使い魔にご用心。

リー

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愛してるぜご主人様

ご主人のテオ

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あいつとの出会いは突然だった。

眩しい光に包まれて、知らない場所に召喚されたかと思えば無表情のガキに使い魔になれと言われたのだ。

「悪魔か。悪くない。俺の使い魔になれ。」

「お断りだ。」

無表情のガキに向けて中指を立てる。

すると身体中に電流が走った。

「アァァァァァァァァァ!!痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い!!!!!!!」

「契約しろ。」

この時、容赦のないガキと無理やり契約した。








「もっと奥まで咥えろ。お前の小さなお口で俺様を満足させることができたら褒美をやる。」

15歳の青二才は必死に俺様のペニスを咥え込んでしゃぶっている。

じゅぽじゅぽジュュュんと唾液を絡ませて頬をすぼめてしゃぶる少年に気分が湧いた。

この青二才を選んだのはどこか昔のテオに似ていたからだ。顔の形が少し似ているのだ。
違うところといえば、無口なテオと違いコイツはおしゃべりなクソガキだった。

「ンンッパァあっ、ハァハァ…苦しかった」

「だが、喉は気持ちよかっただろ。」

「うん。勃っちゃった。悪魔さんエロいんだもん。」

「ならもっと頑張れ、まだ俺様はイッてないぜ。」

クソガキにイラマチオを行う。

頭をがっしりと両手で掴み俺自ら腰を振ってやる。

ちゅぱちゅパァチュパちゅぱァァァ

いやらしい音が部屋中に響く。

「イクッ」

射精をする。

クソガキの口の中で己の精液が広がっていくのがわかる。

クソガキは鼻水を垂らしながら目を見開き目で自由にしてと訴えてきた。

「しょうがねぇなぁ。」

ズルズルュと口からペニスを引き抜く。

「う、ゔぇ」

クソガキは手をお皿にして口から精液を吐き出した。精液を指に絡ませ遊ぶ。

「ハァハァ、、、やっと出た。」

遊びに満足したのか手についた精液を舐めとる。

「ねぇ、悪魔さん。俺の童貞いつもらってくれるの?」

トロンとした表情をしながらクソガキは俺様に話しかけてきた。

「ハッ!青二才め。ろくにフェラもできないクソガキのチンコなんて欲しくねぇんだよ。」

「ひどいなぁ。」

俺は下半身のチャックを閉め、空中にルーンを描く。

「帰っちゃうの?異世界からきた悪魔さん」

「あばよ。クソガキ。今度来たときこの世界にあるおもちゃで遊んでやるよ。」

「OK。極太バイブ用意して待ってるね。」

クソガキとの会話を終わらせ、我が家に帰るため現れた扉の先に行く。

扉の先からゆっくり帰還して辺りを見渡す。

よし!今日はいないな。

怖いご主人様がいないことを確認して用意された部屋に戻る。

忍足でそっと長い廊下を歩く。

なんでこの屋敷はこんなに廊下が長いんだよ!!稼ぎすぎだよテオ!!

己のご主人の有能さが可視化されたような立派な屋敷を物音立てずに歩いていく。

俺様の部屋はテオの部屋の先にあるんだよ。

テオの部屋の前は特に慎重に静かに歩くことにする。

だが、いざテオの部屋の前に来てみると扉の隙間から光が漏れていた。

テオがまだ起きてるのか!!
これはまずい!!

そっと扉の隙間を覗くと作業机の上で突っ伏して寝ているテオがいた。

今日も夜遅くまで仕事をしていたのだろう。

俺の主人は頑張り屋さんだな。

俺はテオを持ち上げ、書斎の部屋の隣にある扉を開けテオの寝室に向かった。

テオをベットの上に下ろす。
起こさないように宝物を扱うように。

毛布をかけて寒くないようにする。

テオの前髪に触れ、寝顔を眺める。

出会った頃より成長していて男前になったご主人様のご尊顔を堪能する。

長い年月をテオと過ごせたことは幸せだったが願うなら使い魔と主人の関係ではなく伴侶として隣にいたい。

そんな願いを叶えてくれない主人の額に口づけをして赤い目をした悪魔は呟く。

「おやすみ。愛しいご主人様。」





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