136 / 226
運命の鐘を鳴らしましょう
クリストフさんと仲良くなりました
しおりを挟む
それから、ターバン男改めクリストフさんは私たちと勝手にすっかり馴染み、3日と空けずに一緒にご飯を食べお酒を酌み交わす仲になっている。
え?なんで?
特にリュシアンと馬が合うらしく、お酒が進むとふたりで肩を組んでガハガハと笑ってやがるわ。
どうやらクリストフさんは高ランク冒険者らしく、アルベールとは顔見知りだったみたい。
「そんなには知りませんよ?同じ依頼を受けたこともありませんし。あちらが目立つ方なので知っていただけです」
とか言ってたけど・・・。
しかも、しばらくはお店で食べて飲んでいたのに、リオネルが「ヴィーのごはん・・・」とか呟くから興味を持ったクリストフさんが「食べたい!」となって、宿屋の部屋で酒盛りになったわよ!
ぐぬぬぬ、リオネルのおバカ!
ちゃんとお仕置きしましたよ?
「クリストフさんが食べる分のお肉は、リオネルの分を分けてあげてね~」と言ってやったわ。
ガァーンとわかりやすくショックを受けていましたが、知りません。
「あ?お嬢。部屋が酒臭くなるってクリーン魔法かけりゃいいじゃねぇか。いつもあちこち無駄にかけてんだから」
「・・・・・・」
リュシアンの奴め~、部屋の臭いは取れても、アンタの体から溢れる酒臭さはクリーン魔法じゃ取れないのよ!
え?怒ってませんよ?無駄にクリーン魔法をかけていると思われていたことに、怒ってはいませんよ?
ただ、ちょっとリュシアンお兄さんが臭かったのでお風呂場に閉じ込めましたが?
熱湯風呂からもうもうと蒸気が立ち込めて汗をびっしょりかいて、どこの貧相な犬かと思うほど濡れそぼったリュシアンが出てきて、大笑いしましたが?
その後、リュシアンとリオネルが土下座してきたから、溜飲はさがりました。
ま、クリストフさんも悪い人じゃないし、しょうがないよね。
と、クリストフさんは今日も酒瓶担いで私たちの部屋を訪ねてきました。
「あ?なんで東ギルドを利用しているかって?」
「うん。カミーユさんが高ランク冒険者はお金持ちだから王都ギルドを利用するって言ってたよ?それに・・・」
東ギルドの依頼は、あまり実入りが良くない依頼ばかりと聞きましたが?
「あー、確かにゴロツキもどきが日雇いでやる仕事とスラムのガキのお遣い程度の仕事が多いなぁ。でもな、厄介な仕事も多いんだ。それは・・・金になる」
指でお金のポーズを取ってニンマリと笑って見せるクリストフさん。
ああ・・・なんか・・・そんな・・・ヤバい仕事ねぇ・・・。
ちょっと、遠い目をしてしまいました。
「王都の裏も知っているクリストフさんにお聞きしたいんですが、王都の治安とかどうでしょうか?リオネルたち子供が住むにはどうですか?」
定住場所を探している私たちが必要とする情報を収集しようとする素面なセヴラン、偉いわ!
「うーん、場所によるわな。つーかリオネルに危ない場所なんてあんのか?むしろこっちが危ないわ」
「・・・拠点になる所を探しているんですよ。あちこちフラフラするのもいいですが、住む所を決めて旅をするのもオツでしょう?」
「そうだな。高ランク冒険者の半数はそんな感じだ。所帯を持つ奴もいるしな。物価と税は高いが王都はなかなかお勧めだぜ」
そしてセヴランとクリストフさんで始まる質疑応答が、どこかの市役所の窓口みたいで面白い。
ふと、見回すと、お酒を飲んで上機嫌だったリュシアンも、静かに端っこで飲んでいたアルベールも、みんな興味津々でふたりの話を聞いている。
うーん、王都に家を買うかぁ・・・、便利そうだけどなぁ・・・。
「よおっ!久しぶりじゃねぇか、エルフの旦那」
「誰が旦那ですか・・・貴方の方が年上でしょうに」
「ああん?そんなに変わんねぇだろう」
執務机から立ち上がり、私を部屋に迎え入れて、ソファに座らせると・・・昼間からお酒ですか?
