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第五話 アリサ・ロンフィール
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「え、ええと・・・アリサさんは魔法を使えるんだね。それは俺にも使えるようになるのかな?」
早速とばかりに俺は前を歩くアリサに質問をぶつける。日本だったら、気安く声を掛けるには躊躇うほどの可憐な少女だが、今はそれどころではない。少しでも多くの情報が必要としていたし、何よりも魔法のことが気になっていた。
女神という超常の存在に導かれてエレンディアに転生した経緯もあって薄々気づいていたが、この世界は科学よりも魔法が発達した世界のようだ。初期スキルで魔法スキルを獲得することは出来なかったが、使えるようになれるのなら、もちろん使いたかった。
「うん。もちろんマサキも使えるようになるよ。その代わり幾つかの条件があるけどね。最初に女神から教えられたでしょ? エレンディアでは冒険や戦闘などで得た経験を使って、新しいスキルを取得することや、レベルを延ばせることを。まあ、新しいスキルを覚えるには、既にそのスキルを習得している者から教えを乞う必要があるんだけどね。だから、全く知らないスキルを入手することは不可能なんだ。その辺は上手く出来ているよね、この世界は。あと、面倒だから私のことはアリサって呼んで構わないよ。あんたは随分と礼儀正しい世界から来たんだね」
「そういえば、そんなことを説明されたかな。じゃ、俺は・・・アリサから教わればその精霊魔法だっけ? その魔法スキルを習得出来るんだ?」
本人の許しが出たので俺はフランクな口調に切り替える。そもそも敬語は得意ではないから好都合だ。
「うん、可能だよ。まあ、転生したてのマサキには充分な経験がないだろうから今は無理かな。・・・ちょっと、あんたがどんなステータスやスキルを持っているか気になるから見せてよ。そこに今まで得た経験の量も数字で表示されているからさ」
「ステータス・・・ってあれか! っと、どうやって出すんだっけ?!」
「頭で念じれば出るけど、皆ステータスオープンと言って出しているね。これはこの世界の伝統だよ」
「ステータスオープン! おお、なるほど、これなら特に集中しなくてもいいし、間違いがなくて良いかも!」
「でしょ。何事も意味があるんだよね」
そう言いながらアリサは俺の隣に立つと例のステータス画面を覗き込んで来るので、俺は見やすいように画面を下げる。
「ああ、私と合流する前になんかあったのかな? 経験値を100くらい得ているね。でも精霊魔法を習得するには1000必要だからまだまだだね。それと能力値はほとんど一般人並みで、保持スキルは逃げ足10レベルに、交渉が土下座の条件が付いて30レベルに・・・なんだいこの特異体質50レベルってのは?! 土下座も酷いけど、こんなのは私も初めて見たよ!」
「いや、それはこっちが聞きたい! 未知のスキルだからこんな表記になっているらしいんだが、達人級の技能を貰えるという条件で天秤を選んだのにこれだぜ! 詐欺だろ!」
苦笑を浮かべながら呆れるアリサに俺は愚痴をぶつける。
「残念だけど、外れを引いたってわけだね。まあ、天秤は中立がアイデンティティだから、無作為に選ばれるのは仕方ないね。・・・しかし戦闘系のスキルがないのは厳しいな。これじゃ、私と合流しなかったら、ゴブリンの餌食になっていたよ。ふふふ!!」
これまでは苦笑で済ましていたアリサだが、とうとう我慢出来なくなったのか噴き出すよう笑い声を上げて俺の背中を叩く。
「こっちは笑い事じゃないぜ! と言うか、実際そのゴブリンって奴には既に襲われそうになって、なんとか逃げて来たところだ!」
「ふふ、ごめん。ここまでの外れスキルは初めて見たので思わず笑ってしまったよ。この経験値はゴブリンから逃げたことで入手したんだね。逃げ足が早速、役に立ったわけだ・・・ふふふ!!」
悪気はないのだろうが、アリサは再び声を上げて笑う。俺の初期スキルの組み合わせは彼女の笑いのツボに嵌(はま)ったようだ。
「いや・・・さっきは悪かった。トレムの街までは私が責任持って連れて行くから許してくれよ!」
「本当に笑い過ぎだったけど・・・まあ、許すよ」
いとしきり笑って満足したのだろうアリサは俺に詫びながら宣言する。彼女の助力に縋るしかない俺としては許さない選択はないのだが、謝ってくれるだけマシと思い素直に謝罪を受け入れる。
「うむ、任せなさい!」
そう請け負うアリサはなんだかんだで、可愛らしくも頼もしかった。
その後も俺はアリサに幾つかの質問をして、彼女とエレンディに関する情報を蓄積させた。アリサも転生者だが、生まれ育ったのは地球ではなく全く別の世界の出身であること、エレンディアでは魔法が存在するため、科学文明はあまり発達せず、火薬を使った武器は開発されてないことなどだ。
