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きぐるみ幼女編
38話 全ては・・・
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城戸から手渡されたそれを、手に持ち、内容を確認していく、渋みをきかした男は
その書類を捲る度に、その目を丸くし、表情を変えていく
「こ、コレは・・・・・・・・・」
「はい、アメを用意するにあたって
今年限りの、特別ルールの企画書でございます
すこし従来の試合日程と、ルールの変更をさせてもらいました
このルールでは、途中敗退しても、個人で懸賞を受ける権利を得る事もできますし
この懸賞は、3年2年に関しては、優勝・準優勝したクラス全員に与えられます
企画書にも書いて有りますが、これによる、最大の利点は
模擬戦に参加しない生徒も、その懸賞を受けたいが為に
その応援や、意気込み、参加メンバーのサポートと等
行事参加率も上がり、学園始まって以来の盛り上がりを約束しましょう
そして、この・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・を、各関係者に送り、大々的に発表すれば
少しでも、頭の切れる人間なら・・・・・・・・
・・・・・と分かるでしょう
そうなれば、大会最終日に至っては、一般の観客数はおろか
VIPの来客数は、倍に増えることでしょう
そうなれば、校長先生の株も上がると事ですし
悪い話では無いと思います
あぁ当然、校長先生にも、この懸賞に、ご招待いたしますよ」
その全ての書類に目を通す
そして、立場上、彼女に逆らえない校長ではあるが
デメリットは、限りなく少なく
メリットは、有りすぎる、この提案に何も語らず
ソファーから立ち上がり
自身の机に足をすすめると、自身の胸ポケットから
古ぼけた鍵を取り出した
それは、アンティークの机の引き出しの鍵
鍵を開けると、少し重苦しい重厚感のある、中等部校長の印鑑を取り出した
再び、ソファーに戻ると
静かに、柊朱莉が提示した、悪魔の契約に印鑑を押すのだった
そして、それを確認した朱莉は、ニコリと微笑むのだった
彼女は、中等部校長室を後にすると
(さてと・・・
生徒会室には、たぶん大樹に説教を受けてる
親衛隊の児玉が居るでしょうから
まだ、戻れませんね、先に大学院にある
学園長の所にでも行ってみましょうか
ですが、親衛隊は使えませんね
それにしても、あきらから聞くに大樹に、ちくったのは誰かしら?
まぁいいわ、こうなったら、舞を煽って、あのチビにぶつけてみようかしらね
フフフ、それにしても、模擬戦が楽しみになって来ました
この手で、あのチビを潰せると思うと、笑いが止まりませんわ)
そして、その後ろを、表情を引きつらせた顔で付いていく、城戸あきら
(・・・さっき、ちらっと、書類の内容を見たけどさ・・・
柊の奴、よほど合宿の時の事が、頭にきてたみたいだな
もともと、プライドだけは無駄に高いからなぁ
それにしても、学年別模擬戦・・・
その絶対のルールすら、曲げてまで、仕返しをしようとするかなぁ・・・
流石、柊朱莉様、おそろしや、おそろしやだねぇ
にしても、戻ったら、俺も大樹の説教かな・・・
だけど、俺に柊を止めろと言うのが無理だっちゅうねん)
城戸あきらを引き連れた柊朱莉は、一度本堂を出て校舎を後にする
そして、校門前に迎えに来させた朱莉専用送迎用リムジンに乗り込むと
少し離れた、大学院に向けてリムジンを走らせる
そして今、彼女と、彼女の部下は、学園長室の扉を開けるのだった
その書類を捲る度に、その目を丸くし、表情を変えていく
「こ、コレは・・・・・・・・・」
「はい、アメを用意するにあたって
今年限りの、特別ルールの企画書でございます
すこし従来の試合日程と、ルールの変更をさせてもらいました
このルールでは、途中敗退しても、個人で懸賞を受ける権利を得る事もできますし
この懸賞は、3年2年に関しては、優勝・準優勝したクラス全員に与えられます
企画書にも書いて有りますが、これによる、最大の利点は
模擬戦に参加しない生徒も、その懸賞を受けたいが為に
その応援や、意気込み、参加メンバーのサポートと等
行事参加率も上がり、学園始まって以来の盛り上がりを約束しましょう
そして、この・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・を、各関係者に送り、大々的に発表すれば
少しでも、頭の切れる人間なら・・・・・・・・
・・・・・と分かるでしょう
そうなれば、大会最終日に至っては、一般の観客数はおろか
VIPの来客数は、倍に増えることでしょう
そうなれば、校長先生の株も上がると事ですし
悪い話では無いと思います
あぁ当然、校長先生にも、この懸賞に、ご招待いたしますよ」
その全ての書類に目を通す
そして、立場上、彼女に逆らえない校長ではあるが
デメリットは、限りなく少なく
メリットは、有りすぎる、この提案に何も語らず
ソファーから立ち上がり
自身の机に足をすすめると、自身の胸ポケットから
古ぼけた鍵を取り出した
それは、アンティークの机の引き出しの鍵
鍵を開けると、少し重苦しい重厚感のある、中等部校長の印鑑を取り出した
再び、ソファーに戻ると
静かに、柊朱莉が提示した、悪魔の契約に印鑑を押すのだった
そして、それを確認した朱莉は、ニコリと微笑むのだった
彼女は、中等部校長室を後にすると
(さてと・・・
生徒会室には、たぶん大樹に説教を受けてる
親衛隊の児玉が居るでしょうから
まだ、戻れませんね、先に大学院にある
学園長の所にでも行ってみましょうか
ですが、親衛隊は使えませんね
それにしても、あきらから聞くに大樹に、ちくったのは誰かしら?
まぁいいわ、こうなったら、舞を煽って、あのチビにぶつけてみようかしらね
フフフ、それにしても、模擬戦が楽しみになって来ました
この手で、あのチビを潰せると思うと、笑いが止まりませんわ)
そして、その後ろを、表情を引きつらせた顔で付いていく、城戸あきら
(・・・さっき、ちらっと、書類の内容を見たけどさ・・・
柊の奴、よほど合宿の時の事が、頭にきてたみたいだな
もともと、プライドだけは無駄に高いからなぁ
それにしても、学年別模擬戦・・・
その絶対のルールすら、曲げてまで、仕返しをしようとするかなぁ・・・
流石、柊朱莉様、おそろしや、おそろしやだねぇ
にしても、戻ったら、俺も大樹の説教かな・・・
だけど、俺に柊を止めろと言うのが無理だっちゅうねん)
城戸あきらを引き連れた柊朱莉は、一度本堂を出て校舎を後にする
そして、校門前に迎えに来させた朱莉専用送迎用リムジンに乗り込むと
少し離れた、大学院に向けてリムジンを走らせる
そして今、彼女と、彼女の部下は、学園長室の扉を開けるのだった
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