気付いたら幼女になってしまった俺たちは魔王討伐を目指す旅に出る！

第１章 開幕

３ Lv２

　第３話

　俺達は多分あるであろう町に向かって適当に歩いていた

「見渡す限り山！草！木！　どういう事だよ」

　蛇汰君がイノピーを倒しながら言った

　と　そのとき

『ピロリロリン！　Lvレベルが１→２に上がりました！　『流技りゅうぎ　乱拳らんけん』を覚えました！』

「「「「「「！！！！」」」」」」

「「何それ？」」

「どうやって使うんだろう？」

「とりあえず何か『流技　乱拳』って心唱してみたら？」

「ＯＫ」

『流技　乱拳！』

　ピカーン！

　シュシュシュシュシュ　シュン！

「「「「「「す...すげぇ」」」」」」

　それは見事に『乱拳』だった

「とりあえずみんなLv２にしようぜ」

「そうだね」


　そして幼女になって気づいたことがある

　走れる時間がものすごく短いのだ

　時間にすると約３秒ぐらいは普通に走れてそれ以降から少し息が切れてきて
　約６秒ぐらいで普通に走れなくなる

その後もみんなでイノピーや液状獣を倒していたんだけど

それはこの中で２人目　俺がLv２に上がった時だ

『ピロリロリン！　Lvが１→２に上がりました！　武具系統スロットが開きました！　『剣技　交差クロス切りカット』が使えるようになりました！』

「「「「「「！！！」」」」」」

「使える技が違う...だと？！」

「もしかするとLv２になると出来るようになることがランダムに決まってそこで役職が決まるのでは？」

「蛇汰　それはアリだ」

蛇汰がつくった仮説を確かめるために俺達はまたLv上げに専念した