この男、「王都東ギルド」のギルドマスターを勤める私の昔馴染みの獣人は・・・ここアンティーブ国ではそれなりの地位にいる。
「乾杯しようぜ」
「なにに、ですか?」
「そんなん決まってらー、エルフの旦那の冒険者復活祝いだよ!アラスのヴァネッサ姐さんから伝達は来てたが、やっぱりこの眼で確認しないとな!いやぁ、目出度い!」
私の座った真横に奴も腰を下ろし、馬鹿力で肩を抱きドボドボとコップに酒を注ぐ。
この琥珀色のお水は、かなりアルコール度数が高そうですけど?
躊躇する私を無視して、自分のコップにもたっぷりと注ぎ、カツンとコップ同士を合わせた後、ごきゅごきゅと一気に飲み干した。
「ぷはぁっ、旨い!んで、どうすんだ?火竜でも倒しに行くか?それとも氷山に生息すると噂のフェンリルでも探しに行くか?」
ワクワクと子供のような顔で尋ねてくるが・・・。
「行ってもいいですけど、貴方も付いてくる気ですか?」
「当ったり前だろう。そうなったらこんなつまんない役職は放り出して行くわ!Sランク冒険者に戻ってお前と。あ、ヴァネッサたちにも声をかけようか?」
・・・呆れた。
「行きませんよ。あと、ヴァネッサたちを巻き込むのも止めなさい」
私はちょっと彼から距離を取って座り直し、コップの中の酒をひと口だけ含む。
・・・キツイですね。
「なんか他に面白いことでもあんのか?あぁ、そういえば、アンタ、弟を探しに行ってたんだっけ?」
「そうですね。今は目が離せない子がいるので、貴方の遊びには付き合えません」
私は彼たちと離れた後に起きたことを説明した。
弟の死とトゥーロン王国に侵入したこと、弟の子供を庇護していること。
「なんつーか・・・大変だったんだな」
ゴクッと何杯目かの酒を呷る彼の眼には、トゥーロン王国に対する憎しみが見える。
「んで、どーすんだよ。そのちびっこの面倒をずっと見るのか?それとも俺のツテで養子先でも探して欲しいのか?」
そうですね。
貴方たちの知っているエルフのソロ冒険者アルベールなら、そんな世話のかかる姪っ子などすぐに手放すでしょうね。
私は緩く頭を振り、自分でも気づかない柔らかい表情で告げる。
「いいえ。私が育てます。一緒に育ててくれる者、育てなければならない者が居て・・・そう、家族になったので」
「は・・・はあああぁぁっ?ア・・・アンタが・・・家族って・・・」
ちょっと、そんなに驚かなくてもいいですし、人の事を指差さないでください。
えいっ。
ボキッ。
「いてーっ!いてててて・・・。おまっ、指を変な方向に曲げようとすんなっ!」
指を押さえて涙目で何か言っているが、知りません。
そうそう、ここに来た目的を忘れるところでした。
流石の私も昔馴染みに会って、心が浮き立っていたようです。
「ところで、探している方がいるのですが・・・内密に」
「あん?なんだよ、依頼か?」
「いいえ・・・貴方も知りたいはずですよ。私が探しているのは・・・貴族に客分として王都に招かれている獣人です」
「・・・そんなのいっぱいいるだろうよ。種族は?」
私は彼と目を合わせヴィーが「黒い」と評する笑顔を浮かべ。
「獅子族です。貴方、王弟クリストフと同じ・・・ね」
え?なんで?
特にリュシアンと馬が合うらしく、お酒が進むとふたりで肩を組んでガハガハと笑ってやがるわ。
どうやらクリストフさんは高ランク冒険者らしく、アルベールとは顔見知りだったみたい。
「そんなには知りませんよ?同じ依頼を受けたこともありませんし。あちらが目立つ方なので知っていただけです」
とか言ってたけど・・・。
しかも、しばらくはお店で食べて飲んでいたのに、リオネルが「ヴィーのごはん・・・」とか呟くから興味を持ったクリストフさんが「食べたい!」となって、宿屋の部屋で酒盛りになったわよ!
ぐぬぬぬ、リオネルのおバカ!
ちゃんとお仕置きしましたよ?
「クリストフさんが食べる分のお肉は、リオネルの分を分けてあげてね~」と言ってやったわ。
ガァーンとわかりやすくショックを受けていましたが、知りません。
「あ?お嬢。部屋が酒臭くなるってクリーン魔法かけりゃいいじゃねぇか。いつもあちこち無駄にかけてんだから」
「・・・・・・」
リュシアンの奴め~、部屋の臭いは取れても、アンタの体から溢れる酒臭さはクリーン魔法じゃ取れないのよ!
