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第四章(挙式編)
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いよいよしっかりとベッドに組み敷かれ、背後から覆い被さるように抱き竦められながら、深い場所を蹂躙される。レーヴェが緩やかに体を揺するだけで、泥濘んだ結合部はいやらしく粘った水音を大きく立てた。
熱い切っ先に奥側の壁を抉られて、電撃に打たれたようにジュゼの身体が跳ね上がる。弱い場所を強く押し上げられる度に、そこから逃れるように腰をくねらせてしまうせいで、却ってバレバレのその場所を追い詰めるように嬲られた。
「ふあっ♡ あ、そこぉ……ばっかり、だめ♡」
「どうしてですか? ジュゼ」
どうして、なんて。正直に答えられるはずもないことを問われて、羞恥を煽られた肌が官能に蕩ける。爛れ潤む内側を優しく抉るペニスの動きに翻弄されて、喘ぐ声が濁りを帯びた。
抱き締めてくる腕に乳首を弄られながら、ぐりぐりと奥を捏ね上げられて、視界に真白い星が散る。
「ほら、ここにしっかり当てると、イイでしょう?」
「ひんっ! ふぁっ♡ あ、だめ、だめ♡ きもちい、の……っ!」
「ふふ、おかしいですね」
気持ちよくなりたかったのに? と。からかうように耳に囁かれて、かあっと顔が熱くなる。一人ではしたなく尻を揺らして、乱れ喘いでいた事実がひどく恥ずかしかった。
羞恥に昂った身体を好きなように揺さぶられて、喉奥から甘い声が垂れ流れる。きゅうと穴を締め付ければ、繋がっている場所全体がじんと熱を持って痺れた。
「い、……イっちゃうからぁっ……」
「ええ、いいですよ」
いつでも好きな時にイってくれて、と。レーヴェはさも容易いことのように囁き笑うが、ジュゼの方はそういう訳にもいかない。奥を突かれて何度イっても、一度腫れてしまったペニスは、その方法では治まらないのだ。どこにも放てない熱を抱えたままひんひんと泣き叫んで、意識が飛んでしまう頃には、ジュゼは自分が何を漏らしているのかも解らなくなってしまう。
そんな事態は避けたくて、いやいやと懸命にもがけば、珍しく暴れる獲物に猛ってしまったらしいレーヴェががっちりとジュゼの腰を抱え込んだ。しっかりと固定をしたジュゼの弱点を目掛けて、じゅぷっ、じゅぷっと重いピストンを叩き込む。張り詰めた陰茎が穴を広げながら幾度も出入りし、ぬるぬると結合部を滑ってジュゼを追い立てた。
「あんっ! ひゃぁあっ! あ……あっ♡ あぁっ♡」
一突きの度に腰が蕩けるような快楽を受けて、全身の熱が高まっていく。ジュゼのお尻はきゅうきゅうとレーヴェを締め付け、甘えるように絡み付いた。柔らかな内壁を何往復も擦られて、敏感になったトロトロの媚肉が震える。
奥まで挿入される度に、太い根元に限界まで拡張される穴は健気に締まった。縋りつくようなその動きを振り切るように抜き取られて、摩擦の快楽を体に擦り込まれながら、さらに奥まで突き込まれる。解放の当てのない快楽がねっとりと全身を侵食し、ジュゼの頭を蕩けさせた。
「やぅ、う、あぁんっ……♡」
「ふふ。奥まで、簡単に入るようになりましたね……」
いい子ですね、と。すりすりと慈しむような手つきで腹を撫でながら褒められて、ジュゼは快楽に悶えながら、かあっと赤面する。腹に綺麗に定着した淫らな模様は、ジュゼがすっかり彼のものになってしまったことの証でもあった。
奥の奥に突き込まれたまま、淫紋を撫で擦られ、たっぷりの唾液と共にゆっくりと耳を蹂躙される。いやらしい水音が脳に反響し、快楽の炎が脳を炙り、胎の奥の口は自ら降りてきて雄の先端にしゃぶり付いた。
「き、きもち、い……♡ はぅっ……♡」
かたかたと体が震え、胎に収まる愛しいばかりの質量に多幸感が脳内に弾ける。全身の毛穴が開いて、たらたらと汗が肌から滴った。
その体がもたらす快楽だけで、人の脳など簡単に狂わせてしまえるのが夢魔の性だ。発狂させるのが目的ではないからこそ、彼や彼女が食事で相手を取り殺すようなことは少ないが――相手が運命の花嫁とあれば、話は全くの別だった。
