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お茶会当日4
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…………他の攻略対象には会いたくなかったんですが、まぁそうはいきませんよねーーー!?
結論、全員と挨拶しました……いえ、してしまいました。
やだなーやだなー
バッドエンドは回避したいから関わって嫌われたくないんですけど~
あ、でも逆に関わってそんないじめとかするやつじゃないって、思ってもらった方がいいんですかね?
ん~どうしましょう。
ま、まぁ、私がいじめなければいいんだからどうにかなりますよね!?
あと、婚約者を作らなければOKです!
ふふふ、私はバッドエンドにならないでアウラや家族と幸せに暮らすんです!!
誰であろうと、邪魔する者は許しませんよ!
挨拶も終わり、のども渇きましたし何か飲み物でもとってきますかね。
「お兄様、アウラちょっとそこまで飲み物をとってきます。
お兄様達はいかがですか?」
「いや、僕はいいよ。ちょっと友人がいたから話してくるよ。
気をつけてね。すぐもどるから。あ、変な男について行ったりしちゃダメだからね!
アウラもだよ。2人とも気をつけてね。」
お兄様の言葉に私とアウラは苦笑しながらも頷きました。
「ヨシュアお兄様、私も行きますから大丈夫ですわ。
ちゃんと、ルーナに近寄る悪い虫は追い払ってみせますわ!」
ん?なんか変に気合いいれてませんか?
え?ちょっとアウラ?あなたも気をつけるんだからね!?
「アウラ?それくらい私だってできるわよ?
私の方こそアウラに近寄る悪い虫を追い払わなくちゃいけないでしょ?
私よりアウラの方が可愛いんだから。
私の方にはあまり来ないわよ。」
私がそういうと、お兄様とアウラがやれやれとでもいうかのように苦笑したり、呆れてます。
え?なんで??
いや、確かにルーナも可愛いけど(あ、ナルシストじゃないですよ?客観的に見ての判断です。ゲームのルーナも美人ですからね!)アウラの方がもっともっと可愛いんですからね?
「自覚なしなのか~。これはちょっと将来不安だなぁ。」
お兄様がぼそっとつぶやいた声は、私には聞こえていませんでした。
「アウラ、のどが渇きました。早く行きましょう?」
「そうね。ではヨシュアお兄様行ってきますわ。」
「うん。行っておいで。」
そう言って、私たちは別れて行動しました。
そのとき私は忘れていたのです。昔、彼と出会ったことを……。
そして、その彼がこのお茶会にいるであろうということを。
結論、全員と挨拶しました……いえ、してしまいました。
やだなーやだなー
バッドエンドは回避したいから関わって嫌われたくないんですけど~
あ、でも逆に関わってそんないじめとかするやつじゃないって、思ってもらった方がいいんですかね?
ん~どうしましょう。
ま、まぁ、私がいじめなければいいんだからどうにかなりますよね!?
あと、婚約者を作らなければOKです!
ふふふ、私はバッドエンドにならないでアウラや家族と幸せに暮らすんです!!
誰であろうと、邪魔する者は許しませんよ!
挨拶も終わり、のども渇きましたし何か飲み物でもとってきますかね。
「お兄様、アウラちょっとそこまで飲み物をとってきます。
お兄様達はいかがですか?」
「いや、僕はいいよ。ちょっと友人がいたから話してくるよ。
気をつけてね。すぐもどるから。あ、変な男について行ったりしちゃダメだからね!
アウラもだよ。2人とも気をつけてね。」
お兄様の言葉に私とアウラは苦笑しながらも頷きました。
「ヨシュアお兄様、私も行きますから大丈夫ですわ。
ちゃんと、ルーナに近寄る悪い虫は追い払ってみせますわ!」
ん?なんか変に気合いいれてませんか?
え?ちょっとアウラ?あなたも気をつけるんだからね!?
「アウラ?それくらい私だってできるわよ?
私の方こそアウラに近寄る悪い虫を追い払わなくちゃいけないでしょ?
私よりアウラの方が可愛いんだから。
私の方にはあまり来ないわよ。」
私がそういうと、お兄様とアウラがやれやれとでもいうかのように苦笑したり、呆れてます。
え?なんで??
いや、確かにルーナも可愛いけど(あ、ナルシストじゃないですよ?客観的に見ての判断です。ゲームのルーナも美人ですからね!)アウラの方がもっともっと可愛いんですからね?
「自覚なしなのか~。これはちょっと将来不安だなぁ。」
お兄様がぼそっとつぶやいた声は、私には聞こえていませんでした。
「アウラ、のどが渇きました。早く行きましょう?」
「そうね。ではヨシュアお兄様行ってきますわ。」
「うん。行っておいで。」
そう言って、私たちは別れて行動しました。
そのとき私は忘れていたのです。昔、彼と出会ったことを……。
そして、その彼がこのお茶会にいるであろうということを。
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