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最強スライムはテイムされる2
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一度も聞いたことのない称号名だ。
ゴブリンスレイヤーとか、Fランクのダンジョンの攻略者のように、何かを成し遂げたことによって称号は成り立つ。
だけど寵愛を受けても称号になるというのか。
ていうか、ぷるんくんは最強スライムなのか。
まあ当然か。
SSランクのキングレッドドラゴンを一発でやっつける規格外のスライムだ。
こんなに可愛いのに。
僕が称号のところを凝視すると、文字が変わり、詳細が表示された。
「普通の鑑定魔法は詳細なんか表示してくれないんだけどな……」
僕は関心した表情で詳細を読んだ。
ーーーー
称号:最強スライムの寵愛を受けるもの
説明:あなたと最強スライムはとても強力な絆によって結ばれています。
効果:強さ、レベルなど関係なく最強スライムをテイムできます。
ーーーー
「え、えええええええ!?ぷるんくんをテイムできるんだと!?」
目を丸くして叫ぶ僕。
常識がひっくり返される気分だ。
強いテイマーこそが強いモンスターを支配することができる。
これが普通だが、どうやらぷるんくんと僕はそんな常識に当てはまらないらしい。
呆気に取られている僕。
「ぷりゅん……」
ぷるんくんはそんな僕をじっと見つめていた。
まん丸なお目々には期待に満ちた何かが見て取れる。
僕は沈んだ表情でぷるんくんから視線を外した。
この子は僕との約束守りながらずっと待っていたのか。
僕は全然強くなれなかったのに。
「……」
悲しくなった。
僕はしゃがみ込んでクッキーが入っている皮袋を取り出す。
そして手を突っ込んだ。
さっきキングレッドドラゴンから攻撃を受けたせいで、中のクッキーはボロボロだ。
だが、
たった一枚だけが完全な状態を保っている。
僕の体が衝撃を吸収したおかげで壊れずに済んだのだろう。
僕はクッキーをぷるんくんの前に差し出した。
最弱で無能で無力な僕がこの子にあげられる唯一のもの。
「ごめんね、ぷるんくん。こんなものしかあげられなくて……ぷるんくんは強くなったけど、僕は何も変わってないんだ……」
目が潤んできた。
必死に我慢した。
ぷるんくんは
僕のクッキーを受け取ってくれた。
「んんんんんんん……んんんんんんん……」
ぷるんくんは目を『><』にしながら涙を流して僕のクッキを食べている。
僕はそんなぷるんくんの頭に手をそっと乗せて唱えた。
「テイム」
僕は決めた。
この子を責任を持って一生養うと。
すると、僕とぷるんくんは急に明るく光り出した。
数秒後に光が消えると、目の前に文字が表示される。
『最強スライムをテイムできました。名前をつけてください』
僕は一瞬の迷いなく口を開ける。
「名前は、ぷるんくん!」
すると、また文字が表示される。
ーーーー
最強スライムの名前:ぷるんくん
称号が変更されました:最強スライムの寵愛を受けるもの→最強スライムの支配者
ぷるんくんのステータスを表示します
名前:ぷるんくん
レベル:777
HP:300,000/300,000
MP:680,000/700,000
属性:全属性(水、力、土、火、風、雷、闇、光、無、治癒)
スキル
攻撃系:溶かし(最上)、スライム弾丸、大砲(最上)、荒れ狂う裁きの稲妻、乾いた大地のマグマ、超音波カッティング、死神の恐怖……(もっと見る)
防御系:防御膜(最上)、クッション(最上)、防御力増加(最上)、ミスリル化……(もっと見る)
その他:自己修復(最上)、スキル封印(最上)、魔力封印(最上)、魔力吸収(最上)……(もっと見る)
称号
最強スライム、スライムの王、女神・ノルンの加護を授かりしもの、ダンジョン破壊者、生きる伝説、人間との約束を守ったもの、もっと見る……
ーーーー
「……」
開いた口が塞がらなかった。
ゴブリンスレイヤーとか、Fランクのダンジョンの攻略者のように、何かを成し遂げたことによって称号は成り立つ。
だけど寵愛を受けても称号になるというのか。
ていうか、ぷるんくんは最強スライムなのか。
まあ当然か。
SSランクのキングレッドドラゴンを一発でやっつける規格外のスライムだ。
こんなに可愛いのに。
僕が称号のところを凝視すると、文字が変わり、詳細が表示された。
「普通の鑑定魔法は詳細なんか表示してくれないんだけどな……」
僕は関心した表情で詳細を読んだ。
ーーーー
称号:最強スライムの寵愛を受けるもの
説明:あなたと最強スライムはとても強力な絆によって結ばれています。
効果:強さ、レベルなど関係なく最強スライムをテイムできます。
ーーーー
「え、えええええええ!?ぷるんくんをテイムできるんだと!?」
目を丸くして叫ぶ僕。
常識がひっくり返される気分だ。
強いテイマーこそが強いモンスターを支配することができる。
これが普通だが、どうやらぷるんくんと僕はそんな常識に当てはまらないらしい。
呆気に取られている僕。
「ぷりゅん……」
ぷるんくんはそんな僕をじっと見つめていた。
まん丸なお目々には期待に満ちた何かが見て取れる。
僕は沈んだ表情でぷるんくんから視線を外した。
この子は僕との約束守りながらずっと待っていたのか。
僕は全然強くなれなかったのに。
「……」
悲しくなった。
僕はしゃがみ込んでクッキーが入っている皮袋を取り出す。
そして手を突っ込んだ。
さっきキングレッドドラゴンから攻撃を受けたせいで、中のクッキーはボロボロだ。
だが、
たった一枚だけが完全な状態を保っている。
僕の体が衝撃を吸収したおかげで壊れずに済んだのだろう。
僕はクッキーをぷるんくんの前に差し出した。
最弱で無能で無力な僕がこの子にあげられる唯一のもの。
「ごめんね、ぷるんくん。こんなものしかあげられなくて……ぷるんくんは強くなったけど、僕は何も変わってないんだ……」
目が潤んできた。
必死に我慢した。
ぷるんくんは
僕のクッキーを受け取ってくれた。
「んんんんんんん……んんんんんんん……」
ぷるんくんは目を『><』にしながら涙を流して僕のクッキを食べている。
僕はそんなぷるんくんの頭に手をそっと乗せて唱えた。
「テイム」
僕は決めた。
この子を責任を持って一生養うと。
すると、僕とぷるんくんは急に明るく光り出した。
数秒後に光が消えると、目の前に文字が表示される。
『最強スライムをテイムできました。名前をつけてください』
僕は一瞬の迷いなく口を開ける。
「名前は、ぷるんくん!」
すると、また文字が表示される。
ーーーー
最強スライムの名前:ぷるんくん
称号が変更されました:最強スライムの寵愛を受けるもの→最強スライムの支配者
ぷるんくんのステータスを表示します
名前:ぷるんくん
レベル:777
HP:300,000/300,000
MP:680,000/700,000
属性:全属性(水、力、土、火、風、雷、闇、光、無、治癒)
スキル
攻撃系:溶かし(最上)、スライム弾丸、大砲(最上)、荒れ狂う裁きの稲妻、乾いた大地のマグマ、超音波カッティング、死神の恐怖……(もっと見る)
防御系:防御膜(最上)、クッション(最上)、防御力増加(最上)、ミスリル化……(もっと見る)
その他:自己修復(最上)、スキル封印(最上)、魔力封印(最上)、魔力吸収(最上)……(もっと見る)
称号
最強スライム、スライムの王、女神・ノルンの加護を授かりしもの、ダンジョン破壊者、生きる伝説、人間との約束を守ったもの、もっと見る……
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「……」
開いた口が塞がらなかった。
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