翔龍記 ＝電子版＝

第5章 令和（元年）師走

よく言った、あっぱれ！

　年末の新聞を読んでいて、胸のすくような記事を見つけた。まったく、そのとおりだ、と感心した。

　そこで持論の「参政権ではなく、投票の義務化」を再度、年末の最後の論文を提示したいと思う。

　政治に関心の無い青少年にも、安定を望む人々にも読んで貰いたい。ニュースで、今年は参院選などの選挙が実施された「選挙の年」であった、と報じていた。

　その選挙結果から課題が見えてきた。それは投票率の低下である。参院選では、50％を切っているというありさまだ。投票権を有する国民の二人に一人以上が、棄権しているという事実は、看過できない。

　そんな低い投票率で当選しても、有権者の負託ふたくを得たといえるであろうか。

　世論調査で、どちらでもない、と答える無党派層の意見が聞きたい。

　確かに現政権に取って代わる第2の政党が、存在しないのも課題である。が、それで問題山積の政権を野放しにして良いという結論には至らない。


　その特効薬になるか否かはわからない、が有権者に投票の義務化を課すという選択肢もあるのでは、ないだろうか。せめて、香港の選挙並みの投票率を叩き出して欲しい。



　そこで大多数を得た政権には、従おうではないか。まずは「義務化」だ！



　良いお年を、来年もよろしく。