(R18) 悪役令嬢なんて御免です！

獣国編

16 合流

学園の本館へと戻れば魔獣の死体が沢山転がっていた。
そこで本館へとはいることのできる大きな門の前に返り血もあびず一太刀の刀のような剣をもった美丈夫がいた

「セバス」
「坊っちゃん」
「かなりの数だな」
「はい、学園の門下にこんなものが埋め込まれていました」
「これはなんだ」
「始めてみるものです」
「それ…魔寄石…」
「リア ? 」
「これは…魔寄石っていって魔獣を呼び寄せる石なの…」
「そんなものがあるのか」
「…うん、どうやってできているのかは知らないけれど…」
「私の世界ではそれと似たような物があります、魔寄香といいますが、持っているだけでその臭い誘われ魔物が集まるのです。その材料となるのが魔草と腐石です。それは腐石に似ています」
「腐石か」
「坊っちゃんそちらの方は ? 」
「後で話す。セバス彼はキールだ」
「セバスです、よろしくお願いします」
「キールです、これから共に旅をします。よろしくお願いしますね」

なんか同じようなキャラが二人揃ってしまった…
でも、セバスさんは黒執◯のイメージだけどキール様はインテリア眼鏡のツンデレ様イメージ…属性が違うかよね
そんな風に考えていれば、魔寄石が視界に入った。
ゲームでリオンを選択したときに悪役令嬢が使った魔寄石…
でもあれは森林におかれていたもので学園にはおかれたりしていない。
ということは、誰かが置いたということになる。ストーリー道理に戻そうとしているのか…それとも、強制力…なのか ? 
違う、強制力なんかじゃないはず…
リョダリも隣国の様子もだいぶ違ったから…

「リア」
「は、はい」
「…何か分かることや考えはあるか ? 」
「あ、あのね…各塔の魔石に魔力をいれたいの」
「魔力を ? 」
「うん、そうすれば結界が張れるはずなの」
「マオ様の四方結界ですか」
「 !? そう」
「ですがあれには…四神達の力が必要です」
「四神ってシャオロン達の事 ?? 」
「ご存知でしたか」
「頼まれたから…」
「…マオ様」
「とりあえず塔に行くか」
「何か私も力になれることならなりますよ」
「ありがとうリオン、ありがとうございます。キール様」

キール様が来たのも何か意味があるのかもしれない…私は託された彼等も復活させなきゃいけないから
リオン達と共に塔へと向かった