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第八話 スキル伝授
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「結局、またアリサにお金を出させてしまった」
「まあ。気にすることないよ。私としてもあんたに足手まといになられると困るからね。じゃ、トリムに向けて出発しようか、今からなら次の集落には夕暮れ前に着けると思うよ!」
テリルの村を出たところで俺は改めてアリサに礼を伝える。現在の俺の姿は昨日の夜、村の門を潜った時よりも大きく変化していた。
腰には安物ながらも片手剣を帯び、背中には水筒を始めとする旅の必需品を入れたバックパックを背負い、その上からアリサと同じようなフード付きのマントで覆っている。これなら、ちょっとした悪天候にも体調を崩すことなく対処できるだろう。それに、武器を身に付けているのはやはり心強かった。まあ、俺の場合は下手に戦うよりも逃げた方が遥かに生き残る確率は高くなるのだが。
そして、これらの装備を揃えるには銅貨60枚だけでは間に合わず、足りない分はアリサに出してもらったというわけだった。
「さてと、マサキ。せっかく剣を買ったわけだし、それを扱うための戦闘スキルを教えて上げようか? 剣と刀を扱う武器戦闘スキルは私も持っているからね。このスキルなら取得するのに経験値500で済むよ。それとも精霊魔法を覚えられるまで温存するかい?」
「・・・実は俺もどうしようか悩んでいたんだ。とりあえず、自分の身を守れる戦闘スキルを先に取るか、魔法を使えるようになるまで待つかと・・・でもスキルによって消費する経験値に差があるのか」
再び南北に延びる街道をしばらく進んで行くと、アリサは暇を持て余したかのように俺に提案をする。これは俺にとっても都合の良く、休憩の時にこちらから聞こうと思っていた内容だった。
「うん、魔法や知識系のスキルは身体を使ったスキルよりも割高になる傾向があるね。古代魔法スキルに至ってはスキルを習得するのに2000必要となるからね。・・・で、どうするの? 戦士タイプの本格的な前衛役を目指すのなら剣と刀の武器戦闘スキルは必須とも言えるし、そうでなくても護身用に持っていても困るようなスキルじゃないからお薦めなんだけどね」
「・・・よし! とりあえず戦闘スキルを覚えよう。お願い出来るかな?」
「おお、意外と決断が早いね。悩むならトリムに着くまで保留しても良かったんだけど?」
「俺はこの手の双方にメリット、デメリットがある選択は、直感で決めるようにしているんだ。どっちにしろ、後で悔やむだろうからね。まずは行動さ!」
エレンディアに転生した直後は、安易に天秤を選んだことをいくらか後悔した俺だが、今回もそれほど悩まずに判断を下す。魔法スキルの取得は魅力的だが、アリサの域に達するにはかなりの経験値が必要とされるのは間違いない。ならば、まずは自分の身を守れる力を手に入れるべきだろう。
「なるほど、マサキらしい考えだね。じゃ、さっそく伝授・・・そうだね、あそこでやろうか? 休憩も兼ねて」
「お、お願いします!」
アリサは街道から外れた草地を指で示す。そこには腰を掛けるのに都合のよさそうな岩があった。もちろん、俺に異存があるわけもなく同意する。
「さてと、それでは始めるかな!」
水筒の微妙にぬるい水で喉を潤すと、アリサはいよいよ俺に告げた。今、彼女は岩をベンチのようにして座る俺の左隣に密着しながら腰を降ろしている。
絹のような光沢を持つ薄い金髪が俺の頬に当たるくらいの近さである。女の子に慣れていない俺にはとても刺激的な状況だ。・・・いや、こんな美少女に体温を感じられるほど密着されたら、どんな男でも冷静でいれないだろう。いられるはずがない!