どんなに愛を注いでも壊れない、運命の相手に喜び猛った夢魔は、その生来の欲望に忠実になる。持てる限りの技量を注いで、この世の全ての悦楽を花嫁に与え、本能のままに何夜でも相手を貪るのが常だった。
溢れんばかりの情愛を一途に注がれ続ける花嫁の体は日増しに熟れて、何をされてもイってしまうほど敏感に調教され続けている。断続的に背を撓らせ、腰をくねらせて喘ぐジュゼの耳に口付けを繰り返しながら、レーヴェは毒のように甘い囁きを流し込んだ。
「いい子ですね、可愛い方。ね、あなたは私の花嫁なのですから。私にして欲しいことは、何でも素直に打ち明けてくれていいんですよ」
どうされたいですか? と。優しく尋ねられて、あ、あ、と。途切れ途切れの嬌声がこぼれる。奥に押し付けられただけの熱いペニスから官能が染み入って、自らめちゃめちゃに尻を振ってしまいたいのに、がっちりと抱き込まれて動けない。膨れた膀胱は快楽に出口を塞がれたまま、二つの排泄欲がジュゼの理性を蝕んだ。
優しい悪魔に甘やかされて、淫らな欲望が体の奥底を疼かせる。どうしたいのか、どうして欲しいのか、望めば全て叶えてくれる。そんな夢のような現実を目の前に、もう我慢などできなかった。
「あぅ、う……あ、おち、おちんちん……」
ださせて、と。拙く告げた望みは舌が縺れて、とてもだらしないものになってしまった。けれどその望みを正しく聞き取ったレーヴェは、勃ち上がったまま体の下敷きにされているジュゼのペニスに目を向けて、くすくすと笑いながら滾る怒張を尻穴から引き抜く。
「んっ……♡」
その反動だけでイってしまいそうになったジュゼが全身をびくつかせていると、ころりと身体を仰向けにされ、足を抱え上げられた。
顔の横に手を突かれ、間近に表情を覗き込まれたジュゼは、目にいっぱいに涙を溜めながらヒクヒクと震える。快楽に酔った頭はまともに思考も働かず、それでも愛しい雄と見つめあえる喜びに感じ入った。
ジュゼはふるふるとお尻を震わせ、もどかしそうに腰をくねらせる。はみ出た媚肉で膨らみを帯びた尻穴が愛液を垂らしながら淫らに収縮し、雄を待ちきれずにすすり泣いていた。
「気付いてあげられなくてごめんなさい。……今すぐ、楽にしてあげますね」
ぐちゅり、と。先端が肉穴に潜り込む音がして間もなく、ぐっと腰を突き上げられた。ぱんっ、と肌と肌がぶつかる音が鳴り響き、とろとろの内壁があっという間にこじ開けられて奥までを抉られる。
衝撃に舌を出して喘ぐジュゼを熱い眼差しで見つめながら、レーヴェはそのまま、豪奢な寝台がガタガタと音を立てるほど激しい抽挿を繰り返した。
「はひっ、ひぃっ⁉ あっ、あぁあっ……! ひゃっ、やぁぁあっ♡」
ずちゅ、ぬちゅ、と。ますます粘る卑猥な水音が耳を犯し、脳を痺れさせる。滾る肉槍はジュゼの弱い場所を的確に突き上げながら、大きな抜き差しで浅い場所にある性感帯を執拗に抉った。
時に浅い場所だけをぐちゅぐちゅと捏ねるように腰を回され、ちょうどペニスの裏側を刺激されたジュゼが、泣き喘ぎながら髪を振り乱す。
「レーヴェぇ……っ! あっ、きもちぃ♡ いい、い、ああぁっ‼ あーっ♡ すっ、すき……♡ 好き♡ レーヴェ♡」
一突きごとに、喉奥からは嬌声と、番の雄への甘やかな愛の言葉が零れ落ちる。前立腺を責め上げる的確な突き上げに、ジュゼの熟しきらない精巣が悶えて、小さなペニスはぽたぽたと先走りを垂らしながら突きに合わせてピクピクと揺れた。
「ふふ、可愛い」
レーヴェはそう笑って、爪の先で尿道口をくじる。それだけで達してしまいそうだったジュゼは、大きくのけ反って腰を痙攣させた。
意味のない言葉を漏らしながら、唇をパクパクと動かしているのに気付いたレーヴェが身を屈める。角度が変わり、ぐりゅんと前立腺を抉ってから奥に入り込んだペニスのもたらした衝撃に涙を散らしたジュゼが、途切れ途切れの息を吐き出しながら小さな声で囁いた。
「レーヴェも、きもちい……?」
「……ええ、とっても」