え?怒ってませんよ?無駄にクリーン魔法をかけていると思われていたことに、怒ってはいませんよ?
ただ、ちょっとリュシアンお兄さんが臭かったのでお風呂場に閉じ込めましたが?
熱湯風呂からもうもうと蒸気が立ち込めて汗をびっしょりかいて、どこの貧相な犬かと思うほど濡れそぼったリュシアンが出てきて、大笑いしましたが?
その後、リュシアンとリオネルが土下座してきたから、溜飲はさがりました。
ま、クリストフさんも悪い人じゃないし、しょうがないよね。
と、クリストフさんは今日も酒瓶担いで私たちの部屋を訪ねてきました。
「あ?なんで東ギルドを利用しているかって?」
「うん。カミーユさんが高ランク冒険者はお金持ちだから王都ギルドを利用するって言ってたよ?それに・・・」
東ギルドの依頼は、あまり実入りが良くない依頼ばかりと聞きましたが?
「あー、確かにゴロツキもどきが日雇いでやる仕事とスラムのガキのお遣い程度の仕事が多いなぁ。でもな、厄介な仕事も多いんだ。それは・・・金になる」
指でお金のポーズを取ってニンマリと笑って見せるクリストフさん。
ああ・・・なんか・・・そんな・・・ヤバい仕事ねぇ・・・。
ちょっと、遠い目をしてしまいました。
「王都の裏も知っているクリストフさんにお聞きしたいんですが、王都の治安とかどうでしょうか?リオネルたち子供が住むにはどうですか?」
定住場所を探している私たちが必要とする情報を収集しようとする素面なセヴラン、偉いわ!
「うーん、場所によるわな。つーかリオネルに危ない場所なんてあんのか?むしろこっちが危ないわ」
「・・・拠点になる所を探しているんですよ。あちこちフラフラするのもいいですが、住む所を決めて旅をするのもオツでしょう?」
「そうだな。高ランク冒険者の半数はそんな感じだ。所帯を持つ奴もいるしな。物価と税は高いが王都はなかなかお勧めだぜ」
そしてセヴランとクリストフさんで始まる質疑応答が、どこかの市役所の窓口みたいで面白い。
ふと、見回すと、お酒を飲んで上機嫌だったリュシアンも、静かに端っこで飲んでいたアルベールも、みんな興味津々でふたりの話を聞いている。
うーん、王都に家を買うかぁ・・・、便利そうだけどなぁ・・・。
「よおっ!久しぶりじゃねぇか、エルフの旦那」
「誰が旦那ですか・・・貴方の方が年上でしょうに」
「ああん?そんなに変わんねぇだろう」
執務机から立ち上がり、私を部屋に迎え入れて、ソファに座らせると・・・昼間からお酒ですか?
この男、「王都東ギルド」のギルドマスターを勤める私の昔馴染みの獣人は・・・ここアンティーブ国ではそれなりの地位にいる。
「乾杯しようぜ」
「なにに、ですか?」
「そんなん決まってらー、エルフの旦那の冒険者復活祝いだよ!アラスのヴァネッサ姐さんから伝達は来てたが、やっぱりこの眼で確認しないとな!いやぁ、目出度い!」
私の座った真横に奴も腰を下ろし、馬鹿力で肩を抱きドボドボとコップに酒を注ぐ。
この琥珀色のお水は、かなりアルコール度数が高そうですけど?
