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二人で散歩……母と修羅場⑤
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「丁度今、おばさん(母)居ないだろ?
せっかくお前に送ってくれた
手紙とお金だけど
電話して◯◯にも(次兄)にも口止めして貰おうか。
あいつもあれの性格わかってるから、大丈夫だろ」
ということで、
すぐさま行動した?
その日の夕方すぐ私に、
再婚した父親の家に電話をさせ、
次兄の就職場所の住所、電話番号を教えて貰え、と言われた。
緊張しながらも父親の方に電話を入れ
電話に出たのは、再婚相手の女性だったが
父親に変わって貰い、手紙が来たことだけ話し
次兄の職場の住所と電話番号を
教えて貰った。
そして今度は、おじじがベッドの横に取り付けた、壁掛けの電話から、針金を受話器の真ん中に取り付けたそれを、
麻痺で動かない左手に乗せるように取る。
右手の動かない小指で器用にプッシュボタンを押す。
そして、兄が働いている職場に電話した。
するとその日は、非番で
住んでいる寮に繋いでもらった。
「おう、元気か?うんうん、俺は、いつもの通りだ」
━━おじじと兄は、話が弾んでいる。
「それと悪いけどな……そうそう、理解してくれるからありがたい……。すまないな……それと多すぎるだろう、中学生にあれは……」
多分私の手紙と
お小遣いのことを母に、口止めすることと、
中学生には、多すぎることを指摘してたと思う。
でも笑いながらなので和やかな雰囲気だ。
「あ、電話代わるから。」
とおじじは、そこで話しを切り上げ、
私に顎で合図した。
台所にあった子機を持って来てたので、
それに切り替えた。
あんまり会話したことがないから
話とか緊張する。
「兄ちゃん……。」
「ああ……。」
「えっと、お小遣いあり、がとう。」
「うん、…。」
「大事に使う、から。」
「………。」
「…………じゃ、代わる。」
という終始気まずい会話。
さすがに私が打ち切り
おじじに目で合図してバトンタッチした。
本人は、苦笑いして受話器を
耳に当て、少し話してから受話器を置いた。
せっかくお前に送ってくれた
手紙とお金だけど
電話して◯◯にも(次兄)にも口止めして貰おうか。
あいつもあれの性格わかってるから、大丈夫だろ」
ということで、
すぐさま行動した?
その日の夕方すぐ私に、
再婚した父親の家に電話をさせ、
次兄の就職場所の住所、電話番号を教えて貰え、と言われた。
緊張しながらも父親の方に電話を入れ
電話に出たのは、再婚相手の女性だったが
父親に変わって貰い、手紙が来たことだけ話し
次兄の職場の住所と電話番号を
教えて貰った。
そして今度は、おじじがベッドの横に取り付けた、壁掛けの電話から、針金を受話器の真ん中に取り付けたそれを、
麻痺で動かない左手に乗せるように取る。
右手の動かない小指で器用にプッシュボタンを押す。
そして、兄が働いている職場に電話した。
するとその日は、非番で
住んでいる寮に繋いでもらった。
「おう、元気か?うんうん、俺は、いつもの通りだ」
━━おじじと兄は、話が弾んでいる。
「それと悪いけどな……そうそう、理解してくれるからありがたい……。すまないな……それと多すぎるだろう、中学生にあれは……」
多分私の手紙と
お小遣いのことを母に、口止めすることと、
中学生には、多すぎることを指摘してたと思う。
でも笑いながらなので和やかな雰囲気だ。
「あ、電話代わるから。」
とおじじは、そこで話しを切り上げ、
私に顎で合図した。
台所にあった子機を持って来てたので、
それに切り替えた。
あんまり会話したことがないから
話とか緊張する。
「兄ちゃん……。」
「ああ……。」
「えっと、お小遣いあり、がとう。」
「うん、…。」
「大事に使う、から。」
「………。」
「…………じゃ、代わる。」
という終始気まずい会話。
さすがに私が打ち切り
おじじに目で合図してバトンタッチした。
本人は、苦笑いして受話器を
耳に当て、少し話してから受話器を置いた。
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