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第22話・砂の十字架
【砂の十字架】
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時は、1964年11月のはじめ頃であった。
陸自少年工科学校《リクジのダンシコー》でとんでもないもめ事が発生した。
ところ変わって、陸自少年工科学校《リクジのダンシコー》の食堂にて…
時は、夕方6時過ぎであった。
生徒たちは、夕食を摂っていた。
当時16~17の私も、生徒たちと一緒に夕食を摂っていた。
その中で、10~11人の生徒たちが食堂にいなかった。
10~11人の生徒たちは、居住地は横須賀市内《しない》にあるええトコの家の御曹司《アホンダラ》であった。
御曹司《アホンダラ》たちは、横須賀市内《しない》にある超三流私立高校《ドサイアクコーコー》に在籍していたが、放校《ツイホー》された。
3人は推薦《ひとのコネ》で…
あとの7~8人は、ニジボシュウで…
それぞれ入学したやからであった。
どこかのアニメーション学院のCMで『びっくり◯◯◯◯教育』と言うキャッチコピーがあったのを聞いた…
何県《どこ》にある私立高校《コーコー》とは言わないけど、看板をかけかえて生徒を募集していた上に、ええトコだけをテレビのニュースで見せていた三流私立高校《ダメコーコー》があった…
たまったもんじゃないわ(大激怒)
御曹司《アホンダラ》どもがいた超三流私立高校《ドサイアクコーコー》は、後出のような三流私立高校《ダメコーコー》だったと思う。
先生方の教え方が悪いから御曹司《アホンダラ》どもはダメになった。
…と考えてもカゴンではない。
話は変わって…
私が食事をしていた時であった。
D教官がものすごい血相で食堂にやって来た。
D教官は、ものすごく怒った声で言うた。
「おいキサマら!!(2年の)ジョウネンジら(10~11人の)御曹司《アホンダラ》どもたちはどこへ行った!?」
生徒のひとりが『あいつらはジョウネンジたちがいたコーコーのドーキューの家に行きましたよ。』と答えた。
別の生徒たちは『あいつらは、ここのメシがゲロマズいからイヤだと言ってました~』とか『(ドーキュー)のオカンが作った料理がうまいから、食事作らないでくださいと言ってました~』…と言うた。
「あのヤロー!!」
生徒たちからことの次第を聞いたD教官は激怒しながら食堂から出た。
それから数秒後であった。
私の近くに座っている7~8人の生徒たちが口々に言うた。
「もうガマンならん!!」
「ああ!!そうだよ!!」
「ジョウネンジたちは、ボコボコに殴りつけてぶっ殺してやる!!」
「ああ!!そのとおりだ!!」
「温室育ちの御曹司《クソガキ》はどこのどこまで甘えているのか!!」
「おれたちは市外《よそ》の中学を出たあとここへ来たのだぞ!!」
「ああ!!そうだそうだ!!」
「とくにマンネンインはいらつくワ!!」
「マンネンインの家は、オジイがキゾクインだったな~」
「そうだよ!!」
「マンネンインの家の男はマロばかりだから、マンネンインはマロになったのだ!!」
「そうだよ!!」
「去年、ここから脱走したやつもええトコの御曹司《クソガキ》だった!!」
「あの御曹司《クソガキ》は、知人の政治家のカネでシャクホーされたみたいや。」
「ああ、そうだったな~」
「あの御曹司《クソガキ》は…その後、政治家のコネでやめた私立高校《コーコー》にフクガクしたみたいだ!!」
「あの御曹司《クソガキ》は、女の子がいないガッコーはイヤだと言うたと思う。」
「そうだったそうだった!!」
「あの御曹司《クソガキ》は今ごろ、かわいいジョシコーセーとイチャイチャしていると思う!!」
「あの御曹司《クソガキ》の親が激アマだからなお悪い!!」
「ああ、その通りだ!!」
「おれたちは、あの御曹司《クソガキ》のような生き方はしないぞ!!」
「ああ!!社会に順応した立派な大人になるぞ!!」
「おれたちは、勝つしかないのだ!!」
全くその通りだ…
ごはんを食べている私は、そうつぶやいた。
次の日の朝6時15分頃であった。
校庭におおぜいの生徒たちが集まっていた。
しかし、10~11人の御曹司《アホンダラ》の連中は、ここにいなかった。
御曹司《アホンダラ》の連中のせいで、朝礼の開始時刻が大きく遅れた。
あの御曹司《ヤロー》どもは、まだ寝ているのか!?
