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3ギルド加入・魔法師登録
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「秋月祭のことは、どうすればいい。ロダン?」
「そうですな。まだ三か月先のこと。秋月祭の日までに、シルビアさまの魔法エネルギーのポイントを増やし魔法力のレベルを高めておくしか方法はないと思いますな。さすれば、花火をあげることができる」
「なるほど、どうすれば、魔法エネルギーのポイントをあげられるのかしら?」
「それは、魔法を使って魔獣退治を行うしかない。魔法エネルギーのポイントをあげて、2000ポイント以上にすれば、普通の魔法使用程度では、魔法エネルギーが減ることがなくなりますよ。それと同時に、魔法で魔獣を退治していけば、攻撃魔法のレベルを上げることができますぞ」
「わかった。それをするわ。じゃ、どうすればいいの?」
「方法は一つ。ギルトに入って魔法師として魔獣を退治し続けるのが一番よろしいかと思いますぞ」
「ギルドに入って、魔法師になるというのね」
ギルドに入ることなど、果歩には幼い頃にみた夢でしかなかった。ゲームの世界の話で、そこにいくことさえありえないと思っていたからだ。それがいま現実になろうとしている。思わず、シルビアは微笑んでいた。
「それじゃ、ギルドに入るわ」
ギルドは、初めは戦争のための兵士を他国から求めるために設立された外人兵士募集組合だった。やがて国々の戦争が終り出していくと、戦争の時に生じた憎悪や悲しみのせいなのか、それぞれの国に魔獣、怪物や悪魔の力を使う者たちが増えていったのだ。それらを退治するための冒険者が必要とされると、ギルドは冒険者の募集を行った。すぐに冒険者たちが集まり出したので、ギルドは冒険者たちを必要としている人たちの所に冒険者を派遣するようになっていた。
「ですが、王女さまとしてギルドに入ることはできませんぞ。王女さまの魔法は最高レベルと評価されているので、下のランクの魔法師になれません。それに王女さまがギルドに入るなどすれば、すぐに注目をあびてしまう。そうなれば王女さまに魔法エネルギーがないことが知れわたってしまう」
「じゃ、どうすればいいのよ」
「まずシルビアさまには別人となっていただき、その者をギルドに登録させます。その者となって、シルビアさまは魔獣退治を行ってください。魔獣を倒すごとに魔法エネルギーのポイントが増えていきます。それは同時に魔法力のレベルアップにもなりますぞ」
「なるほど、それをやるわ」
「トム、すぐに他国から来た者としてギルドへ下級魔法師の登録をするための申請書を作って欲しい」
「わかりました。ロダン、すぐに用意いたします」
トムは王女の部屋からでていった。
「私は、シルビアさまが、王女さまとは見えない服を用意いたしますぞ」
「そうね。お願いしますよ」
やがて、ロダンも王女の部屋からでていった。
二日後、シルビアはロダンの用意した服を試着させられた。頭に茶色の頭巾をかぶり、茶色のチョッキを着て足元は灰色のズボンをはいた。その時にはロダンが連れてきた仕立屋が着具合を聞いてくれた。
「動かしづらいですか?」
「ここはあき過ぎてはいませんか?」
それに対してシルビアが意見を言うと、仕立屋は即座に直してくれたのだった。
服が決まるとロダンはシルビアの腰の左に剣をさし、反対側には三十センチの短い杖をさしてくれた。当然、剣と杖は魔法用具室から、シルビアみずからが選んで取り出した物だった。
「これで魔法師らしくなりましたな。まずは外見が大事。ともかくギルドの会員になることが必要ですぞ」
シルビアにボーイッシュな服装をさせたロダンは満足をしているようだった。
「それでは、ギルドの登録に参りましょう」
「えっ、今から行くの?」
「魔法師として登録ができれば、魔法エネルギーのポイントをすぐにため込むことができる。前にも言いましたが2000ポイント以上貯め込めば、特別な魔法に使用をしない限り、いつも2000ポイントのエネルギーは保持できるようになりますぞ」
「まずは、それが目的なのね」
シルビアは二人と一緒に城をでた。まずは目立たないようにシルビアはロダンたちの後ろについていった。ギルドへは、城の裏門からでて徒歩でいくことにした。その時は裏門の門番が交代で人がいなくなっていたからだ。それに、そもそもギルドは城から遠い所にはなかったのだ。
ギルドの建物は、城下の南広場の前にある大きな倉庫のように見える建物だった。
