19 / 19
ホンモノの世界
18.可愛い可愛い推し様
しおりを挟む
「コスタ公爵家が長男、ウィスカ・コスタと申します。歳は八になります。よろしくお願いします。」
柔和な物腰の三人目のゲーム攻略対象者・ウィスカ様は短い自己紹介を終えると着ている上着の裾を丁寧に折りたたんで座り直した。
実は俺はラーナ兄様や王太子様以上に彼のルートを知らない。
何故ならラーナ兄様やブーアファルト殿下は推しとのルートに多少関わりがあり二人とも一度は攻略したことがあるが、彼は全くしたことが無いからだ。
正確には推しと関わりがあるルートしか履修していない。
だから推しとの絡みが全く無かったキャラクターには前世あまりに時間が無かったのにより時間を割く理由が見つからずプレイしなかったのだ。
コスタ公爵卿は自分の息子を一瞥するとひとつ大きく頷き、次の者が自己紹介するよう合図した。
家の爵位順に自己紹介しなければいけないなら、次に立ち上がらければ行けないのは兄様。
兄様はウィスカ様と同じように名前と歳のみを明かすと、次に俺に立つよう促した。
「ねいふぁーいーひゃ・ぶりろんぶろーろれす。いっしゃいれす。よろしく、おねがいします!」
回らない舌で喋った割には上手くいったんじゃないか!?
心の中で自分を存分に褒めていると、一つの小さな笑い声が聞こえた。その声を辿ると、目を見開いて自分の口を押さえる男の子がいた。
流れる生きた水のような、いや、しんしんと降る柔らかい雪か、光っているかと思わせる淡い髪にはそぐわない紫紺の瞳が戸惑いを映している。
俺が大好きで大好きで寝る間も食事さえも忍んだ俺の推し。
その姿がそこにあった。
「わ、わらってしまいもうしわけありません。ぼくはドゥーンフォルトへんきょうはくけがちょうなん、ミァンルシアーノ・ドゥーンフォルトともうします。としは3さいになります。しゅみはまほうをつかうことです。よろしくおねがいします。」
かわいいかわいいかわいいかわいいかわいいぃぃぃ~~~ッッ!!
コレが現実?それとも夢?幻?実はまだ馬車の中で精霊さんが良い夢見ろよ的な感じでなんか掛けてくれてる!?
幻でもいい。幻なら覚めないでほしい。
このチラチラこっち見てごめんねアピールしてきてるあの子が将来カッコイイ騎士団長になるの?意味不明。いやしかしそれでいい。それがいい。
ドゥーンフォルト辺境伯卿が推しの頭を大丈夫だよと伝えるように優しい目をしながら叩く。
自分の父を見て涙の層を下瞼に湛えた子はその手を捕まえて離さなかった。
何それずるい俺もしたい俺も推しに頭ポンポンしたい。
嫉妬を燃やす目で辺境伯卿を見つめると、当人はものすごく戸惑った目で見つめ返してきた。おっと危ない。あの人にジェラるのはお門違いだ。
なあに心配しなくても平気さ。
どうせ後何年か経てば推しは我が家に来る。
ミァンルシアーノルート中、ラーナ兄様は推しの幼なじみとして出てくる。
なんでも推しはブリオングロード家で騎士見習いとして滞在していたらしい。
ラーナ兄様からたまに聞ける推しの幼少期エピソードが堪らなくて何度堪能したことか。
それが今!目の前に!