躊躇する私を無視して、自分のコップにもたっぷりと注ぎ、カツンとコップ同士を合わせた後、ごきゅごきゅと一気に飲み干した。
「ぷはぁっ、旨い!んで、どうすんだ?火竜でも倒しに行くか?それとも氷山に生息すると噂のフェンリルでも探しに行くか?」
ワクワクと子供のような顔で尋ねてくるが・・・。
「行ってもいいですけど、貴方も付いてくる気ですか?」
「当ったり前だろう。そうなったらこんなつまんない役職は放り出して行くわ!Sランク冒険者に戻ってお前と。あ、ヴァネッサたちにも声をかけようか?」
・・・呆れた。
「行きませんよ。あと、ヴァネッサたちを巻き込むのも止めなさい」
私はちょっと彼から距離を取って座り直し、コップの中の酒をひと口だけ含む。
・・・キツイですね。
「なんか他に面白いことでもあんのか?あぁ、そういえば、アンタ、弟を探しに行ってたんだっけ?」
「そうですね。今は目が離せない子がいるので、貴方の遊びには付き合えません」
私は彼たちと離れた後に起きたことを説明した。
弟の死とトゥーロン王国に侵入したこと、弟の子供を庇護していること。
「なんつーか・・・大変だったんだな」
ゴクッと何杯目かの酒を呷る彼の眼には、トゥーロン王国に対する憎しみが見える。
「んで、どーすんだよ。そのちびっこの面倒をずっと見るのか?それとも俺のツテで養子先でも探して欲しいのか?」
そうですね。
貴方たちの知っているエルフのソロ冒険者アルベールなら、そんな世話のかかる姪っ子などすぐに手放すでしょうね。
私は緩く頭を振り、自分でも気づかない柔らかい表情で告げる。
「いいえ。私が育てます。一緒に育ててくれる者、育てなければならない者が居て・・・そう、家族になったので」
「は・・・はあああぁぁっ?ア・・・アンタが・・・家族って・・・」
ちょっと、そんなに驚かなくてもいいですし、人の事を指差さないでください。
えいっ。
ボキッ。
「いてーっ!いてててて・・・。おまっ、指を変な方向に曲げようとすんなっ!」
指を押さえて涙目で何か言っているが、知りません。
そうそう、ここに来た目的を忘れるところでした。
流石の私も昔馴染みに会って、心が浮き立っていたようです。
「ところで、探している方がいるのですが・・・内密に」
「あん?なんだよ、依頼か?」
「いいえ・・・貴方も知りたいはずですよ。私が探しているのは・・・貴族に客分として王都に招かれている獣人です」
「・・・そんなのいっぱいいるだろうよ。種族は?」
私は彼と目を合わせヴィーが「黒い」と評する笑顔を浮かべ。
「獅子族です。貴方、王弟クリストフと同じ・・・ね」
161
お気に入りに追加
8,082
あなたにおすすめの小説
転生幼女のチートな悠々自適生活〜伝統魔法を使い続けていたら気づけば賢者になっていた〜
犬社護
ファンタジー
ユミル(4歳)は気がついたら、崖下にある森の中にいた。
馬車が崖下に落下した影響で、前世の記憶を思い出す。周囲には散乱した荷物だけでなく、さっきまで会話していた家族が横たわっており、自分だけ助かっていることにショックを受ける。
大雨の中を泣き叫んでいる時、1体の小さな精霊カーバンクルが現れる。前世もふもふ好きだったユミルは、もふもふ精霊と会話することで悲しみも和らぎ、互いに打ち解けることに成功する。
精霊カーバンクルと仲良くなったことで、彼女は日本古来の伝統に関わる魔法を習得するのだが、チート魔法のせいで色々やらかしていく。まわりの精霊や街に住む平民や貴族達もそれに振り回されるものの、愛くるしく天真爛漫な彼女を見ることで、皆がほっこり心を癒されていく。
人々や精霊に愛されていくユミルは、伝統魔法で仲間たちと悠々自適な生活を目指します。
成長率マシマシスキルを選んだら無職判定されて追放されました。~スキルマニアに助けられましたが染まらないようにしたいと思います~
m-kawa
ファンタジー
第5回集英社Web小説大賞、奨励賞受賞。書籍化します。
書籍化に伴い、この作品はアルファポリスから削除予定となりますので、あしからずご承知おきください。
【第七部開始】
召喚魔法陣から逃げようとした主人公は、逃げ遅れたせいで召喚に遅刻してしまう。だが他のクラスメイトと違って任意のスキルを選べるようになっていた。しかし選んだ成長率マシマシスキルは自分の得意なものが現れないスキルだったのか、召喚先の国で無職判定をされて追い出されてしまう。
一方で微妙な職業が出てしまい、肩身の狭い思いをしていたヒロインも追い出される主人公の後を追って飛び出してしまった。
だがしかし、追い出された先は平民が住まう街などではなく、危険な魔物が住まう森の中だった!
突如始まったサバイバルに、成長率マシマシスキルは果たして役に立つのか!
魔物に襲われた主人公の運命やいかに!
※小説家になろう様とカクヨム様にも投稿しています。
※カクヨムにて先行公開中
貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた
佐藤醤油
ファンタジー
貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。
僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。
魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。
言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。
この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。
小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。
------------------------------------------------------------------
お知らせ
「転生者はめぐりあう」 始めました。
------------------------------------------------------------------
注意
作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。
感想は受け付けていません。
誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。
「デブは出て行け!」と追放されたので、チートスキル【マイホーム】で異世界生活を満喫します。
亜綺羅もも
ファンタジー
旧題:「デブは出て行け!」と追放されたので、チートスキル【マイホーム】で異世界生活を満喫します。今更戻って来いと言われても旦那が許してくれません!
