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一部 2話 存在気づかす神隠し

【2話ー5】 不思議な鳩はつきまとう

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気がつけば太陽の光は消え、暗い中、月が優しくあたりを照らしていた。

生きとし生けるものは寝静まるその時間
...いや、この時代の人間はそうでもないか...

とにかく、そんな人気の少ない時間、誰かと話している彼の姿がある。


 「はい...なんとか、話は聞いていただけました。
受け入れてくださるかは...まだわかりません。
この時代、あの年齢...すぐにこの話を信じるのは難しいかと...。

わかってます。彼女...アマテラスなくして勝ち目はありません。 黄泉を倒すために...必ず...。」



誰一人として、かけた状態で挑むわけにはいかない。 

自分の使命は、一人でも多くの命を救うこと。 


そのためには、誰かの感情も、意思も、命も、時には犠牲が必要だ。


それが自分でも、他人でも。

時に非情さが求められるのも神というものだ。
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