167 / 323
第26章 大物討伐
第220話 無事、帰宅
しおりを挟む
雨はまだ降っている。気がつくと私もびしょ濡れだ。クラーケンがある程度近づいてからは服を乾かすなんて事に意識が行かなかった。
とりあえず魔法で服と身体表面を乾かす。これでかなり快適になった。
リディナ達の方はどうだろう。騎士団の方には攻撃は通っていない筈だけれど。偵察魔法で確認。問題はないようだ。今はカレンさんとなにやら話している様子。
あ、話が終わったようだ。ライ君がかがんでシェリーちゃんを乗せた後、立ち上がってこっちへ向かって走り始めた。
「メレナムから連絡。事態終了」
何だろう。私は意識をミメイさんの方へ向ける。
「他に魔物は見当たらないそう。ただ領主家や騎士団は、この態勢や街の避難準備等も解除する作業等があるらしい。
あとカレンから伝言。
『一方的な都合で、お呼び立てしてしまった、にも関わらず、結果的に全てを解決していただいて、本当にありがとうございました。
おかげで、これだけの魔物の出現にもかかわらず、街にも騎士団にも、損害なく済みました。
またリディナさんやセレスさんにも、お手伝いいただき、ありがとうございました。
残念ながら、今は、直接お礼を申し上げられません。撤収作業の、指揮をとらなければならないので。後程改めて、ご挨拶させていただきます』
以上」
台詞を直接聞きながら伝えているような感じだ。所々に入る間は相手のカレンさんかメレナムさんが入れているのだろう。
伝えた台詞をミメイさんが私に話しやすいように。
聞いた内容を反芻する。確かにカレンさん達はまだまだ大変だろう。騎士団は見える範囲だけでなく街の方にも配置しているようだし。
冒険者ギルド等にも事前連絡しただろう。なら討伐完了の報告を入れなければならない。
後始末だけで相当に手間がかかりそうだ。
「わかった。此処の地形変更の後始末や魔物の死骸はどうすればいい?」
「地形はそのままでいい。私が後で直す。魔物の死骸は後で連絡する。それまで保管頼む」
「わかった」
ミメイさん相手だとリディナと違う意味で会話が楽だ。
リディナ達、正確にはライ君とシェリーちゃんがやって来た。
「向こうは撤収するって。フミノも一度帰ろう」
「わかった。それじゃライ君の解除お願い。シェリーちゃんも解除したら収納する」
リディナとセレスがゴーレム起動を解除。私はシェリーちゃんを収納するとミメイさんのゴーレム馬からおりる。
「送らなくていい?」
「私も縮地を使える。大丈夫」
ミメイさんは頷いた。
さて、それでは戻るか。ライ君を起動。ミメイさんのゴーレムより背が高いので乗りにくい。だから膝を曲げて低い位置にしてから乗馬。いや乗ゴーレムかな、この場合。
「やはりそのゴーレム、良くできている。一度見せてもらっていい?」
私は頷く。あ、でも待てよ。
「何なら後で互いのゴーレムを確認しよう。広い作業場はある」
聖堂の中、まだ大部分がだだっ広いままだ。大物を作るにはちょうどいい場所だろう。
「ありがとう」
「私もそのゴーレム馬を見てみたい。それでは、また」
実は試したい事がある。縮地の使い方だ。
ミメイさんのゴーレム馬は道ではない場所も通っていた。私も同じ事が出来るか試してみたかったのだ。
まずは道を通りながら縮地を起動。これは問題無い。
なら次は道をショートカットする形で。駄目だ、途中に障害物があると私の縮地は起動しない。
どうやらミメイさん、実際にはメレナムさんが使っていたあの魔法は縮地よりも更に上級の魔法の模様。
つまりまだまだ空属性にも使えると便利な魔法がある訳か。意思伝達の魔法なんてのも使っていたようだし。
そんな事を思いながら道通りにライ君を走らせる。概ね行きの倍程度、つまり5~6分程度の時間でお家に到着。
「ただいま」
「お帰りなさい。疲れたでしょう」
確かにそう言われると……疲れている筈だ。雨の中ああやって外で戦っていたのだから。
まだ緊張が残っているのかあまり感じないけれど。
