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第1章 旅立ちまで
9 薬草畑
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食堂を飛び出して乙ポーズから立ち上がり洋服の土埃を叩いて落とし孤児院の裏にある森の付近にある崖の近くまで足を進めた。
孤児院の裏にある森付近…
此処には大きな岩がありそこを隠すように木々が囲んでいる為子供達もテゥト先生達も来ない。
私の秘密の薬草園
ここには本当に偶々孤児院の子が怪我をしてしまい薬草がなくて探しているときだった。
今も私の近くを浮いている羽の生えた翠に光玉…
この子がここへ案内してくれたから、初めて来た時此処には沢山の薬草が自生していて少しだけもらったのだけど、品質もよくて育ちも早い為、他の薬草のやハーブの種を植えてみたら今では立派な薬草畑になってしまった。
料理にも使える為毎日様子見と手入れをしている。
此処の空気は清んでいて心を落ち着かせてくれる。
岩の近くにある切り株に座り私は目を閉じた。
木々の音を聴き薬草やハーブの香りを感じながら気持ちを落ち着かせる。
サワサワと聞こえる木々の音、優しく撫でる風、ハーブと薬草の香り
前世でもこんなにゆっくりなんてできなかった
今回は沢山楽しもう
そう思っていると、急に木々がざわつき始めた。
枝を踏み折る音が聞こえ振り向くとそこにはフェルト先生がいた。
「驚きました、こんなところに薬草の自生地があるとは…」
「精霊が教えてくれたんです」
「これは…ヒール草にキュア草、魔力草まで」
「?…珍しいんですか?」
「魔力草は魔力濃度が濃いところでしか育ちません洞窟内とかでしか見たことはありませんし、キュア草はヒール草とは違うので共に育つことはないとも言われています。」
「そうなんですね?うーん、魔力草は多分ですけど、水やりを魔法でやっているからかもしれません」
「魔法…でですか?」
「はい、こんな感じに雨」
私がそう唱えると薬草畑の上に小さな雨雲ができ静かに降り始めた。
その様子を驚いた顔して見つめるフェルト。
何故そんな驚いた顔してるのかわからず首を傾げているとフェルト先生はキラキラした瞳で私を見てきた。
「今の魔法はなんですか?」
「え?え?あの…【雨】って魔法です。空気中の水分の熱量をあげ霧状に固め雲にし冷やし水分に戻し降らせるだけですが…」
「…簡単にいっていますが本来できるものではないんです、こんなことができれば何処の国でも水で争うことはなどないんです。」
「フェルト先生魔法を使うのってどうやりますか?」
「体内の魔力を決まった呪文を唱えるのが人族の魔法です。」
「種族によって違うのですか?」
「いえ、魔法には基本二つです。魔法は先程話したもの、精霊魔法は精霊のマナを借り使う魔法です」
「……フェルト先生、私は魔法を使うとき自分の魔力にイメージ…想像をのせ形にして解放します。すると詠唱しなくても技名を言えば使えます」
「それは……想像次第ではどんな魔法も使えると言うことですか?」
「そう…かもしれません」
「サキさんこの事は他の方には?」
「フェルト先生が初めてです」
「わかりました。サキさん貴女にはこれから私達が行う授業全てに出て貰います。」
「え!?」
私はフェルト先生がいった言葉に驚き振り向いてしまった。
確かにガッツォ先生の授業は六歳からさんか参加することもできる…だけど剣術と魔法は八歳からだ、それを六歳になったばかりの私に全て出なさいと言う……。
「貴女の力は間違えれば大変なことになってしまう恐れがあります。そうならないためには早くに知識を学ばなければなりません分かりますか?」
「はぃ…」
「それではもうすぐ始まるガッツォの授業に行きましょう」
フェルト先生は私に微笑みながら手を差し出してきた。
私はためらいながらもその手に自分の手を乗せると立たせてくれてそのままエスコートされ歩き出した。
