13 / 28
教育を受けた豚共(鬼系)
しおりを挟む
「今後、俺達の仲間のモンスターを強くして行く必要がある」
「そもそもそんな雑魚共なんて必要ございません。私一人いれば輝夜様の護衛から下のお世話まで、十分でございます」
「後半は聞かなかった事にして。仲間は多い方が良い。富川家と派閥争いした相手も当然貴族。敵は相当多い。戦争、なんて事に万が一があったらユイ一人じゃ不安だ」
「その時は逃げましょう。全てを捨てて。私達なら地上でも⋯⋯」
俺がそんな事絶対にしないと分かっている唯華は途中で言葉を止めた。
「出過ぎた事を。申し訳ございません」
「いや、大丈夫。そんな事で目くじらは立てない」
「それはダメです。メイドの分際で偉そうな口を開くな。この雌豚め、と罵りながら鞭打ちするべきだと私は思います」
「思わん」
閑話休題。
モンスターを強くするために唯華には剣術を教えて貰いたいと考えている。
彼女は我が父から色々と武術を教わっている。幼い頃から身体能力は大人を軽く超えている彼女は武芸の才能があった。
俺も多少は教えられていたが、才能は無くて知識の方を優先させられた。
俺のアビリティはモンスターを仲間にして戦って貰う事を得意としているため、知識は重要となる。
「どうかな?」
「輝夜様になら手取り足取りあんな事やこんな事を教えても構いせんが、それ以外は嫌です。ぶっちゃけ面倒です。輝夜様の傍にいたいです」
「素直だなおい」
今回はおしおきを望んでの発言では無く、本音だろう。
唯華は他者に基本興味が無い。
そんな彼女を説得するのは難しいだろう。
「どうしたら教えてくれる?」
「脱ぎたてパンツを毎日嗅がせてください」
「⋯⋯い」
凄く嫌。しかし、モンスターを強くするには技を教えるのが手っ取り早いだろう。
その為にはきちんと教えられた唯華が適任。
ここは俺の感情を噛み殺して、お願いするべきだろう。
「わ、分かった」
「あと、毎日おしおきしてください」
「条件は一つだけだ。そうじゃないと等価交換にならない」
「相手は複数ですから一人頭の条件で良いと思いますけどね」
「うぐっ」
こちらが怯むと、微かに口角を上げて微笑んだ。
何が楽しいのか分からないが、楽しそうな唯華は最初の条件で引き受けてくれた。
まぁ、身体を洗う日や洗濯の日を決めてるから毎日提出する必要は無い。
数日後、地上に向かって俺達は配信を始めていた。
なので、当然俺はゼラモードとなっている。
「視聴者の皆、こんにちは。ゼラ様とメリーの配信が始まりまーす」
ものすっごく適当な挨拶を唯華がした。
“ゼラ様の下僕参上!”
“今回は何するの?”
“おしおき会議?”
“どうもアンチです”
“初見”
“つまんなそう”
“最近うちの地区で流行り始めてる”
“早くしろ”
「ゼラ様に下僕は必要ない、失せろ」
「止めんか!」
唯華がコメントに対してぶち切れたので宥める。
今回もコンセプトは同じように進めて行く予定だ。
唯華がミスをしたらそれをおしおきしながら叱る⋯⋯問題があるとすればその頻度がくっそ高い事だろう。
⋯⋯なので対策を用意してみた。
「今回はせっかく仲間にしたんだから、働いて貰うわよ」
俺は前回仲間にしたゴブリンを召喚する。
現れたゴブリンの身長は平均的な大人並になっており、大きくなっていた。
かなりの巨体となったゴブリン達。同じ目線だった彼らがいない。
「⋯⋯ご、ゴブリン達は? な、なんか目の前に、お、おお、オーガが見えるんですけど?」
“ゼラ様涙目”
“ビビりやん”
“急に目の前にオーガが現れたら子供は誰でも泣く”
“地上に子供は行けない定期”
唯華に震える声で質問する。
「⋯⋯えっと。確か⋯⋯」
唯華は視線をあちこちに向けて、思い出したように手の平に拳をポンっと押し当てた。
「数日間みっちり特訓したらいつの間にか大きくなってました」
「そんな超適当な説明で納得できるか!」
“それな”
“同感”
“てかモンスターに訓練してたんだ”
“人間並みの知能がついたら厄介では?”