「ところであの化物、どうやって退治したのでしょうか。山に埋めただけじゃなかった気がします」
「埋めた後、出てこようとしたから更に穴を掘って落とした。深さ2離。地面の下の方は熱くなっている。落ちた衝撃と熱で魔物は死んだ」
「2離の深さの穴ですか。でも確かにフミノさんなら出来ますよね。でも何故地面のそんな下の方って熱くなっているんでしょうか」
これは私にも答えられない。中学校の理科ではやっていない気がするし。
「わからない。リディナ、わかる?」
「私もわからないかな。でも火山で熱いマグマが出てきたりするから、それと関係があるのかも」
なるほど。
ところでひとつ、言っておこうと思った事を思い出した。今のうちに言っておこう。
「急に手伝いを御願いしてごめん。騎士団の方、大丈夫だった?」
「そっちは問題無かったよ。カレンさんがいたし騎士団の人も親切だったし。私は長弓部隊の援護で、セレスは攻撃魔法担当」
どうやら問題無かったようだ。ちょっと安心。
「私は水属性しか使えないから嫌がらせ程度です。見える部分に乾燥魔法をかけていました」
クラーケンとしては嫌な攻撃だろうなと思う。杭が突き刺さりやすかったのも、ひょっとしたらその魔法のおかげかもしれない。
「あと騎士団の長弓部隊ってやっぱり凄いね。36人で途切れないよう時間差で射続けていたんだけれど、みんな矢の軌道にブレがほとんど無いの。だから援護魔法も使いやすかったな。あまり効果はなかったかもしれないけれどね」
「あんな長距離なのに矢のほとんどがクラーケンに当たっていた」
「風属性魔法としては簡単なんだけれどね。風の具合を自由に調節出来るし。だから騎士団の腕だよ、ほとんど。
さて、フミノが帰ってきたしお茶にしようか。疲れてるだろうしフミノは甘いおやつがいいんだよね、用意してあるよ」
何だろう。
リディナが出したのは……チーズケーキだ。バスク風チーズケーキに似た感じで上が黒く焦げている奴。
「美味しそう」
「セレスはどっちがいい? 甘くない方は野菜と蒸し鶏のピタパンサンドだけれど」
「私は甘くない方で」
うん、我が家だなあ。そんな感じがする。
チーズケーキはやっぱり美味しい。チーズたっぷりでほどよい甘さ。
今頃になって疲れが一気に押し寄せてきた。おかげでこのチーズケーキの甘みが一層、身体に染み渡っていく感じがする。
とりあえず魔法で服と身体表面を乾かす。これでかなり快適になった。
リディナ達の方はどうだろう。騎士団の方には攻撃は通っていない筈だけれど。偵察魔法で確認。問題はないようだ。今はカレンさんとなにやら話している様子。
あ、話が終わったようだ。ライ君がかがんでシェリーちゃんを乗せた後、立ち上がってこっちへ向かって走り始めた。
「メレナムから連絡。事態終了」
何だろう。私は意識をミメイさんの方へ向ける。
「他に魔物は見当たらないそう。ただ領主家や騎士団は、この態勢や街の避難準備等も解除する作業等があるらしい。
あとカレンから伝言。
『一方的な都合で、お呼び立てしてしまった、にも関わらず、結果的に全てを解決していただいて、本当にありがとうございました。
おかげで、これだけの魔物の出現にもかかわらず、街にも騎士団にも、損害なく済みました。
またリディナさんやセレスさんにも、お手伝いいただき、ありがとうございました。
残念ながら、今は、直接お礼を申し上げられません。撤収作業の、指揮をとらなければならないので。後程改めて、ご挨拶させていただきます』
以上」
台詞を直接聞きながら伝えているような感じだ。所々に入る間は相手のカレンさんかメレナムさんが入れているのだろう。
伝えた台詞をミメイさんが私に話しやすいように。
聞いた内容を反芻する。確かにカレンさん達はまだまだ大変だろう。騎士団は見える範囲だけでなく街の方にも配置しているようだし。
冒険者ギルド等にも事前連絡しただろう。なら討伐完了の報告を入れなければならない。
後始末だけで相当に手間がかかりそうだ。
「わかった。此処の地形変更の後始末や魔物の死骸はどうすればいい?」
