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学校での出来事
第38話 これからの生活の色々な準備
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ハウルのおっちゃんの家に行った次の日、「それじゃあ行こっか」コク(うん!)と頷きレックスとキシュクシャを出た。昨日王都に帰って来た時にレックスがメリッサからお買い物に誘われたからだ。なぜかボクも······。
そのメリッサとの待ち合わせ場所に向かったらもうメリッサが来ていたので、「お姉ちゃん! お待たせっ」レックスが声をかけたら「ううん。それじゃあ行こっか」「うん!」(おー!)レックス達は街に出掛けた。
そうして以前レックスが教えてくれた色んなおみせが建っている場所に向かい、レックスとメリッサがそれぞれしたかったお買い物をしていった。
ひと通りお買い物が終わったところで「レックス君。今日ベアーズちゃんを連れて来てもらったのは、ここに連れて来たかったからよ」とメリッサが言い出した。
「ここって······」(えっ? ぺ······ぺ、ッ、ト······?)「ペットショップ?」「うん、そう」レックスやメリッサはここの事を知ってるみたい。
「ほら、今の状態だと事情の知らない人達から見たら野生の子グマだと思われちゃうでしょ? だから、少なくとも首輪のようなものぐらいは付けておいた方が良いと思って連れて来たかったの」「そうだったんだ」レックスは理解したみたいだ。ボクはまだだけど······。
そんなこんなでレックスとメリッサはペットショップって所に入って行った。
「いらっしゃいませ!」中にいたヒトが声を掛けてきた。するとメリッサが「この子に合う首輪のような物を見に来たのですが?」と尋ねた。
するとそのヒトは「そうですか。ではまずこちらへ」とボク達をどこかに案内した。
少し奥に行ったところで「それではその子グマをこの台の上に座らせて下さい」と言ったのでレックスはボクを台の上に乗せた。
それからそのヒトはヒモのような物を持ってきて「怖くないからじっとしててねぇ」と言ってそのヒモのような物をボクの首に巻いてきた(な、何?)。
ボクは少し不安になったがとりあえずはじっとし続けた。そしてすぐに「はい、ありがとう。もう良いですよ」と言われてレックスはボクを抱き上げた。
「この長さですと······」といくつかのヒモのような物を持ったヒトがそれらを見せてきて、「これらの中のどれか何てどうでしょう?」とメリッサに尋ねた。
するとメリッサはレックスに「レックス君。どれが良いと思う?」と尋ねたら、レックスは「うーん······これ何てどうだろう? コイツの毛色に似ているし」といくつかある中から1つを手にした。
「良いわね、それ」メリッサもそう言ってそれをボクの首に巻いてきた。付けられたけど特に違和感は感じられなかったので「どう? ベアーズ」とレックスに聞かれた時にはコク(うん! 気に入った!)と喜んだ。
「気に入ったみたいね?」「うん!」「それじゃあこれを」「ありがとうございます!!」とメリッサがこれのおカネを払ってくれてボク達はおみせを出た。
「ありがとね、お姉ちゃん」「ううん、良いのよ」と会話をした後突然メリッサが「ねぇレックス君。その代わりじゃあ無いんだけど······」「うん?」「レックス君が前の人生の時に住んでいた孤児院の場所を教えて欲しいんだけど?」(えっ?)と尋ねた。
「孤児院の?」「うん。私も一度見てみたいと思って」「良いよ」とレックスはあのこじいんの場所に向かった。
「あそこがそうだよ」と以前ボクも案内されたこじいんって所が見える場所に着いた。
「あそこがそうなんだ」「うん」と言った後は2人とも何も話さずその場に立ち尽くしていた。
ボクはチラッとメリッサの方を見たら、メリッサはなぜかこじいんの方を優しい笑顔で見ていた。その直後「案内してくれてありがとう。それじゃあ帰ろっか」「······うん」そうしてボク達はキシュクシャに帰った。
それから何日かはずっとキシュクシャの部屋でレックスと過ごし、たまにアリスやアッシュ、そして今回はメリッサも部屋にやって来てボク達と楽しく過ごした。
そんなある日、またレックスがお買い物をするためにボクを連れて出掛けた。
おみせに向かっている途中学校の近くを通ったら、「あっ」レックスが目の前の多くのヒトの姿を見て呟いた(ん? 何?)。
「懐かしいなぁ」(なつかしいって、何が?)と尋ねるようにボクはレックスを見上げた。
そんなボクを見てレックスは「ん? ああ、あの人達は今年養成学校に入りたいって思ってる人達で、学校に入るために受ける試験の受付をするために並んでるんだよ」と説明してくれた。
(そういえば、森にいる時レックスがそんな事を教えてくれたっけ)とあの時の事を思い返していた。
「僕も去年の今頃王都にやって来て受付をしたんだよ」(そうだったんだ)
「しかも、その受付をする直前にアッシュ兄ちゃんと再会したんだけど」(アッシュと?)