建物の中には、ロビーがあって長椅子がいたる所に置かれ、そこには多くの冒険者たちがすわっていた。冒険者の中には、明らかに武力の達人と思える目つきの鋭い者や無理をして戦い続けたためか手足がない者たちもいた。
シルビアは二人についてまっすぐに受付カウンターにむかった。
「初めて登録をするのですが」と言いながら、トムは書類をカウンターの上に置いた。すぐに受付嬢が対応に応じた。
「キムトさまですね。どちらの方ですか?」
シルビアが片手をあげた。キムトとはシルビアがギルドに登録するために作った仮の名前だった。
「下級魔法師としての登録ですね」
受付嬢はすぐに引き出しから透明のプラスチックカードを取り出した。魔法力表示カードだ。それをシルビアの顔の前にかかげた。初めての登録なので魔法力の確認をされてもしかたがない。
「すぐに働きたいとのことですが、この程度の能力ではレベル2のお仕事を紹介するわけにはいきませんよ」
そう言って受付嬢はカードに出ていた魔法レベルの内容を申請書に書きたしていた。
「まずは、タネダ牧場に出てくるウサギを退治してください。一番弱い魔獣です。それでも草ばかりではなく、そこにいる羊も食べてしまう。凶暴さは充分ありますよ」
「わかりました」
受付嬢から許可書をもらった時、受付嬢はじっとシルビアを見つめてきた。
「どこかで、お会いしたことがなかったでしょうか?」
シルビアはこの国の王女だ。国民が集まる所にたびたび顔を出している。その時に顔を見て覚えられたに違いない。
「いえ、あなたにお会いしたことはないと思いますが。私はどこにでもある顔なので、似た人と間違えておられるのではないですか」
「いえ、あなたのようにお美しい方は、そんなにいないと思いますよ」
そんなことを言われると、笑顔になりそうになる。思わず、シルビアは顔を横にむけた。受付嬢が思い出そうとして眉を寄せたからだ。このままでは思い出されてしまう。シルビアはまずいと思った。そんな時にロダンが受付嬢に話しかけた。
「キムトの助手として、わしらも魔獣狩りに参加していいのだろうか」
「ええ、手伝いをされても結構ですよ。ですが、その分の報酬を支給することはできませんが」
「それで、けっこう。参加をさせてもらえればいい」
受付嬢はシルビアと会った話をしていたことを忘れてくれた。そのおかげで、シルビアはキムトとしてギルドの登録を終えることができたのだった。
「そうですな。まだ三か月先のこと。秋月祭の日までに、シルビアさまの魔法エネルギーのポイントを増やし魔法力のレベルを高めておくしか方法はないと思いますな。さすれば、花火をあげることができる」
「なるほど、どうすれば、魔法エネルギーのポイントをあげられるのかしら?」
「それは、魔法を使って魔獣退治を行うしかない。魔法エネルギーのポイントをあげて、2000ポイント以上にすれば、普通の魔法使用程度では、魔法エネルギーが減ることがなくなりますよ。それと同時に、魔法で魔獣を退治していけば、攻撃魔法のレベルを上げることができますぞ」
「わかった。それをするわ。じゃ、どうすればいいの?」
「方法は一つ。ギルトに入って魔法師として魔獣を退治し続けるのが一番よろしいかと思いますぞ」
「ギルドに入って、魔法師になるというのね」
ギルドに入ることなど、果歩には幼い頃にみた夢でしかなかった。ゲームの世界の話で、そこにいくことさえありえないと思っていたからだ。それがいま現実になろうとしている。思わず、シルビアは微笑んでいた。
「それじゃ、ギルドに入るわ」
ギルドは、初めは戦争のための兵士を他国から求めるために設立された外人兵士募集組合だった。やがて国々の戦争が終り出していくと、戦争の時に生じた憎悪や悲しみのせいなのか、それぞれの国に魔獣、怪物や悪魔の力を使う者たちが増えていったのだ。それらを退治するための冒険者が必要とされると、ギルドは冒険者の募集を行った。すぐに冒険者たちが集まり出したので、ギルドは冒険者たちを必要としている人たちの所に冒険者を派遣するようになっていた。
「ですが、王女さまとしてギルドに入ることはできませんぞ。王女さまの魔法は最高レベルと評価されているので、下のランクの魔法師になれません。それに王女さまがギルドに入るなどすれば、すぐに注目をあびてしまう。そうなれば王女さまに魔法エネルギーがないことが知れわたってしまう」
「じゃ、どうすればいいのよ」
「まずシルビアさまには別人となっていただき、その者をギルドに登録させます。その者となって、シルビアさまは魔獣退治を行ってください。魔獣を倒すごとに魔法エネルギーのポイントが増えていきます。それは同時に魔法力のレベルアップにもなりますぞ」