いきなり異世界に召喚された江藤里奈(18)。
突然のことに戸惑っていたが、彼女と一緒に召喚された結城姫奈の顔を見て愕然とする。
里奈は姫奈にイジメられて引きこもりをしていたのだ。
そんな二人と同じく召喚された下柳勝也。
三人はメロディア国王から魔族王を倒してほしいと相談される。
だがその話し合いの最中、里奈のことをとことんまでバカにする姫奈。
とうとう周囲の人間も里奈のことをバカにし始め、極めつけには彼女のスキルが【マイホーム】という名前だったことで完全に見下されるのであった。
いたたまれなくなった里奈はその場を飛び出し、目的もなく町の外を歩く。
町の住人が近寄ってはいけないという崖があり、里奈はそこに行きついた時、不意に落下してしまう。
落下した先には邪龍ヴォイドドラゴンがおり、彼は里奈のことを助けてくれる。
そこからどうするか迷っていた里奈は、スキルである【マイホーム】を使用してみることにした。
すると【マイホーム】にはとんでもない能力が秘められていることが判明し、彼女の人生が大きく変化していくのであった。
ヴォイドドラゴンは里奈からイドというあだ名をつけられ彼女と一緒に生活をし、そして里奈の旦那となる。
姫奈は冒険に出るも、自身の力を過信しすぎて大ピンチに陥っていた。
そんなある日、現在の里奈の話を聞いた姫奈は、彼女のもとに押しかけるのであった……
これは里奈がイドとのんびり幸せに暮らしていく、そんな物語。
※ざまぁまで時間かかります。
ファンタジー部門ランキング一位
HOTランキング 一位
総合ランキング一位
ありがとうございます!
魔力∞を魔力0と勘違いされて追放されました
紗南
ファンタジー
異世界に神の加護をもらって転生した。5歳で前世の記憶を取り戻して洗礼をしたら魔力が∞と記載されてた。異世界にはない記号のためか魔力0と判断され公爵家を追放される。
国2つ跨いだところで冒険者登録して成り上がっていくお話です
更新は1週間に1度くらいのペースになります。
何度か確認はしてますが誤字脱字があるかと思います。
自己満足作品ですので技量は全くありません。その辺り覚悟してお読みくださいm(*_ _)m
転生してしまったので服チートを駆使してこの世界で得た家族と一緒に旅をしようと思います
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
俺はクギミヤ タツミ。
今年で33歳の社畜でございます
俺はとても運がない人間だったがこの日をもって異世界に転生しました
しかし、そこは牢屋で見事にくそまみれになってしまう
汚れた囚人服に嫌気がさして、母さんの服を思い出していたのだが、現実を受け止めて抗ってみた。
すると、ステータスウィンドウが開けることに気づく。
そして、チートに気付いて無事にこの世界を気ままに旅することとなる。楽しい旅にしなくちゃな
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
『収納』は異世界最強です 正直すまんかったと思ってる
農民ヤズ―
ファンタジー
「ようこそおいでくださいました。勇者さま」
そんな言葉から始まった異世界召喚。
呼び出された他の勇者は複数の<スキル>を持っているはずなのに俺は収納スキル一つだけ!?
そんなふざけた事になったうえ俺たちを呼び出した国はなんだか色々とヤバそう!
このままじゃ俺は殺されてしまう。そうなる前にこの国から逃げ出さないといけない。
勇者なら全員が使える収納スキルのみしか使うことのできない勇者の出来損ないと呼ばれた男が収納スキルで無双して世界を旅する物語(予定
私のメンタルは金魚掬いのポイと同じ脆さなので感想を送っていただける際は語調が強くないと嬉しく思います。
ただそれでも初心者故、度々間違えることがあるとは思いますので感想にて教えていただけるとありがたいです。
他にも今後の進展や投稿済みの箇所でこうしたほうがいいと思われた方がいらっしゃったら感想にて待ってます。
なお、書籍化に伴い内容の齟齬がありますがご了承ください。
過去1ヶ月以内にレジーナの小説・漫画を1話以上レンタルしている
と、レジーナのすべての番外編を読むことができます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
番外編を閲覧することが出来ません。
過去1ヶ月以内にレジーナの小説・漫画を1話以上レンタルしている
と、レジーナのすべての番外編を読むことができます。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。