“大丈夫だと信じたい”
“メイドさん並に強くなるのかな?”
“流石に無理だろ”
“言うてオーガ”
“ゴブリンの進化系ってオーガだっけ?”
“一応ゴブリンも鬼の系譜だから進化先である”
“でもゴブリンの次ってホブじゃなかったけ?”
“その後に進化したんじゃね?”
“ペースが速い”
“何か特別な方法でも知ってるの?”
“くっそ知りたい”
“教えろ”
ゴブリンかと思ったらオーガが出て来た。
流石に驚いた。
管理世界への扉を開いて唯華に色々と任せきっりだったのが悪かったか。
定期的に俺も顔を出さないとな。信頼関係も必要だし。
「そ、それじゃ⋯⋯移動を⋯⋯」
オーガ達は俺に尻を向けて四つん這いになった。まるで叩いて欲しいと言っているようだ。
その中心には唯華がおり、同じように四つん這いになっている。
「⋯⋯ふぅ。移動しよっか」
俺は精一杯の明るい笑顔を作り、彼らの懇願を無視した。
オーガの肩は広くて、かなり安定する。
少女の欠点である足の遅さが解消されて少しありがたい。
「移動が得意なモンスターを仲間にしたいなぁ」
「それだったら突起物のあるようなモンスターが⋯⋯」
「乗るのに不便そうだから却下」
「うぅ。⋯⋯あの、ゼラ様。少しよろしいですか?」
「何?」
「どうして私はロープで縛られ荷物のように運ばれているのでしょうか。あ、もちろん嬉しいですよ。ただ少し、ショーツの方が濡れて来まして」
「換装すれば良いでしょ」
俺を乗せて歩くオーガを斬り殺さん勢いだったから、ロープで縛って別のオーガに運ばせている。
唯華なら力尽くで引きちぎる事もできるが、嬉しそうなのでそんな事しないだろう。
モンスターを探してオーガ達と戦わせたいが、中々見当たらない。
「お?」
そんな事を考えていると、遠くにオーガと同様の影を発見する。
団地があった場所なのだろうか。区切られた土地が多い場所だった。
瓦礫の上に集まっているモンスターはオーガ達で、仲間のオーガ達が反応した。
それは怒りに近い感情だった。瞳の奥に燃え煮える憎しみが見える。
「メリー、オーガ達でアイツら倒せる?」
「⋯⋯可能かと思います」
「そう。オーガ達、やっておしまい! ゼラ様に恥をかかせたらタダじゃおかないんだからね!」
そんな事を言うと、動きがぎこちなくなるオーガ達。
それを見た唯華が一言。
「分かるっ!」
「分かるな!」
と言うか、いつの間にか普通に脱出してロープをしまってやがる。
オーガとオーガの戦いは中々に見応えがあった。
“いつの間にかテイマー配信者になった?”
