翔龍記 ＝電子版＝

第24章 2021／令和3年 7月／文月

7月31日（土曜日）朝版

　

　▼きょうで東京オリンピック2020も9日目です。

　きのうの競技の結果を振りかえる前に、東京都および全国の感染状況をチェックしておきましょう。

　∇全国的に言って、東京・沖縄以外の首都圏の神奈川、埼玉、千葉、大阪の4府県に〝緊急事態宣言〟が拡大されました。

　さらに、北海道、石川、京都、兵庫、福岡には〝まん延防止等重点措置〟が発令されます。

　期限は、すべてのエリアで来月31日までです。

　前回と同様に、酒類を提供する飲食店には〝休業〟を要請する。

　東京都では、3,300人感染確認 3日連続で3,000人超

　感染の急拡大とともに自宅で療養している人も増え続けていて、30日時点で9793人となりました。
1か月で10倍余りの急増です。

　29日の3,865人に次いで過去2番目に多く、1日の感染確認が3,000人を超えるのは3日連続です。

　また、1週間前の金曜日より1,941人増えました。
　
　30日までの7日間平均は、2501.4人で、前の週からの増加比は29日より、さらに上昇し180.5％となり、これまでにないスピードで感染が拡大しています。

　一方、全国における新規感染確認者数は10,744人と、2日連続で10,000人を上まわりました。

　★サッカー女子

　女子のサッカー代表〝なでしこジャパン〟は30日、準々決勝でスウェーデンと対戦、１－３で敗れた。Ｗカップ優勝は、過去の栄光――

　新生〝なでしこジャパン〟として復活への道は、はじまったばかりである。

　★柔道　女子

　素根輝が金メダル 柔道78キロ超級・・・ 東京オリンピック16個目、夏季最多タイ

　東京オリンピック第8日目、柔道女子78キロ超級が日本武道館で行われ、初出場の素根輝（あきら、21歳）が金メダルを獲得した。

　78級では2004年アテネ五輪の塚田真希以来。

　また今大会の日本女子の金メダルは、最多だったアテネ五輪の5個に続く4個で、メダル6個もアテネに並び最多。　　

　
　今大会の日本の金メダルは16個となり、過去最多の1964年東京とアテネの両大会に並んだ。

　∇素根　輝（そね　あきら）
　福岡県出身。世界選手権は19年に初出場し、優勝した。福岡県　久留米市・南筑高卒。日大に在学しながら、実業団に所属している。

　★バトミントン

　・ 渡辺・東野ペアが銅 〈混合ダブルス〉

　バドミントンの混合ダブルスの3位決定戦で、世界ランキング5位の渡辺勇大選手と東野有紗選手のペアは、世界13位の香港のペアにストレート勝ちし、銅メダルを獲得しました。


　★フェンシング男子　エペで金メダル獲得


　▼後記
　　連日、各競技場で熱戦が繰り広げられています。きょうは大会9日目です。早いもので開幕から2回目の週末を迎えました。

　日本勢は大活躍で、他の国にひけをとらないくらいのメダルラッシュです。

　一方、政治の世界では〝緊急事態宣言〟の発出に関して、きのう（30日）の19時から会見が開かれました。サッカー女子「なでしこジャパン」の試合と時間がかぶったので、ご覧になっていない方も多いと思います。

　当方もチャンネルをたびたび切り替えながら見ていました。

　すると、失礼かもしれませんが首相の発言より、尾身会長の話の方が分かりやすく頭の中に容易に入ってきました。

　とにかく、いまは「デルタ株」の感染拡大で日本列島は炎上中なのです。引き続きステイホームで、オリンピック観戦で日本代表を応援しましょう。