恋の神様

あらら

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デートは、少し遅れて行く。

恋の神様に言われた事だ。

それって相手に悪くないですか?と檸檬が言うと、檸檬お前は相手に何時間待たされた事がある?
と聞かれ

6時間ぐらいと笑顔で檸檬は答えた。
彼はお医者さんで急患が出たとかで…結局浮気されて別れを告げられたけど。

6時間も待つのはお人好しかお前ぐらいなもんじゃ!

少しというのは、5分ぐらいじゃ!

え?5分も?

5分じゃあ!分かったな!

神様の言うとおり、檸檬は水族館に5分遅れて行った。

将太ー「おお、時間間違えてるかと思った。」

檸檬ー「ごめんね、遅れちゃって。」

ここで上目遣い。

将太ー「良いよ、大丈夫。」

檸檬ー「じゃあ、行こうか。」

将太は、長身で顔は綺麗。

見とれちゃう。

檸檬は、ドキドキがおさまらない。

白イルカを見て

可愛い!とリアクション。

檸檬は本当に可愛いと思った。

将太は、白イルカを見て

「綺麗だね。」

と言った。

「だよね!」

ヤバい素が出ちゃった。

「写真撮らないの?」

「あぁ、自撮りしようか。」

白イルカをバックに二人で写真を撮ってると、他のカップルが

「写真撮りましょうか?」

と言ってくれた。

「じゃあ、お願いします。」

ラッキー、スマホの待ち受けにしよう。

「神様!」

「何じゃあ?うるさいのう。」

めんどくさそうにテレビから神様が出て来た。

「告白されちゃった!」

将太に付き合って欲しいと言ってきた。

それは、イルカショーを見ている時だった。

帰って来てすぐに神様に伝えた。

「わしの言ったようにしたのか?」

「うん、少し考えさせてって。」

「上出来じゃあ。」

我慢したよ!ついOKしそうになったし。
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