“メイドさんの活躍が観たい”
“もう止めろオーガ”
“メイドさんが倒しておしおきされる所を観たい”
“なんか違う”
“そうじゃないだろ”
“つまんね”
“意味不明”
オーガ達はダメージを負いながらもなんとか勝利して、雄叫びをあげた。
俺は金が稼げるし十分かな。かなり楽かもしれん。
しかし、あの怒りの感情はなんだったのだろうか。少し不思議である。
だが、勝利に喜んでいる彼らを見るのは気分が良いな。
「まぁ、ゼラは何もしてないけど」
「ゼラ様、如何なさいましたか?」
「ううん。ただ、ありがとうって思っただけ」
「ん?」
喜びを味わっていたオーガ達の前に肌が赤いオーガが現れた。
一瞬で場を凍らせる威圧感を放つオーガ。
「レッドオーガ⋯⋯オーガの亜種か。まずいな。全員引け!」
レッドオーガはCランクに分類される。オーガとは一つランクが違う。
それだけで勝ち目は薄い。
人数が多くても連携の訓練はしてないだろうし、不利だ。
「グオオオオオオ!」
「ッ!」
レッドオーガの咆哮が俺の心臓を捕まえた。
それはオーガ達も同様の用で、一歩も動けずにいる。
一番レッドオーガと近かった仲間に奴が手に持っていた金棒が振るわれる。
「ゼラ様の所有物を壊すのはメイドとして許容できませんね」
誰もがビビって動けない中、唯華だけは素早く反応してオーガを助けた。
「この程度の相手に怖気付くとは⋯⋯まだまだ教育が足らないようですね。ゼラ様に恥をかかせる事を私が許さない、魂に刻め」
オーガを睨む唯華。彼女が一番怖い。
「⋯⋯ゼラ様、この豚モドキを処理してもよろしいでしょうか?」
「豚もどきって⋯⋯良いよ!」
「それでは⋯⋯ふんっ!」
唯華の拳がレッドオーガの身体を粉砕した。
“メイドパンチ!”
“ワンパンだ!”
“やっぱメイドさんよね!”
“今回は純粋にカッコイイね!”
唯華は俺の前まで来て、鼻をスンスンと鳴らした。
「⋯⋯もら」
「してない!」
「おしおき⋯⋯」
「しないっ!」
「そんな⋯⋯」
「悲しむなっ!」
「そもそもそんな雑魚共なんて必要ございません。私一人いれば輝夜様の護衛から下のお世話まで、十分でございます」
「後半は聞かなかった事にして。仲間は多い方が良い。富川家と派閥争いした相手も当然貴族。敵は相当多い。戦争、なんて事に万が一があったらユイ一人じゃ不安だ」
「その時は逃げましょう。全てを捨てて。私達なら地上でも⋯⋯」
俺がそんな事絶対にしないと分かっている唯華は途中で言葉を止めた。
「出過ぎた事を。申し訳ございません」
「いや、大丈夫。そんな事で目くじらは立てない」
「それはダメです。メイドの分際で偉そうな口を開くな。この雌豚め、と罵りながら鞭打ちするべきだと私は思います」
「思わん」
閑話休題。
モンスターを強くするために唯華には剣術を教えて貰いたいと考えている。
彼女は我が父から色々と武術を教わっている。幼い頃から身体能力は大人を軽く超えている彼女は武芸の才能があった。
俺も多少は教えられていたが、才能は無くて知識の方を優先させられた。
俺のアビリティはモンスターを仲間にして戦って貰う事を得意としているため、知識は重要となる。
「どうかな?」
「輝夜様になら手取り足取りあんな事やこんな事を教えても構いせんが、それ以外は嫌です。ぶっちゃけ面倒です。輝夜様の傍にいたいです」
「素直だなおい」
今回はおしおきを望んでの発言では無く、本音だろう。
唯華は他者に基本興味が無い。
そんな彼女を説得するのは難しいだろう。
「どうしたら教えてくれる?」
「脱ぎたてパンツを毎日嗅がせてください」
「⋯⋯い」
凄く嫌。しかし、モンスターを強くするには技を教えるのが手っ取り早いだろう。
その為にはきちんと教えられた唯華が適任。
ここは俺の感情を噛み殺して、お願いするべきだろう。
「わ、分かった」
「あと、毎日おしおきしてください」
「条件は一つだけだ。そうじゃないと等価交換にならない」
「相手は複数ですから一人頭の条件で良いと思いますけどね」
「うぐっ」
こちらが怯むと、微かに口角を上げて微笑んだ。
何が楽しいのか分からないが、楽しそうな唯華は最初の条件で引き受けてくれた。
まぁ、身体を洗う日や洗濯の日を決めてるから毎日提出する必要は無い。
数日後、地上に向かって俺達は配信を始めていた。
なので、当然俺はゼラモードとなっている。
「視聴者の皆、こんにちは。ゼラ様とメリーの配信が始まりまーす」
ものすっごく適当な挨拶を唯華がした。
“ゼラ様の下僕参上!”