「なるほど、それをやるわ」
「トム、すぐに他国から来た者としてギルドへ下級魔法師の登録をするための申請書を作って欲しい」
「わかりました。ロダン、すぐに用意いたします」
トムは王女の部屋からでていった。
「私は、シルビアさまが、王女さまとは見えない服を用意いたしますぞ」
「そうね。お願いしますよ」
やがて、ロダンも王女の部屋からでていった。
二日後、シルビアはロダンの用意した服を試着させられた。頭に茶色の頭巾をかぶり、茶色のチョッキを着て足元は灰色のズボンをはいた。その時にはロダンが連れてきた仕立屋が着具合を聞いてくれた。
「動かしづらいですか?」
「ここはあき過ぎてはいませんか?」
それに対してシルビアが意見を言うと、仕立屋は即座に直してくれたのだった。
服が決まるとロダンはシルビアの腰の左に剣をさし、反対側には三十センチの短い杖をさしてくれた。当然、剣と杖は魔法用具室から、シルビアみずからが選んで取り出した物だった。
「これで魔法師らしくなりましたな。まずは外見が大事。ともかくギルドの会員になることが必要ですぞ」
シルビアにボーイッシュな服装をさせたロダンは満足をしているようだった。
「それでは、ギルドの登録に参りましょう」
「えっ、今から行くの?」
「魔法師として登録ができれば、魔法エネルギーのポイントをすぐにため込むことができる。前にも言いましたが2000ポイント以上貯め込めば、特別な魔法に使用をしない限り、いつも2000ポイントのエネルギーは保持できるようになりますぞ」
「まずは、それが目的なのね」
シルビアは二人と一緒に城をでた。まずは目立たないようにシルビアはロダンたちの後ろについていった。ギルドへは、城の裏門からでて徒歩でいくことにした。その時は裏門の門番が交代で人がいなくなっていたからだ。それに、そもそもギルドは城から遠い所にはなかったのだ。
ギルドの建物は、城下の南広場の前にある大きな倉庫のように見える建物だった。
建物の中には、ロビーがあって長椅子がいたる所に置かれ、そこには多くの冒険者たちがすわっていた。冒険者の中には、明らかに武力の達人と思える目つきの鋭い者や無理をして戦い続けたためか手足がない者たちもいた。
シルビアは二人についてまっすぐに受付カウンターにむかった。
「初めて登録をするのですが」と言いながら、トムは書類をカウンターの上に置いた。すぐに受付嬢が対応に応じた。
「キムトさまですね。どちらの方ですか?」
シルビアが片手をあげた。キムトとはシルビアがギルドに登録するために作った仮の名前だった。
「下級魔法師としての登録ですね」
受付嬢はすぐに引き出しから透明のプラスチックカードを取り出した。魔法力表示カードだ。それをシルビアの顔の前にかかげた。初めての登録なので魔法力の確認をされてもしかたがない。
「すぐに働きたいとのことですが、この程度の能力ではレベル2のお仕事を紹介するわけにはいきませんよ」
そう言って受付嬢はカードに出ていた魔法レベルの内容を申請書に書きたしていた。
「まずは、タネダ牧場に出てくるウサギを退治してください。一番弱い魔獣です。それでも草ばかりではなく、そこにいる羊も食べてしまう。凶暴さは充分ありますよ」
「わかりました」
受付嬢から許可書をもらった時、受付嬢はじっとシルビアを見つめてきた。
「どこかで、お会いしたことがなかったでしょうか?」
シルビアはこの国の王女だ。国民が集まる所にたびたび顔を出している。その時に顔を見て覚えられたに違いない。
「いえ、あなたにお会いしたことはないと思いますが。私はどこにでもある顔なので、似た人と間違えておられるのではないですか」
「いえ、あなたのようにお美しい方は、そんなにいないと思いますよ」
そんなことを言われると、笑顔になりそうになる。思わず、シルビアは顔を横にむけた。受付嬢が思い出そうとして眉を寄せたからだ。このままでは思い出されてしまう。シルビアはまずいと思った。そんな時にロダンが受付嬢に話しかけた。
「キムトの助手として、わしらも魔獣狩りに参加していいのだろうか」
「ええ、手伝いをされても結構ですよ。ですが、その分の報酬を支給することはできませんが」
「それで、けっこう。参加をさせてもらえればいい」
受付嬢はシルビアと会った話をしていたことを忘れてくれた。そのおかげで、シルビアはキムトとしてギルドの登録を終えることができたのだった。
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