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学校での出来事
第29話 アッシュやメリッサとジュギョウ2
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アッシュとレッドウルフ達に向かって飛び出し、奴らの目の前に着いた。そんなボクらにレッドウルフ達も気付いて「グルルル(何だ、キサマらは?)」と威嚇してきた。
「悪いが、お前達には死んでもらうぜ」アッシュが剣を取り出し構えたのを見て「グワァ!(やっちまえ!)」レッドウルフ達も向かって来た。
ボクとアッシュは別々に避け、その直後たまたまボクのすぐ近くに1匹だけレッドウルフがいたので、「グワァ!(お前の相手はボクだ!)」と叫んだ。
するとそのレッドウルフはボクの方を見て「何だ、テメェは?」と言い、さらにその後「······よく見りゃあ、旨そうだな」とヨダレを滴しながらボクを見ていた。
さすがにそれを見てボクは「······」サッ! とアッシュ達が戦っているのとは反対方向へ······逃げた。
突然の事だったので一瞬レッドウルフは呆然と見ていたが、すぐに「って、逃げるなぁー!!」ボクを追い掛けて来た。
レッドウルフは結構速くボクに向かって来たけど、小さな体を生かして小回りに曲がったり岩影に隠れたりしてレッドウルフに捕まらないように逃げた。
そうしてそこそこの時間逃げたところで、(もうそろそろ良いかな?)と思い今度は隠れていた岩影から飛び出し何とレッドウルフに向かって突っ走った。
レッドウルフも突然のボクの動きに驚き、一瞬身動きが取れなくなった。その隙をついてボクはレッドウルフの股の下をくぐって来た方向に戻った。
そんなボクをまたしばらく呆然と見て、そして再びレッドウルフは追っ掛けて来た。
そうしてある所を曲がったところで(あっ!)目の前の存在に気付いた······。
少ししてボクを追っ掛けていたレッドウルフもボクが曲がったところを曲がったところで······グサッ!「えっ?」
なんとそこで待ち構えていたアッシュの剣で腹を貫かれたのだった。「そ、そんな」そのままレッドウルフは息絶えた。
「ふぅ。よく頑張ったな、ベアーズ。お陰で他の2匹を倒す事が出来たよ」(えへへへへ)アッシュに誉められて喜んだ。
そうしてボク達はメリッサのいる所に戻った。
「あっ、アッシュー! ベアーズちゃーん!」(あっ、メリッサだ!)「おーい、メリッサー!」メリッサの声にアッシュも答えた。
「レッドウルフ達は?」「ああ。全員倒せたよ。ベアーズのお陰でな」「そう! お手柄ね、ベアーズちゃん」(えへへ)メリッサはボクの頭を撫でてくれた。
それからボク達は銀のある所に向かった。近くで見たら本当にたくさんの銀色に光った何かが落ちていた。
「近くで見たら本当に銀がたくさん落ちてるなぁ」「うん! 本当に凄いわ」そう言ってメリッサとアッシュは銀を集めだし、持っていたふくろに入れた。
「かなりここだけで集められたなぁ」「ホントね」「それもこれも、ベアーズがこっちに何かいるって教えてくれたお陰だな」「うん。本当にありがとね、ベアーズちゃん」「ガウ!(うん!)」そうしてボク達はその場を離れた。
その後はメリッサが教えてくれた銀が取れやすい崖下とかに向かって探し、それぞれの場所で少しずつ銀を見つける事が出来た。
またウルフってまものも、あの後さっき会ったレッドウルフって奴らに一度2匹でいた奴らと遭遇し、また全身が黒色と白色の毛で覆われたレッドウルフ達より少し体が大きかったふつうのウルフにも一度1匹でいた奴にそれぞれ遭遇した(どちらもボクが事前に感知して知らせた)けど、アッシュ1人でみんな倒しちゃった。
そうしてある程度時間が過ぎたところでアッシュが「よし、そろそろふもとに戻ろうぜ」と言ってきたので「そうね。もうたくさん集めたし」「ガウ!(うん!)」メリッサもボクも同意したのでボク達はふもとに向かった。
ふもとに近付いたところで「あ、先生!」「おお、アッシュ! メリッサ! 無事に戻ってこれたか」「はい、何とか。あ、これ集めた銀です」とアッシュが銀を詰めていたふくろをせんせいに渡した。
「おぉ、これはかなり大量に集められたなぁ」「ええ。最初にベアーズに教えてもらった所に行ったらかなり大量に落ちていましたから」
「そうなのか?」「はい。本当にたくさん落ちていて私達も驚きました」「ついでにそこにレッドウルフが3匹いましたので倒しておきました」
「レッドウルフを3匹もか!? さすがだなアッシュ!」「いゃあ、ははははは!」
アッシュが笑ってせんせいとやり取りしている時、メリッサが「(ホントは1匹はベアーズちゃんのお陰で倒せたのにね)」と言ってきてくれたので、それだけで嬉しかった。
それに「それにしても、その子を借りてお前達に同行させたのも大正解だったな」「「はい!」」アッシュとメリッサが力強く答えてくれて、それも嬉しかった。
「まぁとりあえず残りのチームが帰ってくるまで向こうで休憩しててくれ」「「分かりました」」と言われた方へ向かった。
その方向に向かったら「あ、「アッシュさーん!」」「よぉ、お前達も戻ってたのか」「「あ、メリッサー!」」「あ、みんなー!」アッシュもメリッサもそれぞれ知り合いがいたみたいでそのヒト達の所に向かって行った。
そして知り合いと話し出した2人の様子を見て(······良いなぁ)と思っていたら、「······ちょっと待ってて」不意にメリッサがこっちに来て、ヒョイ!(えっ?)ボクを抱いて再び知り合いと話し出した(メリッサ)。
それから大分時間が過ぎたところで「全員集合!」と声が聞こえたのでみんな集まった(ボクは未だメリッサに抱かれたままで)。
「全員今回はかなり多くの銀を集めてくれたな」「その中でも······アッシュ!」「は、はい!」「やはりお前達のチームが一番多くの銀を集めてきたようだ」(やったっ!)
