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ミコナとかぷせるあにまるず
小学六年生とは思えない振る舞い
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そうして、ティーさんも見た庭に面したテラスで、お茶にします。
するとまず大叔母様が、
「私とセイラのために尽力していただきましたことに、改めて心より感謝いたします」
丁寧に深く頭を下げてくれました。ここに実際に大叔母様の依代となったかぷせるあにまるを作ったハカセはいませんけど、改めて謝礼したかったのです。
「おかげさまで私の積年の心残りを晴らすことができました。私の姉、セイラの祖母と語り合いたいことがあったのも、果たすことができました。ただ、私の身勝手な心残りのためにセイラにも苦労を掛けてしまった。この子の人生を狂わせてしまったのではないかと、本当に苦しかった」
そんな大叔母様に、
「いいえ、大叔母様。私は何もつらいとは思っていません。むしろ大叔母様と一緒にいられたことで多くを学べたのは、私にとっては代えがたい宝です」
セイラはやはり小学六年生とは思えない振る舞いを見せたのでした。
するとまず大叔母様が、
「私とセイラのために尽力していただきましたことに、改めて心より感謝いたします」
丁寧に深く頭を下げてくれました。ここに実際に大叔母様の依代となったかぷせるあにまるを作ったハカセはいませんけど、改めて謝礼したかったのです。
「おかげさまで私の積年の心残りを晴らすことができました。私の姉、セイラの祖母と語り合いたいことがあったのも、果たすことができました。ただ、私の身勝手な心残りのためにセイラにも苦労を掛けてしまった。この子の人生を狂わせてしまったのではないかと、本当に苦しかった」
そんな大叔母様に、
「いいえ、大叔母様。私は何もつらいとは思っていません。むしろ大叔母様と一緒にいられたことで多くを学べたのは、私にとっては代えがたい宝です」
セイラはやはり小学六年生とは思えない振る舞いを見せたのでした。
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