7 / 42
説明
しおりを挟む
婚約破棄された日から3日が経った今日、お父様が領民に説明やこれからどうしたいかを聞くことにした。
「皆、今日忙しい時に集まってくれてありがとう。
実は、娘のローザリンがあのバK……第1王子に婚約破棄をされた。それも大勢の前でだ。」
(((((あぁ~今バカって言おうとしたんだな)))))
ここにいるほとんどがそう思ったが、話しの先を聞くため声には出さなかった。
「しかも、王子は自分が浮気をした挙句、ローザリンを侮辱し、自分の浮気相手をいじめたと冤罪をつけてきた。
その上、国外追放だ死刑だなんだと喚いていたそうだ。
しかも、そのいじめも相手の女の嘘だ。
あと、王子の他にも3人その女に惚れたやつがいて、複数人で責めてきたそうだ。
……しかし、なにより許せないのがローザリンは仕事をしていたのに、自分は浮気や享楽三昧、勉強も励まない。
それに、ローザリンを醜いや愚かその上、悪女や売女と言ったんだ!あのクソガキは!
相手のそれこそ売女と言われてもおかしくない女は、謝れば許してやると上から目線で言ってきたそうだ。」
これには、ローザリンをよく知っていて慕っている領民も怒っていた。
いや、怒るというのは可愛いくらいブチギレた。
「なんだと!?うちの姫様をこんなに綺麗でお優しいかたを愚かで醜いなどと!!
なんてやつだ!!」
「お嬢様…。そんな者達に責められておいたわしい!
お嬢様の素晴らしさをわからないなんて、そいつたちこそ、愚か者よ!
しかも、人前な上数人で……なんて卑怯で弱虫なやつら!」
「そうだ!そうだ!最低すぎる!」
「お嬢様!そんなやつら気にしなくて大丈夫ですよ!
俺達は全員お嬢様の味方ですぜ!」
あちこちから、みんなが私のために怒ってくれて、ありがたいし、とてもうれしい!
「みんなありがとう。
私は全然あんなバカな人達が言うこと気にしていないわ!!
逆に婚約破棄できたから、あんなのと結婚しなくてすむし、度に出れて嬉しいわ♪
ただ、あんな人達が上に立つはずの人間だなんてこの国は大丈夫かが、心配だけれど……。」
私がそう言うと、みんな怒りつつも私が傷ついてないと分かると、安心したような顔をした。
私はより一層、みんな大切な領民でこの国に残して行きたくないなと思った。
「すまない、続きを話すぞ。」
そう言ってお父様が話し始めた。
「私達はこの国を出ることにした!
もう、この国には愛想が尽きた!
なので、この国を出ることにする。
しかし、この領地もみんなも私達にとって、とても大事でこの領地の利益などを狙っている豚どもがいるし、私達が出ていったあとが問題なんだよ。
できれば、信用できる者に頼もうと思っている。」
お父様がそういうと、領民の人たちは、
「俺達も着いて行かせてください!」
「私たちも着いて行きたいです!お嬢様にそんなことをした連中にお嬢様が考えて作った特産品などを使わせたくもありません!!」
と口々に訴えた。
「そうか、皆ありがとう。
それなら、旅をした先でいい場所があったら領地ごと引越してはどうかと思っているんだ。
ただ、それまでの間耐えてくれ。」
「わかりました!」
「そのくらい耐えてみせます!
その間は、特産品などは外に売らなくてもいいでしょうか?
この領地では、農産物も海産物も牧畜などもやっており、食べ物には困りませんし。」
「おぉ、それもそうだなっ!
お嬢様やご領主様達のおかげで食べ物には困らないし、肥料や物を作る材料も、領内で作ってるからな。」
領民達はみんなでわーわーと話し合い、どうやら外との繋がりを切るつもりらしい。
ただ……
「技術を渡せと行ってきたらどうしましょう?お父様、それにみなさん。
相手はうちの技術や物欲しさに力で強引な手段などをとるかもしれませんわ。」
私がそう言うと、お父様はふむ…と考え込み、領民達はそれもそうだ、どうする?と話し合い始めた。
そこで、私は1つ提案をした。
「では、1つ提案があるのですが、それぞれのリーダー格のような人たちを私達が連れていき、他の人たちは本当は知っていますけれど、相手の人たちに、技術や大切なことなどはリーダーしか知らず、その人たちが出ていったから分からない、自分たちも作れていないと言えばどうでしょう?
ただ、リーダーが1人だと怪しまれるでしょうから、ひとつにつき3~5人くらいにして、他の人は知らないということでどうでしょう?
