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少女の甘い恋
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茜は隠さずすべて話してくれた
昔のことを思い出して頭が痛くなっていたようだけど
茜はどうやら高校以前も俺と同じ学校にいたらしい
その時から人を信じることが出来なくなった茜は周りに当り散らした
そのことがクラスメイトの逆鱗に触れいじめを受け始めたのだった
いじめの内容は暴力、金銭のやり取り、そして茜が大切にしていたものが捨てられた それが一番茜は嫌だったみたいだ
...それは、俺との記念写真だった
確かに茜は昔から可愛かったが今と雰囲気がガラッと違い分からなかったのだ、遊んでいた記憶はあったものの名前は忘れていたし
茜は俺が優しかった事をずっと覚えていたらしい
だから、ダンボールに入っていたのも偶然じゃなくて俺を呼び寄せるためにやった事だった
実は茜をいじめていたやつは俺をいじめていたやつと同じだったことも告げられた
そいつは俺が好きで、茜と俺の仲が気に入らなかったらしい
それを聞いた時怒りがこみ上げてきた
好きだったのに俺をいじめたこと
そして、自暴自棄になっていたとはいえ悪くない茜を私情でいじめたこと
でも、それ以上に罪悪感と茜を助けたいと言う想いが、気持ちが強かった
「茜...ありがとう話してくれて 君はあの時の子だったんだね」
「...はい、想い出していただけたようでとても嬉しいです」
「許せない、許さない...そいつを」
「落ち着いて下さい優希君が怒る事はありません 優しいあなたが...」
「え?」
「優しいあなたが好きなんです...」
急な告白に驚いたけど、嫌なんかじゃなかった
むしろとても嬉しい限りだった
「茜...俺達付き合わないか?そうしたらもっといい信頼関係を築けると思うんだ」
そう言うと彼女はあまりの衝撃に泣き出してしまった
「わ、私でいいんですか?私なんか...」
「茜だからいいんだよ」
「...よろしくお願いします!」
苦い思い出しかなかった少女の思い出に一つ甘い思い出が刻まれた
そして、ここから甘い甘い思い出が幾つも刻まれていく
同時に苦い思い出も...
そんな事俺はまだ知る由がなかった
この時はただただ幸せだったから
昔のことを思い出して頭が痛くなっていたようだけど
茜はどうやら高校以前も俺と同じ学校にいたらしい
その時から人を信じることが出来なくなった茜は周りに当り散らした
そのことがクラスメイトの逆鱗に触れいじめを受け始めたのだった
いじめの内容は暴力、金銭のやり取り、そして茜が大切にしていたものが捨てられた それが一番茜は嫌だったみたいだ
...それは、俺との記念写真だった
確かに茜は昔から可愛かったが今と雰囲気がガラッと違い分からなかったのだ、遊んでいた記憶はあったものの名前は忘れていたし
茜は俺が優しかった事をずっと覚えていたらしい
だから、ダンボールに入っていたのも偶然じゃなくて俺を呼び寄せるためにやった事だった
実は茜をいじめていたやつは俺をいじめていたやつと同じだったことも告げられた
そいつは俺が好きで、茜と俺の仲が気に入らなかったらしい
それを聞いた時怒りがこみ上げてきた
好きだったのに俺をいじめたこと
そして、自暴自棄になっていたとはいえ悪くない茜を私情でいじめたこと
でも、それ以上に罪悪感と茜を助けたいと言う想いが、気持ちが強かった
「茜...ありがとう話してくれて 君はあの時の子だったんだね」
「...はい、想い出していただけたようでとても嬉しいです」
「許せない、許さない...そいつを」
「落ち着いて下さい優希君が怒る事はありません 優しいあなたが...」
「え?」
「優しいあなたが好きなんです...」
急な告白に驚いたけど、嫌なんかじゃなかった
むしろとても嬉しい限りだった
「茜...俺達付き合わないか?そうしたらもっといい信頼関係を築けると思うんだ」
そう言うと彼女はあまりの衝撃に泣き出してしまった
「わ、私でいいんですか?私なんか...」
「茜だからいいんだよ」
「...よろしくお願いします!」
苦い思い出しかなかった少女の思い出に一つ甘い思い出が刻まれた
そして、ここから甘い甘い思い出が幾つも刻まれていく
同時に苦い思い出も...
そんな事俺はまだ知る由がなかった
この時はただただ幸せだったから
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