レーヴェの是の言葉を受けて、ジュゼが頬を染めて微笑む。その嬉しそうな微笑みのあまりのいじらしさに、胸を打たれたレーヴェは、より良い快楽のために熱を込めて腰を振るった。
熱い切っ先に奥側の壁を抉られて、電撃に打たれたようにジュゼの身体が跳ね上がる。弱い場所を強く押し上げられる度に、そこから逃れるように腰をくねらせてしまうせいで、却ってバレバレのその場所を追い詰めるように嬲られた。
「ふあっ♡ あ、そこぉ……ばっかり、だめ♡」
「どうしてですか? ジュゼ」
どうして、なんて。正直に答えられるはずもないことを問われて、羞恥を煽られた肌が官能に蕩ける。爛れ潤む内側を優しく抉るペニスの動きに翻弄されて、喘ぐ声が濁りを帯びた。
抱き締めてくる腕に乳首を弄られながら、ぐりぐりと奥を捏ね上げられて、視界に真白い星が散る。
「ほら、ここにしっかり当てると、イイでしょう?」
「ひんっ! ふぁっ♡ あ、だめ、だめ♡ きもちい、の……っ!」
「ふふ、おかしいですね」
気持ちよくなりたかったのに? と。からかうように耳に囁かれて、かあっと顔が熱くなる。一人ではしたなく尻を揺らして、乱れ喘いでいた事実がひどく恥ずかしかった。
羞恥に昂った身体を好きなように揺さぶられて、喉奥から甘い声が垂れ流れる。きゅうと穴を締め付ければ、繋がっている場所全体がじんと熱を持って痺れた。
「い、……イっちゃうからぁっ……」
「ええ、いいですよ」
いつでも好きな時にイってくれて、と。レーヴェはさも容易いことのように囁き笑うが、ジュゼの方はそういう訳にもいかない。奥を突かれて何度イっても、一度腫れてしまったペニスは、その方法では治まらないのだ。どこにも放てない熱を抱えたままひんひんと泣き叫んで、意識が飛んでしまう頃には、ジュゼは自分が何を漏らしているのかも解らなくなってしまう。
そんな事態は避けたくて、いやいやと懸命にもがけば、珍しく暴れる獲物に猛ってしまったらしいレーヴェががっちりとジュゼの腰を抱え込んだ。しっかりと固定をしたジュゼの弱点を目掛けて、じゅぷっ、じゅぷっと重いピストンを叩き込む。張り詰めた陰茎が穴を広げながら幾度も出入りし、ぬるぬると結合部を滑ってジュゼを追い立てた。
「あんっ! ひゃぁあっ! あ……あっ♡ あぁっ♡」
一突きの度に腰が蕩けるような快楽を受けて、全身の熱が高まっていく。ジュゼのお尻はきゅうきゅうとレーヴェを締め付け、甘えるように絡み付いた。柔らかな内壁を何往復も擦られて、敏感になったトロトロの媚肉が震える。
奥まで挿入される度に、太い根元に限界まで拡張される穴は健気に締まった。縋りつくようなその動きを振り切るように抜き取られて、摩擦の快楽を体に擦り込まれながら、さらに奥まで突き込まれる。解放の当てのない快楽がねっとりと全身を侵食し、ジュゼの頭を蕩けさせた。
「やぅ、う、あぁんっ……♡」
「ふふ。奥まで、簡単に入るようになりましたね……」
いい子ですね、と。すりすりと慈しむような手つきで腹を撫でながら褒められて、ジュゼは快楽に悶えながら、かあっと赤面する。腹に綺麗に定着した淫らな模様は、ジュゼがすっかり彼のものになってしまったことの証でもあった。
奥の奥に突き込まれたまま、淫紋を撫で擦られ、たっぷりの唾液と共にゆっくりと耳を蹂躙される。いやらしい水音が脳に反響し、快楽の炎が脳を炙り、胎の奥の口は自ら降りてきて雄の先端にしゃぶり付いた。
「き、きもち、い……♡ はぅっ……♡」
かたかたと体が震え、胎に収まる愛しいばかりの質量に多幸感が脳内に弾ける。全身の毛穴が開いて、たらたらと汗が肌から滴った。
その体がもたらす快楽だけで、人の脳など簡単に狂わせてしまえるのが夢魔の性だ。発狂させるのが目的ではないからこそ、彼や彼女が食事で相手を取り殺すようなことは少ないが――相手が運命の花嫁とあれば、話は全くの別だった。
どんなに愛を注いでも壊れない、運命の相手に喜び猛った夢魔は、その生来の欲望に忠実になる。持てる限りの技量を注いで、この世の全ての悦楽を花嫁に与え、本能のままに何夜でも相手を貪るのが常だった。
