれた。
「3回とも全部命の石の原石絡みだろぉ?」「ええ、そうですが」「やっぱりな。だったらその海底洞窟をくまなく探してみるんだな。面白い所と面白い物が見つかるだろうからなぁ」「面白い所と面白い物?」
「あぁ。見つけた物をどうするかはお前さん達の自由だ。まぁそれがあればもし別の物を用意するのにも役に立つだろうしなぁ」「分かりました。取り敢えず海底洞窟に行ってみます」「······あぁ」そこでアークさんは何か考え込むポーズをとった。
「どうかしたんですか? アークさん」「いやぁ、その場所の事で何か伝えないといけない事があったような気がしたんだが······まぁ大したことじゃ無いだろうから気にするな」「はぁ」それから僕達はアークさんのお店を出た。
そして一旦王都に戻って海底洞窟へ行く準備をして向かう事にしたので、王都に戻って解散した。
僕も武器を持ってベアーズを連れて部屋を出て集合場所に向かおうとした時、その前にある人物の部屋を訪ねた。
コンッ! コンッ!「レックスだけど、いるか? ジャック」ジャックの部屋のドアをノックした。
「話したい事があるんだけど、入って良いか?」部屋からの返答はなかった。いないのかなと思ってその場を離れようとした直前にドアが開けられ、ジャックが現れた。
「······入れよ」と言われたので僕だけ部屋に入った。「何だよ、話って」「ジェシーの事だよ」と伝えたらジャックは僕をじっと見た。
「傷はもう失くなったって事は知ってるよね?」「ああ。皆が話しているのが聞こえてな」「僕もそれからジェシーに会って話す事があった時、ジェシーが君の事を聞いてきたから今の状態の事を話させてもらったよ。部屋に篭っているって」ジャックは無言で聞いていた。
「その時彼女から『あの時は自分の不注意が原因だから、ジャックは本当に気にしなくて大丈夫だから』と伝えてくれって頼まれたんだよ」「でも、実際に近くにいたのに俺は彼女を守ってやれなかったのは事実だろ」
「確かにそうだね。僕も一度似た経験があるから分かるよ」1年の時、生き返らせれる事が分かっていながらもアリスを一度死なせてしまった時の事を思い出していた。
「でも、その事をずっと引きずって君が部屋に閉じ篭っているって彼女が知ったら、心配して余計に彼女を悲しませる事になるんじゃ無いかな?」「じゃあ、どうすれば良いってんだよ」
「今からロースやマーシュとそれぞれ女の子にプレゼントするための物を海人族の海底洞窟へ探しに行くんだ。君も一緒に来てジェシーの全快祝いのためのプレゼントを探したらどうだい?」と提案した。
するとジャックも「······それも、そうだな」と言って一緒に行く事にしたのだった。そしてジャックの準備が出来たところで集合場所に向かい、2人にも説明して皆で海底洞窟に向かった。
海底洞窟に入ってシーハーフマンの集団をあしらった所で最初の分かれ道に着いた。
「いつもはこの道を進んで命の石の原石を取りに行っていたから······」といつも進んでいる道を指して言ったので、「残りの道のどちらかの先に面白いって言ってた所があるんだろうね」ロースが残りの2カ所の通路の入口を見ながら答えた。
そのためまず2つのうち1つの通路を選んで進んでみたら行き止まりだったので、戻って残りの1つの道を進んだ。そちらはどんどん奥まで通路が続いていたので道なりに進んだ。
大分歩いて奥の方が広くなっていたので向かったら、「「こ、これは!」」そこには広大な地底湖が広がっていたのだった。
またその地底湖の先にはそれほど広くない陸地が存在し、その陸地に何かが散らばっているのが反射している光で分かった。
「こんな所がこの洞窟内にあったなんて」「レックス、あの陸地に何か落ちてないか?」「確かに」「あれは······色々な貝殻や真珠、のようなものみたいだ」恐らく4人の中で一番目の良いロースが陸地に落ちている物を伝えてきた。
「貝殻や真珠。という事は······」「うん! ここがアークさんの言っていた面白い所で、あれが面白い物だよ!」「とにかく、あの陸地に行ってみようぜ」「「「うん!」」」そうして僕達は地底湖の先の陸地を目指した。