「とりあえず、ステータス表を出して・・・どうしたマサキ、聞いているのか?」
「ああ、も、もちろん聞いてる! こ、こうやってスキルの伝授するのかと驚いていたんだ!!」
「そうか、確かに初めてだと戸惑うかもしれないね。とりあえず、私の指示どおりにやれば問題ないから、まずはステータス表を出してよ」
「わ、わかった!」
まさかアリサを抱き締めたくなる衝動に耐えていたなどと、本人に言えるはずもなく俺はなんとか誤魔化すと言われたとおりにステータス表を出す。
「そして、私のステータス表も出してと、ここに私のスキルがあるでしょ」
未だに俺の心臓は活発に動き続けているが、アリサが俺のステータス表の隣に自分のそれを並べたのでそこに書かれているデータを覗きこむ。
好奇心から彼女の能力値を探すが、表示されているのは名前とスキルだけだ。他者に見られたくない箇所を非表示に出来るのは本当のようである。。
「そしてこの武器戦闘(刀剣)を指で長押しする。すると色が変る。これが伝授出来る状態になった合図で・・・」
「うん」
アリサが説明を進めるので俺は意識をそちらに戻して相槌を打つ。もっとも、彼女の武器戦闘(刀剣)レベルが35であることは見逃さない。護身用とは言っていたが並の使い手を余裕で越えている。アリサは魔法抜きでも俺より遙かに強いのだ。
「そうしたら、これをそのまま指で動かして・・・マサキのステータス表のスキル欄まで移動させ・・・指を離す!」
「おお・・・これは!」
アリサのスキルには興味があったが、俺は自分のステータス表に起った変化に歓喜の声を上げる。今まで空白だった空間に武器戦闘(刀剣)1レベルが唐突に表示されたからだ。それと同時に腰に帯びていた剣に違和感を覚える。柄の位置もう少し下げたい衝動に駆られたのだ。
「そう、これでマサキは武器戦闘(刀剣)を1レベル覚えたってわけ、ちょっと剣を抜いてみたら?」
「ああ、やってみる!」
仕事は終わったとばかりアリサはステータス表を消すと、俺に早速試すよう促す。当然とばかりに俺は立ち上がって距離を取ると、まずは柄の位置を直してから剣を抜く。
まるで身体が勝手に動くような感覚で、俺は剣を振るう。その際に無意識に身体の軸を動かさないでいる自分に気付く。剣を買ったときに軽く振り回した時には全く意識していなかったことだ。次のモーションに移る隙も小さく遙かに実戦的だった。
「ふう、1レベルでこれか・・・」
満足した俺は手早く剣を柄に戻すと弾んだ息を掃き出しながら元の岩に腰を降ろした。
「うん、0から1は劇的なんだよね。でも、自分が強くなったなんて思っちゃだめよ。スタートラインに立っただけだからね!慢心するなんてあと20レベルは早い!」
「そ、そうします・・・」
35レベルを持つアリサに窘められたら、素直に頷くしかない。
「しかし、ステータス表には本当に色々な使い方があるな。スキルの伝授はまるで・・・データを移動させているみたいだった」
まるで〝コピー&ペースト〟だと言おうとしたところで俺はより分かりやすい表現に変える。別世界から来たアリサには上手く伝わるか疑問だったからだ。
「ああ、その推測は正解だよ。スキルの伝授はね、親役の伝授者の記憶を複製して子役に与えるようになっているんだ。なんで、レアなスキルを教わるのは結構大変だったりする。何年間か弟子入りしたり、価値に見合った大金を要求されたりね。まあ、剣を扱う武器戦闘スキルはそこまで珍しいスキルじゃないからね。今回はタダでいいよ。そもそもマサキは逆さにしても何も出ないしね! ふふふ」
俺がまんまコピペじゃないかと思い浮かべていると、アリサは自分の言葉に反応・・・もしかすると俺が逆立ちしている光景でも想像しているのか、お腹を抱えて笑い出した。もっとも、これにはもう慣れているので、俺は特に気にせず、アリサの説明の意味を今一度考える。
