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第一試験はおもてなし
試験内容の通知
しおりを挟むー 第1試験課題
『皇后陛下のお茶会を手伝い、来賓をおもてなしすること。』
この度皇后陛下が皇太子殿下の18のお誕生日を前に、
日頃の感謝を込めて、皇后お気に入りのガーデンでお茶会を開くこととなりました。
つきましては、妃様候補の3名にはこのお茶会の手伝いをしていただきます。
試験は1週間後。
おもてなし方法、内容は令嬢方に一任する。
細かい詳細と打ち合わせは明日の16時に行います。ー
と言う内容でしたけど………
まさか試験の一環とはいえ、皇后陛下のお茶会に参加することとなるとは。
もちろんお茶会に入ったことがございますが、
皇后陛下直々のお手伝いをする日が来ようとは思いませんでしたわ。
まぁ来賓ではなくおもてなし側ですけれど。
皇后陛下は、お城のガーデンを大層気に入っておられて、
木の枝はもちろん、薔薇の手入れも最新の注意を払ってご自身で行っているらしい。
そんなご自慢なガーデンでお茶会を開くのは、よっぽど重要な来賓を呼ぶとき。
ここでヘマをすれば、妃候補どころか、聖貴族「レフレイム」の名前が地の底まで落ちますわ。
なんとしてでもうまくやらなくては。
しかしお茶会のお手伝いと言われても…何をすればいいのでしょう。
お茶やお茶菓子の準備でしょうか?
それとも来賓の方への接待を重視すればよろしいのでしょうか?
それとも、何かパフォーマンスでもすればいいのでしょうか?
印象付けることがいいことなのか、控えめで皇后陛下を立てるのがいいことなのか………
そもそも、皇后陛下がどのようなお茶会にしたいのか、全体像が見えてきませんわ。
レフレイムの売りも全面に押すとして……どうしたらいいのか………
でも、明日の16時、皇后陛下にお目通りをした後、詳しい詳細が伝えられるらしいですし、
それを聞いてからの判断でも問題ないはずですわ。
「まずは、明日を完璧に乗り越えることから考えましょう。」
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