私を含めた生徒たちは、よりし烈な怒りに震えていた。
またところ変わって、寄宿舎《りょう》にて…
10~11人の御曹司《アホンダラ》どもは、大きないびきをかきながら寝ていた。
そこへ、50人の幹部自衛官たちがやって来た。
幹部自衛官たちのひとりがものすごく怒った声で言うた。
「コラオドレら!!いつまで寝ているのだ!!起きろ!!」
思い切りブチ切れた幹部自衛官たちは、10~11人の御曹司《アホンダラ》どもの足をつかんだあとふとんから引っ張り出した。
「やだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだ!!ねむいねむいねむいねむいねむい!!」
「離せ!!」
ふとんから引っ張り出された御曹司《アホンダラ》どもは、幹部自衛官たちからボコボコにどつき回された。
その後、御曹司《アホンダラ》どもは幹部自衛官たちによって引きずられて行った。
しかし、最後のひとりが柱にしがみついた状態でテイコウしていた。
「やだやだやだやだやだやだやだやだやだやだ!!」
「行くぞ!!」
「やだやだやだやだやだやだやだやだ!!」
柱にしがみついてテイコウしている御曹司《アホンダラ》は、ジャージのパンツをはいていなかった。
柱にしがみついていた御曹司《アホンダラ》は、その後幹部自衛官たちがボコボコにどつき回されたあと、全裸《はだか》にされた。
その後、全裸《はだか》で朝礼に出た。
全裸《はだか》にされた御曹司《アホンダラ》は、女々しい声で泣いていた。
朝礼は、いつも御曹司《アホンダラ》どもが生徒たちの前でわびることばかりだった。
御曹司《アホンダラ》どもは『ゴメイワクをおかけしてすみませんでした~』とか『寄宿舎《りょう》のキヤクにしたがいます~』とか『出された食事を残さずに食べます~』と言うたあと『ここにいさせてください~』と言うた。
私を含めた生徒たちは、御曹司《アホンダラ》どもをするどい目つきでにらみつけた。
教官たちと幹部自衛官たちもまた、御曹司《アホンダラ》どもをするどい目つきでにらみつけた。
御曹司《アホンダラ》どもは、メソメソメソメソ泣きながら許し乞いをしていた。
ふざけるな…
なにがここにいさせてくださいだ…
甘えるんじゃねえよボケ!!
それから5分後に、きょうの予定の伝達を経て朝礼が終わった。
御曹司《アホンダラ》どもは、このあと全裸《はだか》の状態で校庭に置き去りにされた。
あの御曹司《アホンダラ》どもは、また同じあやまちを犯すからだめだ…
あの御曹司《アホンダラ》どもは、自衛官失格だからなにを教えてもだめだ…
私を含めた生徒たちと教官たちと幹部自衛官たちは、口々につぶやいた。
陸自少年工科学校《リクジのダンシコー》でとんでもないもめ事が発生した。
ところ変わって、陸自少年工科学校《リクジのダンシコー》の食堂にて…
時は、夕方6時過ぎであった。
生徒たちは、夕食を摂っていた。
当時16~17の私も、生徒たちと一緒に夕食を摂っていた。
その中で、10~11人の生徒たちが食堂にいなかった。
10~11人の生徒たちは、居住地は横須賀市内《しない》にあるええトコの家の御曹司《アホンダラ》であった。
御曹司《アホンダラ》たちは、横須賀市内《しない》にある超三流私立高校《ドサイアクコーコー》に在籍していたが、放校《ツイホー》された。
3人は推薦《ひとのコネ》で…
あとの7~8人は、ニジボシュウで…
それぞれ入学したやからであった。
どこかのアニメーション学院のCMで『びっくり◯◯◯◯教育』と言うキャッチコピーがあったのを聞いた…
何県《どこ》にある私立高校《コーコー》とは言わないけど、看板をかけかえて生徒を募集していた上に、ええトコだけをテレビのニュースで見せていた三流私立高校《ダメコーコー》があった…
たまったもんじゃないわ(大激怒)
御曹司《アホンダラ》どもがいた超三流私立高校《ドサイアクコーコー》は、後出のような三流私立高校《ダメコーコー》だったと思う。
先生方の教え方が悪いから御曹司《アホンダラ》どもはダメになった。
…と考えてもカゴンではない。
話は変わって…
私が食事をしていた時であった。
D教官がものすごい血相で食堂にやって来た。
D教官は、ものすごく怒った声で言うた。
「おいキサマら!!(2年の)ジョウネンジら(10~11人の)御曹司《アホンダラ》どもたちはどこへ行った!?」
生徒のひとりが『あいつらはジョウネンジたちがいたコーコーのドーキューの家に行きましたよ。』と答えた。
別の生徒たちは『あいつらは、ここのメシがゲロマズいからイヤだと言ってました~』とか『(ドーキュー)のオカンが作った料理がうまいから、食事作らないでくださいと言ってました~』…と言うた。
「あのヤロー!!」
生徒たちからことの次第を聞いたD教官は激怒しながら食堂から出た。
