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第21章 戦いの終わり
第158話 『夏への扉』
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あの戦いから2日後。戦いの事後処理は一段落し、俺は別荘に戻っている。現在はノートをとりながら勉強中だ。
本の題名は『宇宙の構造と時空間』。俺がかつて空間操作魔法を身につける為に読んだあの本だ。
読み直してもヒントは思いつかない。なので本の巻末にあった類書を3冊ほど召喚。
こっちは更に難しい本だった。何とか20ページ程読んで匙を投げる。
駄目だ、理解すら出来ない。更に次の本……こっちも難しい。
「あまり根を詰めない方がいいですわ」
俺の前に温かい麦芽飲料が置かれる。テディだ。
「ありがとう、テディ」
そう言って気づく。テディは俺の筆頭部下という名目でネイプルの対策本部に詰めているはずだ。
「本部の方は?」
「今はお昼休みですわ。アシュはどうしているのかなと思って見てみたら難しそうな顔をしていたものですから、つい」
「悪かった」
確かに難しそうな顔をしていたかもな。
「ところで何を読んでいるのでしょうか。読書にしては楽しくなさそうに見えましたけれども」
確かにこれって楽しくない読書だよなと思う。
「陛下を圧倒する魔法を考えているんだ。でもなかなか思いつかない」
「圧倒するとは魔法で戦って陛下に勝つという事でしょうか?」
「今のままでもただ勝つ事は多分出来るんだ。でもそれでは陛下を救えない」
「ではどうすればいいのでしょうか」
わかるように説明する為に少し考えながら順を追って答える。
「最終的な戦いでは俺が陛下と戦った結果、陛下を倒したという事にする。でも実際には倒さずただ陛下を隠しているだけという状態にするつもりなんだ。
ただ陛下も移動魔法を持っている。更に言うと陛下は陛下自身を含めた王家というものを憎んでいる。だから陛下は隠れるつもりはない。むしろ俺と戦って敗れるところを見せようとさえしている。その方が今までの体制と国王家の終わりを決定的にする事ができるから」
「つまり陛下を全てが終わるまで動けなくすればいいのですね。前にアシュの訳した本で見た冷凍睡眠のようなイメージでしょうか」
「そんな本訳したかな」
「猫ちゃんが出てきたりグルーチョ君みたいな家庭用万能ゴーレムを発明したりするお話ですわ」
そうか、夏への扉か。確かにあれは冷凍睡眠が出てくるな。麻薬を打たれて訳がわからない状態で冷凍睡眠に送り込まれるという形で。
でも俺がやろうとしているのはまさにああいう事だ。じゃまさせないように動かない状態にするという……
ん、待てよ、夏への扉か。
思いついた発想を頭の中で握りしめる。論理的に再確認。スティヴァレにはタイムマシンは勿論ない、だから大丈夫。
更に過去視を使っても過去は揺るがないし移動できる気配は無い。つまり過去には戻れない。
だから未来へ送り込めば……
「そうかテディ、ありがとう!」
テディは俺に微笑んでくれる。
「何か思いついたのですね。良かったですわ」
「ああ。陛下に傍受されるとまずいから言えないけれどさ。でも大丈夫、これで解決できるはずだ」
出来るかどうか実験してみる必要がある。
最初に実験するものとしては物がいい。時空間的に何かと衝突して爆発なんて事はないとは思うけれど。
とりあえず手元にあった紙を丸めて、空間操作魔法を使う。ここから30離離れた海上へ移動させ、更に時間軸の未来方向へと移動させる。
爆発の気配は無い。大丈夫。
「思いついたのならとりあえず昼食はいかがですか? もういい時間ですわ」
そう言ってテディは自在袋からサラが用意してくれた昼食を出してくれる。
今日のメニューは豚の蒲焼きひつまぶた風。以前、肉好きのナディアさん用にかば●ろ風バカ盛りを作ったところ好評だったので、つい色々付け加えて定番化してしまったものだ。
皆さん用はバカ盛りといって椀から高くはみ出る状態がデフォルトとなる。ただ目の前これは俺用なのでボリュームはやや控えめ。
