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新たな任務
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「ぷりゅ……」
お腹いっぱいになったぷるんくんは、テーブルの上で満足そうに目を瞑ってくつろいでいる。
店員たちは戦慄の表情でぷるんくんに視線を向けつつ、皿を下げてゆく。
やっぱり不思議な光景ではあるよな。
やがて皿を全部下げた店員はデザートとお茶を持ってきてくれた。
にしても本当においしかったな。
カリナ様は優雅にお茶を一口飲んで、真面目な表情で僕に眼差しを向けてくる。
「実はね、レオくんには一つ頼みがあるの」
「頼み……ですか」
「ええ」
こんなにぷるんくんがお腹いっぱいになるまで奢って下さったのに、断るわけにはいかない。
「僕にできることなら何なりと!」
「ふふ、ありがとう」
カリナ様は微笑んでから、明後日の方向に目を見やり、ため息をついた。
それから、また僕に真面目な顔を見せる。
まるで、職人が丹精込めて作り上げた蝋人形のようだ。
目鼻立ち、毛穴、皮膚、全てが作り込まれた感じがして、この王国きっての美女と呼ばれる理由がよくわかる。
「1週間後に、王室主催の舞踏会が開かれるの。そこで、レオくんには一日限りの執事となって私のボディーガード役を勤めて欲しいわ」
「え?僕がですか?」
僕は目を丸くして自分を指さした。
そしたら、カリナ様はこくりと頭を縦に振った。
彼女の揺るがない青い瞳を見ていると、どうやら本気のようだ。
彼女は由緒正しいメディチ公爵家の一人娘だ。
用心棒が必要なら適任はいくらでもいるはずだが、なぜ僕なんだろう。
と、考えるそぶりを見せると、サーラさんが口を開いた。
「素晴らしいご判断です。Cランク……いいえ、Aランクのジャイアントウルフをも圧倒したぷるんくんとその主のレオさんなら、間違いありません」
サーラさんの言葉にカリナ様がふむと頷き、お腹いっぱいになっているぷるんくんを見つめる。
「そう。ぷるんくんはSSランクのダンジョンで生き抜いた強いスライムなの。それに、そのスライムの主はレオくん。ふふ」
なるほど。
ぷるんくんの強さを二人はよく理解してくれているんだな。
そのことが何よりも嬉しかった。
カリナ様からの借りがこれで少し減るのであれば、本望だ。
でも、その前に一つやらなければならないことがある。
僕はお腹いっぱいになったぷるんくんの頭にそっと手を置く。
「ぷるんくん」
「ん?」
「カリナ様は、僕をずっと助けて下さった良き方だ。だから、今度は僕がカリナ様を助けたい」
僕はぷるんくんをまっすぐ見つめた。
そしたら、ぷるんくんもまた、立ち上がって僕の瞳をじっくり見つめたのち、平伏した。
「ぷりゅん……」
僕は一瞬悲しい顔をしたが、にっこり笑って
「……ありがとな。カリナ様を無事に守れたら、美味しいものいっぱい作ってあげる!」
「っ!ぷる!?」
『美味しいもの』というキーワードに敏感に反応したぷるんくんは、よだれを垂らす。
それから、期待に満ちた眼差しを向け、僕の左胸にジャンプし、ペチャって音を出しながら引っ付いた。
「んんんんんん!」
どうやら、『あるじの料理超楽しみいいいいい!』と言っているようだ。
僕はカリナ様を見つめて頷く。
それを肯定と捉えたカリナ様は頬を緩めた。
「ありがとう。ふふ、レオくんとぷるんくんは、普通の主《あるじ》と使い魔以上の関係のように見えるんだよね。ねえ、レオくん」
「はい!」
「ぷるんくんとの出会いの話を聞かせてもらえないかしら」
「あ……それは……」
カリナ様に問われた僕は、浮かない表情をして顔を俯かせた。
あれは人前で話せるほど、決して美しい話ではない。
「……昔と同じ顔」
カリナ様が何か呟いた気がする。
気になったので、僕が頭を上げたら、カリナ様は両手をブンブン振って、言う。
「話したくなければ別に言わなくてもいいの。こっちこそ悪かったわ」
「……いいえ。カリナ様は悪くありません。こちらこそ、本当に申し訳ございません」
と、言って僕は深々と頭を下げた。
そしたら、ぷるんくんも僕に倣って、カリナ様に頭を下げた。
「顔を上げなさい」
「……」
「舞踏会の時は堂々と振る舞いなさい。だって、あなたが私を守るんだもの」
カリナ様の自信に満ち溢れるご尊顔は、誰も踏み込めないオーラを漂わせており、メディチ公爵家の跡取りとして遜色ないほどの威厳を見せていた。
平民である僕は、ぷるんくんと共に王室主催の舞踏会でカリナ様の執事を務めてることと相成った。
X X X
アランside
バロン伯爵家
「お父様……」
「こんな惨めな姿で、よくもバロン伯爵家の敷居を跨ぐ気になったな!アラン!」
「……」
お腹いっぱいになったぷるんくんは、テーブルの上で満足そうに目を瞑ってくつろいでいる。
店員たちは戦慄の表情でぷるんくんに視線を向けつつ、皿を下げてゆく。
やっぱり不思議な光景ではあるよな。
やがて皿を全部下げた店員はデザートとお茶を持ってきてくれた。
にしても本当においしかったな。
カリナ様は優雅にお茶を一口飲んで、真面目な表情で僕に眼差しを向けてくる。
「実はね、レオくんには一つ頼みがあるの」
「頼み……ですか」
「ええ」
こんなにぷるんくんがお腹いっぱいになるまで奢って下さったのに、断るわけにはいかない。
「僕にできることなら何なりと!」
「ふふ、ありがとう」
カリナ様は微笑んでから、明後日の方向に目を見やり、ため息をついた。
それから、また僕に真面目な顔を見せる。
まるで、職人が丹精込めて作り上げた蝋人形のようだ。
目鼻立ち、毛穴、皮膚、全てが作り込まれた感じがして、この王国きっての美女と呼ばれる理由がよくわかる。
「1週間後に、王室主催の舞踏会が開かれるの。そこで、レオくんには一日限りの執事となって私のボディーガード役を勤めて欲しいわ」
「え?僕がですか?」
僕は目を丸くして自分を指さした。
そしたら、カリナ様はこくりと頭を縦に振った。
彼女の揺るがない青い瞳を見ていると、どうやら本気のようだ。
彼女は由緒正しいメディチ公爵家の一人娘だ。
用心棒が必要なら適任はいくらでもいるはずだが、なぜ僕なんだろう。
と、考えるそぶりを見せると、サーラさんが口を開いた。
「素晴らしいご判断です。Cランク……いいえ、Aランクのジャイアントウルフをも圧倒したぷるんくんとその主のレオさんなら、間違いありません」
サーラさんの言葉にカリナ様がふむと頷き、お腹いっぱいになっているぷるんくんを見つめる。
「そう。ぷるんくんはSSランクのダンジョンで生き抜いた強いスライムなの。それに、そのスライムの主はレオくん。ふふ」
なるほど。
ぷるんくんの強さを二人はよく理解してくれているんだな。
そのことが何よりも嬉しかった。
カリナ様からの借りがこれで少し減るのであれば、本望だ。
でも、その前に一つやらなければならないことがある。
僕はお腹いっぱいになったぷるんくんの頭にそっと手を置く。
「ぷるんくん」
「ん?」
「カリナ様は、僕をずっと助けて下さった良き方だ。だから、今度は僕がカリナ様を助けたい」
僕はぷるんくんをまっすぐ見つめた。
そしたら、ぷるんくんもまた、立ち上がって僕の瞳をじっくり見つめたのち、平伏した。
「ぷりゅん……」
僕は一瞬悲しい顔をしたが、にっこり笑って
「……ありがとな。カリナ様を無事に守れたら、美味しいものいっぱい作ってあげる!」
「っ!ぷる!?」
『美味しいもの』というキーワードに敏感に反応したぷるんくんは、よだれを垂らす。
それから、期待に満ちた眼差しを向け、僕の左胸にジャンプし、ペチャって音を出しながら引っ付いた。
「んんんんんん!」
どうやら、『あるじの料理超楽しみいいいいい!』と言っているようだ。
僕はカリナ様を見つめて頷く。
それを肯定と捉えたカリナ様は頬を緩めた。
「ありがとう。ふふ、レオくんとぷるんくんは、普通の主《あるじ》と使い魔以上の関係のように見えるんだよね。ねえ、レオくん」
「はい!」
「ぷるんくんとの出会いの話を聞かせてもらえないかしら」
「あ……それは……」
カリナ様に問われた僕は、浮かない表情をして顔を俯かせた。
あれは人前で話せるほど、決して美しい話ではない。
「……昔と同じ顔」
カリナ様が何か呟いた気がする。
気になったので、僕が頭を上げたら、カリナ様は両手をブンブン振って、言う。
「話したくなければ別に言わなくてもいいの。こっちこそ悪かったわ」
「……いいえ。カリナ様は悪くありません。こちらこそ、本当に申し訳ございません」
と、言って僕は深々と頭を下げた。
そしたら、ぷるんくんも僕に倣って、カリナ様に頭を下げた。
「顔を上げなさい」
「……」
「舞踏会の時は堂々と振る舞いなさい。だって、あなたが私を守るんだもの」
カリナ様の自信に満ち溢れるご尊顔は、誰も踏み込めないオーラを漂わせており、メディチ公爵家の跡取りとして遜色ないほどの威厳を見せていた。
平民である僕は、ぷるんくんと共に王室主催の舞踏会でカリナ様の執事を務めてることと相成った。
X X X
アランside
バロン伯爵家
「お父様……」
「こんな惨めな姿で、よくもバロン伯爵家の敷居を跨ぐ気になったな!アラン!」
「……」
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