「兄ちゃんが同じ養成学校の生徒をあるお店から外に吹っ飛ばしたところをちょうど目撃しちゃってさぁ」(えっ? アッシュが、ヒトを吹っ飛ばした!?)と聞いてボクは恐らく事実とは違う状況を想像してしまった(アッシュが、ヒトを······)。
「その時に兄ちゃんからお姉ちゃんを紹介してもらったんだよ」と教えてくれたけど、未だにボクは(アッシュが、ヒトを······)の事で頭がいっぱいだった。
「もうあれから1年が経つんだなぁ」と呟いたことにはボクもようやく我に返り(1年)その言葉に反応した。
(そっか、1年過ぎたんだ)とボクもこの1年間の事を振り返った。
確か今年の初めの頃は去年から続けていたアリスのとっくんってのに付き合ってたっけ。
それからアリスが村を出てからは寂しい気持ちを持ちながら他の生き物達と遊んでたなぁ。
その後あつい時期にはアッシュとアリスが村に戻ってきて何日間か一緒に過ごしてた。
そして用事をするためにレックスも森に帰ってきて、その用事にボクも付き合った後にレックスと離れたく無かったから背中に引っ付いたら、そのままレックス達が行っている学校で過ごす事になったんだよなぁ······。
それからそれから、最近になってレックス達がしているジュギョウってのに参加するようにもなったし、スペースをたまになら抜け出す事も許されて、本当に楽しい毎日を送っているよなぁ。
改めてこの1年を振り返ったら嬉しい思い出も悲しい思い出もいっぱいあったなぁ。これからの1年はどんな1年になるんだろうなぁ?
何て思っていたらレックスが、「ベアーズ」(ん?)「これからも色々あるかもしれないけど、今後もヨロシクなっ!」コク「ガァッ!(うん!)」と頷いて吠えた。
「ハハッ。お前も嬉しそうだなぁ」(うん!)そうしてボクとレックスはキシュクシャに向かったのだった······。
そのメリッサとの待ち合わせ場所に向かったらもうメリッサが来ていたので、「お姉ちゃん! お待たせっ」レックスが声をかけたら「ううん。それじゃあ行こっか」「うん!」(おー!)レックス達は街に出掛けた。
そうして以前レックスが教えてくれた色んなおみせが建っている場所に向かい、レックスとメリッサがそれぞれしたかったお買い物をしていった。
ひと通りお買い物が終わったところで「レックス君。今日ベアーズちゃんを連れて来てもらったのは、ここに連れて来たかったからよ」とメリッサが言い出した。
「ここって······」(えっ? ぺ······ぺ、ッ、ト······?)「ペットショップ?」「うん、そう」レックスやメリッサはここの事を知ってるみたい。
「ほら、今の状態だと事情の知らない人達から見たら野生の子グマだと思われちゃうでしょ? だから、少なくとも首輪のようなものぐらいは付けておいた方が良いと思って連れて来たかったの」「そうだったんだ」レックスは理解したみたいだ。ボクはまだだけど······。
そんなこんなでレックスとメリッサはペットショップって所に入って行った。
「いらっしゃいませ!」中にいたヒトが声を掛けてきた。するとメリッサが「この子に合う首輪のような物を見に来たのですが?」と尋ねた。
するとそのヒトは「そうですか。ではまずこちらへ」とボク達をどこかに案内した。
少し奥に行ったところで「それではその子グマをこの台の上に座らせて下さい」と言ったのでレックスはボクを台の上に乗せた。
それからそのヒトはヒモのような物を持ってきて「怖くないからじっとしててねぇ」と言ってそのヒモのような物をボクの首に巻いてきた(な、何?)。
ボクは少し不安になったがとりあえずはじっとし続けた。そしてすぐに「はい、ありがとう。もう良いですよ」と言われてレックスはボクを抱き上げた。
「この長さですと······」といくつかのヒモのような物を持ったヒトがそれらを見せてきて、「これらの中のどれか何てどうでしょう?」とメリッサに尋ねた。
するとメリッサはレックスに「レックス君。どれが良いと思う?」と尋ねたら、レックスは「うーん······これ何てどうだろう? コイツの毛色に似ているし」といくつかある中から1つを手にした。