そして蒲焼きの豚肉は御飯の上に細長く刻んである。薬味と途中でかける出汁もついている。これで味変するのもなかなかいいのだ。
「ありがとう。いただくか」
「それでは私は本部の方に戻りますわ」
姿を消したテディにもう一度頭を下げる。本当にありがとう、おかげで何とかなりそうだ。
◇◇◇
実験を何度か繰り返し、未来視で結果を確認する。
最後に俺自身をほんの少しだけ未来へ送り出してみた。問題無く同じ部屋に到着する。ゼノアから持ってきた時計が半時間程進んでいるだけだ。
更に念のため、もう一度過去に戻れるかどうか魔法を起動して試してみる。うん、色々試してみたが過去には戻れないようだ。熱力学第二法則のせいか因果律のせいかはわからないけれど。
さて、これで俺の方は用意が調った。ならば勝負は早いほうがいいだろう。陛下が俺の新しい魔法に対応できないうちに決めよう。
未来視で予定を確認する。次の機会は3週間後。
陛下率いる近衛・第一騎士団の部隊は二方面作戦を行う。バジリカタの他、ラツィオから北へ向かったフロレントにも侵攻する予定だ。
理由は俺ことチャールズ・フォート・ジョウントとナディアさんを分断する事。こうすればどちらか片方はゴーレムの数にものをいわせて突破できるだろうという考えだ。
向こうの本命はバジリカタではなくフロレント。ここに本拠を構える第三騎士団を傘下に入れることが目的となる。
数の上で圧倒し、第二騎士団のみのこちらに対して優勢に立とうという計算だ。3週間というのは向こうが戦闘用ゴーレムを必要数生産するのに必要な期間。
この予定は陛下では無く騎士団長等の高級貴族が合議の上立案したもの。だから陛下が変更する事は無いだろう。
それに陛下は俺がどんな魔法を手に入れたかはわからない筈だ。未来視で視ることが可能な部分が変化したと感じるだけで。
さて、この機会に勝負を決めてしまっても未来は大丈夫だろうか。元々はラツィオで勝負を決める予定だったのだが。
未来視で確認してみたところ問題は無さそうだ。ならばこの次で決めてしまう計画を立案するとしよう。
今度は2方面同時作戦だ。ナディアさんだけでなく、ミランダとフィオナも前線に立って貰う必要がある。あいつらが怪我する事のないよう、確実な計画をたてないといけない。
俺は作業に取りかかる。
本の題名は『宇宙の構造と時空間』。俺がかつて空間操作魔法を身につける為に読んだあの本だ。
読み直してもヒントは思いつかない。なので本の巻末にあった類書を3冊ほど召喚。
こっちは更に難しい本だった。何とか20ページ程読んで匙を投げる。
駄目だ、理解すら出来ない。更に次の本……こっちも難しい。
「あまり根を詰めない方がいいですわ」
俺の前に温かい麦芽飲料が置かれる。テディだ。
「ありがとう、テディ」
そう言って気づく。テディは俺の筆頭部下という名目でネイプルの対策本部に詰めているはずだ。
「本部の方は?」
「今はお昼休みですわ。アシュはどうしているのかなと思って見てみたら難しそうな顔をしていたものですから、つい」
「悪かった」
確かに難しそうな顔をしていたかもな。
「ところで何を読んでいるのでしょうか。読書にしては楽しくなさそうに見えましたけれども」
確かにこれって楽しくない読書だよなと思う。
「陛下を圧倒する魔法を考えているんだ。でもなかなか思いつかない」
「圧倒するとは魔法で戦って陛下に勝つという事でしょうか?」
「今のままでもただ勝つ事は多分出来るんだ。でもそれでは陛下を救えない」
「ではどうすればいいのでしょうか」
わかるように説明する為に少し考えながら順を追って答える。
「最終的な戦いでは俺が陛下と戦った結果、陛下を倒したという事にする。でも実際には倒さずただ陛下を隠しているだけという状態にするつもりなんだ。
ただ陛下も移動魔法を持っている。更に言うと陛下は陛下自身を含めた王家というものを憎んでいる。だから陛下は隠れるつもりはない。むしろ俺と戦って敗れるところを見せようとさえしている。その方が今までの体制と国王家の終わりを決定的にする事ができるから」
「つまり陛下を全てが終わるまで動けなくすればいいのですね。前にアシュの訳した本で見た冷凍睡眠のようなイメージでしょうか」
「そんな本訳したかな」