それから数秒後であった。
私の近くに座っている7~8人の生徒たちが口々に言うた。
「もうガマンならん!!」
「ああ!!そうだよ!!」
「ジョウネンジたちは、ボコボコに殴りつけてぶっ殺してやる!!」
「ああ!!そのとおりだ!!」
「温室育ちの御曹司《クソガキ》はどこのどこまで甘えているのか!!」
「おれたちは市外《よそ》の中学を出たあとここへ来たのだぞ!!」
「ああ!!そうだそうだ!!」
「とくにマンネンインはいらつくワ!!」
「マンネンインの家は、オジイがキゾクインだったな~」
「そうだよ!!」
「マンネンインの家の男はマロばかりだから、マンネンインはマロになったのだ!!」
「そうだよ!!」
「去年、ここから脱走したやつもええトコの御曹司《クソガキ》だった!!」
「あの御曹司《クソガキ》は、知人の政治家のカネでシャクホーされたみたいや。」
「ああ、そうだったな~」
「あの御曹司《クソガキ》は…その後、政治家のコネでやめた私立高校《コーコー》にフクガクしたみたいだ!!」
「あの御曹司《クソガキ》は、女の子がいないガッコーはイヤだと言うたと思う。」
「そうだったそうだった!!」
「あの御曹司《クソガキ》は今ごろ、かわいいジョシコーセーとイチャイチャしていると思う!!」
「あの御曹司《クソガキ》の親が激アマだからなお悪い!!」
「ああ、その通りだ!!」
「おれたちは、あの御曹司《クソガキ》のような生き方はしないぞ!!」
「ああ!!社会に順応した立派な大人になるぞ!!」
「おれたちは、勝つしかないのだ!!」
全くその通りだ…
ごはんを食べている私は、そうつぶやいた。
次の日の朝6時15分頃であった。
校庭におおぜいの生徒たちが集まっていた。
しかし、10~11人の御曹司《アホンダラ》の連中は、ここにいなかった。
御曹司《アホンダラ》の連中のせいで、朝礼の開始時刻が大きく遅れた。
あの御曹司《ヤロー》どもは、まだ寝ているのか!?
私を含めた生徒たちは、よりし烈な怒りに震えていた。
またところ変わって、寄宿舎《りょう》にて…
10~11人の御曹司《アホンダラ》どもは、大きないびきをかきながら寝ていた。
そこへ、50人の幹部自衛官たちがやって来た。
幹部自衛官たちのひとりがものすごく怒った声で言うた。
「コラオドレら!!いつまで寝ているのだ!!起きろ!!」
思い切りブチ切れた幹部自衛官たちは、10~11人の御曹司《アホンダラ》どもの足をつかんだあとふとんから引っ張り出した。
「やだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだ!!ねむいねむいねむいねむいねむい!!」
「離せ!!」
ふとんから引っ張り出された御曹司《アホンダラ》どもは、幹部自衛官たちからボコボコにどつき回された。
その後、御曹司《アホンダラ》どもは幹部自衛官たちによって引きずられて行った。
しかし、最後のひとりが柱にしがみついた状態でテイコウしていた。
「やだやだやだやだやだやだやだやだやだやだ!!」
「行くぞ!!」
「やだやだやだやだやだやだやだやだ!!」
柱にしがみついてテイコウしている御曹司《アホンダラ》は、ジャージのパンツをはいていなかった。
柱にしがみついていた御曹司《アホンダラ》は、その後幹部自衛官たちがボコボコにどつき回されたあと、全裸《はだか》にされた。
その後、全裸《はだか》で朝礼に出た。
全裸《はだか》にされた御曹司《アホンダラ》は、女々しい声で泣いていた。
朝礼は、いつも御曹司《アホンダラ》どもが生徒たちの前でわびることばかりだった。
御曹司《アホンダラ》どもは『ゴメイワクをおかけしてすみませんでした~』とか『寄宿舎《りょう》のキヤクにしたがいます~』とか『出された食事を残さずに食べます~』と言うたあと『ここにいさせてください~』と言うた。
私を含めた生徒たちは、御曹司《アホンダラ》どもをするどい目つきでにらみつけた。
教官たちと幹部自衛官たちもまた、御曹司《アホンダラ》どもをするどい目つきでにらみつけた。
御曹司《アホンダラ》どもは、メソメソメソメソ泣きながら許し乞いをしていた。
ふざけるな…
なにがここにいさせてくださいだ…
甘えるんじゃねえよボケ!!
それから5分後に、きょうの予定の伝達を経て朝礼が終わった。
御曹司《アホンダラ》どもは、このあと全裸《はだか》の状態で校庭に置き去りにされた。
あの御曹司《アホンダラ》どもは、また同じあやまちを犯すからだめだ…
あの御曹司《アホンダラ》どもは、自衛官失格だからなにを教えてもだめだ…
私を含めた生徒たちと教官たちと幹部自衛官たちは、口々につぶやいた。
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