データ、システム化されているとは言え、スキル伝授によって俺の中にアリサの記憶が入り込んだということだ。・・・これはちょっと、いやかなり興奮する事実だった。
「まあ。気にすることないよ。私としてもあんたに足手まといになられると困るからね。じゃ、トリムに向けて出発しようか、今からなら次の集落には夕暮れ前に着けると思うよ!」
テリルの村を出たところで俺は改めてアリサに礼を伝える。現在の俺の姿は昨日の夜、村の門を潜った時よりも大きく変化していた。
腰には安物ながらも片手剣を帯び、背中には水筒を始めとする旅の必需品を入れたバックパックを背負い、その上からアリサと同じようなフード付きのマントで覆っている。これなら、ちょっとした悪天候にも体調を崩すことなく対処できるだろう。それに、武器を身に付けているのはやはり心強かった。まあ、俺の場合は下手に戦うよりも逃げた方が遥かに生き残る確率は高くなるのだが。
そして、これらの装備を揃えるには銅貨60枚だけでは間に合わず、足りない分はアリサに出してもらったというわけだった。
「さてと、マサキ。せっかく剣を買ったわけだし、それを扱うための戦闘スキルを教えて上げようか? 剣と刀を扱う武器戦闘スキルは私も持っているからね。このスキルなら取得するのに経験値500で済むよ。それとも精霊魔法を覚えられるまで温存するかい?」
「・・・実は俺もどうしようか悩んでいたんだ。とりあえず、自分の身を守れる戦闘スキルを先に取るか、魔法を使えるようになるまで待つかと・・・でもスキルによって消費する経験値に差があるのか」
再び南北に延びる街道をしばらく進んで行くと、アリサは暇を持て余したかのように俺に提案をする。これは俺にとっても都合の良く、休憩の時にこちらから聞こうと思っていた内容だった。
「うん、魔法や知識系のスキルは身体を使ったスキルよりも割高になる傾向があるね。古代魔法スキルに至ってはスキルを習得するのに2000必要となるからね。・・・で、どうするの? 戦士タイプの本格的な前衛役を目指すのなら剣と刀の武器戦闘スキルは必須とも言えるし、そうでなくても護身用に持っていても困るようなスキルじゃないからお薦めなんだけどね」
「・・・よし! とりあえず戦闘スキルを覚えよう。お願い出来るかな?」
「おお、意外と決断が早いね。悩むならトリムに着くまで保留しても良かったんだけど?」
「俺はこの手の双方にメリット、デメリットがある選択は、直感で決めるようにしているんだ。どっちにしろ、後で悔やむだろうからね。まずは行動さ!」
エレンディアに転生した直後は、安易に天秤を選んだことをいくらか後悔した俺だが、今回もそれほど悩まずに判断を下す。魔法スキルの取得は魅力的だが、アリサの域に達するにはかなりの経験値が必要とされるのは間違いない。ならば、まずは自分の身を守れる力を手に入れるべきだろう。
「なるほど、マサキらしい考えだね。じゃ、さっそく伝授・・・そうだね、あそこでやろうか? 休憩も兼ねて」
「お、お願いします!」
アリサは街道から外れた草地を指で示す。そこには腰を掛けるのに都合のよさそうな岩があった。もちろん、俺に異存があるわけもなく同意する。
「さてと、それでは始めるかな!」
水筒の微妙にぬるい水で喉を潤すと、アリサはいよいよ俺に告げた。今、彼女は岩をベンチのようにして座る俺の左隣に密着しながら腰を降ろしている。
絹のような光沢を持つ薄い金髪が俺の頬に当たるくらいの近さである。女の子に慣れていない俺にはとても刺激的な状況だ。・・・いや、こんな美少女に体温を感じられるほど密着されたら、どんな男でも冷静でいれないだろう。いられるはずがない!