「えっ? そ、それじゃあ?」「ああ。来年お前はSクラス決定だ!」
「や、やったぁ!」アッシュが大喜びし、続いて「おめでとう、アッシュ!」「「おめでとうございます、アッシュさん!」」「「おめでとう!」」メリッサやさっきアッシュと仲良く話していたヒト達を始め、全員がアッシュに声をかけたり拍手を送りだした(何かよく分からないけど、とりあえずおめでとう)。
「ようし、それでは学校に戻るぞー!」「「はい!」」こうしてボク達は学校に帰った。
学校に着いてスペースに向かったら「あ、兄ちゃーん! お姉ちゃーん!」(あっ)「おぅ、レックスー!」(レックスー!)スペース前にレックスが待っていた。
「遅かったね」「ああ。向こうを出発したのが結構遅かったからなぁ」「そうなんだ」「うん。レックス君、ベアーズちゃん本当にありがとね。とても役に立ったわ」「そうなの?」「ああ。そのお陰で······」アッシュは自分の事をレックスに話した。
それを聞いてレックスも自分事のように「凄いじゃないそれ! 本当におめでとう!」「ありがとな」と大喜びしたのだった。
「悪いが、お前達には死んでもらうぜ」アッシュが剣を取り出し構えたのを見て「グワァ!(やっちまえ!)」レッドウルフ達も向かって来た。
ボクとアッシュは別々に避け、その直後たまたまボクのすぐ近くに1匹だけレッドウルフがいたので、「グワァ!(お前の相手はボクだ!)」と叫んだ。
するとそのレッドウルフはボクの方を見て「何だ、テメェは?」と言い、さらにその後「······よく見りゃあ、旨そうだな」とヨダレを滴しながらボクを見ていた。
さすがにそれを見てボクは「······」サッ! とアッシュ達が戦っているのとは反対方向へ······逃げた。
突然の事だったので一瞬レッドウルフは呆然と見ていたが、すぐに「って、逃げるなぁー!!」ボクを追い掛けて来た。
レッドウルフは結構速くボクに向かって来たけど、小さな体を生かして小回りに曲がったり岩影に隠れたりしてレッドウルフに捕まらないように逃げた。
そうしてそこそこの時間逃げたところで、(もうそろそろ良いかな?)と思い今度は隠れていた岩影から飛び出し何とレッドウルフに向かって突っ走った。
レッドウルフも突然のボクの動きに驚き、一瞬身動きが取れなくなった。その隙をついてボクはレッドウルフの股の下をくぐって来た方向に戻った。
そんなボクをまたしばらく呆然と見て、そして再びレッドウルフは追っ掛けて来た。
そうしてある所を曲がったところで(あっ!)目の前の存在に気付いた······。
少ししてボクを追っ掛けていたレッドウルフもボクが曲がったところを曲がったところで······グサッ!「えっ?」
なんとそこで待ち構えていたアッシュの剣で腹を貫かれたのだった。「そ、そんな」そのままレッドウルフは息絶えた。
「ふぅ。よく頑張ったな、ベアーズ。お陰で他の2匹を倒す事が出来たよ」(えへへへへ)アッシュに誉められて喜んだ。
そうしてボク達はメリッサのいる所に戻った。
「あっ、アッシュー! ベアーズちゃーん!」(あっ、メリッサだ!)「おーい、メリッサー!」メリッサの声にアッシュも答えた。
「レッドウルフ達は?」「ああ。全員倒せたよ。ベアーズのお陰でな」「そう! お手柄ね、ベアーズちゃん」(えへへ)メリッサはボクの頭を撫でてくれた。
それからボク達は銀のある所に向かった。近くで見たら本当にたくさんの銀色に光った何かが落ちていた。
「近くで見たら本当に銀がたくさん落ちてるなぁ」「うん! 本当に凄いわ」そう言ってメリッサとアッシュは銀を集めだし、持っていたふくろに入れた。
「かなりここだけで集められたなぁ」「ホントね」「それもこれも、ベアーズがこっちに何かいるって教えてくれたお陰だな」「うん。本当にありがとね、ベアーズちゃん」「ガウ!(うん!)」そうしてボク達はその場を離れた。