あぁ、それでもうっかりバレそうになるかもしれないので、相手が来たときは自分がもともとしていたものとは別の所について下さい。
そうすれば、ほんとに知らないのでバレないでしょう。」
まぁ、穴だらけだし甘い作戦なんだけどね。
さて、どうでしょう?
「皆、今日忙しい時に集まってくれてありがとう。
実は、娘のローザリンがあのバK……第1王子に婚約破棄をされた。それも大勢の前でだ。」
(((((あぁ~今バカって言おうとしたんだな)))))
ここにいるほとんどがそう思ったが、話しの先を聞くため声には出さなかった。
「しかも、王子は自分が浮気をした挙句、ローザリンを侮辱し、自分の浮気相手をいじめたと冤罪をつけてきた。
その上、国外追放だ死刑だなんだと喚いていたそうだ。
しかも、そのいじめも相手の女の嘘だ。
あと、王子の他にも3人その女に惚れたやつがいて、複数人で責めてきたそうだ。
……しかし、なにより許せないのがローザリンは仕事をしていたのに、自分は浮気や享楽三昧、勉強も励まない。
それに、ローザリンを醜いや愚かその上、悪女や売女と言ったんだ!あのクソガキは!
相手のそれこそ売女と言われてもおかしくない女は、謝れば許してやると上から目線で言ってきたそうだ。」
これには、ローザリンをよく知っていて慕っている領民も怒っていた。
いや、怒るというのは可愛いくらいブチギレた。
「なんだと!?うちの姫様をこんなに綺麗でお優しいかたを愚かで醜いなどと!!
なんてやつだ!!」
「お嬢様…。そんな者達に責められておいたわしい!
お嬢様の素晴らしさをわからないなんて、そいつたちこそ、愚か者よ!
しかも、人前な上数人で……なんて卑怯で弱虫なやつら!」
「そうだ!そうだ!最低すぎる!」
「お嬢様!そんなやつら気にしなくて大丈夫ですよ!
俺達は全員お嬢様の味方ですぜ!」
あちこちから、みんなが私のために怒ってくれて、ありがたいし、とてもうれしい!
「みんなありがとう。
私は全然あんなバカな人達が言うこと気にしていないわ!!
逆に婚約破棄できたから、あんなのと結婚しなくてすむし、度に出れて嬉しいわ♪
ただ、あんな人達が上に立つはずの人間だなんてこの国は大丈夫かが、心配だけれど……。」
私がそう言うと、みんな怒りつつも私が傷ついてないと分かると、安心したような顔をした。
私はより一層、みんな大切な領民でこの国に残して行きたくないなと思った。
「すまない、続きを話すぞ。」
そう言ってお父様が話し始めた。
「私達はこの国を出ることにした!
もう、この国には愛想が尽きた!
なので、この国を出ることにする。
しかし、この領地もみんなも私達にとって、とても大事でこの領地の利益などを狙っている豚どもがいるし、私達が出ていったあとが問題なんだよ。
できれば、信用できる者に頼もうと思っている。」
お父様がそういうと、領民の人たちは、
「俺達も着いて行かせてください!」
「私たちも着いて行きたいです!お嬢様にそんなことをした連中にお嬢様が考えて作った特産品などを使わせたくもありません!!」
と口々に訴えた。
「そうか、皆ありがとう。
それなら、旅をした先でいい場所があったら領地ごと引越してはどうかと思っているんだ。
ただ、それまでの間耐えてくれ。」
「わかりました!」
「そのくらい耐えてみせます!
その間は、特産品などは外に売らなくてもいいでしょうか?
この領地では、農産物も海産物も牧畜などもやっており、食べ物には困りませんし。」
「おぉ、それもそうだなっ!
お嬢様やご領主様達のおかげで食べ物には困らないし、肥料や物を作る材料も、領内で作ってるからな。」
領民達はみんなでわーわーと話し合い、どうやら外との繋がりを切るつもりらしい。
ただ……
「技術を渡せと行ってきたらどうしましょう?お父様、それにみなさん。
相手はうちの技術や物欲しさに力で強引な手段などをとるかもしれませんわ。」
私がそう言うと、お父様はふむ…と考え込み、領民達はそれもそうだ、どうする?と話し合い始めた。
そこで、私は1つ提案をした。
「では、1つ提案があるのですが、それぞれのリーダー格のような人たちを私達が連れていき、他の人たちは本当は知っていますけれど、相手の人たちに、技術や大切なことなどはリーダーしか知らず、その人たちが出ていったから分からない、自分たちも作れていないと言えばどうでしょう?
ただ、リーダーが1人だと怪しまれるでしょうから、ひとつにつき3~5人くらいにして、他の人は知らないということでどうでしょう?