明らかに鼻息が荒くなり始めた俺を訝しげに見る目があった。
それはラーナ兄様でも父様でもましてや推しでもない。
次に自己紹介をする方だった。
「ベーラルゥド伯爵家が次男、アルゲリータ・ベーラルゥドです。歳は六つになります。趣味は本を読むことです。よろしくお願いします。」
なんだって?マルゲリータ?みたいな名前をしているのもゲーム攻略対象者のアルゲリータ・ベーラルゥド。
将来のお姿は図書館の司書ではなく、なんと研究者。
研究オタクとも言うべきか、一度セリフを聞いた時は何を言っているのか分からなかった。
まあこの人も全く推しと関わりがなかったので、この人のルートも攻略したことがない。ノー知識。
情熱系に多いマルゲリータもびっくりな真っ赤な髪にパセリのような色の緑色の瞳。
ダメだあの人を見てるとお腹がすいてきた。
「これで自己紹介は一通り済んだでしょうか。では、お子様たちの親睦も深めつつ、かつての旧友との再会をお楽しみください。」
「陛下が来る時間までは自由に行動してくださって構いません。庭へも行かれて結構ですよ。あ、でもお菓子も美味しいので食べてくださいね?」
それでは解散、とブーアファルト殿下が手を叩くと、一斉に皆が喋り始めた。
ラーナ兄様はマルゲリータ……じゃない、アルゲリータ様のところへ赴いて何かを話し始め、父様もかつての同級生とつもる話でもあるのか席から動いていないのにもう囲まれている。
ウィスカ様はクローと何かを喋っていて、ブーアファルト殿下はいつの間にかどこかへ消えてしまっていた。
俺はと言えばアルゲリータ様を見たことでお腹がすいてしまったので、王宮の離乳食を食べることにした。
ん、うまい。意外と行けるな。
「あ、あの」
「おいひぃかも……」
「ネイファーイーヒャさま、あの、」
「んむ?……ッ、んぐ!」
「だいじょうぶですか!?えぇとえぇと、みず!」
突然俺に喋りかけてきた人から手渡しで水を貰うと一気に煽った。
息がしやすくなると、ほっとしたのか安心したような笑みを浮かべてこちらに手を差し伸べる。
「さきほどはわらってしまってごめんなさい。ぼくとおしゃべり、してくださいませんか?」
推しが、俺に、手を差し伸べてきている。
柔和な物腰の三人目のゲーム攻略対象者・ウィスカ様は短い自己紹介を終えると着ている上着の裾を丁寧に折りたたんで座り直した。
実は俺はラーナ兄様や王太子様以上に彼のルートを知らない。
何故ならラーナ兄様やブーアファルト殿下は推しとのルートに多少関わりがあり二人とも一度は攻略したことがあるが、彼は全くしたことが無いからだ。
正確には推しと関わりがあるルートしか履修していない。
だから推しとの絡みが全く無かったキャラクターには前世あまりに時間が無かったのにより時間を割く理由が見つからずプレイしなかったのだ。
コスタ公爵卿は自分の息子を一瞥するとひとつ大きく頷き、次の者が自己紹介するよう合図した。
家の爵位順に自己紹介しなければいけないなら、次に立ち上がらければ行けないのは兄様。
兄様はウィスカ様と同じように名前と歳のみを明かすと、次に俺に立つよう促した。
「ねいふぁーいーひゃ・ぶりろんぶろーろれす。いっしゃいれす。よろしく、おねがいします!」
回らない舌で喋った割には上手くいったんじゃないか!?
心の中で自分を存分に褒めていると、一つの小さな笑い声が聞こえた。その声を辿ると、目を見開いて自分の口を押さえる男の子がいた。
流れる生きた水のような、いや、しんしんと降る柔らかい雪か、光っているかと思わせる淡い髪にはそぐわない紫紺の瞳が戸惑いを映している。
俺が大好きで大好きで寝る間も食事さえも忍んだ俺の推し。
その姿がそこにあった。
「わ、わらってしまいもうしわけありません。ぼくはドゥーンフォルトへんきょうはくけがちょうなん、ミァンルシアーノ・ドゥーンフォルトともうします。としは3さいになります。しゅみはまほうをつかうことです。よろしくおねがいします。」
かわいいかわいいかわいいかわいいかわいいぃぃぃ~~~ッッ!!
コレが現実?それとも夢?幻?実はまだ馬車の中で精霊さんが良い夢見ろよ的な感じでなんか掛けてくれてる!?