“今回は何するの?”
“おしおき会議?”
“どうもアンチです”
“初見”
“つまんなそう”
“最近うちの地区で流行り始めてる”
“早くしろ”
「ゼラ様に下僕は必要ない、失せろ」
「止めんか!」
唯華がコメントに対してぶち切れたので宥める。
今回もコンセプトは同じように進めて行く予定だ。
唯華がミスをしたらそれをおしおきしながら叱る⋯⋯問題があるとすればその頻度がくっそ高い事だろう。
⋯⋯なので対策を用意してみた。
「今回はせっかく仲間にしたんだから、働いて貰うわよ」
俺は前回仲間にしたゴブリンを召喚する。
現れたゴブリンの身長は平均的な大人並になっており、大きくなっていた。
かなりの巨体となったゴブリン達。同じ目線だった彼らがいない。
「⋯⋯ご、ゴブリン達は? な、なんか目の前に、お、おお、オーガが見えるんですけど?」
“ゼラ様涙目”
“ビビりやん”
“急に目の前にオーガが現れたら子供は誰でも泣く”
“地上に子供は行けない定期”
唯華に震える声で質問する。
「⋯⋯えっと。確か⋯⋯」
唯華は視線をあちこちに向けて、思い出したように手の平に拳をポンっと押し当てた。
「数日間みっちり特訓したらいつの間にか大きくなってました」
「そんな超適当な説明で納得できるか!」
“それな”
“同感”
“てかモンスターに訓練してたんだ”
“人間並みの知能がついたら厄介では?”
“大丈夫だと信じたい”
“メイドさん並に強くなるのかな?”
“流石に無理だろ”
“言うてオーガ”
“ゴブリンの進化系ってオーガだっけ?”
“一応ゴブリンも鬼の系譜だから進化先である”
“でもゴブリンの次ってホブじゃなかったけ?”
“その後に進化したんじゃね?”
“ペースが速い”
“何か特別な方法でも知ってるの?”
“くっそ知りたい”
“教えろ”
ゴブリンかと思ったらオーガが出て来た。
流石に驚いた。
管理世界への扉を開いて唯華に色々と任せきっりだったのが悪かったか。
定期的に俺も顔を出さないとな。信頼関係も必要だし。
「そ、それじゃ⋯⋯移動を⋯⋯」
オーガ達は俺に尻を向けて四つん這いになった。まるで叩いて欲しいと言っているようだ。
その中心には唯華がおり、同じように四つん這いになっている。
「⋯⋯ふぅ。移動しよっか」
俺は精一杯の明るい笑顔を作り、彼らの懇願を無視した。
オーガの肩は広くて、かなり安定する。
少女の欠点である足の遅さが解消されて少しありがたい。
「移動が得意なモンスターを仲間にしたいなぁ」
「それだったら突起物のあるようなモンスターが⋯⋯」
「乗るのに不便そうだから却下」
「うぅ。⋯⋯あの、ゼラ様。少しよろしいですか?」
「何?」
「どうして私はロープで縛られ荷物のように運ばれているのでしょうか。あ、もちろん嬉しいですよ。ただ少し、ショーツの方が濡れて来まして」
「換装すれば良いでしょ」
俺を乗せて歩くオーガを斬り殺さん勢いだったから、ロープで縛って別のオーガに運ばせている。
唯華なら力尽くで引きちぎる事もできるが、嬉しそうなのでそんな事しないだろう。
モンスターを探してオーガ達と戦わせたいが、中々見当たらない。
「お?」
そんな事を考えていると、遠くにオーガと同様の影を発見する。
団地があった場所なのだろうか。区切られた土地が多い場所だった。
瓦礫の上に集まっているモンスターはオーガ達で、仲間のオーガ達が反応した。
それは怒りに近い感情だった。瞳の奥に燃え煮える憎しみが見える。
「メリー、オーガ達でアイツら倒せる?」
「⋯⋯可能かと思います」
「そう。オーガ達、やっておしまい! ゼラ様に恥をかかせたらタダじゃおかないんだからね!」
そんな事を言うと、動きがぎこちなくなるオーガ達。
それを見た唯華が一言。
「分かるっ!」
「分かるな!」
と言うか、いつの間にか普通に脱出してロープをしまってやがる。
オーガとオーガの戦いは中々に見応えがあった。
“いつの間にかテイマー配信者になった?”