あぁ、それでもうっかりバレそうになるかもしれないので、相手が来たときは自分がもともとしていたものとは別の所について下さい。
そうすれば、ほんとに知らないのでバレないでしょう。」
まぁ、穴だらけだし甘い作戦なんだけどね。
さて、どうでしょう?
1
お気に入りに追加
2,206
あなたにおすすめの小説
婚約破棄されて勝利宣言する令嬢の話
Ryo-k
ファンタジー
「セレスティーナ・ルーベンブルク! 貴様との婚約を破棄する!!」
「よっしゃー!! ありがとうございます!!」
婚約破棄されたセレスティーナは国王との賭けに勝利した。
果たして国王との賭けの内容とは――
良家で才能溢れる新人が加入するので、お前は要らないと追放された後、偶然お金を落とした穴が実はガチャで全財産突っ込んだら最強になりました
ぽいづん
ファンタジー
ウェブ・ステイは剣士としてパーティに加入しそこそこ活躍する日々を過ごしていた。
そんなある日、パーティリーダーからいい話と悪い話があると言われ、いい話は新メンバー、剣士ワット・ファフナーの加入。悪い話は……ウェブ・ステイの追放だった……
失意のウェブは気がつくと街外れをフラフラと歩き、石に躓いて転んだ。その拍子にポケットの中の銅貨1枚がコロコロと転がり、小さな穴に落ちていった。
その時、彼の目の前に銅貨3枚でガチャが引けます。という文字が現れたのだった。
※小説家になろうにも投稿しています。
絶対婚約いたしません。させられました。案の定、婚約破棄されました
toyjoy11
ファンタジー
婚約破棄ものではあるのだけど、どちらかと言うと反乱もの。
残酷シーンが多く含まれます。
誰も高位貴族が婚約者になりたがらない第一王子と婚約者になったミルフィーユ・レモナンド侯爵令嬢。
両親に
「絶対アレと婚約しません。もしも、させるんでしたら、私は、クーデターを起こしてやります。」
と宣言した彼女は有言実行をするのだった。
一応、転生者ではあるものの元10歳児。チートはありません。
4/5 21時完結予定。
新人神様のまったり天界生活
源 玄輝
ファンタジー
死後、異世界の神に召喚された主人公、長田 壮一郎。
「異世界で勇者をやってほしい」
「お断りします」
「じゃあ代わりに神様やって。これ決定事項」
「・・・え?」
神に頼まれ異世界の勇者として生まれ変わるはずが、どういうわけか異世界の神になることに!?
新人神様ソウとして右も左もわからない神様生活が今始まる!
ソウより前に異世界転生した人達のおかげで大きな戦争が無い比較的平和な下界にはなったものの信仰が薄れてしまい、実はピンチな状態。
果たしてソウは新人神様として消滅せずに済むのでしょうか。
一方で異世界の人なので人らしい生活を望み、天使達の住む空間で住民達と交流しながら料理をしたり風呂に入ったり、時にはイチャイチャしたりそんなまったりとした天界生活を満喫します。
まったりゆるい、異世界天界スローライフ神様生活開始です!
『王家の面汚し』と呼ばれ帝国へ売られた王女ですが、普通に歓迎されました……
Ryo-k
ファンタジー
王宮で開かれた側妃主催のパーティーで婚約破棄を告げられたのは、アシュリー・クローネ第一王女。
優秀と言われているラビニア・クローネ第二王女と常に比較され続け、彼女は貴族たちからは『王家の面汚し』と呼ばれ疎まれていた。
そんな彼女は、帝国との交易の条件として、帝国に送られることになる。
しかしこの時は誰も予想していなかった。
この出来事が、王国の滅亡へのカウントダウンの始まりであることを……
アシュリーが帝国で、秘められていた才能を開花するのを……
※この作品は「小説家になろう」でも掲載しています。
裏切者には神罰を
夜桜
恋愛
幸せな生活は途端に終わりを告げた。
辺境伯令嬢フィリス・クラインは毒殺、暗殺、撲殺、絞殺、刺殺――あらゆる方法で婚約者の伯爵ハンスから命を狙われた。
けれど、フィリスは全てをある能力で神回避していた。
あまりの殺意に復讐を決め、ハンスを逆に地獄へ送る。
もしかして寝てる間にざまぁしました?
ぴぴみ
ファンタジー
令嬢アリアは気が弱く、何をされても言い返せない。
内気な性格が邪魔をして本来の能力を活かせていなかった。
しかし、ある時から状況は一変する。彼女を馬鹿にし嘲笑っていた人間が怯えたように見てくるのだ。
私、寝てる間に何かしました?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる