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ミコナとかぷせるあにまるず

すべて杞憂でした

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お弁当の他にも、リュックとかの持ち物を理由にイジメる人もいますよね。そういうのもあってフカは様子を見に来たんですけど、すべて杞憂でした。

実際にかなりくたびれた印象のあるリュックを使ってたり、靴がかなり古かったりという子がいても、それについて揶揄する子もいませんでした。

タムテルも、自身のお弁当代わりのスナックパンを誰かにからかわれたり、逆にくたびれたリュックや靴を使ってる子をからかったりということもありませんでしたし。

彼の家庭環境は相変わらずでありつつ、フカが話し相手になっていることでタムテルの精神的なバランスは保たれて、問題を起こすほどは追い詰められていないということでしょうね。

そうして遠足は楽しいままに終わり、お昼過ぎ、下山を始めます。途中、転んで怪我をした子もいたりしつつも、それも大事おおごとにはならずに済んで、みんなバスに乗り、学校へと戻っていったのでした。

もちろんフカはまた、バスの屋根に捉まって。

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