「地形はそのままでいい。私が後で直す。魔物の死骸は後で連絡する。それまで保管頼む」
「わかった」
ミメイさん相手だとリディナと違う意味で会話が楽だ。
リディナ達、正確にはライ君とシェリーちゃんがやって来た。
「向こうは撤収するって。フミノも一度帰ろう」
「わかった。それじゃライ君の解除お願い。シェリーちゃんも解除したら収納する」
リディナとセレスがゴーレム起動を解除。私はシェリーちゃんを収納するとミメイさんのゴーレム馬からおりる。
「送らなくていい?」
「私も縮地を使える。大丈夫」
ミメイさんは頷いた。
さて、それでは戻るか。ライ君を起動。ミメイさんのゴーレムより背が高いので乗りにくい。だから膝を曲げて低い位置にしてから乗馬。いや乗ゴーレムかな、この場合。
「やはりそのゴーレム、良くできている。一度見せてもらっていい?」
私は頷く。あ、でも待てよ。
「何なら後で互いのゴーレムを確認しよう。広い作業場はある」
聖堂の中、まだ大部分がだだっ広いままだ。大物を作るにはちょうどいい場所だろう。
「ありがとう」
「私もそのゴーレム馬を見てみたい。それでは、また」
実は試したい事がある。縮地の使い方だ。
ミメイさんのゴーレム馬は道ではない場所も通っていた。私も同じ事が出来るか試してみたかったのだ。
まずは道を通りながら縮地を起動。これは問題無い。
なら次は道をショートカットする形で。駄目だ、途中に障害物があると私の縮地は起動しない。
どうやらミメイさん、実際にはメレナムさんが使っていたあの魔法は縮地よりも更に上級の魔法の模様。
つまりまだまだ空属性にも使えると便利な魔法がある訳か。意思伝達の魔法なんてのも使っていたようだし。
そんな事を思いながら道通りにライ君を走らせる。概ね行きの倍程度、つまり5~6分程度の時間でお家に到着。
「ただいま」
「お帰りなさい。疲れたでしょう」
確かにそう言われると……疲れている筈だ。雨の中ああやって外で戦っていたのだから。
まだ緊張が残っているのかあまり感じないけれど。
「ところであの化物、どうやって退治したのでしょうか。山に埋めただけじゃなかった気がします」
「埋めた後、出てこようとしたから更に穴を掘って落とした。深さ2離。地面の下の方は熱くなっている。落ちた衝撃と熱で魔物は死んだ」
「2離の深さの穴ですか。でも確かにフミノさんなら出来ますよね。でも何故地面のそんな下の方って熱くなっているんでしょうか」
これは私にも答えられない。中学校の理科ではやっていない気がするし。
「わからない。リディナ、わかる?」
「私もわからないかな。でも火山で熱いマグマが出てきたりするから、それと関係があるのかも」
なるほど。
ところでひとつ、言っておこうと思った事を思い出した。今のうちに言っておこう。
「急に手伝いを御願いしてごめん。騎士団の方、大丈夫だった?」
「そっちは問題無かったよ。カレンさんがいたし騎士団の人も親切だったし。私は長弓部隊の援護で、セレスは攻撃魔法担当」
どうやら問題無かったようだ。ちょっと安心。
「私は水属性しか使えないから嫌がらせ程度です。見える部分に乾燥魔法をかけていました」
クラーケンとしては嫌な攻撃だろうなと思う。杭が突き刺さりやすかったのも、ひょっとしたらその魔法のおかげかもしれない。
「あと騎士団の長弓部隊ってやっぱり凄いね。36人で途切れないよう時間差で射続けていたんだけれど、みんな矢の軌道にブレがほとんど無いの。だから援護魔法も使いやすかったな。あまり効果はなかったかもしれないけれどね」
「あんな長距離なのに矢のほとんどがクラーケンに当たっていた」
「風属性魔法としては簡単なんだけれどね。風の具合を自由に調節出来るし。だから騎士団の腕だよ、ほとんど。
さて、フミノが帰ってきたしお茶にしようか。疲れてるだろうしフミノは甘いおやつがいいんだよね、用意してあるよ」
何だろう。
リディナが出したのは……チーズケーキだ。バスク風チーズケーキに似た感じで上が黒く焦げている奴。