孤児院に戻ると周りはいつも通りで安心したのは言うまでもなく…
私はフェルト先生に頭を下げた後皆の手伝いをしになかに入っていったのだ
孤児院の裏にある森付近…
此処には大きな岩がありそこを隠すように木々が囲んでいる為子供達もテゥト先生達も来ない。
私の秘密の薬草園
ここには本当に偶々孤児院の子が怪我をしてしまい薬草がなくて探しているときだった。
今も私の近くを浮いている羽の生えた翠に光玉…
この子がここへ案内してくれたから、初めて来た時此処には沢山の薬草が自生していて少しだけもらったのだけど、品質もよくて育ちも早い為、他の薬草のやハーブの種を植えてみたら今では立派な薬草畑になってしまった。
料理にも使える為毎日様子見と手入れをしている。
此処の空気は清んでいて心を落ち着かせてくれる。
岩の近くにある切り株に座り私は目を閉じた。
木々の音を聴き薬草やハーブの香りを感じながら気持ちを落ち着かせる。
サワサワと聞こえる木々の音、優しく撫でる風、ハーブと薬草の香り
前世でもこんなにゆっくりなんてできなかった
今回は沢山楽しもう
そう思っていると、急に木々がざわつき始めた。
枝を踏み折る音が聞こえ振り向くとそこにはフェルト先生がいた。
「驚きました、こんなところに薬草の自生地があるとは…」
「精霊が教えてくれたんです」
「これは…ヒール草にキュア草、魔力草まで」
「?…珍しいんですか?」
「魔力草は魔力濃度が濃いところでしか育ちません洞窟内とかでしか見たことはありませんし、キュア草はヒール草とは違うので共に育つことはないとも言われています。」
「そうなんですね?うーん、魔力草は多分ですけど、水やりを魔法でやっているからかもしれません」
「魔法…でですか?」
「はい、こんな感じに雨」
私がそう唱えると薬草畑の上に小さな雨雲ができ静かに降り始めた。
その様子を驚いた顔して見つめるフェルト。
何故そんな驚いた顔してるのかわからず首を傾げているとフェルト先生はキラキラした瞳で私を見てきた。
「今の魔法はなんですか?」
「え?え?あの…【雨】って魔法です。空気中の水分の熱量をあげ霧状に固め雲にし冷やし水分に戻し降らせるだけですが…」
「…簡単にいっていますが本来できるものではないんです、こんなことができれば何処の国でも水で争うことはなどないんです。」
「フェルト先生魔法を使うのってどうやりますか?」
「体内の魔力を決まった呪文を唱えるのが人族の魔法です。」
「種族によって違うのですか?」
「いえ、魔法には基本二つです。魔法は先程話したもの、精霊魔法は精霊のマナを借り使う魔法です」
「……フェルト先生、私は魔法を使うとき自分の魔力にイメージ…想像をのせ形にして解放します。すると詠唱しなくても技名を言えば使えます」
「それは……想像次第ではどんな魔法も使えると言うことですか?」
「そう…かもしれません」
「サキさんこの事は他の方には?」
「フェルト先生が初めてです」
「わかりました。サキさん貴女にはこれから私達が行う授業全てに出て貰います。」
「え!?」
私はフェルト先生がいった言葉に驚き振り向いてしまった。
確かにガッツォ先生の授業は六歳からさんか参加することもできる…だけど剣術と魔法は八歳からだ、それを六歳になったばかりの私に全て出なさいと言う……。
「貴女の力は間違えれば大変なことになってしまう恐れがあります。そうならないためには早くに知識を学ばなければなりません分かりますか?」
「はぃ…」
「それではもうすぐ始まるガッツォの授業に行きましょう」
フェルト先生は私に微笑みながら手を差し出してきた。
私はためらいながらもその手に自分の手を乗せると立たせてくれてそのままエスコートされ歩き出した。
孤児院に戻ると周りはいつも通りで安心したのは言うまでもなく…
私はフェルト先生に頭を下げた後皆の手伝いをしになかに入っていったのだ
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