幻でもいい。幻なら覚めないでほしい。
このチラチラこっち見てごめんねアピールしてきてるあの子が将来カッコイイ騎士団長になるの?意味不明。いやしかしそれでいい。それがいい。
ドゥーンフォルト辺境伯卿が推しの頭を大丈夫だよと伝えるように優しい目をしながら叩く。
自分の父を見て涙の層を下瞼に湛えた子はその手を捕まえて離さなかった。
何それずるい俺もしたい俺も推しに頭ポンポンしたい。
嫉妬を燃やす目で辺境伯卿を見つめると、当人はものすごく戸惑った目で見つめ返してきた。おっと危ない。あの人にジェラるのはお門違いだ。
なあに心配しなくても平気さ。
どうせ後何年か経てば推しは我が家に来る。
ミァンルシアーノルート中、ラーナ兄様は推しの幼なじみとして出てくる。
なんでも推しはブリオングロード家で騎士見習いとして滞在していたらしい。
ラーナ兄様からたまに聞ける推しの幼少期エピソードが堪らなくて何度堪能したことか。
それが今!目の前に!
明らかに鼻息が荒くなり始めた俺を訝しげに見る目があった。
それはラーナ兄様でも父様でもましてや推しでもない。
次に自己紹介をする方だった。
「ベーラルゥド伯爵家が次男、アルゲリータ・ベーラルゥドです。歳は六つになります。趣味は本を読むことです。よろしくお願いします。」
なんだって?マルゲリータ?みたいな名前をしているのもゲーム攻略対象者のアルゲリータ・ベーラルゥド。
将来のお姿は図書館の司書ではなく、なんと研究者。
研究オタクとも言うべきか、一度セリフを聞いた時は何を言っているのか分からなかった。
まあこの人も全く推しと関わりがなかったので、この人のルートも攻略したことがない。ノー知識。
情熱系に多いマルゲリータもびっくりな真っ赤な髪にパセリのような色の緑色の瞳。
ダメだあの人を見てるとお腹がすいてきた。
「これで自己紹介は一通り済んだでしょうか。では、お子様たちの親睦も深めつつ、かつての旧友との再会をお楽しみください。」
「陛下が来る時間までは自由に行動してくださって構いません。庭へも行かれて結構ですよ。あ、でもお菓子も美味しいので食べてくださいね?」
それでは解散、とブーアファルト殿下が手を叩くと、一斉に皆が喋り始めた。
ラーナ兄様はマルゲリータ……じゃない、アルゲリータ様のところへ赴いて何かを話し始め、父様もかつての同級生とつもる話でもあるのか席から動いていないのにもう囲まれている。
ウィスカ様はクローと何かを喋っていて、ブーアファルト殿下はいつの間にかどこかへ消えてしまっていた。
俺はと言えばアルゲリータ様を見たことでお腹がすいてしまったので、王宮の離乳食を食べることにした。
ん、うまい。意外と行けるな。
「あ、あの」
「おいひぃかも……」
「ネイファーイーヒャさま、あの、」
「んむ?……ッ、んぐ!」
「だいじょうぶですか!?えぇとえぇと、みず!」
突然俺に喋りかけてきた人から手渡しで水を貰うと一気に煽った。
息がしやすくなると、ほっとしたのか安心したような笑みを浮かべてこちらに手を差し伸べる。
「さきほどはわらってしまってごめんなさい。ぼくとおしゃべり、してくださいませんか?」
推しが、俺に、手を差し伸べてきている。
882
お気に入りに追加
2,042
この作品の感想を投稿する
みんなの感想(6件)
あなたにおすすめの小説
転生貧乏貴族は王子様のお気に入り!実はフリだったってわかったのでもう放してください!
音無野ウサギ
BL
ある日僕は前世を思い出した。下級貴族とはいえ王子様のお気に入りとして毎日楽しく過ごしてたのに。前世の記憶が僕のことを駄目だしする。わがまま駄目貴族だなんて気づきたくなかった。王子様が優しくしてくれてたのも実は裏があったなんて気づきたくなかった。品行方正になるぞって思ったのに!
え?王子様なんでそんなに優しくしてくるんですか?ちょっとパーソナルスペース!!