「美味しそう」
「セレスはどっちがいい? 甘くない方は野菜と蒸し鶏のピタパンサンドだけれど」
「私は甘くない方で」
うん、我が家だなあ。そんな感じがする。
チーズケーキはやっぱり美味しい。チーズたっぷりでほどよい甘さ。
今頃になって疲れが一気に押し寄せてきた。おかげでこのチーズケーキの甘みが一層、身体に染み渡っていく感じがする。
280
お気に入りに追加
2,926
あなたにおすすめの小説
君に、最大公約数のテンプレを ――『鑑定』と『収納』だけで異世界を生き抜く!――
eggy
ファンタジー
高校二年生、篠崎《しのざき》珀斐《はくび》(男)は、ある日の下校中、工事現場の落下事故に巻き込まれて死亡する。
何かのテンプレのように白い世界で白い人の形の自称管理者(神様?)から説明を受けたところ、自分が管理する異世界に生まれ変わらせることができるという。
神様曰く――その世界は、よく小説《ノベル》などにあるものの〈テンプレ〉の最頻値の最大公約数のようにできている。
地球の西洋の中世辺りを思い浮かべればだいたい当てはまりそうな、自然や文化水準。
〈魔素〉が存在しているから、魔物や魔法があっても不思議はない。しかしまだ世界の成熟が足りない状態だから、必ず存在すると断言もできない。
特別な能力として、『言語理解』と『鑑定』と『無限収納』を授ける。
「それだけ? 他にユニークなスキルとかは?」
『そんなもの、最頻値の最大公約数じゃないでしょが』
というわけで、異世界に送られた珀斐、改めハックは――。
出現先の山の中で、早々にノウサギに襲われて命からがら逃げ回ることになった。
野生動物、魔物、さまざまな人間と関わって、『鑑定』と『収納』だけを活かして、如何に生き抜いていくか。
少年ハックの異世界生活が始まる。
物語は始まらずに終わる
杜野秋人
恋愛
第一皇子への接触を試みる男爵家令嬢は、自分の今いる世界が転生前に日本でハマっていた乙女ゲームの舞台だと信じていた。
そして、自分はそのヒロインとして生まれ変わったのだ、とも。
彼女は皇子とお近づきになるべく行動を開始する。
そして皇子の待つ生徒会執務室の扉を開けようとしたところで、何者かによって昏倒させられ連れ去られた。
以後、彼女の姿を見た者はいない。
彼女はどこへ消えてしまったのか。何故連れ去られたのか。
その疑問に答える者は、誰もいなかった。
◆乙女ゲームのヒロインがいとも簡単に皇子(王子)に近付けるのって基本的にはあり得ないよね。というところから書いてみました。
サックリと頭カラッポで読めます。乙女ゲームは始まりませんでした。
◆恋愛要素薄めですが一応恋愛ジャンルで。乙女ゲームなので。
違和感あればご指摘下さい。ジャンル変更など対応します。
◆前後編の二編でお送りします。
この物語は小説家になろうでも公開します。例によってあちらは短編で一気読みできます。
◆いつも通りの惑星アリウステラの、ラティアース西方世界の物語ですが単品でお楽しみ頂けます。他作品とは特に絡みませんが、のちのち上げる作品には絡むかも知れません。
死に役はごめんなので好きにさせてもらいます
橋本彩里(Ayari)
恋愛
フェリシアは幼馴染で婚約者のデュークのことが好きで健気に尽くしてきた。
前世の記憶が蘇り、物語冒頭で死ぬ役目の主人公たちのただの盛り上げ要員であると知ったフェリシアは、死んでたまるかと物語のヒーロー枠であるデュークへの恋心を捨てることを決意する。
愛を返されない、いつか違う人とくっつく予定の婚約者なんてごめんだ。しかも自分は死に役。
フェリシアはデューク中心の生活をやめ、なんなら婚約破棄を目指して自分のために好きなことをしようと決める。
どうせ何をしていても気にしないだろうとデュークと距離を置こうとするが……
まったりいきます。5万~10万文字予定。
お付き合いいただけたら幸いです。
たくさんのいいね、エール、感想、誤字報告をありがとうございます!
