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ヤキトリを作るぞ2
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悠に数百個は超えてるぞ……
僕は薪を落とした。
そしたら作業に集中しているぷるんくんが「っ!?」と目を丸くして僕を見上げてくる。
「冷えてきたし、炭火もほしいからな。この木燃やせる?」
「ぷるるるん!!」
『朝飯前!』と言っているようにドヤ顔を浮かべる。
ぷるんくんは、串を作る作業を止め、積まれている薪木に手を伸ばした。
すると、薪木の真ん中から赤く光って行き、ものの数秒で薪は炭火へと姿を変える。
「……」
普通、薪木が炭火になるためには数分から数十分ほどがかかるが、ぷるんくんの使ったスキルによって、あっという間に炭火になったのだ。
これは鑑定を使わずにはいられない。
「鑑定……」
ーーーー
インサイドフレイム(SS級)
火属性最上級魔法
説明:対象を内側から燃やすことができる。SS級であるため、その熱は太陽をも凌駕する。
ーーーー
「た、太陽をも凌駕するほどの熱さか……」
開いた口が塞がらなかった。
おそらくほとんどの冒険者や貴族やモンスターがこのインサイドフレイム(SS級)を食らったら、一瞬にして灰燼《はいじん》に帰すのだろう。
外見はぷるんぷるんしているが、中身は百戦錬磨の強者。
「……」
僕は唇噛み締めて、左胸を右手で強く掴んだ。
が、やがて頬を緩めてぷるんくんの頭を優しくなでなでする。
「ありがとな!ぷるんくんのおかげで作業時間がグッと減りそうだよ!」
「んんんん!!」
何ネガティブな考えしてんだ。
『おい、レオ!なにしけた顔してんだ』
この前のケルが僕にカツを入れた時の言葉が蘇る。
そうだ!
僕はぷるんくんの主《あるじ》だ!
ぷるんくんがこれまで頑張ってくれたように、僕もこれから頑張ればいいだけの話だ!
気合入れろよ!
オオオオオオ……
オオオオオオオオオ……
オオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!
僕はぷるんくんを高く持ち上げた。
「ん!?」
驚いたぷるんくんは、興奮している僕を見て冷や汗をかくようだ。
「ぷるんくん、これから本気で行くからな!」
「……」
僕はぷるんくんを抱えたまま串と、炭火を収納ボックスに入れてからキッチンへといく。
まずはタレにとろみが出るまで鍋を熱してから、串打ちだ。
ぷるんくんは一食あたり、100人前くらいを食べる健啖家だ。
気が遠くなるほどの量だが、これは僕に課せられた使命だ。
僕は必死に串打ち作業を進める。
手と腕がとても痛いけど、ぷるんくんがお腹いっぱいになって満足している姿を想像すると、力が漲ってきた。
「オオオオオオオオオ!!!!!行くぞオオオオオオ!!」
「……」
(レオの勢いに圧倒されて冷や汗をかくぷるんくん)
ある程度串打ち作業が終われば、外に行って炭火で焼く焼く!
片手に串25本、両手50本だ!!
時々、タレをつけることを忘れない!!!
「んんんんん……んんんんんん……んんんんんんん……」
大人しかったぷるんくんも炭火で焼かれるヤキトリの匂いに涎を垂らしている。
ぷるんくん、そんなに美味しそうに見つめたら、僕まで食べたくなるじゃないか。
僕の必死な作業の末、やっと焦げ目のついたヤキトリが出来上がった。
僕は薪を落とした。
そしたら作業に集中しているぷるんくんが「っ!?」と目を丸くして僕を見上げてくる。
「冷えてきたし、炭火もほしいからな。この木燃やせる?」
「ぷるるるん!!」
『朝飯前!』と言っているようにドヤ顔を浮かべる。
ぷるんくんは、串を作る作業を止め、積まれている薪木に手を伸ばした。
すると、薪木の真ん中から赤く光って行き、ものの数秒で薪は炭火へと姿を変える。
「……」
普通、薪木が炭火になるためには数分から数十分ほどがかかるが、ぷるんくんの使ったスキルによって、あっという間に炭火になったのだ。
これは鑑定を使わずにはいられない。
「鑑定……」
ーーーー
インサイドフレイム(SS級)
火属性最上級魔法
説明:対象を内側から燃やすことができる。SS級であるため、その熱は太陽をも凌駕する。
ーーーー
「た、太陽をも凌駕するほどの熱さか……」
開いた口が塞がらなかった。
おそらくほとんどの冒険者や貴族やモンスターがこのインサイドフレイム(SS級)を食らったら、一瞬にして灰燼《はいじん》に帰すのだろう。
外見はぷるんぷるんしているが、中身は百戦錬磨の強者。
「……」
僕は唇噛み締めて、左胸を右手で強く掴んだ。
が、やがて頬を緩めてぷるんくんの頭を優しくなでなでする。
「ありがとな!ぷるんくんのおかげで作業時間がグッと減りそうだよ!」
「んんんん!!」
何ネガティブな考えしてんだ。
『おい、レオ!なにしけた顔してんだ』
この前のケルが僕にカツを入れた時の言葉が蘇る。
そうだ!
僕はぷるんくんの主《あるじ》だ!
ぷるんくんがこれまで頑張ってくれたように、僕もこれから頑張ればいいだけの話だ!
気合入れろよ!
オオオオオオ……
オオオオオオオオオ……
オオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!
僕はぷるんくんを高く持ち上げた。
「ん!?」
驚いたぷるんくんは、興奮している僕を見て冷や汗をかくようだ。
「ぷるんくん、これから本気で行くからな!」
「……」
僕はぷるんくんを抱えたまま串と、炭火を収納ボックスに入れてからキッチンへといく。
まずはタレにとろみが出るまで鍋を熱してから、串打ちだ。
ぷるんくんは一食あたり、100人前くらいを食べる健啖家だ。
気が遠くなるほどの量だが、これは僕に課せられた使命だ。
僕は必死に串打ち作業を進める。
手と腕がとても痛いけど、ぷるんくんがお腹いっぱいになって満足している姿を想像すると、力が漲ってきた。
「オオオオオオオオオ!!!!!行くぞオオオオオオ!!」
「……」
(レオの勢いに圧倒されて冷や汗をかくぷるんくん)
ある程度串打ち作業が終われば、外に行って炭火で焼く焼く!
片手に串25本、両手50本だ!!
時々、タレをつけることを忘れない!!!
「んんんんん……んんんんんん……んんんんんんん……」
大人しかったぷるんくんも炭火で焼かれるヤキトリの匂いに涎を垂らしている。
ぷるんくん、そんなに美味しそうに見つめたら、僕まで食べたくなるじゃないか。
僕の必死な作業の末、やっと焦げ目のついたヤキトリが出来上がった。
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