調子に乗ってた貧乏貴族の主人公が慎ましくても確実な幸せを手に入れようとジタバタするお話です。
逆ざまぁされ要員な僕でもいつか平穏に暮らせますか?
左側
BL
陽の光を浴びて桃色に輝く柔らかな髪。鮮やかな青色の瞳で、ちょっと童顔。
それが僕。
この世界が乙女ゲームやBLゲームだったら、きっと主人公だよね。
だけど、ここは……ざまぁ系のノベルゲーム世界。それも、逆ざまぁ。
僕は断罪される側だ。
まるで物語の主人公のように振る舞って、王子を始めとした大勢の男性をたぶらかして好き放題した挙句に、最後は大逆転される……いわゆる、逆ざまぁをされる側。
途中の役割や展開は違っても、最終的に僕が立つサイドはいつも同じ。
神様、どうやったら、僕は平穏に過ごせますか?
※ ※ ※ ※ ※ ※
ちょっと不憫系の主人公が、抵抗したり挫けたりを繰り返しながら、いつかは平穏に暮らせることを目指す物語です。
男性妊娠の描写があります。
誤字脱字等があればお知らせください。
必要なタグがあれば付け足して行きます。
総文字数が多くなったので短編→長編に変更しました。
転生悪役モブは溺愛されんで良いので死にたくない!
煮卵
BL
ゲーム会社に勤めていた俺はゲームの世界の『婚約破棄』イベントの混乱で殺されてしまうモブに転生した。処刑の原因となる婚約破棄を避けるべく王子に友人として接近。なんか数ヶ月おきに繰り返される「恋人や出会いのためのお祭り」をできる限り第二皇子と過ごし、婚約破棄の原因となる主人公と出会うきっかけを徹底的に排除する。
最近では監視をつけるまでもなくいつも一緒にいたいと言い出すようになった・・・やんごとなき血筋のハンサムな王子様を淑女たちから遠ざけ男の俺とばかり過ごすように仕向けるのはちょっと申し訳ない気もしたが、俺の運命のためだ。仕方あるまい。
俺の死亡フラグは完全に回避された!
・・・と思ったら、婚約の儀の当日、「私には思い人がいるのです」
と言いやがる!一体誰だ!?
その日の夜、俺はゲームの告白イベントがある薔薇園に呼び出されて・・・
ラブコメが描きたかったので書きました。
愛されなかった俺の転生先は激重執着ヤンデレ兄達のもと
糖 溺病
BL
目が覚めると、そこは異世界。
前世で何度も夢に見た異世界生活、今度こそエンジョイしてみせる!ってあれ?なんか俺、転生早々監禁されてね!?
「俺は異世界でエンジョイライフを送るんだぁー!」
激重執着ヤンデレ兄達にトロトロのベタベタに溺愛されるファンタジー物語。
注※微エロ、エロエロ
・初めはそんなエロくないです。
・初心者注意
・ちょいちょい細かな訂正入ります。
悪役令息に憑依したけど、別に処刑されても構いません
ちあ
BL
元受験生の俺は、「愛と光の魔法」というBLゲームの悪役令息シアン・シュドレーに憑依(?)してしまう。彼は、主人公殺人未遂で処刑される運命。
俺はそんな運命に立ち向かうでもなく、なるようになる精神で死を待つことを決める。
舞台は、魔法学園。
悪役としての務めを放棄し静かに余生を過ごしたい俺だが、謎の隣国の特待生イブリン・ヴァレントに気に入られる。
なんだかんだでゲームのシナリオに巻き込まれる俺は何度もイブリンに救われ…?
※旧タイトル『愛と死ね』
メインキャラ達の様子がおかしい件について
白鳩 唯斗
BL
前世で遊んでいた乙女ゲームの世界に転生した。
サポートキャラとして、攻略対象キャラたちと過ごしていたフィンレーだが・・・・・・。
どうも攻略対象キャラ達の様子がおかしい。
ヒロインが登場しても、興味を示されないのだ。
世界を救うためにも、僕としては皆さん仲良くされて欲しいのですが・・・。
どうして僕の周りにメインキャラ達が集まるんですかっ!!