“メイドさんの活躍が観たい”
“もう止めろオーガ”
“メイドさんが倒しておしおきされる所を観たい”
“なんか違う”
“そうじゃないだろ”
“つまんね”
“意味不明”
オーガ達はダメージを負いながらもなんとか勝利して、雄叫びをあげた。
俺は金が稼げるし十分かな。かなり楽かもしれん。
しかし、あの怒りの感情はなんだったのだろうか。少し不思議である。
だが、勝利に喜んでいる彼らを見るのは気分が良いな。
「まぁ、ゼラは何もしてないけど」
「ゼラ様、如何なさいましたか?」
「ううん。ただ、ありがとうって思っただけ」
「ん?」
喜びを味わっていたオーガ達の前に肌が赤いオーガが現れた。
一瞬で場を凍らせる威圧感を放つオーガ。
「レッドオーガ⋯⋯オーガの亜種か。まずいな。全員引け!」
レッドオーガはCランクに分類される。オーガとは一つランクが違う。
それだけで勝ち目は薄い。
人数が多くても連携の訓練はしてないだろうし、不利だ。
「グオオオオオオ!」
「ッ!」
レッドオーガの咆哮が俺の心臓を捕まえた。
それはオーガ達も同様の用で、一歩も動けずにいる。
一番レッドオーガと近かった仲間に奴が手に持っていた金棒が振るわれる。
「ゼラ様の所有物を壊すのはメイドとして許容できませんね」
誰もがビビって動けない中、唯華だけは素早く反応してオーガを助けた。
「この程度の相手に怖気付くとは⋯⋯まだまだ教育が足らないようですね。ゼラ様に恥をかかせる事を私が許さない、魂に刻め」
オーガを睨む唯華。彼女が一番怖い。
「⋯⋯ゼラ様、この豚モドキを処理してもよろしいでしょうか?」
「豚もどきって⋯⋯良いよ!」
「それでは⋯⋯ふんっ!」
唯華の拳がレッドオーガの身体を粉砕した。
“メイドパンチ!”
“ワンパンだ!”
“やっぱメイドさんよね!”
“今回は純粋にカッコイイね!”
唯華は俺の前まで来て、鼻をスンスンと鳴らした。
「⋯⋯もら」
「してない!」
「おしおき⋯⋯」
「しないっ!」
「そんな⋯⋯」
「悲しむなっ!」
3
お気に入りに追加
26
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
スケートリンクでバイトしてたら大惨事を目撃した件
フルーツパフェ
大衆娯楽
比較的気温の高い今年もようやく冬らしい気候になりました。
寒くなって本格的になるのがスケートリンク場。
プロもアマチュアも関係なしに氷上を滑る女の子達ですが、なぜかスカートを履いた女の子が多い?
そんな格好していたら転んだ時に大変・・・・・・ほら、言わんこっちゃない!
スケートリンクでアルバイトをする男性の些細な日常コメディです。
転生令嬢の食いしん坊万罪!