彼女の正体には驚かされたが、聞けば彼女のいた世界も地球に似たような文明も持っていたそうだ。エレンディアと地球、さらにアリサの世界がどう関係しているのか気になるが、その点については彼女も詳しくは知らないらしい。だが、このエレンディアにはあの三女神によって数多(あまた)の世界から転生者が送り込まれていることだけは確かのようだった。
更に話はアリサの所持スキルにもおよび、俺と同じく天秤を選んでエレンディアへの転生を果たした彼女が初期スキルとして獲得したのは、精霊魔法の他には博物学と武器戦闘(刀剣)の二つと判明する。俺と比べたらかなりの当たりと言えるだろう。
これを聞かされるまで気付かなかったが、アリサはマントの下にやや短めの剣を帯びていた。精霊魔法を得意とする彼女だが、魔法はそれを扱うのにコストとして精神力を消費する。俗に言う魔力やマジックポイントである。極めれば様々な力を発揮する魔法も無限ではなく、そのためアリサも護身用として剣を持っているとのことだった。
アリサのような少女でさえ帯剣するのがエレンディアである。魔法も使えず、武器も待たずそのスキルもない俺がこの世界では如何にか弱い存在だったか、改めて知ることになった。そりゃ、笑いたくもなるだろうさ。
「ああ!・・・どうやら、あいつら諦めてなかったようだね」
それまでは雑談を交えつつも質問に答えてくれていたアリサだが、急に後ろを振り向くとそれまでの和やかな気配を消して不吉なことを言い放った。
「あいつらって・・・ゴブリン? さっきの?!」
日本では特別なガールフレンドのいない俺にとっては、なかなか味わったことのない・・・いや、正直に言えば、妹以外の少女、それも可愛らしい美少女とこんなに密着して談笑するなど初めての体験だったが、それは唐突に終わりを告げたのだ。
この頃になると俺もアリサの人柄を理解し始めている。彼女は見た目に似合わず気さくで笑い上戸ではあるが、質の悪い冗談を言うような人物ではない。俺は緊張して問い掛ける。
「もしかしたら別の群の可能性もあるけど・・・とりあえずゴブリンらしい人型種族が何体かこっちに向って来ているのは確か」
「そんなことまでわかるのか・・・でも、どうする? 俺は逃げ足があるけど・・・」
「レベルは高くはないけど、私は野外生活スキルを持っているからね。ある程度の気配は勘付けるんだ。・・・どうするかって? もちろん迎え撃つよ! 私の足は速くないから、疲れた所を襲われたら却って不利になる。それに人里近くまで来るゴブリンを見過ごすわけにはいかない。そのうち、被害を出すからね!」
「そうか・・・でも、俺に出来ることはなさそうだ・・・」
「それは仕方ない。今回は大人しく見学をしてエレンディアがどういう世界かその目で知るといい!」
そう告げるとアリサは杖を構えると俺を庇うように前に出た。
早速とばかりに俺は前を歩くアリサに質問をぶつける。日本だったら、気安く声を掛けるには躊躇うほどの可憐な少女だが、今はそれどころではない。少しでも多くの情報が必要としていたし、何よりも魔法のことが気になっていた。
女神という超常の存在に導かれてエレンディアに転生した経緯もあって薄々気づいていたが、この世界は科学よりも魔法が発達した世界のようだ。初期スキルで魔法スキルを獲得することは出来なかったが、使えるようになれるのなら、もちろん使いたかった。
「うん。もちろんマサキも使えるようになるよ。その代わり幾つかの条件があるけどね。最初に女神から教えられたでしょ? エレンディアでは冒険や戦闘などで得た経験を使って、新しいスキルを取得することや、レベルを延ばせることを。まあ、新しいスキルを覚えるには、既にそのスキルを習得している者から教えを乞う必要があるんだけどね。だから、全く知らないスキルを入手することは不可能なんだ。その辺は上手く出来ているよね、この世界は。あと、面倒だから私のことはアリサって呼んで構わないよ。あんたは随分と礼儀正しい世界から来たんだね」
「そういえば、そんなことを説明されたかな。じゃ、俺は・・・アリサから教わればその精霊魔法だっけ? その魔法スキルを習得出来るんだ?」
本人の許しが出たので俺はフランクな口調に切り替える。そもそも敬語は得意ではないから好都合だ。
「うん、可能だよ。まあ、転生したてのマサキには充分な経験がないだろうから今は無理かな。・・・ちょっと、あんたがどんなステータスやスキルを持っているか気になるから見せてよ。そこに今まで得た経験の量も数字で表示されているからさ」
「ステータス・・・ってあれか! っと、どうやって出すんだっけ?!」
「頭で念じれば出るけど、皆ステータスオープンと言って出しているね。これはこの世界の伝統だよ」
「ステータスオープン! おお、なるほど、これなら特に集中しなくてもいいし、間違いがなくて良いかも!」
「でしょ。何事も意味があるんだよね」
そう言いながらアリサは俺の隣に立つと例のステータス画面を覗き込んで来るので、俺は見やすいように画面を下げる。
「ああ、私と合流する前になんかあったのかな? 経験値を100くらい得ているね。でも精霊魔法を習得するには1000必要だからまだまだだね。それと能力値はほとんど一般人並みで、保持スキルは逃げ足10レベルに、交渉が土下座の条件が付いて30レベルに・・・なんだいこの特異体質50レベルってのは?! 土下座も酷いけど、こんなのは私も初めて見たよ!」
「いや、それはこっちが聞きたい! 未知のスキルだからこんな表記になっているらしいんだが、達人級の技能を貰えるという条件で天秤を選んだのにこれだぜ! 詐欺だろ!」
苦笑を浮かべながら呆れるアリサに俺は愚痴をぶつける。
「残念だけど、外れを引いたってわけだね。まあ、天秤は中立がアイデンティティだから、無作為に選ばれるのは仕方ないね。・・・しかし戦闘系のスキルがないのは厳しいな。これじゃ、私と合流しなかったら、ゴブリンの餌食になっていたよ。ふふふ!!」
これまでは苦笑で済ましていたアリサだが、とうとう我慢出来なくなったのか噴き出すよう笑い声を上げて俺の背中を叩く。
「こっちは笑い事じゃないぜ! と言うか、実際そのゴブリンって奴には既に襲われそうになって、なんとか逃げて来たところだ!」
「ふふ、ごめん。ここまでの外れスキルは初めて見たので思わず笑ってしまったよ。この経験値はゴブリンから逃げたことで入手したんだね。逃げ足が早速、役に立ったわけだ・・・ふふふ!!」
悪気はないのだろうが、アリサは再び声を上げて笑う。俺の初期スキルの組み合わせは彼女の笑いのツボに嵌(はま)ったようだ。
「いや・・・さっきは悪かった。トレムの街までは私が責任持って連れて行くから許してくれよ!」
「本当に笑い過ぎだったけど・・・まあ、許すよ」
いとしきり笑って満足したのだろうアリサは俺に詫びながら宣言する。彼女の助力に縋るしかない俺としては許さない選択はないのだが、謝ってくれるだけマシと思い素直に謝罪を受け入れる。
「うむ、任せなさい!」
そう請け負うアリサはなんだかんだで、可愛らしくも頼もしかった。
その後も俺はアリサに幾つかの質問をして、彼女とエレンディに関する情報を蓄積させた。アリサも転生者だが、生まれ育ったのは地球ではなく全く別の世界の出身であること、エレンディアでは魔法が存在するため、科学文明はあまり発達せず、火薬を使った武器は開発されてないことなどだ。
彼女の正体には驚かされたが、聞けば彼女のいた世界も地球に似たような文明も持っていたそうだ。エレンディアと地球、さらにアリサの世界がどう関係しているのか気になるが、その点については彼女も詳しくは知らないらしい。だが、このエレンディアにはあの三女神によって数多(あまた)の世界から転生者が送り込まれていることだけは確かのようだった。
更に話はアリサの所持スキルにもおよび、俺と同じく天秤を選んでエレンディアへの転生を果たした彼女が初期スキルとして獲得したのは、精霊魔法の他には博物学と武器戦闘(刀剣)の二つと判明する。俺と比べたらかなりの当たりと言えるだろう。
これを聞かされるまで気付かなかったが、アリサはマントの下にやや短めの剣を帯びていた。精霊魔法を得意とする彼女だが、魔法はそれを扱うのにコストとして精神力を消費する。俗に言う魔力やマジックポイントである。極めれば様々な力を発揮する魔法も無限ではなく、そのためアリサも護身用として剣を持っているとのことだった。
アリサのような少女でさえ帯剣するのがエレンディアである。魔法も使えず、武器も待たずそのスキルもない俺がこの世界では如何にか弱い存在だったか、改めて知ることになった。そりゃ、笑いたくもなるだろうさ。
「ああ!・・・どうやら、あいつら諦めてなかったようだね」
それまでは雑談を交えつつも質問に答えてくれていたアリサだが、急に後ろを振り向くとそれまでの和やかな気配を消して不吉なことを言い放った。
「あいつらって・・・ゴブリン? さっきの?!」
日本では特別なガールフレンドのいない俺にとっては、なかなか味わったことのない・・・いや、正直に言えば、妹以外の少女、それも可愛らしい美少女とこんなに密着して談笑するなど初めての体験だったが、それは唐突に終わりを告げたのだ。
この頃になると俺もアリサの人柄を理解し始めている。彼女は見た目に似合わず気さくで笑い上戸ではあるが、質の悪い冗談を言うような人物ではない。俺は緊張して問い掛ける。
「もしかしたら別の群の可能性もあるけど・・・とりあえずゴブリンらしい人型種族が何体かこっちに向って来ているのは確か」
「そんなことまでわかるのか・・・でも、どうする? 俺は逃げ足があるけど・・・」
「レベルは高くはないけど、私は野外生活スキルを持っているからね。ある程度の気配は勘付けるんだ。・・・どうするかって? もちろん迎え撃つよ! 私の足は速くないから、疲れた所を襲われたら却って不利になる。それに人里近くまで来るゴブリンを見過ごすわけにはいかない。そのうち、被害を出すからね!」
「そうか・・・でも、俺に出来ることはなさそうだ・・・」
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