主人公が老若男女問わず好かれる話です。
登場キャラは全員闇を抱えています。
精神的に重めの描写、残酷な描写などがあります。
BL作品ですが、舞台が乙女ゲームなので、女性キャラも登場します。
恋愛というよりも、執着や依存といった重めの感情を主人公が向けられる作品となっております。
謎の死を遂げる予定の我儘悪役令息ですが、義兄が離してくれません
柴傘
BL
ミーシャ・ルリアン、4歳。
父が連れてきた僕の義兄になる人を見た瞬間、突然前世の記憶を思い出した。
あれ、僕ってばBL小説の悪役令息じゃない?
前世での愛読書だったBL小説の悪役令息であるミーシャは、義兄である主人公を出会った頃から蛇蝎のように嫌いイジメを繰り返し最終的には謎の死を遂げる。
そんなの絶対に嫌だ!そう思ったけれど、なぜか僕は理性が非常によわよわで直ぐにキレてしまう困った体質だった。
「おまえもクビ!おまえもだ!あしたから顔をみせるなー!」
今日も今日とて理不尽な理由で使用人を解雇しまくり。けれどそんな僕を見ても、主人公はずっとニコニコしている。
「おはようミーシャ、今日も元気だね」
あまつさえ僕を抱き上げ頬擦りして、可愛い可愛いと連呼する。あれれ?お兄様、全然キャラ違くない?
義弟が色々な意味で可愛くて仕方ない溺愛執着攻め×怒りの沸点ド底辺理性よわよわショタ受け
9/2以降不定期更新
転生したら乙女ゲームの世界で攻略キャラを虜にしちゃいました?!
まかろに(仮)
BL
事故で死んで転生した事を思い出したらここは乙女ゲームの世界で、しかも自分は攻略キャラの暗い過去の原因のモブの男!?
まぁ原因を作らなきゃ大丈夫やろと思って普通に暮らそうとするが…?
※r18は"今のところ"ありません
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。
ルゥ様、感想ありがとうございます!
一難去ってまた一難その通りでございます。作者自身もなんでこんな辛いんだ〜!と投げ出したくなることも。
ぜひイーヒャのことを応援してあげてください。
精霊さんと家出!いいですね、私も是非してみて欲しいです。
これからもイーヒャ共々よろしくお願いします🙇♀️
四葩様、感想ありがとうございます!
あらすじに惹かれて……ありがとうございます。侯爵家の天使になるにはまだまだ時間がかかりそうですがそのうちその通りになりますのでお待ちくださいね。
そうなんです。イーヒャの生母がブリオングロード家がおかしくなった原因で、公爵家の人間なので、王族の母様が亡くなり必要なことが達成されてないとなると娶らざるを得なくなる方です。
例の約束事がかなりの厄介者ですね。女系が必要な理由はもう既に出てきているのですが作者自身もううむとなってしまいます。
母様が死んだ理由はさてさてどうでしょう。真相はいかに。
クローとグィーが年齢の割に達観している理由もそのうち出てきます。実はもうヒントが出てきていたりするんですよ。
ただこの方たちは「王族」ということを踏まえていますと怖い方たちではないので安心してください。
これからもご愛顧よろしくお願いします。
ユズノミカン様、二度目の感想ありがとうございます……!!
序盤ストーリーが終わり、やっと今のブリオングロード家の全貌が少し見えてきたのではないでしょうか。
イーヒャが置かれている状況はかなり複雑化されたもののようです。
ラーナは元々壊れているように書く予定だったのでsideストーリーで明かすことが出来てほっとしています。
ラーナはどうやら線引きを無意識下でしてしまうらしく、好き嫌いの差がハッキリしているキャラです。そこに注目していただければより楽しめるのではと思います!
クローとの相性は……どちらかと言うと最悪でしょうね。婚約は延期していますがどうなることやら。
さて、ラーナは大人を「頼れる存在」と認識しているのか。「頼ろう」としているのは本当にイーヒャなのか。答えはもう少し先でお待ちしております!