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魔国編

3 仮小屋

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更新遅れてしまい大変すみません。
若干スランプに入り始めております、月一で投稿できたらいい方かも…と思いながら頑張ります

ーーーーーーーーーーー


私達はセバスさん案内の元、マオ様が使っていたという仮小屋へと向かっている。
ところで…

「なぜ仮、小屋なの ?」
「私にも良くわからないのですが、マオ様が『物置きはもうあるし、家もある。あと何かつけるとしたら小屋…になるよね。でも小屋だけだとイマイチだし…よし仮小屋にしよう !! 』と突然言いそこの名前が仮小屋になった…それだけです」
「…あー、うん何となくわかった」
「さようですか ?」

そう言いながら進む事4日ほどようやく私達は森の中にあるぽつんと建った仮小屋…に辿り着いた
よくアニメとかで見る丸太の掘っ立て小屋、…小さいウサギ(シル二バ…)の人形とかに出てくるような雰囲気の一階建ての家が見えてきた

「ここか、確に小屋のサイズだな」
「それでも少し狭い気もしますが」
「使用人部屋サイズか」

と男3人衆が話しているのを聞きながら私はその小屋を眺めていた。

(ここに、彼等についての何かがあるはずなんだよね ?)

そう考えながらセバスさんが仮小屋の扉に手を当て魔力を流すと扉が開き中に入ることができた
中にはいると長い事誰も住んでいないはずなのに全てが新品のように綺麗で清潔感にあふれていた。

「とても綺麗だわ」
「マオ様が現状維持の魔法をかけてあるためチリの一つも増えていないのではないかと思います」
「亡くなったあとも維持できるものなの ?」
「あそこにある魔力が大気中の魔力を集め自動で1日1回程浄化や現状維持の魔法をかけ直しているんですよ」
「へぇー、凄い…」

そう感心していれば壁際のテーブルにあるノートが目にはいった。
何故かとても気になりそれに近付き見ていると後ろからリオンの声が聞こえた

「日記か」
「そぅ、なのかしら ?」
「開いてみるか ?」

その一言に私は手を伸ばし本、日記に手を触れた

パラ…


この本を読む時貴女はもう4人が入った魔石を持っているはずよね
あの子は貴女に話したかしら ? 真面目な性格で優しくていい子だけどとても臆病な子なのよ
いつも私の側で丸まって寄り添っていたもの
でももぅ大人になって聖地の主として存在しているから大丈夫よね

そうそう、貴女達がここに来ることはこの世界に来て貰ったスキルの1つ未来視でみたからこの日記を残すことにしたの
貴女が無事悪役ヒロインを追い払いここに来る…そんな未来

貴女には大変なことを頼むことになるわ
貴女にたくした4人を目覚めさせ、契約し世界樹を【大いなるマナ】を癒してほしい
このままではゲームでは存在しなかったが存在し
世界樹もこの世界も…連なる2つの世界も全て滅びてしまうかもしれない
そうならない為に、連なる世界に存在する彼等のも力を借り
存在しなかったを止め、帰し
この世界を…


私の愛したもの全てを守って下さい

その頃には私はもう既に存在していないから


パラ…


同じ星に生まれた貴女へ
荻野 真緒 




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