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ミコナとかぷせるあにまるず

どこかで見聞きした記憶みたいな

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「それにしても本当に視点が変わるといろんなもの見えてくるよね」

ガーと手分けしてキッチンを掃除しているルリアが言います。

「そうなのかな。ボク、最初からかぷせるあにまるだからよく分かんないや」

床下収納の掃除をしながらガーが応えます。それに対してルリアも、

「そういやそうだね」

改めて気付かされて。そうですね。元々は人間だったルリアと違ってガーは人間だった経験がありませんから。ルリアの魂の一部が宿っていた時にはその記憶もそれなりにありましたけど、今ではどこかで見聞きした記憶みたいな感じになっていました。

何となく覚えてはいても、実感がないと言いますか。それはガーだけじゃなくてウルもティーさんもオウもフカも大なり小なりそうでありつつ、ガーは特にその傾向が強いみたいですね。

だけどそれで何か困るかと言えば何も困りませんけど。

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