「とりあえず、ステータス表を出して・・・どうしたマサキ、聞いているのか?」
「ああ、も、もちろん聞いてる! こ、こうやってスキルの伝授するのかと驚いていたんだ!!」
「そうか、確かに初めてだと戸惑うかもしれないね。とりあえず、私の指示どおりにやれば問題ないから、まずはステータス表を出してよ」
「わ、わかった!」
まさかアリサを抱き締めたくなる衝動に耐えていたなどと、本人に言えるはずもなく俺はなんとか誤魔化すと言われたとおりにステータス表を出す。
「そして、私のステータス表も出してと、ここに私のスキルがあるでしょ」
未だに俺の心臓は活発に動き続けているが、アリサが俺のステータス表の隣に自分のそれを並べたのでそこに書かれているデータを覗きこむ。
好奇心から彼女の能力値を探すが、表示されているのは名前とスキルだけだ。他者に見られたくない箇所を非表示に出来るのは本当のようである。。
「そしてこの武器戦闘(刀剣)を指で長押しする。すると色が変る。これが伝授出来る状態になった合図で・・・」
「うん」
アリサが説明を進めるので俺は意識をそちらに戻して相槌を打つ。もっとも、彼女の武器戦闘(刀剣)レベルが35であることは見逃さない。護身用とは言っていたが並の使い手を余裕で越えている。アリサは魔法抜きでも俺より遙かに強いのだ。
「そうしたら、これをそのまま指で動かして・・・マサキのステータス表のスキル欄まで移動させ・・・指を離す!」
「おお・・・これは!」
アリサのスキルには興味があったが、俺は自分のステータス表に起った変化に歓喜の声を上げる。今まで空白だった空間に武器戦闘(刀剣)1レベルが唐突に表示されたからだ。それと同時に腰に帯びていた剣に違和感を覚える。柄の位置もう少し下げたい衝動に駆られたのだ。
「そう、これでマサキは武器戦闘(刀剣)を1レベル覚えたってわけ、ちょっと剣を抜いてみたら?」
「ああ、やってみる!」
仕事は終わったとばかりアリサはステータス表を消すと、俺に早速試すよう促す。当然とばかりに俺は立ち上がって距離を取ると、まずは柄の位置を直してから剣を抜く。
まるで身体が勝手に動くような感覚で、俺は剣を振るう。その際に無意識に身体の軸を動かさないでいる自分に気付く。剣を買ったときに軽く振り回した時には全く意識していなかったことだ。次のモーションに移る隙も小さく遙かに実戦的だった。
「ふう、1レベルでこれか・・・」
満足した俺は手早く剣を柄に戻すと弾んだ息を掃き出しながら元の岩に腰を降ろした。
「うん、0から1は劇的なんだよね。でも、自分が強くなったなんて思っちゃだめよ。スタートラインに立っただけだからね!慢心するなんてあと20レベルは早い!」
「そ、そうします・・・」
35レベルを持つアリサに窘められたら、素直に頷くしかない。
「しかし、ステータス表には本当に色々な使い方があるな。スキルの伝授はまるで・・・データを移動させているみたいだった」
まるで〝コピー&ペースト〟だと言おうとしたところで俺はより分かりやすい表現に変える。別世界から来たアリサには上手く伝わるか疑問だったからだ。
「ああ、その推測は正解だよ。スキルの伝授はね、親役の伝授者の記憶を複製して子役に与えるようになっているんだ。なんで、レアなスキルを教わるのは結構大変だったりする。何年間か弟子入りしたり、価値に見合った大金を要求されたりね。まあ、剣を扱う武器戦闘スキルはそこまで珍しいスキルじゃないからね。今回はタダでいいよ。そもそもマサキは逆さにしても何も出ないしね! ふふふ」
俺がまんまコピペじゃないかと思い浮かべていると、アリサは自分の言葉に反応・・・もしかすると俺が逆立ちしている光景でも想像しているのか、お腹を抱えて笑い出した。もっとも、これにはもう慣れているので、俺は特に気にせず、アリサの説明の意味を今一度考える。
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