恋の神様

運命

レイが消えた後…野茂安は神様を呼んだ。

テレビ画面からめんどくさそうに神様は出て来た。

「何じゃ？」

「レイと一緒に生きていきたい。」

「うーん、それは無理じゃな。一度決めた事は変えられん。」

野茂安は、ガックリ肩を落とした。

「一つだけ方法は、ある。」

「何？」

「異世界にお前が来る事じゃあな。」

「異世界？」

「レイはそこで暮らしているわい。」

野茂安は、深呼吸をして

「異世界に連れて行って欲しい！」

と言った。

「分かった。しかし、現世ではお前は存在しなくなるぞ。それでも良いのか？」

「それでも良いレイと一緒に生きて行けるなら。」

「バカなヤツじゃあ。わしの手を掴め！」

野茂安は、神様の手をつかんだ。

一瞬でレイの前に野茂安は現れた。

「野茂安！」

「レイ！」

二人は抱きしめ合ってキスをした。