地底湖はそれほど深くは無かったので、注意して全員歩いて(ベアーズだけは泳いで)渡った。
陸地に着いたところで落ちている物を見たら、やはり色々な種類の貝殻や小さな真珠などであった。
「凄い!」「確かにこれならその物を渡すのも良いだろうし、これを売ったり加工して別の物を用意する事も出来るはずだ!」「そうだね」僕達は目の前のお宝に大喜びしていた。
そのため、少し離れた暗闇から鋭い目付きで僕らを睨んでいる存在に全く気付いてなかった······。
「久しぶりだね」「うん。ところで、今年はもう何贈るか決めてるのかい?」「······贈る?」「誕生日プレゼントだよ。アリスの」
「······あ」「まさか、忘れてたのか?」「······忘れてた」「······幼馴染みって、そういう関係なのか?」「いやー、去年もマーシュが言ったから思い出したぐらいだったから」「そうなんだ」
「で、マーシュは······って、もしかしてまだ決めて無いから声を掛けてきたのかい?」「うん」「そっか。確かに、どうしたものか」マーシュとそんな話をしていたら、「レックス、どうしたの?」偶然ロースが通り掛かった。
「ああ、ロース。いやアリスへの誕生日プレゼントの事でね。そういえばロース、エイミーの誕生日とかには何かプレゼントとか送った事あるの?」「うん。里にいた時には里に生えている花を贈ったり、近くの砂漠に生えてる珍しい植物なんかをね」
「へぇー。じゃあ養成学校に入ってからは?」「入ってから?」「「えっ?」」
「ひょ、ひょっとして、贈って無いのか?」「······うん。だってクラスも違うからなかなか会えなかったし······」
「「······」」「······まずかった、かなぁ?」2人揃って無言で頷いた。
こうして、急遽ベアーズのスペース内で男3人による女の子への贈り物についての話し合い(会議)が開かれた。
主に先ほど聞いたように僕やロースが相手に贈った物やそれぞれなぜそれらを送ろうとしたのか、どんな物が良いのかについて意見を交わし合った。
その結果、最近のエイミーやアリスとの会話でアクセサリー系の小物が欲しがっているという情報と、去年メリーからアドバイスを受けた僕しか上げられない物、つまり相手がなかなか手に入れられない物をという事で、マリンタウンでアクセサリー系の小物を探す事に決まり、早速僕の移動の羽でマリンタウンへ飛んだ。
マリンタウンに着いてそれぞれ別れてプレゼントを探す事にして解散した······が、「「「ハァーッ」」」すぐに集まった。正直、どれも高すぎて何も買えなかった。
「流石にあんなに高いとはなぁ」「そうだよねぇ」「うん」今年は頼み事もしていないため、僕も正直お小遣いが全然無い状態だった。
「どうする? 別の物を考えるか?」「そうだなぁ。じゃあその前にちょっと人生の大先輩に相談してみない?」「「人生の大先輩??」」「うん」
ということで、「女の子にプレゼント出来る物なぁ」「何か海人族の領地内でお金が掛からなくて手に入る物って無いですかねぇ、アークさん」僕達はアークさんのお店に訪れていた。
「まぁ無いことも無いがなぁ」「ほんとですか!」「あぁ。なぁレックス、おめぇ今まで海底洞窟に何回訪れた?」「え? 3回、ですが」偶然にも各学年で1回ずつ訪れていたのですぐ答えれた。
「3回とも全部命の石の原石絡みだろぉ?」「ええ、そうですが」「やっぱりな。だったらその海底洞窟をくまなく探してみるんだな。面白い所と面白い物が見つかるだろうからなぁ」「面白い所と面白い物?」
「あぁ。見つけた物をどうするかはお前さん達の自由だ。まぁそれがあればもし別の物を用意するのにも役に立つだろうしなぁ」「分かりました。取り敢えず海底洞窟に行ってみます」「······あぁ」そこでアークさんは何か考え込むポーズをとった。
「どうかしたんですか? アークさん」「いやぁ、その場所の事で何か伝えないといけない事があったような気がしたんだが······まぁ大したことじゃ無いだろうから気にするな」「はぁ」それから僕達はアークさんのお店を出た。
そして一旦王都に戻って海底洞窟へ行く準備をして向かう事にしたので、王都に戻って解散した。
僕も武器を持ってベアーズを連れて部屋を出て集合場所に向かおうとした時、その前にある人物の部屋を訪ねた。
コンッ! コンッ!「レックスだけど、いるか? ジャック」ジャックの部屋のドアをノックした。
「話したい事があるんだけど、入って良いか?」部屋からの返答はなかった。いないのかなと思ってその場を離れようとした直前にドアが開けられ、ジャックが現れた。
「······入れよ」と言われたので僕だけ部屋に入った。「何だよ、話って」「ジェシーの事だよ」と伝えたらジャックは僕をじっと見た。
「傷はもう失くなったって事は知ってるよね?」「ああ。皆が話しているのが聞こえてな」「僕もそれからジェシーに会って話す事があった時、ジェシーが君の事を聞いてきたから今の状態の事を話させてもらったよ。部屋に篭っているって」ジャックは無言で聞いていた。
「その時彼女から『あの時は自分の不注意が原因だから、ジャックは本当に気にしなくて大丈夫だから』と伝えてくれって頼まれたんだよ」「でも、実際に近くにいたのに俺は彼女を守ってやれなかったのは事実だろ」
「確かにそうだね。僕も一度似た経験があるから分かるよ」1年の時、生き返らせれる事が分かっていながらもアリスを一度死なせてしまった時の事を思い出していた。
「でも、その事をずっと引きずって君が部屋に閉じ篭っているって彼女が知ったら、心配して余計に彼女を悲しませる事になるんじゃ無いかな?」「じゃあ、どうすれば良いってんだよ」
「今からロースやマーシュとそれぞれ女の子にプレゼントするための物を海人族の海底洞窟へ探しに行くんだ。君も一緒に来てジェシーの全快祝いのためのプレゼントを探したらどうだい?」と提案した。
するとジャックも「······それも、そうだな」と言って一緒に行く事にしたのだった。そしてジャックの準備が出来たところで集合場所に向かい、2人にも説明して皆で海底洞窟に向かった。
海底洞窟に入ってシーハーフマンの集団をあしらった所で最初の分かれ道に着いた。
「いつもはこの道を進んで命の石の原石を取りに行っていたから······」といつも進んでいる道を指して言ったので、「残りの道のどちらかの先に面白いって言ってた所があるんだろうね」ロースが残りの2カ所の通路の入口を見ながら答えた。
そのためまず2つのうち1つの通路を選んで進んでみたら行き止まりだったので、戻って残りの1つの道を進んだ。そちらはどんどん奥まで通路が続いていたので道なりに進んだ。
大分歩いて奥の方が広くなっていたので向かったら、「「こ、これは!」」そこには広大な地底湖が広がっていたのだった。
またその地底湖の先にはそれほど広くない陸地が存在し、その陸地に何かが散らばっているのが反射している光で分かった。
「こんな所がこの洞窟内にあったなんて」「レックス、あの陸地に何か落ちてないか?」「確かに」「あれは······色々な貝殻や真珠、のようなものみたいだ」恐らく4人の中で一番目の良いロースが陸地に落ちている物を伝えてきた。
「貝殻や真珠。という事は······」「うん! ここがアークさんの言っていた面白い所で、あれが面白い物だよ!」「とにかく、あの陸地に行ってみようぜ」「「「うん!」」」そうして僕達は地底湖の先の陸地を目指した。
地底湖はそれほど深くは無かったので、注意して全員歩いて(ベアーズだけは泳いで)渡った。
陸地に着いたところで落ちている物を見たら、やはり色々な種類の貝殻や小さな真珠などであった。
「凄い!」「確かにこれならその物を渡すのも良いだろうし、これを売ったり加工して別の物を用意する事も出来るはずだ!」「そうだね」僕達は目の前のお宝に大喜びしていた。
そのため、少し離れた暗闇から鋭い目付きで僕らを睨んでいる存在に全く気付いてなかった······。
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