自称ヒロインに「あなたはモブよ!」と言われましたが、私はモブで構いません!!
ゆずこしょう
恋愛
ティアナ・ノヴァ(15)には1人の変わった友人がいる。
ニーナ・ルルー同じ年で小さい頃からわたしの後ろばかり追ってくる、少しめんどくさい赤毛の少女だ。
そしていつも去り際に一言。
「私はヒロインなの!あなたはモブよ!」
ティアナは思う。
別に物語じゃないのだし、モブでいいのではないだろうか…
そんな一言を言われるのにも飽きてきたので私は学院生活の3年間ニーナから隠れ切ることに決めた。
私のスキルが、クエストってどういうこと?
地蔵
ファンタジー
スキルが全ての世界。
十歳になると、成人の儀を受けて、神から『スキル』を授かる。
スキルによって、今後の人生が決まる。
当然、素晴らしい『当たりスキル』もあれば『外れスキル』と呼ばれるものもある。
聞いた事の無いスキル『クエスト』を授かったリゼは、親からも見捨てられて一人で生きていく事に……。
少し人間不信気味の女の子が、スキルに振り回されながら生きて行く物語。
一話辺りは約三千文字前後にしております。
更新は、毎週日曜日の十六時予定です。
『小説家になろう』『カクヨム』でも掲載しております。
【完結】悪役令嬢を期待されたので完璧にやり遂げます!
櫻野くるみ
恋愛
公爵令嬢のマリアンヌには第一王子ジャルダンという婚約者がいた。
しかし、ジャルダンは男爵令嬢のロザリーこそが運命の相手だと豪語し、人目も憚らずに学園でイチャイチャしている。
ジャルダンのことなど好きではないマリアンヌにとってはどうでもいいことだったが、怒った父の公爵が婚約破棄の準備を進める中、マリアンヌは自分の噂話の現場に出くわしてしまう。
思わず聞き耳を立てると、最初はジャルダンとロザリーの非常識な振舞いに腹を立てているありきたりな内容は、次第にマリアンヌが悪役令嬢となってロザリーにお灸をすえて欲しいという要望に変わっていき――
公爵令嬢として周囲の期待に応えることをモットーとして生きてきたマリアンヌは、完璧な悪役令嬢となってロザリーに嫌がらせを行うことを決意する。
人並み外れた脚力と腕力を活かしてヒロインに嫌がらせを行い、自分のアリバイをばっちり作って断罪返しをする悪役令嬢……を期待された公爵令嬢のお話です。
ゆるい短編なので、楽しんでいただけたら嬉しいです。
完結しました。
チートな転生幼女の無双生活 ~そこまで言うなら無双してあげようじゃないか~
ふゆ
ファンタジー
私は死んだ。
はずだったんだけど、
「君は時空の帯から落ちてしまったんだ」
神様たちのミスでみんなと同じような輪廻転生ができなくなり、特別に記憶を持ったまま転生させてもらえることになった私、シエル。
なんと幼女になっちゃいました。
まだ転生もしないうちに神様と友達になるし、転生直後から神獣が付いたりと、チート万歳!
エーレスと呼ばれるこの世界で、シエルはどう生きるのか?
*不定期更新になります
*誤字脱字、ストーリー案があればぜひコメントしてください!
*ところどころほのぼのしてます( ^ω^ )
*小説家になろう様にも投稿させていただいています
聖火の番人(キャラクター習作集)
三枝七星
ファンタジー
その国の王城には「聖火番」と言う役職がある。詳細は不明だが、どうやら建国神話で王家が神から授かった火を守るらしい。しかし、その実情は悪霊と化した死せる王族の魂を鎮める役職だった(表題作)。
※低速更新なので、一旦完結済みにしてできしだい追加していく形を取っています。
(※キャラクター習作用の掌編集です)
(※リアルの社会情勢を反映しておりません)
(※職業についての考察は詳細に行なっておりません)
(※現実的な法律、道徳、倫理、人権、衛生の面で「誤り」「加害的」「差別的」であることも描写されますが、これらを「是」とするものではありません)
(※随時修正する可能性はあります)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。