「良いわね、それ」メリッサもそう言ってそれをボクの首に巻いてきた。付けられたけど特に違和感は感じられなかったので「どう? ベアーズ」とレックスに聞かれた時にはコク(うん! 気に入った!)と喜んだ。
「気に入ったみたいね?」「うん!」「それじゃあこれを」「ありがとうございます!!」とメリッサがこれのおカネを払ってくれてボク達はおみせを出た。
「ありがとね、お姉ちゃん」「ううん、良いのよ」と会話をした後突然メリッサが「ねぇレックス君。その代わりじゃあ無いんだけど······」「うん?」「レックス君が前の人生の時に住んでいた孤児院の場所を教えて欲しいんだけど?」(えっ?)と尋ねた。
「孤児院の?」「うん。私も一度見てみたいと思って」「良いよ」とレックスはあのこじいんの場所に向かった。
「あそこがそうだよ」と以前ボクも案内されたこじいんって所が見える場所に着いた。
「あそこがそうなんだ」「うん」と言った後は2人とも何も話さずその場に立ち尽くしていた。
ボクはチラッとメリッサの方を見たら、メリッサはなぜかこじいんの方を優しい笑顔で見ていた。その直後「案内してくれてありがとう。それじゃあ帰ろっか」「······うん」そうしてボク達はキシュクシャに帰った。
それから何日かはずっとキシュクシャの部屋でレックスと過ごし、たまにアリスやアッシュ、そして今回はメリッサも部屋にやって来てボク達と楽しく過ごした。
そんなある日、またレックスがお買い物をするためにボクを連れて出掛けた。
おみせに向かっている途中学校の近くを通ったら、「あっ」レックスが目の前の多くのヒトの姿を見て呟いた(ん? 何?)。
「懐かしいなぁ」(なつかしいって、何が?)と尋ねるようにボクはレックスを見上げた。
そんなボクを見てレックスは「ん? ああ、あの人達は今年養成学校に入りたいって思ってる人達で、学校に入るために受ける試験の受付をするために並んでるんだよ」と説明してくれた。
(そういえば、森にいる時レックスがそんな事を教えてくれたっけ)とあの時の事を思い返していた。
「僕も去年の今頃王都にやって来て受付をしたんだよ」(そうだったんだ)
「しかも、その受付をする直前にアッシュ兄ちゃんと再会したんだけど」(アッシュと?)
「兄ちゃんが同じ養成学校の生徒をあるお店から外に吹っ飛ばしたところをちょうど目撃しちゃってさぁ」(えっ? アッシュが、ヒトを吹っ飛ばした!?)と聞いてボクは恐らく事実とは違う状況を想像してしまった(アッシュが、ヒトを······)。
「その時に兄ちゃんからお姉ちゃんを紹介してもらったんだよ」と教えてくれたけど、未だにボクは(アッシュが、ヒトを······)の事で頭がいっぱいだった。
「もうあれから1年が経つんだなぁ」と呟いたことにはボクもようやく我に返り(1年)その言葉に反応した。
(そっか、1年過ぎたんだ)とボクもこの1年間の事を振り返った。
確か今年の初めの頃は去年から続けていたアリスのとっくんってのに付き合ってたっけ。
それからアリスが村を出てからは寂しい気持ちを持ちながら他の生き物達と遊んでたなぁ。
その後あつい時期にはアッシュとアリスが村に戻ってきて何日間か一緒に過ごしてた。
そして用事をするためにレックスも森に帰ってきて、その用事にボクも付き合った後にレックスと離れたく無かったから背中に引っ付いたら、そのままレックス達が行っている学校で過ごす事になったんだよなぁ······。
それからそれから、最近になってレックス達がしているジュギョウってのに参加するようにもなったし、スペースをたまになら抜け出す事も許されて、本当に楽しい毎日を送っているよなぁ。
改めてこの1年を振り返ったら嬉しい思い出も悲しい思い出もいっぱいあったなぁ。これからの1年はどんな1年になるんだろうなぁ?
何て思っていたらレックスが、「ベアーズ」(ん?)「これからも色々あるかもしれないけど、今後もヨロシクなっ!」コク「ガァッ!(うん!)」と頷いて吠えた。
「ハハッ。お前も嬉しそうだなぁ」(うん!)そうしてボクとレックスはキシュクシャに向かったのだった······。
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