「猫ちゃんが出てきたりグルーチョ君みたいな家庭用万能ゴーレムを発明したりするお話ですわ」
そうか、夏への扉か。確かにあれは冷凍睡眠が出てくるな。麻薬を打たれて訳がわからない状態で冷凍睡眠に送り込まれるという形で。
でも俺がやろうとしているのはまさにああいう事だ。じゃまさせないように動かない状態にするという……
ん、待てよ、夏への扉か。
思いついた発想を頭の中で握りしめる。論理的に再確認。スティヴァレにはタイムマシンは勿論ない、だから大丈夫。
更に過去視を使っても過去は揺るがないし移動できる気配は無い。つまり過去には戻れない。
だから未来へ送り込めば……
「そうかテディ、ありがとう!」
テディは俺に微笑んでくれる。
「何か思いついたのですね。良かったですわ」
「ああ。陛下に傍受されるとまずいから言えないけれどさ。でも大丈夫、これで解決できるはずだ」
出来るかどうか実験してみる必要がある。
最初に実験するものとしては物がいい。時空間的に何かと衝突して爆発なんて事はないとは思うけれど。
とりあえず手元にあった紙を丸めて、空間操作魔法を使う。ここから30離離れた海上へ移動させ、更に時間軸の未来方向へと移動させる。
爆発の気配は無い。大丈夫。
「思いついたのならとりあえず昼食はいかがですか? もういい時間ですわ」
そう言ってテディは自在袋からサラが用意してくれた昼食を出してくれる。
今日のメニューは豚の蒲焼きひつまぶた風。以前、肉好きのナディアさん用にかば●ろ風バカ盛りを作ったところ好評だったので、つい色々付け加えて定番化してしまったものだ。
皆さん用はバカ盛りといって椀から高くはみ出る状態がデフォルトとなる。ただ目の前これは俺用なのでボリュームはやや控えめ。
そして蒲焼きの豚肉は御飯の上に細長く刻んである。薬味と途中でかける出汁もついている。これで味変するのもなかなかいいのだ。
「ありがとう。いただくか」
「それでは私は本部の方に戻りますわ」
姿を消したテディにもう一度頭を下げる。本当にありがとう、おかげで何とかなりそうだ。
◇◇◇
実験を何度か繰り返し、未来視で結果を確認する。
最後に俺自身をほんの少しだけ未来へ送り出してみた。問題無く同じ部屋に到着する。ゼノアから持ってきた時計が半時間程進んでいるだけだ。
更に念のため、もう一度過去に戻れるかどうか魔法を起動して試してみる。うん、色々試してみたが過去には戻れないようだ。熱力学第二法則のせいか因果律のせいかはわからないけれど。
さて、これで俺の方は用意が調った。ならば勝負は早いほうがいいだろう。陛下が俺の新しい魔法に対応できないうちに決めよう。
未来視で予定を確認する。次の機会は3週間後。
陛下率いる近衛・第一騎士団の部隊は二方面作戦を行う。バジリカタの他、ラツィオから北へ向かったフロレントにも侵攻する予定だ。
理由は俺ことチャールズ・フォート・ジョウントとナディアさんを分断する事。こうすればどちらか片方はゴーレムの数にものをいわせて突破できるだろうという考えだ。
向こうの本命はバジリカタではなくフロレント。ここに本拠を構える第三騎士団を傘下に入れることが目的となる。
数の上で圧倒し、第二騎士団のみのこちらに対して優勢に立とうという計算だ。3週間というのは向こうが戦闘用ゴーレムを必要数生産するのに必要な期間。
この予定は陛下では無く騎士団長等の高級貴族が合議の上立案したもの。だから陛下が変更する事は無いだろう。
それに陛下は俺がどんな魔法を手に入れたかはわからない筈だ。未来視で視ることが可能な部分が変化したと感じるだけで。
さて、この機会に勝負を決めてしまっても未来は大丈夫だろうか。元々はラツィオで勝負を決める予定だったのだが。
未来視で確認してみたところ問題は無さそうだ。ならばこの次で決めてしまう計画を立案するとしよう。
今度は2方面同時作戦だ。ナディアさんだけでなく、ミランダとフィオナも前線に立って貰う必要がある。あいつらが怪我する事のないよう、確実な計画をたてないといけない。
俺は作業に取りかかる。
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