ねこたま本店
ファンタジー
訳も分からないまま命を落とし、訳の分からない神様の手によって、別の世界の公爵令嬢・プリムローズとして転生した、美味しい物好きな元ヤンアラサー女は、自分に無関心なバカ父が後妻に迎えた、典型的なシンデレラ系継母と、我が儘で性格の悪い妹にイビられたり、事故物件王太子の中継ぎ婚約者にされたりつつも、しぶとく図太く生きていた。
そんなある日、プリムローズは王侯貴族の子女が6~10歳の間に受ける『スキル鑑定の儀』の際、邪悪とされる大罪系スキルの所有者であると判定されてしまう。
プリムローズはその日のうちに、同じ判定を受けた唯一の友人、美少女と見まごうばかりの気弱な第二王子・リトス共々捕えられた挙句、国境近くの山中に捨てられてしまうのだった。
しかし、中身が元ヤンアラサー女の図太い少女は諦めない。
プリムローズは時に気弱な友の手を引き、時に引いたその手を勢い余ってブン回しながらも、邪悪と断じられたスキルを駆使して生き残りを図っていく。
これは、図太くて口の悪い、ちょっと(?)食いしん坊な転生令嬢が、自分なりの幸せを自分の力で掴み取るまでの物語。
こちらの作品は、2023年12月28日から、カクヨム様でも掲載を開始しました。
今後、カクヨム様掲載用にほんのちょっとだけ内容を手直しし、1話ごとの文章量を増やす事でトータルの話数を減らした改訂版を、1日に2回のペースで投稿していく予定です。多量の加筆修正はしておりませんが、もしよろしければ、カクヨム版の方もご笑覧下さい。
※作者が適当にでっち上げた、完全ご都合主義的世界です。細かいツッコミはご遠慮頂ければ幸いです。もし、目に余るような誤字脱字を発見された際には、コメント欄などで優しく教えてやって下さい。
※検討の結果、「ざまぁ要素あり」タグを追加しました。
ズボラ通販生活
ice
ファンタジー
西野桃(にしのもも)35歳の独身、オタクが神様のミスで異世界へ!貪欲に通販スキル、時間停止アイテムボックス容量無限、結界魔法…さらには、お金まで貰う。商人無双や!とか言いつつ、楽に、ゆるーく、商売をしていく。淋しい独身者、旦那という名の奴隷まで?!ズボラなオバサンが異世界に転移して好き勝手生活する!
ダンジョン美食倶楽部
双葉 鳴|◉〻◉)
ファンタジー
長年レストランの下働きとして働いてきた本宝治洋一(30)は突如として現れた新オーナーの物言いにより、職を失った。
身寄りのない洋一は、飲み仲間の藤本要から「一緒にダンチューバーとして組まないか?」と誘われ、配信チャンネル【ダンジョン美食倶楽部】の料理担当兼荷物持ちを任される。
配信で明るみになる、洋一の隠された技能。
素材こそ低級モンスター、調味料も安物なのにその卓越した技術は見る者を虜にし、出来上がった料理はなんとも空腹感を促した。偶然居合わせた探索者に振る舞ったりしていくうちに【ダンジョン美食倶楽部】の名前は徐々に売れていく。
一方で洋一を追放したレストランは、SSSSランク探索者の轟美玲から「味が落ちた」と一蹴され、徐々に落ちぶれていった。
※カクヨム様で先行公開中!
※2024年3月21で第一部完!
ゆったりおじさんの魔導具作り~召喚に巻き込んどいて王国を救え? 勇者に言えよ!~
ぬこまる
ファンタジー
勇者召喚に巻き込まれ異世界の食堂と道具屋で働くおじさん・ヤマザキは、武装したお姫様ハニィとともに、腐敗する王国の統治をすることとなる。
ゆったり魔導具作り! 悪者をざまぁ!! 可愛い女の子たちとのラブコメ♡ でおくる痛快感動ファンタジー爆誕!!
※表紙・挿絵の画像はAI生成ツールを使用して作成したものです。
タイムワープ艦隊2024
山本 双六
SF
太平洋を横断する日本機動部隊。この日本があるのは、大東亜(太平洋)戦争に勝利したことである。そんな日本が勝った理由は、ある機動部隊が来たことであるらしい。人呼んで「神の機動部隊」である。
この世界では、太平洋戦争で日本が勝った世界戦で書いています。(毎回、太平洋戦争系が日本ばかり勝っ世界線ですいません)逆ファイナルカウントダウンと考えてもらえればいいかと思います。只今、続編も同時並行で書いています!お楽しみに!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる