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幕間二十二:得意な事ってありますか?
しおりを挟む心桜「ふぅー、久々に本編殴り込み・・・じゃなくて登場だよ!」
七夏「ここちゃー! お疲れ様です!」
笹夜「はぁ・・・少し疲れました」
心桜「笹夜先輩! お疲れ様です!」
笹夜「いえいえ。心桜さん、バドミントンでは、かなり気を遣ってくださってありがとう♪」
心桜「あはは! みんなが楽しめないとねっ!」
七夏「ここちゃーは楽しめたの?」
心桜「もちろん! スマッシュも打てたし♪」
笹夜「見てたけど、本当に速かったです!」
七夏「あれは、打ち返せるのかな?」
心桜「うん。相手によっては普通に返って来るよ!」
笹夜「まあ!」
心桜「笹夜先輩だってピアノ演奏、凄いじゃないですか!」
笹夜「そうかしら!?」
七夏「笹夜先輩のピアノ、とっても素敵です☆」
心桜「あたしには笹夜先輩の真似は出来ないからね!」
笹夜「それは、私も・・・七夏ちゃん?」
心桜「どしたの? つっちゃー?」
七夏「ここちゃーはバドミントンが上手で、笹夜先輩はピアノが素敵で・・・でも、私には、そんな凄い特技がないなって思って・・・」
心桜「つっちゃーの特技・・・そう言われれば・・・無いかも!?」
笹夜「こ、心桜さんっ!」
七夏「うぅ・・・」
心桜「つっちゃーは、メインヒロインという特技があるよ!」
七夏「それって、特技ではなくて役割なのでは?」
心桜「あはは・・・そうだね、あ、お料理!」
笹夜「はい♪」
七夏「お料理は、まだまだお勉強中ですので・・・」
心桜「そう? 十分美味しいと思うよ!」
笹夜「ええ♪」
心桜「つっちゃーは小説の事・・・結構詳しいよねっ!」
七夏「それってあまり人の役には・・・」
笹夜「七夏ちゃん。特技って言うのは、人の役に立つかどうかではなくて、自分が他の人よりも優れていることであればいいの」
七夏「笹夜先輩・・・」
心桜「あ、つっちゃー潜行があった!」
笹夜「せんこう?」
心桜「素もぐりは得意だよね!」
七夏「えっと・・・そんなに得意では・・・」
心桜「でも、あたしよりも上手いよ!」
笹夜「そう言えば、七夏ちゃんに教えてもらいたいなって・・・いいかしら?」
七夏「え!? 笹夜先輩?」
心桜「ほら! つっちゃーの特技だって、笹夜先輩の為になるんだから、自信持ちなよ!」
七夏「ありがとです☆」
心桜「また、みんなで海に遊びに行きたいね!」
笹夜「ええ♪」
心桜「夏と言えば、海!!!」
笹夜「山も素敵だと思います♪」
心桜「え!? 笹夜先輩!? 登山されるのですか!?」
笹夜「いえ・・・ただ、海か山で意見が分かれたりしないかしら?」
心桜「確かにそれはあるけど、登山は結構キツイよ」
笹夜「そんな本格的な事ではなくて、近所の低い山とかかしら?」
心桜「山と言うよりも丘だね!?」
笹夜「はい♪ そうかも知れません♪」
心桜「つっちゃーお気に入りの場所で、のんびり過ごすのもいいかもね?」
七夏「え!?」
笹夜「七夏ちゃん、お気に入りの場所って!?」
心桜「ほら! さっき見た写真の中にあったでしょ!?」
笹夜「あ、街と海が見渡せる岬かしら?」
心桜「そうそう!」
七夏「くすっ☆」
心桜「あたしは、この場所、つっちゃーと何度も来てるからね」
七夏「今度は笹夜先輩と一緒がいいな♪」
笹夜「ありがとう♪ ぜひお願いします♪」
心桜「この場所だと、つっちゃーの素もぐりは発揮できないけど、手作りお弁当が楽しめるよ!」
笹夜「それは、とても楽しみです♪」
七夏「ありがとです♪」
心桜「つっちゃーだって、沢山いいところあるんだから、これからも頑張るんだよ!」
七夏「はい☆」
心桜「若女将としても期待してるよ!」
笹夜「まあ!」
七夏「え!? えっと・・・」
心桜「ついでに、お兄さんとも頑張るんだよ!」
七夏「あっ! その・・・」
笹夜「心桜さんっ!」
心桜「あははっ!」
時崎「呼んだ?」
七夏「ひゃっ☆」
時崎「うわっ!」
七夏「ゆ、柚樹さんっ! ご、ごめんなさいっ!」
時崎「七夏ちゃん!? どおしたの?」
心桜「あ、つっちゃー逃げた! お兄さんさぁ・・・それ、笹夜先輩の特技だよ!」
笹夜「え!?」
時崎「特技!? 高月さんの? 何のこと?」
笹夜「なんでもないです! 心桜さんっ!」
時崎「???」
心桜「ステルスお兄さん! これからも頑張るんだよ!」
時崎「え!? あ、ああ、勿論」
心桜「お兄さん、せっかく久々の幕間登場なんだから、何か言う事ないの?」
時崎「言う事?」
心桜「っそ!」
時崎「えっと、天美さん、高月さん、これからもよろしくお願いします!」
笹夜「はい♪ こちらこそ♪」
心桜「よろしくね! ・・・って、そうじゃなくてさぁ、なんかこうもっと・・・あ゛ー」
笹夜「こ、心桜さんっ!」
心桜「はいはい! って事で、お兄さんも頑張る『翠碧色の虹』本編はこちら!」
心桜「http://nanatsuiro.my.coocan.jp/nnt_frma_a.htm」
時崎「え!? 突然何!?」
心桜「宣伝だよ! 宣伝っ! そして、あたしと笹夜先輩、つっちゃーも頑張る『ココナッツ』宛てのお便りはこちら!」
心桜「http://nanatsuiro.my.coocan.jp/nnt_suiheki_novel.htm#QUESTIONNAIRE」
笹夜「時崎さんも頑張ってくださいね♪」
時崎「なんかよく分からないけど、頑張るよ!」
心桜「うんうん! 期待してるよ!」
笹夜「七夏ちゃん、居ないままなのですけど・・・」
心桜「おーい! つっちゃー! どこに~って、これ前にもなかったっけ!?」
時崎「おいおい天美さん! あの時は真面目に心配したんだよ!」
心桜「ごめん! お兄さんも、頑張ってるんだもんね!」
時崎「(七夏ちゃんの苦労が、少し分かった気がする)」
心桜「ん? 何か言った?」
時崎「いや、何も・・・」
幕間二十二 完
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幕間二十二 をお読みくださり、ありがとうございました!
本編の方も、どうぞよろしくお願い申しあげます!
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