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ここは……どこ?
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地下の隠し部屋などのことを聞いてから1週間が経った。
私はそれが何なのか、どうするかなどをぐるぐると考えたがいい考えは浮かばなかった。
家族とも話し合ったが、とりあえず調べてみないと何も始まらないため、影の人を使ったり、図書館の本であの封印がどういうもので、どのくらいの強さのものを封じる物なのかを調べることにした。
しかし、今のところは成果なしだ。
ほんとに、新しい家をゆっくりのびのびと楽しませて欲しいんだけど!!
せっかく好みがどストライクの家なのに、この問題のせいで心の底から楽しめない。
この封印とか作ったやつ恨むぞ。まじで。
私の平穏なスローライフを返せ!
この封印のせいで絶対スローライフ遠のいたでしょ!!
まぁ、いいや。
とりあえず明日また図書館に行って、封印の魔法陣であろうものと同じ物を探さないと。
あぁ、この魔法陣は封印されている部屋の扉にあったものだ。
私は図書館で借りてきた本を読み終えると、あの魔法陣が書いてないことに少し落胆しつつ明日頑張ろうと思いながら眠りについた。
………………
……お...。...い。……お…ろ。……おい…きろ。
んんぅ…うるさいなぁ~
もうちょっと、ねせ、て。…zzz
おい…おい、お…ろ、おきろ…おい、おきろ…てお
もう…うるさいってば
人が寝てる時になんなのよ。
ん?あれ?なんかおかしくない??
おい、起きろ。…さっさと起きろと言っておるだろ!?
へっ?!な、なにっ!?!?
「へぁぁぁあああ!?!」
私は変な叫び声を上げながら飛び起きた。
「えっ?なに??誰なの?もしかして敵?!」
私は起きるとすぐに身構えた。
周りを見ると、そこは私の部屋じゃなかった。
…
……
…………ん?
え?どこここ?
私がいるのは古びた、相当手入れされてないかのようなレンガの部屋だ。
まるでどこかの隠し部屋みたいだ。
それか建物の迷宮とかのダンジョンに部屋があったらこんな感じなのだろうか。
まあ、どちらにしろ見覚えはない。
「は?ここどこなの?
え?私自分の部屋で寝たよね?
寝ぼけて違う部屋に行ったの?
いや、でも誰かの声がしたよね。
ん!?もしかして誘拐!?でもでも我が家で誘拐できるなんてどこの化け物よ。」
私は思ったことを無意識に早口でブツブツと呟いていた。
しかし、周りはしっかりと警戒していたし、自分の姿や状況はすぐに確認した。
どうやら手足を拘束もされておらず、危害を加えられた様子もない。
「いやいやいや、わたし落ち着けもちつけ。
ここは」
「おい、落ち着くのはよいが餅はつくんじゃないぞ?」
そのとき混乱した私の言葉にツッコミを入れる声が聞こえた。
私はばっと声のした方を見た。
いつの間に!?さっきまでいなかったし、気配もしなかったのに…!
そこには1人の男が立っていた。
黒の中に1部と毛先だけが銀の髪に、神秘的な金の目で、歳は20歳くらいに見える。
服装は黒いシャツに黒いズボンで銀の刺繍やボタンが付いている。
はっきりいって超絶美形だ。
スタイルも良い。
だが、その威圧感などからただものじゃないことが分かる。
この人何者?
実力はお父さんと同じか上かな?
もしお父さんより下でもお兄ちゃんよりかは確実に上だね。
というか、それよりも。
この状況でなんでツッコミ入れてきたのこの人!
それに一言目がそれかよ!!
いやいやいや、他にもっとなにかない?ねぇ!?
誘拐かなんかしたんなら、もししてなくてもさぁ、一言めがなんでそれなの!?
って、ツッコミを入れてる場合じゃないね。
どうする?私じゃこの人には適わない。
逃げる?
いや、捕まってより厳重に閉じ込められるか足を動けないように痛めつけられるだけだろう。
いや、そもそもこの人の狙いは何?
普通なら手足を拘束するはず…。
それがないということは危害を加えるつもりがないか、拘束する必要も無いくらい自分の強さに自信があるか。
「ここはどこ?あなた何者?私をこんな所に連れてきて何が目的?
