ダメ女

あらら

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社内旅行

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それからも、え？という事はたくさんあった。

でも、○○は完全に僕から離れなかった。

社内旅行に行く事になったが有限会社なので全員で５人だった。

近場だった…。

社長の息子の幼稚園児は○○から離れない。

それを見てイライラした。

あんなにガキとは密着して何で俺とは距離を置くんだ！と心の中で叫んだ。

フェリーで島に行く事になった。

ガキは相変わらず○○にベッタリしている。

僕は、イライラしていたが海を跳ねる飛び魚を見て冷静になった。

他の従業員と話して○○を無視した。

最近、部屋は汚くなった。

彼女がいなくなって仕事で疲れて掃除がおざなりになった。

○○は、料理も掃除も出来ない女だった。

部屋にもたまにしか来ない。

これを恋人と言えるのか悩んでいた。

○○が、海を見ている僕の横に来た。

「あのさ、○○さんは○○って映画観た事ある？」

さんづけなのである。

「観たことない。○○君は恋愛映画好きだね～。」

君づけである。

からかうように笑う○○を見て不覚にも可愛いと思ってしまった。

島に到着するとまた○○はガキと手を繋いでいる。
　
イラっとした。

人をからかって楽しんでるようにしか見えない。

島の高台まで上りそこで昼ごはんを食べた。

はっきり言って退屈な旅行だった。

綺麗めな女性集団を見つめつて、みんな可愛いと思った。

ハンモックがあったので寝ていた。

○○に、あの人達、モデルか何かかな？

と聞いた。

○○は、ああいうのがタイプ？

別にと呟いた。

嫉妬もしない○○につまらないと感じた。

旅館に到着して無性にビールが飲みたくなった。

食事を終えて一人で飲みたい気分だったがガキを温泉に入れる役を任された。

ガキは、利口で一人で服を脱いで温泉に入って行った。

社長も奥さんも旅行には来なかった。

俺に、ガキは流行りの怪獣の話を熱心にしている。

長風呂になってガキと旅館にあるゲームセンターで遊んでいると○○達が風呂から出て来た。

○○にビール一緒に飲まないと聞かれて本当は断りたかったけれどOKした。

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○○とデブスメガネが僕に会社の愚痴を汚ならしく話した。
　
愚痴愚痴愚痴愚痴愚痴！

うるせー！

と叫びたかった。

ビールが不味く感じた。

黙って隣の部屋に行って寝た。

全く酔えずに頭痛がした。

朝方まで眠れなかった。

このままじゃあ、僕が壊れると思った。

次の日。

○○を完全無視した。

観光地、花の園に行った。

そこで、小さな小さな観葉植物を買った。

旅館を、チェックアウトして家路に着いた。

駅から、○○が着いて来た。

帰りに電車の中で話しかけられたが無視した。

「ねぇ、昨日は、ごめん。」

僕は、無視してアパートに帰った。

○○から、電話がかかって来た。

無視して寝てしまった。

彼女が、夢の中に出て来た。

ほら、不幸になると言ったでしょう？

冷や汗をかいて目を覚ました。　

○○に電話した。

「来て欲しい。」

それだけ言って電話を切った。

不幸になってたまるか！

○○は、30分ぐらいして来た。

僕は、○○を優しく迎えた。

それしか出来なかった。

○○は、謝って僕をじっと見た。

怖くなって明日も仕事だからと帰ってもらった。

○○の目が彼女の目に見えて恐怖した。

本当は、○○を抱きたかったが、フラれると予感してしまった…。

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