820 / 837
ミコナとかぷせるあにまるず
大切にしたい相手の気持ちを
しおりを挟む
だけどミコナにとっては、ハカセとどころかルリアとさえ一緒にやってたことです。だから逆に悲しそうな表情に。
それを見たハカセが、
「本人がやりたがってる時はやらせてあげてもらえませんか? この子の母親が生きていた時からずっとそうしてきたんです」
と告げると、
「ああっ! ご、ごめんなさい! すいません!」
カリナが慌てて謝罪しました。ありきたりな一般論に囚われて大切にしたい相手の気持ちを蔑ろにしてしまったことに気付かされて。
そうです。ハカセに対しては、
<大好きな先輩を独り占めした憎い相手>
というのもあって複雑な思いも抱いてしまっていましたけど、ルリアの忘れ形見であるミコナのミコナのことは素直に大切にしたいと思えていました。だけどなかなか思うようにいかないのです。
でもきっとそれが人間というものなんでしょうね。
それになんでも思うようにできるのだったら、カリナは最初からルリアともっと仲良くなれてたでしょうし。
それを見たハカセが、
「本人がやりたがってる時はやらせてあげてもらえませんか? この子の母親が生きていた時からずっとそうしてきたんです」
と告げると、
「ああっ! ご、ごめんなさい! すいません!」
カリナが慌てて謝罪しました。ありきたりな一般論に囚われて大切にしたい相手の気持ちを蔑ろにしてしまったことに気付かされて。
そうです。ハカセに対しては、
<大好きな先輩を独り占めした憎い相手>
というのもあって複雑な思いも抱いてしまっていましたけど、ルリアの忘れ形見であるミコナのミコナのことは素直に大切にしたいと思えていました。だけどなかなか思うようにいかないのです。
でもきっとそれが人間というものなんでしょうね。
それになんでも思うようにできるのだったら、カリナは最初からルリアともっと仲良くなれてたでしょうし。
0
お気に入りに追加
8
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる