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06 スライム ※
しおりを挟む「じゃあオレ、昼飯とってくるからさ。コレと仲良く特訓しててよ」
ぺちんと尻をたたかれた。
その振動で性器にくっつけられたものが揺れる。
「やめっ……! 揺らす、な、ァ……ァァ……~~っ♡」
ヴィルヘルムは手をしばられたままベッドに座らされていた。
正座した股のあいだにはほんのりと青く光るスライムが張り付いていた。
今もおいしそうにヴィルヘルムの性器をほおばっている。
正座させられてできた股間の三角形のくぼみをスライムがのろのろと動き回る。
「だいじょうぶ。そのスライム人体に害はないから。人間の精液が主食でさ。早漏なヤツにはこいつをくっつけて特訓させるんだ。なにせ常勝将軍どのは、すぐ漏らしちゃうからな」
カイルが亀頭にくっついたスライムをぐらぐらと揺らす。
その振動で余計にねばついたモノが振り落とされまいと竿にくっつく。
「オレが飯もってくるまで五分とかからないし、そのあいだ我慢できたら一つあんたの願いを叶えてやる」
「願い……だと……? はっ。そんなもの、貴様が叶える保証がどこにある?」
悪態をつくとカイルは表情をあらためた。
「オレはあんたの夫だぞ。妻の願いは必ず叶える。それが我が部族の男が持つ度量というものだ」
きっぱりと言い切る表情に嘘はなかった。
「本当……だろう、な……?」
念押しするとカイルは破顔した。
「ああ。オレは嘘はつかない。だから特訓がんばれよ」
おでこにキスを落とす。まるで本物の夫婦が交わすような仕草でどきりとした。
(っ! 私は、何を……っ!)
とっさに顔をそらす。
カイルは苦笑を一つ漏らして部屋から出て行った。
昼の光が漂う部屋のなか、スライムと二人きりになる。
外から聞こえていた子どもたちのあどけない笑い声は消えていた。おそらく皆昼食に呼ばれたのだろう。
時折かすかな笑い声がさざめきとなって、聞こえてくる。
のどかだ。
しかし目の前のスライムは体からどこうとしない。
「っ。この……少しは、離れろ……!」
体を揺らすが、粘着質なスライムはこの程度の揺れではびくともしない。
(たかだか五分だ……。五分待てば……あいつが戻ってくる。そうすればどんな願いであっても、あいつは叶える……!)
部族の誇りにかけて誓う。
そういう顔だった。
(一、二、三……五……ろ、く……っ♡)
ちゅるる!
スライムが尿道の中に入ってくる。細い管を通り抜け、精液はどこだ? と体内を探る。
粘性の液体はとめどなく体内に入ってきて、止まらない。細い管に残った残滓をしっかりと吸い上げ、さらに奥へと入り込む。
「やぁぁぁぁああ――っ♡ や、め……入って、クル、なぁぁ……ッ……!」
体をくねらせて逃げようとするが決してスライムは離れない。今度は竿全体にまとわりつき、形を変える。
竿全体を包み込まれる。
筒状になったスライムが全身でうねり、今度は竿をきつく締め上げる。
「だめ! しごくの、だめ……ぇぇ! ぅん♡ ……ぁひっ!」
たかだか五分と聞いていたのに、まだカイルは戻ってこない。足音ひとつ扉の向こうから聞こえない。
館の主が帰ってこないのをいいことにスライムはさらに、体をうねらせて竿をしぼりあげる。
まるで女の体内に挿入しているようで、気持ちいい。
勝手に腰が揺れて、スライムを突き上げる。
「ぁ、ぁ、ぁ……出ちゃ……だめ、ダメ! 止まれ……とまれったら!」
息もたえだえになりながら腰の動きを止めようと頑張るが、できない。
クン!
とスライムが射精が間近なことに気がついて、尿道に入り込んでいた粘性の液体が細い管をほじる。
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