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第28章 お家に帰ろう
第239話 牧場へ到着
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私がゼアルさんの牧場へ行くのは本当に久しぶり。
セレスは山羊さん達の体調について相談に行ったり鉱塩を買いに行ったりで、時々行っている。たまにエルマくんも一緒に里帰りしていたりする。
さて、あの牧場はどうなっているだろう。
天気がいいのでゴーレム車の窓は全開。青空と木々、少し遠くの山が見える。
こうやってゴーレム車で走りながら街道沿いを見ていると、街から少し離れた土地も開発がそこそこ進んでいるように感じる。
私達の農場がある一帯は、あの村を開拓した頃は森しか無かった。
しかし今、カラバーラに続く道を走ってみるとそれなりに開発しようとする感じが出始めてきている。敷地内に作業用道路を作ろうとしていたり、一部刈払いがはじまっていたり。
最近、魔法で焼きはらったと思われる場所もあった。ここは畑になるのだろうか、牧場になるのだろうか。
こうやってゴーレム車の視界から見るのと偵察魔法で上から見たのとは、同じ開拓地でもまた違う印象になる。
道路沿いの方が開拓し易く、その分開発が進んでいるように見えるというのはあるのだろうけれども。
「馬車って速くて楽ですね」
サリアちゃんがエルマくんを撫でながら言う。
「この馬車は特別製だからね。まあ牽いているのはゴーレムだけれど」
「どれくらいかかる?」
「もうすぐだよ」
レウス君の質問にリディナが答えたのとほぼ同時に、ゴーレム車はカラバーラへ続く道を外れ、北側へと続く道へ入る。
この辺りも以前はゼアルさんの牧場くらいしか無かった。しかし随分周囲も拓けたなあ……
そう思って、そして気づく。今、北側に入ったところからこの先、全部、ゼアルさんの牧場のような気が……
上方から見下ろしている方の視界で確認。間違いない、これ、ひとつの牧場だ。私達の農場2つ分くらいの土地全部を牧草地と牧場にしている。
うーん、これはまた随分と巨大になったものだ。そう思いながら石畳で舗装され以前より立派になった馬車停め用の場所にゴーレム車を停める。
扉を開ける。
エルマくんが飛び降り、そのまま受付の建物へダッシュしていった。
「あ、エルマ!」
飛び出そうとするレウス君をセレスが抑える。
「大丈夫です。ここはエルマの大好きな人のお家ですから」
セレスの様子から見るとエルマくん、毎回こんな感じのようだ。
降りて皆で受付へ向かって歩いて行く。
「いっぱい動物がいる。大きい!」
レウス君が見て驚いたのは手前で放牧している牛。確かに山羊や犬に慣れた目で見ると大きいよなと思う。偵察魔法で見る事に慣れているとそういう感覚が新鮮だ。
エルマくんにひっぱられるような感じでゼアルさんが出てきた。サリアちゃんとレウス君が一瞬びくっとして足を止める。
「大丈夫、いい人だから。エルマの様子を見ればわかるよね」
こう言えばわかってくれるだろう。そう思って言ってみる。うん、明らかに2人の警戒が解けた気がした。エルマくん様々だ。
「やあ、相変わらずエルマ、つやつやで元気そうだな。良いところへやって本当に良かった」
エルマくんがつやつやなのは温泉のおかげもあると思う。何せ毎日入っているから。
エルマくんのおかげでサリアちゃんとレウス君も毎日お風呂に入る習慣が身についた。時間になるとエルマくんが2人を誘うのだ。
この国では毎日お風呂に入るなんて習慣はない。そもそも家にお風呂があるなんてのは相当な金持ちか好き者だけだ。
ただ衛生的には入った方がいい気がする。単に私やリディナ、セレスがお風呂好きというのもあるけれど。
おかげで皆、肌も健康だし髪もさらさら。
「それで今日は何の用だい?」
「うちの山羊2頭の種付けを相談しに来たんです。どういう方法がいいのか、費用はどれくらいかかるのか」
「わかった。それじゃ事務所で相談しよう」
「すみません。その間、牧場内の動物を見せて貰っていいですか? 単なる見学なんですけれど」
リディナの台詞で気づく。確かに話し合いだけではサリアちゃんとレウス君が退屈するだろうと。
ならこれを機会に牧場を見学して動物を見るなんてのはいいかもしれない。話し合いはセレスに任せれば問題無いだろう。
「ああ、自由にどうぞ。ただ厩舎や放牧地近くへ行く前に、そこの白い粉を5回くらい踏んでから行ってくれ」
前には無かった砂場のような場所があり、砂の代わりに白い粉が入っている。
「これは動物の病気防止ですか?」
「ああ、よく知っているな、その通りだ。貝殻を焼いて砕いた後、水を加えて出来る粉だそうだ。
これを出入りする前に踏んでおくと動物が病気になりにくいらしい。国立の研究所でそんな研究結果があるそうだ」
いわゆる消石灰だろうか。日本時代に教科書か何かで読んだ気がするが自信は無い。でもとりあえず靴底を消毒する為のものなのだろう。
リディナは何処でそんな事を知ったのだろう。相変わらず何でもよく知っているなと思う。
「それじゃここで踏み踏みしたら、向こうへ動物を見に行こうか。ここは大きな牧場だからいろんな動物がいるよ」
「どんな動物がいるんですか?」
「うちのノクトとアレアはここ出身だよ。あとはマスコビーも。他にもうちの山羊とは違う種類の山羊や羊、そこに見える大きな牛も。アヒルもマスコビー以外に色々な種類がいるしね」
「早く見たい!」
「まずはここを念入りに踏み踏みね」
私は一緒に踏み踏みしながら偵察魔法で牧場内を確認する。
どうやら今日は山羊も羊も外に出しているようだ。ただし山羊はそれぞれ長いロープで遠くに行かないよう縛られている。
確かに山羊は放っておくととんでもない場所まで行ってしまうものな、と納得する。
うちのアレアちゃん達も結構暴走するのでセレスが苦労しているし。
セレスは山羊さん達の体調について相談に行ったり鉱塩を買いに行ったりで、時々行っている。たまにエルマくんも一緒に里帰りしていたりする。
さて、あの牧場はどうなっているだろう。
天気がいいのでゴーレム車の窓は全開。青空と木々、少し遠くの山が見える。
こうやってゴーレム車で走りながら街道沿いを見ていると、街から少し離れた土地も開発がそこそこ進んでいるように感じる。
私達の農場がある一帯は、あの村を開拓した頃は森しか無かった。
しかし今、カラバーラに続く道を走ってみるとそれなりに開発しようとする感じが出始めてきている。敷地内に作業用道路を作ろうとしていたり、一部刈払いがはじまっていたり。
最近、魔法で焼きはらったと思われる場所もあった。ここは畑になるのだろうか、牧場になるのだろうか。
こうやってゴーレム車の視界から見るのと偵察魔法で上から見たのとは、同じ開拓地でもまた違う印象になる。
道路沿いの方が開拓し易く、その分開発が進んでいるように見えるというのはあるのだろうけれども。
「馬車って速くて楽ですね」
サリアちゃんがエルマくんを撫でながら言う。
「この馬車は特別製だからね。まあ牽いているのはゴーレムだけれど」
「どれくらいかかる?」
「もうすぐだよ」
レウス君の質問にリディナが答えたのとほぼ同時に、ゴーレム車はカラバーラへ続く道を外れ、北側へと続く道へ入る。
この辺りも以前はゼアルさんの牧場くらいしか無かった。しかし随分周囲も拓けたなあ……
そう思って、そして気づく。今、北側に入ったところからこの先、全部、ゼアルさんの牧場のような気が……
上方から見下ろしている方の視界で確認。間違いない、これ、ひとつの牧場だ。私達の農場2つ分くらいの土地全部を牧草地と牧場にしている。
うーん、これはまた随分と巨大になったものだ。そう思いながら石畳で舗装され以前より立派になった馬車停め用の場所にゴーレム車を停める。
扉を開ける。
エルマくんが飛び降り、そのまま受付の建物へダッシュしていった。
「あ、エルマ!」
飛び出そうとするレウス君をセレスが抑える。
「大丈夫です。ここはエルマの大好きな人のお家ですから」
セレスの様子から見るとエルマくん、毎回こんな感じのようだ。
降りて皆で受付へ向かって歩いて行く。
「いっぱい動物がいる。大きい!」
レウス君が見て驚いたのは手前で放牧している牛。確かに山羊や犬に慣れた目で見ると大きいよなと思う。偵察魔法で見る事に慣れているとそういう感覚が新鮮だ。
エルマくんにひっぱられるような感じでゼアルさんが出てきた。サリアちゃんとレウス君が一瞬びくっとして足を止める。
「大丈夫、いい人だから。エルマの様子を見ればわかるよね」
こう言えばわかってくれるだろう。そう思って言ってみる。うん、明らかに2人の警戒が解けた気がした。エルマくん様々だ。
「やあ、相変わらずエルマ、つやつやで元気そうだな。良いところへやって本当に良かった」
エルマくんがつやつやなのは温泉のおかげもあると思う。何せ毎日入っているから。
エルマくんのおかげでサリアちゃんとレウス君も毎日お風呂に入る習慣が身についた。時間になるとエルマくんが2人を誘うのだ。
この国では毎日お風呂に入るなんて習慣はない。そもそも家にお風呂があるなんてのは相当な金持ちか好き者だけだ。
ただ衛生的には入った方がいい気がする。単に私やリディナ、セレスがお風呂好きというのもあるけれど。
おかげで皆、肌も健康だし髪もさらさら。
「それで今日は何の用だい?」
「うちの山羊2頭の種付けを相談しに来たんです。どういう方法がいいのか、費用はどれくらいかかるのか」
「わかった。それじゃ事務所で相談しよう」
「すみません。その間、牧場内の動物を見せて貰っていいですか? 単なる見学なんですけれど」
リディナの台詞で気づく。確かに話し合いだけではサリアちゃんとレウス君が退屈するだろうと。
ならこれを機会に牧場を見学して動物を見るなんてのはいいかもしれない。話し合いはセレスに任せれば問題無いだろう。
「ああ、自由にどうぞ。ただ厩舎や放牧地近くへ行く前に、そこの白い粉を5回くらい踏んでから行ってくれ」
前には無かった砂場のような場所があり、砂の代わりに白い粉が入っている。
「これは動物の病気防止ですか?」
「ああ、よく知っているな、その通りだ。貝殻を焼いて砕いた後、水を加えて出来る粉だそうだ。
これを出入りする前に踏んでおくと動物が病気になりにくいらしい。国立の研究所でそんな研究結果があるそうだ」
いわゆる消石灰だろうか。日本時代に教科書か何かで読んだ気がするが自信は無い。でもとりあえず靴底を消毒する為のものなのだろう。
リディナは何処でそんな事を知ったのだろう。相変わらず何でもよく知っているなと思う。
「それじゃここで踏み踏みしたら、向こうへ動物を見に行こうか。ここは大きな牧場だからいろんな動物がいるよ」
「どんな動物がいるんですか?」
「うちのノクトとアレアはここ出身だよ。あとはマスコビーも。他にもうちの山羊とは違う種類の山羊や羊、そこに見える大きな牛も。アヒルもマスコビー以外に色々な種類がいるしね」
「早く見たい!」
「まずはここを念入りに踏み踏みね」
私は一緒に踏み踏みしながら偵察魔法で牧場内を確認する。
どうやら今日は山羊も羊も外に出しているようだ。ただし山羊はそれぞれ長いロープで遠くに行かないよう縛られている。
確かに山羊は放っておくととんでもない場所まで行ってしまうものな、と納得する。
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