その後はメリッサが教えてくれた銀が取れやすい崖下とかに向かって探し、それぞれの場所で少しずつ銀を見つける事が出来た。
またウルフってまものも、あの後さっき会ったレッドウルフって奴らに一度2匹でいた奴らと遭遇し、また全身が黒色と白色の毛で覆われたレッドウルフ達より少し体が大きかったふつうのウルフにも一度1匹でいた奴にそれぞれ遭遇した(どちらもボクが事前に感知して知らせた)けど、アッシュ1人でみんな倒しちゃった。
そうしてある程度時間が過ぎたところでアッシュが「よし、そろそろふもとに戻ろうぜ」と言ってきたので「そうね。もうたくさん集めたし」「ガウ!(うん!)」メリッサもボクも同意したのでボク達はふもとに向かった。
ふもとに近付いたところで「あ、先生!」「おお、アッシュ! メリッサ! 無事に戻ってこれたか」「はい、何とか。あ、これ集めた銀です」とアッシュが銀を詰めていたふくろをせんせいに渡した。
「おぉ、これはかなり大量に集められたなぁ」「ええ。最初にベアーズに教えてもらった所に行ったらかなり大量に落ちていましたから」
「そうなのか?」「はい。本当にたくさん落ちていて私達も驚きました」「ついでにそこにレッドウルフが3匹いましたので倒しておきました」
「レッドウルフを3匹もか!? さすがだなアッシュ!」「いゃあ、ははははは!」
アッシュが笑ってせんせいとやり取りしている時、メリッサが「(ホントは1匹はベアーズちゃんのお陰で倒せたのにね)」と言ってきてくれたので、それだけで嬉しかった。
それに「それにしても、その子を借りてお前達に同行させたのも大正解だったな」「「はい!」」アッシュとメリッサが力強く答えてくれて、それも嬉しかった。
「まぁとりあえず残りのチームが帰ってくるまで向こうで休憩しててくれ」「「分かりました」」と言われた方へ向かった。
その方向に向かったら「あ、「アッシュさーん!」」「よぉ、お前達も戻ってたのか」「「あ、メリッサー!」」「あ、みんなー!」アッシュもメリッサもそれぞれ知り合いがいたみたいでそのヒト達の所に向かって行った。
そして知り合いと話し出した2人の様子を見て(······良いなぁ)と思っていたら、「······ちょっと待ってて」不意にメリッサがこっちに来て、ヒョイ!(えっ?)ボクを抱いて再び知り合いと話し出した(メリッサ)。
それから大分時間が過ぎたところで「全員集合!」と声が聞こえたのでみんな集まった(ボクは未だメリッサに抱かれたままで)。
「全員今回はかなり多くの銀を集めてくれたな」「その中でも······アッシュ!」「は、はい!」「やはりお前達のチームが一番多くの銀を集めてきたようだ」(やったっ!)
「えっ? そ、それじゃあ?」「ああ。来年お前はSクラス決定だ!」
「や、やったぁ!」アッシュが大喜びし、続いて「おめでとう、アッシュ!」「「おめでとうございます、アッシュさん!」」「「おめでとう!」」メリッサやさっきアッシュと仲良く話していたヒト達を始め、全員がアッシュに声をかけたり拍手を送りだした(何かよく分からないけど、とりあえずおめでとう)。
「ようし、それでは学校に戻るぞー!」「「はい!」」こうしてボク達は学校に帰った。
学校に着いてスペースに向かったら「あ、兄ちゃーん! お姉ちゃーん!」(あっ)「おぅ、レックスー!」(レックスー!)スペース前にレックスが待っていた。
「遅かったね」「ああ。向こうを出発したのが結構遅かったからなぁ」「そうなんだ」「うん。レックス君、ベアーズちゃん本当にありがとね。とても役に立ったわ」「そうなの?」「ああ。そのお陰で······」アッシュは自分の事をレックスに話した。
それを聞いてレックスも自分事のように「凄いじゃないそれ! 本当におめでとう!」「ありがとな」と大喜びしたのだった。
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