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第六話 脅迫(三) ※

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寝室に入るなり、ヘンリックにベッドへ押し倒された。
ふかふかのマットの感触。
日の匂いをたっぷり吸い込んだシーツは今夜も極上の眠りを提供してくれるはずだった。
しかしそれも突然の来客によって消し飛んでしまった。

ビリビリに破かれた純白のローブはもはや寝間着としての機能を果たせない。
内ももにはさっき自分の出した精液がべっとりとついていた。

「大賢者さまは身体も柔らかいって聞いたんだよな。まんぐり返しもイケるんだろ?」
「ッ!!」

自分の股間が丸見えになるほど腰を持ち上げられる。
奴が両肩に膝を担ぎながら、股間に顔を寄せてきた。

「どこの匂いを嗅いでいる! 貴様ッ!」
「大賢者さまのメスアナル。いやぁ俺が鼻くっつけるだけで、ちっちゃくなった穴をピクピク痙攣させてるの、カワイイね。そんなにとっとと入れて欲しいのかな?」

膝を揺らされ、奴の口元に何度も尻穴をかすめさせられる。
そのたびに奴の鼻息がかかり、心臓の鼓動がやかましくなる。

(だいじょうぶ。問題ない。私は大賢者だ……。遊び人だった頃の感覚は新たな啓示を受けた時に全て捨てた。だからこんなことされたって感じるワケが――)

ぱ――――ちゅるん♡

尻穴の周りを一気に舌で舐められた。それだけでさっき盛大にイッたはずのムスコが勃起しなおす。

「……ァ♡ ァ♡ そこ、ダメッ」
「う~ん? どこがダメ? 大賢者さまならいつもみたく馬鹿な俺でも分かるように理路整然と説明してくれなきゃ」

尻穴のまわりにある小さなひだをほじるように丹念にしゃぶられる。
舌先でつつかれるたび、頼りない勢いでちんちんから薄い精液がぽたぽたとへそに垂れた。

「そ……ンな、こと、誰が説明する、かッ!」

息も絶え絶えに反論すると、ヘンリックが禍々しい笑みをたたえて黒い目を細めた。

――ぢゅるるルルるる♡♡

尻穴をこれでもかと強く吸われた。
穴の入口が変わってしまうくらい吸いつかれて、精液がおしっこみたいに垂れ流される。

とどめとばかりに吸引する口から舌を突きこまれ、入口のわずか数センチ。
この数年、とんと他人にいじられることがなかったごく浅い肉ひだをゼリーのように柔らかく熱い舌先でしゃぶられた。

「やァ♡♡ くっ、ンんッ♡ っ♡ ッ♡♡」

ぴゅくくくく♡

愛くるしい音を立てて、盛大にイク。そこへ極めつけとばかりに尻をトントンと優しく小突かれた。

(やっ、お尻、弱いから……っ……だめ……待っ――!!)

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