溢れんばかりの情愛を一途に注がれ続ける花嫁の体は日増しに熟れて、何をされてもイってしまうほど敏感に調教され続けている。断続的に背を撓らせ、腰をくねらせて喘ぐジュゼの耳に口付けを繰り返しながら、レーヴェは毒のように甘い囁きを流し込んだ。
「いい子ですね、可愛い方。ね、あなたは私の花嫁なのですから。私にして欲しいことは、何でも素直に打ち明けてくれていいんですよ」
どうされたいですか? と。優しく尋ねられて、あ、あ、と。途切れ途切れの嬌声がこぼれる。奥に押し付けられただけの熱いペニスから官能が染み入って、自らめちゃめちゃに尻を振ってしまいたいのに、がっちりと抱き込まれて動けない。膨れた膀胱は快楽に出口を塞がれたまま、二つの排泄欲がジュゼの理性を蝕んだ。
優しい悪魔に甘やかされて、淫らな欲望が体の奥底を疼かせる。どうしたいのか、どうして欲しいのか、望めば全て叶えてくれる。そんな夢のような現実を目の前に、もう我慢などできなかった。
「あぅ、う……あ、おち、おちんちん……」
ださせて、と。拙く告げた望みは舌が縺れて、とてもだらしないものになってしまった。けれどその望みを正しく聞き取ったレーヴェは、勃ち上がったまま体の下敷きにされているジュゼのペニスに目を向けて、くすくすと笑いながら滾る怒張を尻穴から引き抜く。
「んっ……♡」
その反動だけでイってしまいそうになったジュゼが全身をびくつかせていると、ころりと身体を仰向けにされ、足を抱え上げられた。
顔の横に手を突かれ、間近に表情を覗き込まれたジュゼは、目にいっぱいに涙を溜めながらヒクヒクと震える。快楽に酔った頭はまともに思考も働かず、それでも愛しい雄と見つめあえる喜びに感じ入った。
ジュゼはふるふるとお尻を震わせ、もどかしそうに腰をくねらせる。はみ出た媚肉で膨らみを帯びた尻穴が愛液を垂らしながら淫らに収縮し、雄を待ちきれずにすすり泣いていた。
「気付いてあげられなくてごめんなさい。……今すぐ、楽にしてあげますね」
ぐちゅり、と。先端が肉穴に潜り込む音がして間もなく、ぐっと腰を突き上げられた。ぱんっ、と肌と肌がぶつかる音が鳴り響き、とろとろの内壁があっという間にこじ開けられて奥までを抉られる。
衝撃に舌を出して喘ぐジュゼを熱い眼差しで見つめながら、レーヴェはそのまま、豪奢な寝台がガタガタと音を立てるほど激しい抽挿を繰り返した。
「はひっ、ひぃっ⁉ あっ、あぁあっ……! ひゃっ、やぁぁあっ♡」
ずちゅ、ぬちゅ、と。ますます粘る卑猥な水音が耳を犯し、脳を痺れさせる。滾る肉槍はジュゼの弱い場所を的確に突き上げながら、大きな抜き差しで浅い場所にある性感帯を執拗に抉った。
時に浅い場所だけをぐちゅぐちゅと捏ねるように腰を回され、ちょうどペニスの裏側を刺激されたジュゼが、泣き喘ぎながら髪を振り乱す。
「レーヴェぇ……っ! あっ、きもちぃ♡ いい、い、ああぁっ‼ あーっ♡ すっ、すき……♡ 好き♡ レーヴェ♡」
一突きごとに、喉奥からは嬌声と、番の雄への甘やかな愛の言葉が零れ落ちる。前立腺を責め上げる的確な突き上げに、ジュゼの熟しきらない精巣が悶えて、小さなペニスはぽたぽたと先走りを垂らしながら突きに合わせてピクピクと揺れた。
「ふふ、可愛い」
レーヴェはそう笑って、爪の先で尿道口をくじる。それだけで達してしまいそうだったジュゼは、大きくのけ反って腰を痙攣させた。
意味のない言葉を漏らしながら、唇をパクパクと動かしているのに気付いたレーヴェが身を屈める。角度が変わり、ぐりゅんと前立腺を抉ってから奥に入り込んだペニスのもたらした衝撃に涙を散らしたジュゼが、途切れ途切れの息を吐き出しながら小さな声で囁いた。
「レーヴェも、きもちい……?」
「……ええ、とっても」
レーヴェの是の言葉を受けて、ジュゼが頬を染めて微笑む。その嬉しそうな微笑みのあまりのいじらしさに、胸を打たれたレーヴェは、より良い快楽のために熱を込めて腰を振るった。
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