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詮索
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2話目「詮索」
「拓磨おはよう!」
一日は芽愛の挨拶から始まる
いつも通りの日常だ
殺したガールのことが無ければ...
「ああ、おはよう芽愛」
俺は最近殺したガールのことを調べている
分かっている事はいくつかあった
俺の高校の生徒が殺されていること、惨殺されていること、そしてどれもイケメンばかりであること
何も関係無さそうである共通点があった
それは全員芽愛に告白していること
目撃条件があるし、芽愛はモテていたから何ら不思議ではない
問題は本当に芽愛が殺したのかと、もし殺したのであればその理由だ
俺は暇な時間でいつも「殺したガール」について調べていた
だが、本人に感づかれた
「ねえ、拓磨最近おかしくない?」
「な、何がだ」
「殺したガールの騒動が出てからずっとそれ調べてるよね?何でかな?」
「そ、それは...」
「わかった!ボクを疑ってるんだ〜♪」
口調が変わった、これはマズいと一瞬でわかった
「ボクじゃないよ?でも、あまり疑うと...」
「疑うと...?」
「殺しちゃうからね♪」
一瞬ゾッとした、機嫌よさげにその言葉を言った芽愛の目が全く笑ってなかったからだ
「じ、冗談だよな?」
「当たり前じゃん!...だって」
芽愛がボソッとそうつぶやいた
「だって?」
「ううん!何でもない、でもあまり詮索はしないことだよ、じゃあね」
「ああ」
芽愛は何か言いたげだった
気になって仕方が無かった
そして、俺は賭けに出る
殺された人々が必ずしていた、芽愛への告白という賭けに
2話「詮索」
「拓磨おはよう!」
一日は芽愛の挨拶から始まる
いつも通りの日常だ
殺したガールのことが無ければ...
「ああ、おはよう芽愛」
俺は最近殺したガールのことを調べている
分かっている事はいくつかあった
俺の高校の生徒が殺されていること、惨殺されていること、そしてどれもイケメンばかりであること
何も関係無さそうである共通点があった
それは全員芽愛に告白していること
目撃条件があるし、芽愛はモテていたから何ら不思議ではない
問題は本当に芽愛が殺したのかと、もし殺したのであればその理由だ
俺は暇な時間でいつも「殺したガール」について調べていた
だが、本人に感づかれた
「ねえ、拓磨最近おかしくない?」
「な、何がだ」
「殺したガールの騒動が出てからずっとそれ調べてるよね?何でかな?」
「そ、それは...」
「わかった!ボクを疑ってるんだ〜♪」
口調が変わった、これはマズいと一瞬でわかった
「ボクじゃないよ?でも、あまり疑うと...」
「疑うと...?」
「殺しちゃうからね♪」
一瞬ゾッとした、機嫌よさげにその言葉を言った芽愛の目が全く笑ってなかったからだ
「じ、冗談だよな?」
「当たり前じゃん!...だって」
芽愛がボソッとそうつぶやいた
「だって?」
「ううん!何でもない、でもあまり詮索はしないことだよ、じゃあね」
「ああ」
芽愛は何か言いたげだった
気になって仕方が無かった
そして、俺は賭けに出る
殺された人々が必ずしていた、芽愛への告白という賭けに
2話「詮索」
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