そもそもどうやってここまで私を連れてこられたの?」
私はとりあえず情報収集のためにそう質問を投げかけた。
私はそれが何なのか、どうするかなどをぐるぐると考えたがいい考えは浮かばなかった。
家族とも話し合ったが、とりあえず調べてみないと何も始まらないため、影の人を使ったり、図書館の本であの封印がどういうもので、どのくらいの強さのものを封じる物なのかを調べることにした。
しかし、今のところは成果なしだ。
ほんとに、新しい家をゆっくりのびのびと楽しませて欲しいんだけど!!
せっかく好みがどストライクの家なのに、この問題のせいで心の底から楽しめない。
この封印とか作ったやつ恨むぞ。まじで。
私の平穏なスローライフを返せ!
この封印のせいで絶対スローライフ遠のいたでしょ!!
まぁ、いいや。
とりあえず明日また図書館に行って、封印の魔法陣であろうものと同じ物を探さないと。
あぁ、この魔法陣は封印されている部屋の扉にあったものだ。
私は図書館で借りてきた本を読み終えると、あの魔法陣が書いてないことに少し落胆しつつ明日頑張ろうと思いながら眠りについた。
………………
……お...。...い。……お…ろ。……おい…きろ。
んんぅ…うるさいなぁ~
もうちょっと、ねせ、て。…zzz
おい…おい、お…ろ、おきろ…おい、おきろ…てお
もう…うるさいってば
人が寝てる時になんなのよ。
ん?あれ?なんかおかしくない??
おい、起きろ。…さっさと起きろと言っておるだろ!?
へっ?!な、なにっ!?!?
「へぁぁぁあああ!?!」
私は変な叫び声を上げながら飛び起きた。
「えっ?なに??誰なの?もしかして敵?!」
私は起きるとすぐに身構えた。
周りを見ると、そこは私の部屋じゃなかった。
…
……
…………ん?
え?どこここ?
私がいるのは古びた、相当手入れされてないかのようなレンガの部屋だ。
まるでどこかの隠し部屋みたいだ。
それか建物の迷宮とかのダンジョンに部屋があったらこんな感じなのだろうか。
まあ、どちらにしろ見覚えはない。
「は?ここどこなの?
え?私自分の部屋で寝たよね?
寝ぼけて違う部屋に行ったの?
いや、でも誰かの声がしたよね。
ん!?もしかして誘拐!?でもでも我が家で誘拐できるなんてどこの化け物よ。」
私は思ったことを無意識に早口でブツブツと呟いていた。
しかし、周りはしっかりと警戒していたし、自分の姿や状況はすぐに確認した。
どうやら手足を拘束もされておらず、危害を加えられた様子もない。
「いやいやいや、わたし落ち着けもちつけ。
ここは」
「おい、落ち着くのはよいが餅はつくんじゃないぞ?」
そのとき混乱した私の言葉にツッコミを入れる声が聞こえた。
私はばっと声のした方を見た。
いつの間に!?さっきまでいなかったし、気配もしなかったのに…!
そこには1人の男が立っていた。
黒の中に1部と毛先だけが銀の髪に、神秘的な金の目で、歳は20歳くらいに見える。
服装は黒いシャツに黒いズボンで銀の刺繍やボタンが付いている。
はっきりいって超絶美形だ。
スタイルも良い。
だが、その威圧感などからただものじゃないことが分かる。
この人何者?
実力はお父さんと同じか上かな?
もしお父さんより下でもお兄ちゃんよりかは確実に上だね。
というか、それよりも。
この状況でなんでツッコミ入れてきたのこの人!
それに一言目がそれかよ!!
いやいやいや、他にもっとなにかない?ねぇ!?
誘拐かなんかしたんなら、もししてなくてもさぁ、一言めがなんでそれなの!?
って、ツッコミを入れてる場合じゃないね。
どうする?私じゃこの人には適わない。
逃げる?
いや、捕まってより厳重に閉じ込められるか足を動けないように痛めつけられるだけだろう。
いや、そもそもこの人の狙いは何?
普通なら手足を拘束するはず…。
それがないということは危害を加えるつもりがないか、拘束する必要も無いくらい自分の強さに自信があるか。
「ここはどこ?あなた何者?私をこんな所に連れてきて何が目的?
そもそもどうやってここまで私を連れてこられたの?」
私はとりあえず情報収集のためにそう質問を投げかけた。
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